柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

世論

2010-06-30 08:23:41 | Weblog
サッカー負けました。確かに惜しい負けでしたが、さて今後がまたうるさい(うざい)ことでしょうね。よくやったよね、では決して終わりませんから。このネタでTVはいつまで引っ張りましょうか。選手たちが帰ってきたら飽きるまでインタビュー聞かされるんでしょうね。ま、見なければ済むことですが。NHKの朝番組で早速言ってます、岡田ジャパンは前評判が全く悪かったけれどここまでできることを証明してくれた、今不遇にある若者にそういう思いを与えていることは確かだろうなんてね。確かに本田のインタビューは良かったです、女房言ってましたが、国民から勇気をもらって闘えたというくだりがいい。元気をもらったじゃないのがいいって。そうね。何でもかんでも癒しの元気ので括られる軽佻浮薄で安易な風潮には確かに嫌悪感が湧きますから。サッカーチームに続け。ううむ、凡百のコメンテイター達のセリフがもう聞こえてきそうですな。
 それにしてもスポーツの常ですが、レギュラーと控えの差は天地の懸隔なんですね、つくづく思い知ることです。当地周防大島町出身の岩政って選手がメンバーに選ばれたんですが、結局出番なしです。NHKの地方局(山口局)はずっと両親を追いかけ(両親も心得たもんでちゃんと対応してます)、大島町の応援風景を流すんですが、当の本人に全く出番がない。中村俊輔が出られないんだから・・という比較ではあるのですが、この(結果的に)から騒ぎのむなしさです。全日本メンバーに選ばれることの名誉はすごいことなんでしょうが、そういう高いレベルの集団でのさらなる選別。峻厳なる実力差。ここに感じ入るわけです。どのスポーツでも第一線を張り続けることの凄さですか。そしてきっとレギュラー達は言います、俺たちだけでやったんじゃないと。そうなんでしょうけれどね。力の差を一番わかってるのは彼らであって、出られぬ者は十分に理解している溝の深さなんですが、それをいっちゃぁおしまいですから。しばらくはこういうスポーツマンの清々しさに溢れるのでしょう。
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社会

2010-06-29 08:06:47 | Weblog
反社会勢力との関係断絶、相撲環境の浄化。やくざと手を切れ、の別表現です。相撲協会の処分決定したあとの関係者の得々とした口上でした。反社会勢力ねぇ。へそ曲がりの私はこういう決めつけに噛みつきたくなります。必要悪などとは思いませんが、やくざ(暴力団という表現はいつ生まれたんでしょうか。愚連隊なんてのもありましたか)やそこまで行けない、いわゆるアウトロー層はどの時代どの世においても一階層を形成していたでしょうに。いえ、ここで小賢しく定義やら社会学的一般論やらを振り回すつもりもありません、単にこの階層も社会の古来固有の構成部分だったと言いたいわけです。清水の次郎長は歴史的人物ですから。マルキシズムではありませんが世の中の階層分けの仕方に支配階級ー被支配階級という分類があります、支配階級に抵抗する、脅し、たかる勢力はずっと存在していて、暴力に訴える系、怖い集団系のひとつがやくざであり、他にはそれこそ階級闘争として暴力を許容したマルキスト集団、右翼集団、その他のテロ集団等々という図柄。どこまでが反社会勢力なのだ?ではあるのですが、反社会というからには正社会的勢力、つまり「正しい人達」が対置されているわけで、それはあなたであり私達ですという大前提。この辺りの偽善と言うか思い上がりがどうにも鼻につくわけです。よくあるように、みんながみんな悪党じゃない、中にはいい人もいるんだ、なんてつまんない言い訳じゃなく(今回も名古屋場所開催に当たり、賭博なんかに関与せず一所懸命、これが大事ですよ、稽古して精進してる力士たちのことを思えなんて言ってます、胸の悪くなる博愛精神)こういう人もいて、あなたのように「正しい人」もいて、それが社会なのだという呑みこみがなさすぎるのです。清潔潔癖主義に過ぎるのです。人は皆平等だと言ってる尻からこの大差別です。それが偽善だって言うの!いかがですか、正しい人達さま。
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清潔

2010-06-28 08:18:33 | Weblog
大相撲、大変ですが、でも外部委員が下した決定も大甘ですね。貴闘力だけを解雇するなんてのはトカゲの何とかに過ぎません。琴光喜をどうするか。まずはここでしょう。出場辞退を勧める、なんて物言いが大体おかしいですね前にも書きましたが。出場停止でしょう。お前には相撲とらせない、給料も出さない。でも相撲協会の決まりにある処分は除名を筆頭に何段階かがあって、その中に出場停止ってのがあるようです、だからこういう表現使うと処分の軽重になってしまうから使わないんでしょうか。つまりもっと重い処分を必要とするという意図。でも甘いですね。ひと場所の謹慎なんてのも何だそりゃ?です。三重ノ海理事長以下役員親方がぞろぞろ並びます。あの外部委員会の委員長なるオヤジ、どこの誰だかは知りませんが、何とも品のない軽い男ですね。こんなのに処分言い渡されても重々しさに大きく欠けます。「琴光喜ぃ~?クビだよ、一番にぃ~」ですからね、公式の記者会見の場で。どっちもどっちですか、トホホです。何とか次の場所を開催したいそうです。この処分を全て受け入れるなら開催もよろし、ということだそうです。新聞にはその理由が載ります、場所の開催を暴力団に左右されるというイメージはまずい、という保身だそうです。なるほどね。理屈とトリモチ(もうとんと見なくなりましたが)はどこにでも付くなんて言うくらいで、これも屁理屈の類と思いますが、当人たちはいたってまじめです。仮にそうであれば、暴力団達、次々に脅してきましょうかね。あの大相撲をひと場所中止に追い込んだ!と快哉を叫びましょうか連中。何を怖がっているのかよくわかりませんが、そう考えることこそが暴力団を認めていることであり、琴光喜が脅かされていたのと同じ絵柄になるんじゃないですか。ばらしていいんだな?マスコミに知れたらお前達一人一人の処分じゃ済まない、相撲協会が潰れるぞ!って。もう潰れかけているんだから。ここまで明るみに出てしまったら肚括るばかりです。雅山も霧島も全員馘首。古い文化だしね、こういう体質だから、という許容力がなくなった清潔潔癖指向の世の中もどうだかなとは思いますが、ぬか床を一掃するのもいい時期なのかもしれません。それにしてももうひとつ不思議なこと、こういうことなら雅山と並んで真っ先に名が出てもいいと思う千代大海が出ませんねぇ。どうしてかしら。もう一つ上の大悪ってことかしら。さてさて。
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螺旋

2010-06-27 09:25:17 | Weblog
マイケルジャクソン死して一年だそうです。陳腐な表現ですが何とも時の過ぎるのは早いことです。矢の如く、人を待たず過ぎ、何物よりも貴重なものなのですが、人は流れに揺蕩うしかないわけです。楽しい一時間も苦しい一時間もその日のうちの一時間に過ぎず、早く過ぎてくれと念じても、止まってくれと祈っても、時計の針は知らん顔して刻んでいくわけです。悲しいことも嬉しいことも直ぐに過去のことになっていきます。時の流れをどうイメージされていますか。ここのところ、人によって違うんでしょうね。一直線に伸びている、前に進むしかない逆行のできないイメージが普通でしょうか。よく言われることですが、時の流れには二種類ある、一つはこの直線のイメージ、もう一つは繰り返すもの、環状物、わっかのイメージです。朝と夜との繰り返し、四季の繰り返し、私達の日常生活の繰り返し、これです。繰り返しながら逆戻りしない。香車のように進みながら同じ駅を繰り返し通過していく。長い円筒、それは朝と夜とに色分けられている、四季に分けられている、そこを下から上に(上から下に)らせんを切りながら登っていく(降りて行く)、私はそういう捉え方をしてます。と、こうしてあれこれ考えている今も、どんどん時は流れ過ぎて行きます。滔々たる、否、轟々たる時の流れの奔流の音が聞こえる気がします。いかがですか。
 毎日曜日はこうなのですが、今朝は各党の幹事長がフジからNHKと、うまく時間被らないように組まれた情報番組に出て話してます。枝野さんは結構キレますね、頭が切れるじゃなくて憤りや怒りが露わになる、イラ菅の亜型ですか。フジでは自民党は石破さんでしたが、NHKには茂木幹事長代理です、この人も最近よく出てきます、大島幹事長が顔が怖いとか印象悪いとか若手に批判されたからでしょうか、もっとも選挙の最中ですから忙しいというのが表向きの理由でしょうが。聞いていて一番理屈通っていてわかりやすいのはみんなの党の江田さんですか。枝野さんは確かに弁が立ちます、滞りなく話します、話しながら考えられるタイプなんでしょう、いかにも弁護士的、政治家的な人です。細野さんと共通するところでしょう、細野さんは困ると困ったと顔に出る人ですが。公明党さんはあれこれ人の話を遮りながら喋ってましたが印象の薄いことでした、国民新党下地さんは与党なんだか野党なんだかわからないような物言い、共産党と社民党はいつもの如く反対のための反対ばかり。この時期、TVへの露出は何よりの選挙運動です、十分に使命感と意気込みでもって出てきているのでしょうが、だからといってよそいきの顔はできないと見えます、それが当然ですが。ちゃんと喋れることの大事さを改めて感じることです。
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過剰

2010-06-26 08:17:41 | Weblog
小沢さん、それでもきちっと全国行脚していますそして存在感を示します、消費税は上げないと言ったはずだがと。まず山梨に入り(やはり輿石さんが大事なんでしょうし、危機感があるんでしょうね)、谷垣さんも第一声はここだったそうで、今次選挙の象徴はこのドンですか。前回の参院選では岡山で自民党のドン(片山さん)が落ちました、先の衆院選では小泉チルドレンは全員返り討ち、町村、中川(北海道も広島も)といった領袖までもバタバタと落ちて、それは小沢さんの狙い射ちではあったわけでしたが、今度はその逆がなるかです。でも、当地の状況(盛り上がり具合)を見るに、さてどちらもどちらという感です。話題に上がる時はいつも自民王国と冠がつく山口県選挙区ですが、特に当地山口二区は民主党から衆院議席を奪回できていません、王国でも何でもないのです、そこへ持ってきてもっと尻に火がついたようにしゃかりきにやってもよさそうなもんですが、いつものように悠然たることです。もっとも、民主党も俳優の知名度にきっと安心しているところがあるんでしょうか、私が見る範囲では静かなもんです。私は保守(自民党)支持派ですから、民主党の情報は知らないし入ってこないのです、ですからこの評価も決して客観的なものではありますまい。でも静かです。きっと日本中、日本の田舎はどこでもこうなんでしょうね。組織が動かなくなってる、そう括れるんじゃないんでしょうか(労組を除いて、と注が要りますか)。小沢さんです。ビールケースやミカン箱に立って20人30人相手に演説する姿を新聞やTVが切り取ります。まだ死んでないぞ。そう言いたいんでしょうね。選挙が終わってからが本当の勝負なんでしょう。消費税上げるって言ってないよ。このつぶやきが隠した牙を透かせて見せます。代表選で勝てばいいわけですね。なるほど。衆院には余るほどの陣笠が唸ってるんですから。
 産経抄が、日本が勝ったことを指して、日本人の美徳とまで持ち上げます。あらら、そこまで言う?耐えて勝つ。日露戦争まで持ち出しての賛辞です。なんだか感覚として一日遅れの新聞読むような今日の朝刊各紙です、賞讃の嵐。個人技の差をチーム力で補う。守備を固めて果敢に攻める。耐えて勝つは日本人の十八番であり、美徳であるというわけです。昨日も書きましたが、もうこれで十分なわけです。次に負ける用意ができました。よくぞあのデンマークに勝った!それで十分だ。日本のサッカーは何歩も前進した!はいはい。それはよろしうございました。過剰報道にはすぐに飽きが来ます。いかがですか。
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世代

2010-06-25 08:21:28 | Weblog
サッカー、こんなこともあるんですね。朝3時の放映、前夜のTVは寝ないで見るか、寝てから見るか?なんて煽ってて、あと5時間!とNHKまでが歩を並べてのステレオタイプ、見ないで寝るんだ馬鹿野郎!と一人で突っ込んでました。朝、ニュースをおそるおそる見たわけでしたが、なんと3-1で勝つという前代未聞(かどうかは知りませんが、そういうイメージですね)の大差楽勝、すごい。ダイジェスト見れば、フリーキックで2本、これも前代未聞でしょう。しかも中村俊輔がいない。実はこれが勝因その一だったんでしょうが、名前だけが重い選手(人)がチーム(組織)を沈ませてるのはよくあることで、結果論で断ずるは容易なこととは知りつつやはりこの辺りの指揮官(トップ)の判断は重要と知るわけです。もっとも、指揮官自身が名前だけの人、昔の実績だけの人で組織を沈ませている場合はもうひとつ越えなければならぬ山があるわけですが。本田という選手、男を上げましたね。これでもう中田も中村も敵いません、第一人者に一気に格上げです。世代交代と言ってしまえばそれまでのことですが、厳しい世界ではありますね。そして全国各地の大騒ぎぶり。TVが追いかけるから向こうも調子に乗るんでしょうが、それにしてもまぁ大勢がご苦労なことで。いや、ひとえにこちらが興味のないことであるだけです、単純に嫌味を言ってるだけです。そのエネルギーには感服します(こちらにないから余計に)。ベスト4.ここに行くまでにまず通らねばならぬ難関でしたがひとまず。もう後はすぐに負けてもいつもの慰めが待ってます、あのデンマーク戦は凄かった、感動をありがとう!です。なんやかんや嫌味を並べながら実はよく見ているというところ、気づいていただければ幸いです。アンチ巨人は巨人ファン。その謂いがこちらにもきっと通用するのでしょう。煽りにきっちり乗っている自分には気付いていますから。
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不幸

2010-06-24 08:15:37 | Weblog
永谷園だけじゃないだろうな撤退企業は、とぼんやり考えてましたが、おおそうか、ここが一番の急所でしたNHK。ちゃんと処理ししないと中継しません、そうです。ああ、懸賞広告どころの話じゃないです、まさに大相撲興業の存亡の危機です。公益法人も危ないでしょう、大臣えらく怒ってますから。税金がっぽりとられるわ、大収入源の放映料がなくなるわです。懸賞広告料のピンハネはあくまでピンハネに留まりますからね、少額です。あらら大変。今になってあれこれ書かれてます、賭博したと自己申告した者は公表もしないし処罰もしない、なんてとんでもない大甘な対応打ち出したのは、協会幹部のどいつもこいつも脛に傷があったからだなんてことです。そうなんでしょうね。最初は知らん顔していたのにあとからズルズルと明るみに出て行くというパターンが一番印象悪いし軽蔑を呼ぶことなのに、何度もどこかの誰かが繰り返してきた失態なのに、全く同じ轍を踏む。今度ばかりは絵に描いた如くガラガラと崩れますか前時代的伝統組織が。そして貴乃花が漁夫の利を得るか。ですが、さてこの人が全くのシロとも言えないことでしょう。何年に亘って看板張ってた人です、取り巻きやらつきあいやら、それこそ暴力団関係者に知らん顔して成り立つ興業じゃなかったでしょうからね。どうなりますことやら。
 5歳女児に対する育児放棄という虐待事件が報じられます。食事を与えない、世話をしない、やせ細って死にかけて。何度もここで憤って書いてきましたので、今日は繰り返しませんが一つ今までと違ったのは、母親が看護婦だということ。ええっ?ですわね、普通の感想でしょう。人の世話はできて我が子の世話ができない?こういう不思議さが覗き見趣味を刺激するのですが(きっと今週来週の週刊誌には詳しくこの看護婦のプロフィールが暴かれましょう)、そういう方向で考えるから不思議に感じるだけなんですね。看護婦するくらいの人だから人一倍優しい人、世話好きな人なんだろうという前提で考えるから、ですね。でも、結果から遡ればそうでもないです、こういう性格の女がたまたま看護婦になってるだけだという考え方。職業として資格として看護婦だっただけで、だから職場ではマニュアル通りには動ける(もっとも、ちゃんとした看護婦だったかどうかは知りませんが)。でも白衣脱いだら別人。あり得る話です。ユニフォームのある仕事に就いてる人に一般的に言えることでしょう、それを着ているときと私服の時の落差。しかしどう切り口を替えても、かわいそうなのはこの子であって、私の結論は同じところに行き着きます、次に生れる時はもっとましな親の元に生まれなさいね。可哀想だったね。親を選べない不幸と子を選べない不幸とどちらが大きいですか。圧倒的に前者でしょう?そう思うことです、何度目でしょうか。
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才能

2010-06-23 08:20:36 | Weblog
産経抄でこきおろされてますが、昨日昼の党首討論会(日本記者クラブ主催、NHKで放映されました)見ていて確かにがっかりでしたね。菅さんはすっかり守り側、成りたてホヤホヤの首相ですから当たり前なんでしょうが、他の党首からの突っ込みをはぐらかすばかり。いきなり消費税増税持ち出したこと、そこんところの考えをこちらも聞きたいところですが、ここ20年来の経済停滞を打ち破るためにみんなで考えよう、このままでは日本は破綻するなんて言うばかり、そんなのは昨夏の選挙時にとうにわかっていたことだしあなたがNo2だった鳩山政権は4年間は上げないと明言してたのに・・等々、過ちを改むるに憚ることなかれなんですが、それにしてもこれでは食言の誹りは免れません。舛添さんの言として新聞に載ってましたが、菅さんは野党の論客としては勢いがあるが、統治能力に欠けるって、その通りですかね。やはり野に置けれんげ草、の典型ですか。他の党首たち。もっと吠えるかと思ってましたが亀井さんおとなしい。やはり連合相手ですから一応与党ですから仕方ないのでしょうか。志位さんと福島さんはいつもと同じ、そこにいるだけ。もっと平沼さん噛みつくかと思ってました(こんな場面はこの人たちには多く用意されないでしょうから)が、そうでもなかったです。やはりあの声の力のなさ(病後というハンデは承知していますが)はアピールに弱いことでした。渡辺さん、この人が一番元気ではありましたが、消費税を上げなくても4%でしたか、経済成長が確実になされれば大丈夫と言い、これまた自分が自民党飛び出した最大の理由、脱官僚、公務員改革の持論を言うばかり。志位さんは(亀井さんそう言ってましたが)消費税は金のない庶民からむしり取り大企業からは一銭も採らない、逆進性の強い税だと言います。うむ。大企業を目の敵にするところはこの二人は共通してますから。そして谷垣さん、十分に期待してましたが、妙にさわやかにまとめちゃってがっかり。この人に一番がっかりしました。俺に任せろ!とどうして叫ばないですかねぇ。もったいないです、相手がこれだけ四苦八苦している大チャンスなのに。そう思いました。いかがでしたか。
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夏至

2010-06-22 08:12:56 | Weblog
昨日が夏至でした。そういう季節感がなくなりましたなんて言うのは年とった証拠なんでしょうが、でも考えれば子供のころからそんなこと考えたこともなければ周りに教えてくれるというか気にかけてる大人もいなかったです。夏至だからって祭りがあるわけでも地域独特の祝い事があるわけでもないからなんですが、冬至が一陽来復とかゆず湯とかイベントになっている分このコントラストです。一年中で一番昼が長い日です。7月や8月の真夏のイメージですが、実はこの時期なんですね、これが面白いところ。盆過ぎるとまだまだ暑いんだけれど夕焼けの紅さが色濃くなってくる、目に見えて日の暮れが早くなってくる、ああ夏休みが終わるという切ない感じ。そう感じると一日一日どんどん夕方が早くやってくる。この感覚は皆さんおありでしょう。夏至真ん中にしてひと月半ずつ前後が長い昼。暑い夏がやってきます。
 けなげな、我が身を犠牲にして長旅を終えてカプセルを帰還させた探査機はやぶさ。すっかり擬人化されてヒーローになってますが、肝心の小惑星の砂やら石やらは入ってないそうです。塵や埃の類まではまだ否定されたわけではないと関係筋は強気ですが、なーんだ、ですね。でもここまで擬人化された「おしん」ですから、日本人得意の「負けたけど頑張ったよね」掬いが湧きあがります。新聞に顕著です。砂はなかったけれどこんなにすごいことやってきたよ、と持ち上げる褒めあげる。高校野球、いまやってるサッカーの戦評に通じる本点隠しの偽善。勝つったんだろう?石採ってくる予定だったんでしょう?できなかったのならそうきっちり評価なさいな。ったく、偽善者達め。
 相撲の懸賞広告(あの土俵くるくる回る垂れ幕です)から永谷園撤退だそうです。お茶漬けのもとのあのデザインそのままの垂れ幕です、相撲見る人にはおなじみでしょう。毎場所たくさん出してますよ。何千万でしょう。それがこの不祥事に撤退を決めたんだそうです。仕方ないですかね。こういう兵糧攻めでもしないとこの協会は目が覚めないですか。
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反故

2010-06-21 08:22:11 | Weblog
夢見る夢子さんから現実主義の菅さんに変わったと、民主党寄りの論説は消費税はじめとした衆院選挙時のマニュアル違反を肯定的に言います。変わるべきは変わらねばならぬなんていう正論です。君子は豹変する、あれです。菅さんは昔から現実主義者で、小沢さんには寄らず、労組、連合にも寄らず、是々非々でやってきた人だと持ち上げながら政策変換を肯定します。あくまで前任者との比較、前任全権者との比較です。夢子さんとの比較ですから強いですか。失敗だらけの前任者との比較ですから強いはずですか、もっとも敵さんはそういう狙いですが。消費税10%とぶちあげて、どう進めるのかと思えば超党派で意見を出し合おうじゃありませんかなんて学級会やる気でいます。何?4年間は消費税上げないとこの前まで言ってたじゃないですか、あんたはそこの副総理だったのよ、しかも大蔵大臣で。消費税上げようと言ってたのは自民党でした。おいおい、ですわね谷垣さんにすれば。みんなで考えればいい案が出るんだという、それがあながち外面のよさだけでなく間違いではないことは社会学的に証明されているという本を読んだことはありますが、それにしてもあまりに幼稚な段取りに思います。こういうのを指して過去にとらわれぬ現実主義と褒める説であるわけですが、過去の失敗の第一等の責任者(副総理ですから)がこんなこと言うのはどうかなです。たとえば次に前原さんなんかが就けばまた違うこと言い出すんでしょう。今は変革の時、なんて勝手に位置づけちゃあいけません。実験やってる場合じゃないと思うのです。否、実験なら実験でいいんです、何でもやってみなければ良いも悪いもわかりませんから、但しその目的と結果の予想と評価と責任の所在をきちんと公表してやりなさいということです。日本をどうしようとするのか。沈ませてもらったのでは困るのです。あんた達の思いつきで沈まされたのではこっちが困るんです。国歌国旗法案に反対した、地村さんや横田さんの拉致の実行犯の釈放嘆願書に署名したという菅さんに日本守れるんでしょうかね。日本を守るという心意気から遠い人のように思うのですが、いかがですか。
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