柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

力差

2013-09-30 08:19:02 | Weblog
男のマラソン、世界記録更新とかで実に2時間3分23秒!アフリカ勢の独壇場ですが、日本人のふがいなさが浮き彫りです。こっちはサブテンが精一杯ですから。サブテンってのは sub ten です、二時間十分を切るってことです。世界記録と実に7分差、距離にして2km、遥か彼方のローマンス・・・
 橋下さん、とうとう大阪で負けました。いつかこういう時が来るものですが、落ち始めるとズルズルというのもよくあることで。産経新聞に石原慎太郎がインタビューに応えてて橋下さんを擁護してますが、今回の選挙を言えば橋下さんが負けたのか、候補が弱かったのかという点です。政策が、つまり大阪都構想が上手く伝わらなかったという敗戦の弁を述べてますが、堺は堺じゃ、独立自治じゃと叫ぶ口実を与えた、こういう地域愛というかナショナリズムを刺激しちゃったという不具合、それは向こうさんにとってはつけ入る隙だったのですが、ここを浸透させられなかったのは橋下さんだけに原因を持っていけないでしょう。橋下さんがあれだけ強い(強かった)のは彼の人気ですからね、つまりこっちの候補にそれだけの魅力がなかったということです。現職こそコテコテの政治家顔、フィクサー顔です、こんな奴こそ怪しいわけですが、あくまで相対的なことです、二者択一であればどっちがいいかの選択です、こっちが怪しいかあっちが頼りないか。頼りなさが勝っちゃったというわけでした。堺は堺じゃ、ここは昔から独立独歩の街じゃ!と叫べたんですね。大阪に吸いこまれる、合併吸収されるぞ!と煽ればよかったんですね、こっちが強いですわね。でも、外野から見ている分にはやはり候補者の差でしたね。その人の話を聞くわけでも何を読むわけでもない、TVに写る顔姿を見るだけですが、橋下さんが出ていれば勝てたけど、という結果、所詮は身代わりでしかない頼りなさです。と、思いました。20万対14万。この差を評価できません。すみません。
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糊塗

2013-09-29 08:30:21 | Weblog
朝ドラ「あまちゃん」終わりましたが、それが新聞ネタです。こんなことなかったでしょう?週刊誌も大騒ぎです。次が大変じゃなぁ、気の毒に。
 日曜朝のTBS関口宏の「政治」番組、私だけではなくて私のようなトンガリ思考とは真逆の、左の臭いを感じている人は多いらしく、月刊誌に大叩きの記事を見つけて、ニヤニヤしていたことでしたが、今朝もしっかりやってくれます。JR北海道のあの一連の怠業事件に対してリベラル保守の典型(間違って自民党総裁までなった左翼さんなのですが)河野洋平が言ってました、そもそも民営化が間違いだったんだ、広大な土地に私鉄等他の交通機関がなく、人口の減少が想定されていた中でと、当然の結果のように言ってました。国鉄民営化は中曽根さんの時でしたね、その時もこの人いたんですよ議員で。もっとも自民党員だったか、飛び出して新自由クラブにいたのか知りません、後者であれば、だから俺は反対したんだとか言うかもしれませんが。そんな所に原因を持って行って、今更に第三セクター化して(税金つぎ込んで)本当の理由を隠していいんですかね。本当の理由、ですか。怠業でしょう。労組主導の怠業。一旦バレたら全部晒すってのが今の風潮です、そんなのは潔くも何ともないことですがどの組織もやりますね、もうないですと言った後に出てくるよりましだという保身です。頭下げればいいと思ってる。金がないからこうなった、のでしょうが、金がないから人件費削除(人員整理)した結果、具体的な保守点検作業に人を回せなかったという言い訳は利かないでしょう、マスコミが騒ぎだした途端に即日で100箇所近い不良地区の点検補修がなされてますからね。動かそうと思えば動かせたんです、人はそこにいた、ただ動かなかっただけ。それをあの社長が組織の問題と言ったのでしょう。命令を聞かない。労働条件やら賃金闘争やらを盾に動かない。年金問題で明らかになった保険庁の大怠業と全く同じ構図。元々北海道はそういう地域的思想的特徴があるんでしょう、極左横路さんを産んだ土地、北教組の不祥事はご存知の通り、労組は強い。国鉄マン(鉄道マン)の心意気や鉄路の安全を守る職業意識、職人気質はどこへ行った?なんて問題をすり替える論調が声高です。そしてきっとこういう常套句も出てきましょう、まじめで勤勉な鉄道マンは多いのだ、なのに…の流れ。公共インフラへの対応、民間のできごとと知らん顔するか国費投入するか。折しも東電に任せっぱなしにしたから原発事故が収束しないという方向に安倍さんが舵を切った頃、政府の大きさの問題以外に「瑞穂の国の資本主義」が問われることでもあるのでしょう。官から民へ、民間でできることは民間へ。この間違いを補正するときです、アメリカの惨状を知るべき時です。そう思いますねぇ。
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順当

2013-09-28 08:18:43 | Weblog
あまちゃん、終わりました。週刊誌では大騒ぎの大好評の朝ドラでした。久しぶりにかわいい、キャラ立った主人公でしたが、やはりキョンキョンでした、薬師丸ひろ子でした。正真正銘の80年代のアイドルをそのまま贅沢に並べての仕立てです。一つ前が全然面白くなかったので、余計に引き立ちました。続編が取り沙汰されててるそうですが、さすがにこのテンションを維持するのは難しかりましょうな。
 社民党党首選が告示されたんだそうです。福島瑞穂がさすがにダメと思ったかやっと辞めて、次の党首選びです。で、候補見ると石川某、吉田某。誰?Who?この党に誰がいるのか、一体何人国会議員がいるのか、知らないでしょう?よくTVに出てるオヤジ、又市さんはどうしたの?もう一人女議員がいました、民主党政権時代によくTVに出てた阿部さんという医者でしたが、福島瑞穂に喧嘩売って離党しましたからいません。富市爺さん呼んできたらどうだい?世間の耳目を引くにはこれでしょう。
 何年か前の福知山線の大惨事の責任問われて、JR西日本の三人の社長が訴えられてましたが、事件の予見はできなかったとして三人とも無罪だったそうです、神戸地裁。新聞には、106人の命 責任誰が?、司法の限界、とあります。司法の限界です確かに。事件の予見が社長にできますか?ああいう立地で、スピード落とせない縛りであればいつか起こること。そう結果から遡るのは簡単です、あの大惨事ですから余計に。でも何年も起こらず、利用客はそれなりの恩恵(利便)を受けていたインフラです。スピード落としていれば、居眠りしてなかったら、薬をちゃんと飲んでいたら、そういう人に免許を与えていなかったら・・。ここは、どうしても返ってきません。誰が責任をとるんだ。論点はここになります。つまり誰が謝るんだ?誰が一番悪かったんだ?社長は辞任するだけです。仕方ないです。これが司法ですから。順当と、思いました。いかがですか。
 
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劇的

2013-09-27 08:20:20 | Weblog
楽天優勝です。素人はおろかどの評論家達も予想のよの字もしなかったことでしょうが、ま、こんなことはよくあることですこの業界。何と言っても田中マー君の驚異的な働きあればこそでしょうがしかし、0点じゃ勝てぬわけです、外人補強が上手くいった、若手の生え抜きが育った・・・素人の私でもそれくらいは言えます。昔の広島のような、今は巨人もそうですが、無名の若手が伸びて主力になると勢力図が変わっていくわけです、面白くなるわけです。昔の名前が通用しなくなる面白みです。で、昨日の最後の場面、田中がセーブに出てきて。今シーズン初の救援登板。ま、星野さんもこういう使い方を考えていたのでしょうが、一点差という絶好の場面。で一死二三塁というピンチを自分で作る。一打サヨナラ負けですよ。思い出しました、江夏の21球。満塁でスクイズ外しての、あの有名な場面。対近鉄日本シリーズ。でもあの場面、四球四球で江夏がわざとあの状況作り出したことでした。見ている方は興奮しましたけどね。今回もそうでしたよ。三者三振で、三者凡退でよかったのに、です。いえ、こんなこと言ったら本人は否定しましょうが、こういうのがプロって言えなくもなくて。水戸黄門の御印籠よろしく、もっと早く出せよ!でしたか。
 地震津波被災地の災害公営住宅を作ろうと自治体が公募したのに入札に応ずる業者がいない、それを入札不調と表現して報道してます。??。つまり想定価格が低過ぎるそうなのです。そんな額じゃできない、こっちが赤字出してまで請け負えないという事情だそうです。競争にならない。大体に入札制度ってのは公平平等至上主義に則っての正義の制度の筈ですが、最近は談合が悪だということで公開されて、とにかく安い所安い所に仕事が落ちていって、それが景気をどんどん悪くしている大きな要因となっていることなのですが、それに乗っかって施主側がケチってどうする?の話です。公共事業こそがアベノミクスの第二の矢でしょうに。ここでドカンと落して景気を回復させようって気概はないのかい?東京オリンピックとの資材の取り合いも始まってるんだとの関係者のコメントもありました。それこそどっちが先なんだよ!!施主側が悪いですね。ですよね。
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大騒

2013-09-26 08:17:44 | Weblog
安倍さんアメリカの証券取引所で大演説だそうです。産経新聞だけが全文載せてます、NHKはそのスピーチを放映します字幕付きです。Buy my Abenomicus. acitive contributor to peace になる、right wing と呼ばば呼べ、と。余裕の表情、どうだ!ドヤ顔というのか。自信に溢れてます。いいですねぇ。こういう首相が今までいたでしょうか。安倍さんも前回6年前は内向きにアピールするのに一杯一杯で、小沢のタヌキおやじにまんまとしてやられたことでしたが、こういう人だったというわけでした。もちろん繰り出す政策が当たって選挙にも勝って今こそこういう強気に出られるのでしょうが、それにしても、です。アメリカでこうぶちかます。いいですねぇ。大拍手です。
 カープ初のCS進出で大騒ぎです。中国新聞は一体何ページ割いてるんだ?の大騒ぎ大はしゃぎです。優勝したのか?負け数の多い3位なんてどうなの?広島の強い時を知ってる世代とすれば、どうなんだ?の話なのですが、こういう時にしか騒げませんからね野球ファンてのは。山本浩二が何度監督やっても勝てなかったチームです。どうして衣笠にやらせないんだ?そういう謎に誰もわかった様にうなづきながら誰も説明できずにダラダラと冗日を費やしてきたことです。阪神にはあるいは勝てても、巨人相手に4勝はできぬでしょうし。せめて勝率五割に戻しなさいね。
 JR北海道問題、どの新聞も赤字定着による放置が原因だ、異常放置していたのは明らかに人為ミスだが仕方ない、おまけに補修基準を30年前のまま勘違いしていたなんて与太を、あたかも企業体質にすり替えるような記事です。どこも怠業と書きません。サボタージュでしょう?労組の怠業でしょう?30年も放置するってどうして誰も気づかないの?どうして誰も治そうとしないの?そっちの方がおかしいっての。ですよね。
 
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合点

2013-09-25 08:24:07 | Weblog
JR北海道の話ばかりになってますが、昨夜NHKでしたかでここは労組のせめぎ合いがきつい体質だと解説してました。いえ、それが原因だと言ってたわけではないですが、ああこれかと思いました。そうであればあの社長の会見も合点がいきます。俺が悪いんじゃない、金がないから補修できなかったんだけれどそれだけじゃない、そういう「気」をプンプンさせてたのはこういうことだったんですね。組織の問題とはこういうことだったんですね。あの社長の、腹立たしさをかみ殺してるような、ここでぶちまけてやりたいけどと押し殺している表情はこういうことだったんですね。奥歯にものの挟まったような会見でしたからね。「失念」ばかりが一人歩きしてますけど。あの会見の翌日に(昨日)にも二件事故があって、一つは煙が出た、一つはブレーキが利かなかった。原因は単純だったそうです、ネジやナットの締め忘れ。機械が火を噴いたのでもなく、耐用年数を越えての壊れでもなく、保全不足。ということはつまり、人員削減による(それは経営難による経費削減です)マンパワーの不足か、怠業。労組と聞いて、ああ、これだと思いました。元国労ですわ(今もあるそうですが)、筋金入りですよ、あの国鉄を食いものにした集団です。保険庁そのままだったんじゃないですか。働かない。社長はじめ幹部の(経営側)の言うことを聞かぬ、あからさまなストライキじゃない怠業を続ける。立て労働者!会見の時の社長の、体質改善云々への言及はこういうことだったんですね。体質改善って社長がこんな場で改めて言うことかい?それがあなたの仕事だろうに!という批判が渦巻いたに違いないですが、実は労組による怠業だったんですねぇ。だから一晩で百箇所近い線路の補修ができちゃう。労組が号令掛ければ皆動くってわけです。人員不足が原因ならこうは素早く行きませんから。ああ、合点がいきました。でしょう?鉄道マンの誇りはどこ行った?と新聞は怒って見せてますが、朝日毎日のそっち系の新聞の声の大きいこと。ああ、そうなのか。こっちからも割れちゃいました。
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興味

2013-09-24 08:24:58 | Weblog
堺市長選、どうなってるんでしょうね。全く無視ですよマスコミ。こんだけ放ったらかしってのもどうなの?ですよね。あの橋下さん土俵際の闘い、なんでしょう?思い出したように週刊誌に出るくらいで。大阪都構想の勘所、堺市もひと括りで行政区割を作り直すというもの、それに反対してるのが現市長、元維新の会。それに対抗するのが維新の会の新人。現市長は橋下旋風吹き荒れる中で維新の会として勝ったことでしたが、今回は反旗翻してます。図柄は面白いんですが、もう橋下さん自体に興味が薄れてるということですね。負ければ衆院参院選と続けての連敗となって、求心力の低下はさらに加速するだろう観測です。大阪で負けるとこりゃ痛いかな。そうは思いますが、確かに早くもトウが立ってしまいましたかね橋下人気。ちなみに、一度候補者の顔がTVに写りましたが、維新の会の候補は何だかダメですね、あれじゃぁ勝てんわと、第一印象だけで感じました。現市長がいい悪いじゃなくて。
 JR北海道の線路不都合、100箇所近くあったのに一日で全て補修できたんですって。ええ?どうしてやらなかったの、そんなに早くできることなら。そういうことになりますよね。おかしいなぁこの会社。大人海戦術ですね。こればかりは機械にやらせられぬこと、それぞれに人を送って対応せねばなりません、そんなに大量の人員を?即に?どうして今までやらなかったの?「失念」も大失言でしたが、この対応も怪しいなぁ。ですよね。
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合理

2013-09-23 09:11:09 | Weblog
JR北海道の事故、いかがですか。いちいち気にしてない、つまり遠く離れた地の出来事だから関心がない私でさえ、事故が多いなぁと気づきます。火が出たとか脱線したとか。大惨事になってないからいいようなものの、という結果なのですが、今朝社長の会見をTVで見ました。あれ?ふにゃふにゃ言ってるぞ。いえ、こういう時の言い訳は大体モゴモゴ言うもんですが、私が悪うございましたという感じじゃないんですね。私どもの(事故起こした者の)不注意怠慢でございましたと、言ってはいるのでしょうがそう伝わりません、仕方なかったんだ、私達は悪くないんだというニュアンスが来ます。新聞には「組織の問題」と見出しです。ワイドショーの特集見てると(休日ですから見ることができました)、予算がないからとうとう最後の砦とも言うべき安全管理の所まで削らなければならなくなった結果だと断罪してます。予算がないとはつまり儲けが悪い、赤字運営だということです。ワイドショーで有識者が言ってました、新幹線もなく山手線や環状線のようなドル箱もなく、北海道はずっと赤字が続いていたのだ、ここへきてそのツケが一気に出てきたのだろうと。ツケ。予算縮小に伴う支出削減です、まず人件費(人員削減)、設備投資、そして最後の最後にメンテナンス。きっとそういう順序で歴代の経営者達はやってきたんでしょうし、現社長もそう思ってやってきたんでしょう。だから「どうしようもないんだ」というニュアンスになったんでしょうね。金がないから修理できないんだ。傷んでいるのはわかっていた。こういうことです。動かさないと金は入ってこない、けれど動かしたら動かずほどに赤字が増える。自転車操業はまだましだ、のレベル。昔の国鉄のような類型(実際にそうだったのかどうかは知りません、民営化に向けたプロパガンダである可能性は大きいですが、労働組合が強大化してあり余る職員を抱えたまま仕事をサボりだした、大非効率、給料つまり税金の垂れ流し)ではなく、需要と供給の不釣り合いから来る単純な不採算。TVでは国鉄の分割民営化まで遡らねばならぬ問題だと叫んでました、そんなこと今更言ってどうするんだよと嗤ってしまいましたが。つまりこの手の「公共的インフラを民営化することへの是非を問う一般論抽象論」化して答えを出さずに済まそうという専門家の常套でしたが、どうしたらいいんですかとキャスターの問いには第三セクター化とかしかないとこれまた凡庸なことしか言わずに。第三セクター、つまり半官半民化して上手く言ってる所がありますか?どこも結局税金をワンサカつぎ込んでの「国営」です。官から民へ、は間違いです。小泉さんの決めゼリフでしたが、これはブッシュへのお追従だっただけでなく、日本をネオコン(新自由主義)の金儲けしか考えてないグローバル企業の餌食にした大失策でした。公共インフラを民間に渡してはならぬのです。そういうことに早く気付くべきです。確かに新幹線のサービスは格段に良くなりました民営化されて以来。それは認めますが、どれもこれも利用者が多いから、十分な収益があるからできることです。官より民の方がサービスという面、損得勘定という面では敏いことですから、こちらがいい方向に回ってくれれば利用者もハッピーなのですが、殆どのローカル線はその逆です。北海道全体がそうなってるならこりゃゆゆしきことですが、大きな政府小さな政府というこれまた大きな話に戻すと、夜警国家の怖さ不都合はここでしょうね。郵政改革の時に盛んに亀井静香が言ってたこと、民間に渡すと採算の合わぬ所は切り捨てられる。日本人と欧米人の違いはここで非情冷血に徹せられぬところで、電車が無理ならバスで代替して、それでもダメならタクシー会社に委託して、なのですが、やがて(結局は)うやむやに消していく。隣のおじさんの車に乗せてもらうしかなくなって。過疎だ限界集落だ中山間地域だと名前つけて差別してそして排除する。何とかしろと言うだけで、廃れるに任せるだけ。国の仕事は誰の責任でもないんです、それを思い知らされて。だからたとえ北海道の鉄道だけを国営に戻しても、今のやりかたを踏襲するだけでしょう、当面は修理補強で公共事業景気が湧くことになりましょうが、人が増えねば金は落ちませんもの。親方日の丸にはなります。なりますけれど公共(インフラ)維持という意識をどこまで持ち続けられるか、利用者(国民)がどこまでそう意識して大事にするか。ここには欧米人と日本人人との文化、民度の違いに期待できると思うのです。つまり日本人の持つ相互扶助の精神です。これが廃れない限り、私は安倍さんの言う「瑞穂の国の資本主義」は破綻しないと思うのです。全ての規制取っ払ってとにかく金儲けだ、国が政府がどうなろうと知らぬ、というネオコンではなく、社会益を世間様をまず第一に考えて、世の中の為になろうとする他人の為になろうとする心根を基にした資本主義、金儲けだけが目的じゃないと正味で考える資本主義、邪悪(社会悪)を排除するための規制を厳格に設ける自由資本主義です。JRの話に戻すと、儲からないけど、必要経費も儲からないけれど、住民の足として必要だと判断した時にどう応ずるか。金は税金持ってくるしかないです、他にはないです。次は職員と住民の心意気でしょう。鉄路を大事に思う心です。甘いですか?言葉にすると陳腐で恥ずかしいくらいですが、自分たちで守っていこうという心向きでしょう。アマちゃんの北三陸鉄道じゃないですが、ここの社長に自分で現場を見に行こうという気持ちがあったかどうかです。天の神様はそういうところを見ておられるんじゃないんでしょうかね。いきなり天の神様かい?そんなので誤魔化そうって魂胆か、ですか?いえ、大真面目で言ってます。誤魔化そうなんて思ってません。数字に沿って対応して(それを合理化と呼びます、収支差によって押し退きを決める「科学的」な至極まっとうな手段です。多くは入りを謀るより出るを削るばかりですが)それでうまくいかなかった時に、次は何です?機械相手じゃない時は、そういう時こそ理じゃない部分、心の半分はこれです、の出番だと思うのですがね。いかがですか。
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韜晦

2013-09-22 09:19:21 | Weblog
集団的自衛権。よくわからないでしょう?言葉がややこしいというのか、わざと下手くそな訳語を法律用語として使って誤魔化している、国民の目を眩ませているわけです。何?ですよね。対する術語は個別的自衛権です。こっちはわかり易い気がします、日本が攻められたときにそれに応ずる権利です。こういう時にも権利概念を当て嵌める所が如何にも欧米的なのですが、やられたらやり返す権利、国際的に許されるものという考え方です。国際的というのがまた曲者で、今まではつまり世界警察たるアメリカが許してるという意味でしたが、最近は元より国連は形骸化していて、アメリカの脅しだけでは言うこときかぬ国が多く現れてます、実はこっちも形式的なものとなっていると思うのですが、一応国際法は遵守するべしという、まだ現在の国際法で利を得ている国々の力が強い、数が多いので何とかこういう理屈が紛争時にはお題目とは言え唱えられるわけです。集団的自衛権ってのは同盟国(味方)が攻撃された時に助太刀することです。それはひいては自衛に繋がるという解釈です。具体的にはアメリカ軍が例えば北朝鮮や中国から攻撃を受けた時に、それが日本近海であった時に日本は援護射撃できるのかという問題です、そういう権利が憲法上許されているのかという問題です。いえ、日本近海に限りません、イラクアフガンでアメリカと一緒に戦えるかどうかという問題です、PKOではなくて文字通りの海外派兵の可否の問題です。今までは個別的自衛権はもちろんあるし具体的な防御行為もできるけれど、集団的自衛権については、存するけれど行使できぬという解釈で応じてきたという歴史です。湾岸戦争、イラク侵攻で、これは正義の戦いでも民族解放の戦いでもなく、アメリカが仕掛けた資源ブン捕り侵略だったのでしたが、日本は追従したけれどご存知の通り、大金を出さされて、自衛隊派遣したけれど丸腰のまま、兵站輜重を担当しただけで、各国にバカにされての惨めな結末でしたね。ブッシュに一番に尻尾振ったのはあの小泉さんでしたが。南北朝鮮や中国の態度見ていると、とてもアメリカだけに頼っていてはならぬ、国防軍を持って核を持って(核については安倍さんは言及してませんが)普通の国としての対応外交しようとする考え方になります。そのためには9条がどうしても軛であり、憲法改正に向かうと首相は公言してますが、解釈問題で解決できるものは取り敢えずそちらに向かおうという意図ですね。内閣法制局長のクビをすげ替えて、諮問委員会を作って、の運びです。目標は9条改正しての自衛隊の国防軍化、他国を侵略はしないが武力の行使は妨げないという方向。その手前での解釈変更。集団的自衛権という机上の概念からの脱却を図ろうというものですが、反対勢力は日本を戦争できる(する)国にするな!と論点すり替えて、感情に訴えます。いいえ、相手の攻撃に応酬するだけのことです。こちらから仕掛けるわけではないのです。が、確かに最近の戦争はアメリカの強欲さ身勝手さが原因ですから、そんな戦争に加担して兵を死なせるのかという反論は成り立ちましょうが、そういう目で見れば今までの世界大戦も地域紛争もどれも大国の国益(帝国主義、植民地主義に裏付けされた)という身勝手さがきっかけでしたし、先の70年前の戦争はそこに抗った自衛自存の闘いであったわけです。戦争を起こさない努力は怠ってはならぬのでしょうが、それと軍備を持つ持たぬは話が違いますね。日本から軍隊を消したのは、二度とアメリカに歯向かわせなくしてやろうとするアメリカの意図です、明らかです。日米同盟、核の傘、という看板でずっと日本を黙らせてきたのはアメリカの意図です。戦後レジームを作ったのはアメリカです。そこから脱却されて一番嫌なのはアメリカなのです。中韓じゃないです。普通の国の構えにして(軍隊を持って)世界のパワーバランスの相応の一翼を担って、強さを背景にした外交をすべきなのです。今までが異状異様異形の国だったと言うべきです。そこに公明党が反対してます。中国新聞はこの案件は来春まで先送りされると見出し打ってます。安倍さんが再登板して石原さんが久しぶりに国会議員に復帰しての党首討論の場を思い出します。石原さんTVカメラの前ではっきり言いましたね、安倍さん、公明党と手を切らないとあとあと面倒なことになりますぞと。その通りになってはいます。ここは急かずでしょうか。それとも押し切るのでしょうか。でも、自衛権と言う名の交戦権、応酬権。権利なんて言うから他人事です、殴りかかってこられたら応ずるでしょう?殴り返すでしょう?権利じゃないですよねそれは。権利概念に置き換えての恣意的韜晦。もっと平易な言葉で国民的議論を深めたらいいですね。と、これまた平板な薄っぺらい括りで、すみません。
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英断

2013-09-21 08:24:28 | Weblog
消費税増税に先駆けて法人税の減税を前倒しすると安倍さん決めたそうです。不公平!庶民から毟り取って大企業を優遇するとは何事!大企業叩きを党是とする共産党が目を三角にして叫びそうなことですが、NHKも朝日も同じ口調で批判してました昨夜。先に決めた通り(法律化した通り)来年に増税すると決めた以上は、その内容は言わば枝葉事です。景気の腰折れを危惧するなら企業の収益増が給料像に反映されるようになるまでもう少し待つ、あるいは増税率を下げるなどの案があったわけですが、国際信用を優先させたという解説でいいのだと思うのですが、給料上がらないと景気の実感はないわけですね、どこまでも「マインド」ですし、投資家(投機家)達の信用も繋ぎとめねばならぬ。そこを安倍さん(そのブレイン達)が両股掛けたってわけです。法人税下げて企業の収益を挙げて早く給料アップに反映させる、こっちに賭けたわけですね。きっと安倍さん、猛反発のあること、昨夜の古館のあの呆れたような表情や批判は十分に想定内のこと、ここをくぐらねばならぬとの決心、サッチャーさんの手腕を手本にしているんでしょうね。大改革です。デフレから抜けることと国際信用との両者を得るべくの決断です。改めて共産党の大企業悪者論が間違いであることわかりますね。大企業がリードして今の経済発展があるのですから。英断。そう思いますがいかがですか。
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