柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

能天気

2008-08-31 18:42:10 | Weblog
今朝書いている途中に急な用事で頓挫、午後五時を回って書いています。いつも同じ違和感をもちます。人の癖、習慣というのはえらいものです。こんな些事にも思うことです。
 夜の草むらがにぎやかになりました。涼やかな虫の音という風情でもない(ぎゃんぎゃんうるさい感じです)のですが、今年は特に多かったんじゃないですが昼間の声でかいクマゼミのあのシャーシャー(というよりこっちもギャンギャンですかね)がトーンダウンしてきた頃に重なります。アブラゼミ、こっちも普段はうるさいんですがねクマゼミには敵いません、の影薄いこと。うちの庭に何故かたくさんやってきてまぁうるさいことでしたがその時期が去ってツクツクボーシが鳴き始めました。季節が巡ります。そういえば日もうんと短くなりました。朝6時にはまだ太陽が山の端から顔を出しません。暮れるのも早くなりました。子供の頃、夏休みが終わるのを日の暮れの早さで感じていたことを思い出します。夏の終わりの夕暮れ。いい季節になりまして。
 脳死移植が広島であったそうです、まだこういうことが新聞記事になります。脳死による臓器移植の法律ができたのが平成9年です。あれから11年。今回で全国で74例目だそうです。一年に7件。ニュースソースになりますかまだ。この制度、法律を整備するのことと、実際に例数が増えていくこととは別問題なのです。はっきり証明されています。これが日本人の心根心情なのでしょう。死体損壊は意に沿わぬのです。それでいいんじゃないんでしょうか。最高のボランティア行為だなんて与太言う輩もいますが、とんでもない。そんな屁理屈に嫌悪感は拭えません、いわんや罪悪感をや。そうですよね。
 帝王切開妊婦死亡事件、医師無罪の判決に検察は控訴断念したそうです。判決文の要旨を読みましたが、当然の事ながら遺族の気持ちを(怒りを)どうしてくれる!?という点については何も答えはないわけです、検察の提示する、医者の注意不足による過失だろう、異状死を届け出なかったのは医師法違反だろうという訴えに対して、素人の目線で法律解釈屋としての知識で判断しているだけです。無罪。無罪だろうと思います、私も。やらずもがなの処置でもなく、やらねばならぬことをやらなかったわけでもなく。いえ、危険があったのなら(実際に出血多量で亡くなっているんです、それだけの危険があったということですからね)やるべきをやらなかったことに違いないじゃないか。どうして前もって万全の対応しなかったんだ、つまり設備と人手の揃った病院に転送しなかったんだ?と逆向きに非難するのもわからぬことではないです。でも、あの手技が日本の標準だったのです。どうにも動かせない事実です。この医者の判断は間違っていなかったのです。無茶をしたわけではないのです。そう裁判所は言ったわけです。後はこの医者が本人や遺族に向いてどう対応するか、です。裁判になったのはそれなりの大きな行き違いがあったはずですから。亡くなったことも動かせぬ事実です、そこにこの医者が関わったことも事実。今後どうこの医者が行動するか。注目すべきはここからなんでしょうけれど、もうマスコミは追いかけないでしょうね。
 北朝鮮の女スパイ、たらし込んで情報採る筈が相手の男大尉と禁断の恋に落ち逮捕されたって話。007さながらです。ジェームスボンドは次々に美女を落としながらミッションを果たしていきましたがそっくりそのまま。しかし韓国もイカれたものですね、えらく簡単に入り込まれちゃって。いや日本人が言えた義理じゃありませぬが。新聞に載る写真はそれなりの美形ですが、あの手この手でたらし込むんでしょうね、考えれば怖ろしいこと。こんな事がここ彼処で行われているんです。国防意識、重要機密の守秘意識の薄い公務員達なんかチョロいもんでしょうね。事実あれやこれや漏れている、それがばれて新聞騒ぎになりはしますが、重大視しませんしね。インテリジェンスなんて横文字にしてオピニオン雑誌や週刊誌で重々しく取り扱っている割には情報戦には天から疎い国民性なんでしょうね。秘密主義密告風潮には簡単に与するくせに、情報漏洩についてはからきし腋が甘い。グルジア問題はとっても面白い事のようですよ、世の評論家達がここぞとばかりに鼻の穴を膨らませて目を輝かして裏読み深読みを披露してます。ロシアの狙いは何か。グルジアの蜂起のタイミングは如何?ある評論家は全てロシアの筋書き通りに進んでいると言います。ブッシュにはすでに何の力もない、だから今こそがロシアの動き時なのだというのは彼らの言う共通項のようです。民族問題を前景に出した実は原油天然ガスを巡る資源争奪戦。いつもの如くぼんやり見ていたのでは今に日本はロシアに牛耳られることになるという論には肯けるところがありました。気がつけばロシアが中国東北部から北朝鮮に戦車を持って来ているという事態が冗談ではなくなるというのです。おお。明治開国建国の当初先達が日本存亡の危機感を募らせ敢然と大国に挑んだ日露戦争の図柄そのものじゃあありませんか。ふと顧みれば我が国の先生方は選挙のことしか見えてないんですからトホホを通り越して薄ら寒い気さえ起こります。いいんですかね、いつまでもこんな能天気で。「禁断の恋」なんて見出しを打って面白がっているだけでいいのかい、マスコミさん方・・
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狙い

2008-08-30 08:41:30 | Weblog
五輪で涙の途中棄権した土佐礼子さん、引退宣言です。一度しっかり主婦してみようと思う、今はゆっくり休みたい、んだそうです。スポーツ選手の引退の辞は色々ですが限界とやら休みたいとやらは常套句、衰えの感覚はその才のないものにはわからないことです、こちらに関してはさようですかと聞くばかりのことですが、前者はいかがですか。この人の夫は彼女の競技生活を全面的に支援してきたという背景です(この人がプレイヤーだったのかどうかは知りません)。私は、ああ良いセリフであるなと思うのですが、フェミニズム闘士の方々、男女共同参画運動推進の皆様にはいかがでしょうか。とっても興味があります。この人はこの人と知らん顔するほどの懐の深さをお持ちなのでしょうか、それとも何たること!!という話なのでしょうか。主婦してみようとは何事?主婦を舐め蔑んでいるのか?というお叱りも一方ではありましょうか。こういう言葉にハッとすること自体、時代が世論が作られているということなんでしょう。こういう発言を異様に感じる、言葉狩り屋の好餌になるぞという感覚になる事自体が、いかに言葉狩りが蔓延しているかという証拠でしょう。主婦したいのならしたらいいんですよね。それがふがいない結果の末に競技やめる言い訳にしてもです。有名人が公式の場であまりに普通の単語をそのままに使ったこと、それも「婦」という文字を排除しようとする流れが止まないご時世に主婦というとても分かり易い言葉を使ったこと、それに私のような飛び上がりのトンガリが異様に反応するというわけです。でもこのセリフ、私はいいと思いました、いかがですか。
 民主党脱党新党創設騒ぎ、勝手にやれなんですが、またまた姫井「ぶってぶって」女参院議員やってくれました。抜けると言っておきながら(男議員をその気にしておきながら)、新聞によれば菅やら参院の親玉やらから説得慰留を受けてあっさり翻したんだそうです。残留会見みましたが、私が見ても下手くそな化粧で、目はオドオドとしてふにゃふにゃ言ってました、何度も噛んで。自民党の引き抜き戦略に、民主党として対抗したんだそうです。菅は言います、離党する前に議席をこちらに返すのが筋だろうと。離党じゃなくて辞めろと。議員辞職すれば自動的に民主党の中で繰り上げ当選になるんでしょうね、補欠選挙しないで。菅さんの発言はそういう意味でしょう。ドタバタです。もっと早く手を打たなければならぬ事がいっぱいあるだろう!!本当にそう思うし、きっとこういう時期だからバタバタとやっちまえということなんでしょうが天下国家はどうなってるんだこの野郎!です。情けないことです。
 一方、アメリカの民主党、オバマさん候補者指名を受けて、新聞によればいよいよ第四コーナーに姿を現した形です。黒人として初のこと、と書きます。もっとも、この人は皮膚の色が黒なだけで、いわゆるアメリカにおける黒人の歴史を継承してきた人達とは筋が違うそうです。いわゆるエリート。それでも暗殺されそうになるわけです、キング牧師のように、ケネディーのように。怖い国です。どの国にもえげつない歴史があるものです。今は立派な顔をしていても何十年前までは人権はおろか人の命も軽々しく取り扱っていた国ばかりですから。対する共和党、副大統領候補に44才女性知事を指名したそうです。ヒラリーに好意を寄せた人の票を狙って、だそうです。でも、これいい戦略ですね。マケインさんが見た目ただの爺さんですから、これは華があっていいですよ。面白くなってきたんじゃないですか。日本から言えばマケインさんになってもらわねばなりません。オバマさんでは反日がより一層強まりますから。どうなりましょうか。
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やかましい

2008-08-29 08:42:33 | Weblog
灰色農相について今朝の読売は落語ネタを枕に振って、そんなに忘れっぽいのなら背広の内ポケットにでも書いて張っておけ、安全ピンでも粘着テープでもいいけれど、そうそう絆創膏という手もあるぞと皮肉ります、笑いました。天声人語はこの男がその昔、早稲田かどこかの大学生が集団レイプした事件の際に「まだ元気があっていいことだ」なんて言ったことを教えてくれました。おうおうそういえばこんな悪顔おやじだったのうと、思い出すことです。放言癖、暴言癖と一括りなんでしょうが、この手の人間はわざとやりますからね。受けを狙ってやってますから、受けないのは困るんです。このおやじも多分にその種類の人間でしょう。そして頭が悪い。同じことを同じように繰り返すはバカです。これも確実。言葉で、言葉だけで生きている職種に長く就いている年寄りのやることじゃないです。「やかましい」で火をつけて、麻生さんが方言のニュアンスにごまかそうとしましたがなかなか消えません。野田さんが全国どこの人も分かるような日本語を使うべきだとか言う、社民党女党首は自分の九州人だがあんな使い方はしないなんて言う。綸言汗の如しなんですが、残念ながら綸言なんて上等なものではないのです。言葉は怖いんです。それを一番知ってる人達の筈ですがね。そんなこと一切気にしないで選挙に勝ってきたんでしょうね、つまりは地元選良のレベルの問題ですか。強面の利益誘導型の政治屋。利権にぶら下がる連中の上に胡座をかいてる古いタイプの政治屋。やかましい!
 雨の被害甚大ですね。当地でも2、3年前の夏にえらい目に遭いましたので人ごとに思えません。あれは大変でしたから。まさか、なんです。えらく降るのう、と思っていて、ひょいと見ると道路が川になっている。溢れ出すと一気呵成なんです、見る見るうちに家の中に入ってきます。海やそこに注ぐ川にうまく流れている内はいいけれど運悪く満ち潮時に重なると水が捌けません、溢れるばかり。堤が切れると突然に水がやってくる。もちろんそのために堤を高く保つのです、それが切れれば重力に従うばかりです、水は低いところに流れる、水は方円に従う、上善は水の如し。水はあっという間にやってきて、これまたあっという間に退きます。後始末が大変なんです、汚れと臭い。思い出すのも嫌です。被災地の方々にはお見舞い申し上げます。しかし今年の気候は変ですね。これは確かでしょう。
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ご時世

2008-08-28 08:40:37 | Weblog
今度は柔道の偉いさんが言ってます特別扱いしないって。全日本柔道連盟強化委員長がわざわざに名指しで言ってます、谷も野村も今後は特別扱いしない!つまり今までは金メダル欲しさに、実際の成績を曲げてまでして谷を優遇してきたってことです。野村はさすがに出られませんでしたが、代わりに出た若い衆が一回戦であっさり負けました。金メダルか(実績重視)、現在の成績重視か(若手登用)の場面で、今まで偉いさん達はずっと前者を選択してきて転けてきたのです、特に女子マラソン選手決定の場面で何度もありましたね。今更言うなってことですわね、まるで谷が野村が悪い事したみたいな流れです。迷って欲出して若い芽摘んできたのはあんた達偉いさん方だ!何度転ければわかるんですかね。今回で懲りた、んしょうか。本当に?
 福岡の病院での二酸化炭素ボンベ事件。手術場の入り口から手術場のベッドまでの約20m、時間にして30秒前後でしょう。詳細が記事からは判りませんが、呼吸もないほどの重症じゃなかったんでしょう、呼吸がないのであればマスクを被せるだけじゃすみません、二酸化炭素だけを送ったのでは手術場でのトラブルになります、そうではなかったのですから院長が言い訳しているように死因に多大な影響を及ぼしたものではないでしょう。マスクするくらいでは隙間から周りの空気が入ってきますからね、致命的な酸欠なんて状況にはならないでしょう確かに院長の言うとおりなんですが、この間違い方(ボンベの繋ぎ間違い)が余りに明々白々だもんだから、このご時世でもあり隠していたらいけないなんてことになって警察に自ら届け出るわけです。いいのやら悪いのやらです。しかしどうして二酸化炭素のボンベがごろんと置いてあるんでしょうね。手術場で何に使うのでしょうか、レーザー出したりする時に使うのでしょうか、凍結させたりする機械に使うとか。酸素ボンベとどれだけ使用頻度が違うのでしょうか。近頃流行りの失敗学の見地から言えば、同じ所に置いておくことからして全くの初歩的なミスだ、起こるべくして起こったミスだと一刀両断でしょう。素人が考えてもそうですわね。こういうミスは十分に対策して二度と起こらないようにしなければなりませんが(くどいですがあまりに幼稚な間違い方ですから)、しかしこういう事例が新聞ネタになってしまうご時世かという別の感慨もあると思うのです。いかがですか。
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大国

2008-08-27 08:44:08 | Weblog
鬼門農相。上手く言ったもんです。さて今回の強面(まこと改めて見ると悪い顔、悪者顔です)農相、どうなりますやら。この時期です、福田さん早めに手を打つべきでしょうね。この手の問題でこじれることに国民は飽きています、早く馘首することでしょう。どうせ誰がなっても大した変わりもないこと、ポストの派閥回しを復活している(その条件で首相になった人でしょうから)のならそれに沿って身綺麗な人を早く据えるんですな。しかしこいつらは金に汚いというか、この職を金儲けの手段としか考えていないんですねぇ。たまにはキリッとしたところ見せたらどうだい?!
 グルジアは十分に国際紛争の様相です。旧東欧諸国が次々に独立して、あの辺りがいかに人種民族のるつぼであり、ソビエト連邦なんて一塊りであったのは実は武力での締め付けでしかなかったのだと知らしめたことなのですが、それにしても民族間抗争というのはひどいものなのですねとも見せつけてくれます。グルジアが自国内の南オセチア自治州の独立騒ぎに軍事介入して、それに対してロシアが南オセチア側に助っ人介入したという図です。サルコジさんがさかんにロシアを非難し、ブッシュもグルジアの主権侵犯は許されないなんて厚顔無恥にも、自分のことは完全に棚に上げてロシアを責めます。お前が言う?それはさて措き、今朝のNHKニュースで解説してました、昨日でしたかロシア大統領が南オセチアの独立を容認する見解発表しました、西側諸国と真っ向から対立します、すわ冷戦の再発かって騒ぎですが、ロシアはグルジアがNATOに加盟してミサイル装備されるのが気に入らぬ、さらにはどの国でも独立紛争の際には大概独立側を支援してきたアメリカ始め西側諸国が今回に限って「反動」側に回っていることへの不信、これらが原因だそうです。ロシアも面白くないでしょうね、仮にもソ連としてあの辺りの利権(原油、天然ガス、穀物などなど)はすべてこっちのものだったのにあらかた手放して、おまけにそこにアメリカシンパのミサイルがこっちに向けて装備される。この野郎、いい加減にしろ!でしょうね。ちょうど大統領代わったところでもあるし、存在感示すにはいい機会なのでしょう。北朝鮮は核査定を拒否して核は捨てないと宣言してます。捨てるわけないじゃないですか。どんなちゃちなものか知りませんが、持ったと判った途端、世界中の扱いがガラリと変わりましたからね。国連が機能してない、国連の価値が疑われるなんていう非難がありますが、安全保障理事会の常任理事国が核保有国ばかり、その間のパワーゲームだったはずがインドやパキスタンやイランやあちこちが持ってしまったもんだからバタバタして、しかもこの五国だけが拒否権なるものをもって自国益優先するは必定です。こんな偽善劇はないのですから、国連が機能しないはずですわ。国連というのはもともと第二次大戦の後に、連合国が組んで日本ドイツイタリアを封じ込めようとする目的でできたものです、自国の利益を守るための組織に過ぎませぬ。国際救助隊みたいに、世界最高の「正義の味方」機関みたいに崇めているのはお目出度い日本人だけなのかもしれませぬ(だから小沢さんが二言目には国連の意志に沿えと念仏唱えているのも失笑ものなのです)。核持ったら皆黙ってしまいます、まぁまぁ穏やかに話をしようって。単純なパワーゲームです。日本も持ったらいいじゃないですか。すれば日米同盟がなくなる?どうでしょうね。アメリカがどう計算するか、わかりませんよ。五輪の次はこっちでしょう、諸姉諸兄。
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特別管理

2008-08-26 08:44:33 | Weblog
サザンのライブに対する萩原健太の論評が新聞に載ってます(朝日)。観客は7万人だったそうです。音楽雑誌にのる論評は独善こじつけこね回しが多く(それが論評なのです、誰がどう感じようがそれこそ自由なわけです、どう表現するかの問題ですから)、一つ特異な点を思いっきり、無理矢理に拡げる書き方が多いのですが、この人はベテランです(桑田と同じ年でしょう、つまり私と同年代50歳前半)、さすがにさらっと書いてます。こういうスタンダードを読んであなたの評価の程度を測ってご覧になるのもいいかと思います。
 昨日書きました五輪特別扱いの件、今少し。野球のメンバーは高級ホテルに泊まっていたんだそうですね、きっとNBAやMBL連中を気取ったんでしょう、あの連中はとびきりの横着ですから。でも、やっと決勝だけをTVで見せてくれましたがバスケット、アメリカ対スペイン、これだけちゃんと勝ってくれるなら横着も許しましょうってことですわね。コービーやらレブロンジェイムスやらとびきりのスーパースター達が真剣にやってる、真剣にさせたスペインがまた強かったって事ですが、あのゲームは面白かったですよ。日本の野球、面白かったですか?とほほです。野口だけを特別扱いで誰にも文句を言えないどころか誰にも詳細を知らされてなかったという事態。大事な選手であることは誰の目にも明らか、誰彼が好きなこと言ったのでは収拾がつかなくなるのもよく分かります(船頭多くして何とやらですから)。またあれだけの選手ですから余計にあれこれ講釈垂れる奴も多かりましょうことも十分に推測されます、そっとしてやれ、今まで通りのトレーニングに専念させてやれ、という方向も理解します。でも、だから特別管理だ!なんていやな囲い方を平気でやるところが大間違いなんですね。この命名も何とも嫌でしょう?一旦柵を立てるとダメです、一切を拒みます。特別なんだからあれこれ言うな。誰も口を挟めなくなります。陸連会長もくだんの選手団長の爺さんもそれじゃぁいかんだろうとはじめからわかってたはずです、でも金メダルとってもらわねばならぬのです、どちらが折れるべきかという選択になれば、こんな結果になるなんて露思わない時点では、おのずと答えは出ます、不承不承ながら・・です。で、この結果です。不可侵という特別枠を作るとろくな事はないという前例が身に沁みている国民の筈なんですがね。特別に優れた者には特別枠を許す。どの国でもどの業界でもあることなんでしょうし、転けた後で言い訳がましくこれじゃダメだと思っていたなんて愚痴るのもどこにでもあるパターンなんでしょうが、特別枠として優遇するなら内容を公表する義務があるんだろうと思うわけです。秘密の中に置くからダメなんですね。専門家なんてのは世の中にゴマンといるわけです、そのピンキリの連中達の評価に堪えねばならぬのではないでしょうかね。怪我の具合も全く知らされなかったというのが本当なら、大本営発表と寸分変わらぬことです。嫌なことです。ゾッとしたというのも分かっていただけると思います。ちゃんと公表して大向こうに堂々と示す。この態度がなさすぎます。秘密主義に過ぎます。そういうことですね。
 
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専行

2008-08-25 08:45:07 | Weblog
昨夜ワウワウでサザンの最終ライブ(でしょう?)見ました。大雨の野外ステージです。何万人いたんですか、すごい人数。ベストテンにゲスト出演して半パン姿で「勝手にシンドバッド」唄ってたのをライブで見て、あの頃、YMOが出てきて、石川さゆりが冬景色で当てて、ユーミンがすごいLPを連発していた頃、どこまでだったか私もこのバンドLP買って追いかけてた時期がありました、タイニーバブルス、ヌードマン、鎌倉、持ってますよ。栞のテーマとかミスクラウディアとか隠れた名曲達はこのLPに入ってますよね。私は「C調言葉にご用心」が好きでした。一般人(マニアじゃない人達)に聞くと一番はTsunami、二番がエリーで、マニアが選ぶと一番が真夏の果実だそうです。思わずにやりとして5分くらいの解説ができそうな結果です。ま、それだけ第一線で張り続けた希有の才能であったというわけです。カメラは雨の中合羽着てエリーに真夏の果実にYAYAに涙している女たちを写していました。ああ、綺麗なもんだなと思いました。桑田にあなたなら誰を伍されますか。私ならこの5人、ユーミン、吉田拓郎、井上陽水、矢沢永吉そして佐野元春。いかがですか。
 五輪終わりました。最終日男子マラソン、真夏の炎天下に冬の高速マラソンを持ち込んだとの評価です、30度超す中2時間6分台です、みんな黒人、持って生まれた才能差は歴然でした。佐藤は最下位で拍手貰ってました、あそこに価値を見いだす人はどうぞご自由に、小学校の運動会じゃないんですよ。ワンジル、仙台育英で京都の高校駅伝走った選手だそうです、TVの実況は叫びます、都大路から金メダリスト!って。その高校から福岡のトヨタにいって走っていたそうです。そこの指導者が元旭化成、オリンピック銀メダリストの森下で。この人が日本人のインタビューに日本語で答えていたのが奇異で面白かったですね。日本で教えられたのは「辛抱せよ」だったそうです。今日は辛抱できてよかったって笑ってました。アーアー、日本も落ちたもんです。駅伝中心の日本のトレーニングに合わないからとの理由で退社届けを出しての快挙だったというオチまでついて。先に進めない体質なんですねつくづく日本は。どこかが何かをやって、それをまねして追いつく追い抜くだけです。今回の五輪の選手団長が総括会見していますがゾッとすること言ってます、野球、サッカー、マラソンと特別扱いしすぎたと。何?あんたは一番偉い人じゃないの?野口みずきの出場辞退騒ぎ、怪我の報告も直前に初めて受けたそうで、陸連の中でもマラソン情報と強化は特別管理となっている、そういうやり方はよくないって、まるで人ごと。特別管理って命名がいやですね、こっちには手を入れるなってことです。こうやって特別扱いして誰にも誤りを正せなかった、独断専行をほしいままにさせた痛恨の前例を日本人は持っています、先の大戦、就中統帥権干犯問題。野村がバッサリ斬ってます、もっともっとTVに露出してガンガンやって欲しいと思います、星野も相手が野村なら聞くしかないことでしょうし。野口ひとりに陸連全体がおんぶした実態、特別扱いは当然です。あの頃の陸軍の独走ぶりとそっくりそのままです。ぞっとします。団長も口を出せないんですから。こういう体質は日本人のDNAなんですが、なんとか破る奴がトップにならんと先はないことです。そう思いました。
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語り

2008-08-24 10:09:46 | Weblog
シンクロと野球がとどめを刺してくれました。広く敷衍すれば司馬遼太郎の言うリアリズムの欠如、過去の成功、過去の栄光にすがりすぎて現状を把握できない、いやこっちが遅れていることには十分気づいているのですが変えられない、このやり方でいいのだと押し切ろうとする、これが日本だなんて二言目には必ず伝統とやら精神力とやらを振り回す。卑近に喩えれば、昔は繁盛していたんだけれどと寒風吹きすさぶシャッター街のうらぶれ。郊外型の大型店にばっさりやられ、インターネット購買に根こそぎやられる、それでも強がってる、自分を変えようとしない。野球はそういうところ見た目には分かりにくいのでしょうが、シンクロはいつもの謂で恐縮ですが素人目にも明らかな差。監督の敗戦の弁が大事ですが、星野さんは審判に負けたって言ってます、シンクロのおばちゃんはオーソドックスなやり方では勝てないと開き直ってます。この二人が元凶でしたね、ようくわかります。審判の所為にしたのではどこ行っても勝てませんよね、そう思うのなら前もってちゃんと審判達を買収しておきなさいよ、そのくらいのことやってもいいんじゃないんでしょうか。自分の責任だ、選手の所為じゃないって、それはいいからあなたの反省具合をもっと見せてくれという話です。張本が声を荒げて非難してます、選手の起用が間違っている、何度もエラーした西武の佐藤をどうして守備につかせねばならなかったのか、エラーする選手を使う方が悪いのだという論理です。これは岩瀬にも同様です。2、3年前の岩瀬とは明らかに違うんだからとバッサリです。この理屈は茶の間の評論家達も肯いてるんじゃないでしょうか。申し訳なかったと口では言っているけれど・・という印象です。シンクロのおばちゃんもそうです、そう分かっているならどうしてもっと独創性のある演技を考えないんだ?あなたにその才能がないなら他に捜しなさいよ、きっと才能溢れる若い連中がわんさかいますよ。中国行っちゃった井村さんにめそめそといつまでも恋恋として、きっちり負けてみせる、それは井村さんのやり方を踏襲することによって逆にその間違いを証明しているつもり、訣別の儀式手続きのつもりだったんでしょうか、つまり拗ねちゃってる。井村さんが急に向こうに行くんだもん、急にあんたやれって言われてもねぇ。あのおばちゃんの弁解はこう聞こえました。敗軍の将がどう語るか。往々にして語るに落ちるのです。この人がどう思っていたのか。弁解がましくなればなるほど化けの皮が剥がれていきます。言葉を選んで小難しい言い回しをすればするだけ見えてきます。言葉は怖ろしいです。ここでもその真実を知ることです。
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2008-08-23 08:41:48 | Weblog
昨日間垣親方の横綱になる前のしこ名を忘れたと書きました、思い出しました若三杉でしたよね、違いましたか?こうやって漢字に書くと何だか違う気もします。ううむ、記憶というのはまこと曖昧です。
 オリンピック男子400mリレー、何度も何度も映像流れます。勝ったレースですからこっちも見てしまいます、あれだけ選手が喜ぶんですから相当な記録出来映えなんでしょう。でも予選でのアメリカや他の強い国のバトン渡しの失敗があればのこと、新聞も正直です「千載一遇のチャンス」だったんです。よかったですねぇ、朝原の根性物語に最高のオチがつきました。走りを見ていて素人目に一番格好いいのは第三走者の高平ですか、長い足が綺麗にストライド走法します。見るからに早そうです。でも、どの映像も日本選手のことばかり実況して叫んでますので聞いている分にはわかりませんが、ジャマイカの第三走者があのボルトです、高平と競います、全然違います、みるみる離されます、ものすごく速い、これも何度見ても凄いことと思いました。4人で37秒の前半。4で割れば9秒前半。みんな9.5秒で38秒ですからね。なんたる記録・・。バレーボール男子、ロシア対アメリカ見ました、これまたすごい。あんなでかい奴がブンブン飛んで90度スパイク打ち込むんです。おまけにサーブのひどいこと。びっくりします、というかこんなの相手に日本が勝てるはずないと実感しました。10回戦って10回ボロ負けする差でしょう。そして野球、負けたことすら報道しないですよどの局も、勝手なことです。残念ながら韓国に負けました。それだけです。400mリレーに隠そうって魂胆です。誰の目にも選手起用の間違えです、岩瀬をどうして出さねばならなかったのか。岩瀬が潰れますあれでは、調子の悪さは自分が一番分かっていたでしょうし。監督の命令だからって本人も、三人の仲良しコーチ達も言い訳するんでしょう、当の星野も俺の責任だって言い張るでしょう(そうするしかないですから)、でも日本中の野球好きはあの場面でどうすればよかったか判ってましたね、少なくともあそこでの岩瀬は博打に過ぎました。その為にダルビッシュに昨日長く投げさせなかったんでしょうに。今までの失敗を帳消しにすべくビシッと抑えて岩瀬も自分も男になる、星野の浪花節だったんですが、ううむ、やはり博打に過ぎました。新聞は岩瀬も藤川も自分の部下だったことのある選手で、その辺りに情実に流れる過信があったのではないかなんて書きます、負ければどう叩かれるかわかりません。いや、わかっています、落ちた犬は集団暴力を受けます。だから多くを語らない、これが得策です、古人も言います敗軍の将、兵を語らず。金メダルを採る、この試合に勝つことより形に拘ったという評価になろうかと思います。落合並みに俺のやり方、俺の野球なんて言ってるそうですから。野村監督ならこういう起用はしなかったかもしれません。野村のコメントを聞きたいですね、是非。
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独尊

2008-08-22 08:41:30 | Weblog
大相撲ロシア人力士大麻事件、本人の馘首でチョンです。間垣親方にはお構いなし。マスコミの一斉放火です、なんて甘い処置なんだ?!!北の湖理事長は本当に石頭ですね、というか世論に負けない、マスコミに負けない。そういう意味では下に隠れている幹部達にとっては頼もしいトップなんでしょうか。先の殺人事件の後処置も世論を納得させるものではなかったですよ、やくみつるならずとも「おいおい、それだけかい?」といったものでした。今度は大麻。映像の親方はヨイヨイ。びっくりしました。まだ若い人ですよ、脳卒中ですかね、頬がげっそり痩けて見る影もなく、そもそも影が薄く。この人は二代目横綱若の花です。初代は戦後栃錦と一時代を築いた若の花、後に二子山親方として実弟貴の花やらこの二代目を育て、部屋を隆盛に導いた人でした。この二代目はしかし印象に薄い横綱でした。前のしこ名も忘れました。同時代に輪島、北の湖だったんでしょうか、それすら忘れています、たいした活躍もなく早々に引退した人です。三代目はご存知の若貴のあの兄ちゃんの方です。でも今回はからずもカメラに晒されて、可哀想に醜態でした。あの体では弟子に教育するもなにも・・ですわね。で、その教育です、協会は相撲教習所での教育内容を抜本的に改革するなんて対応策を打ち出してますが、先の殺人事件も今回の大麻事件も教習所で教えるような事項じゃないですよ。この業界の問題です。貴の花親方辺りに一度理事長やらせてみたらどうですかね。それが一番の抜本的改革のように思いますね。
 長野の有名な産婦人科(諏訪クリニック)で61歳の実母が娘の代わりに孫を産んだんだそうです。理屈の上では、実際に可能になっている技術であり事実なのですから理解はできるのですが、やはり気味が悪いです。母体(でもないんですか、どう表現しましょうか、祖母体?)の身体的危険が云々、倫理上の問題云々とありましょうが、いやそんなことより気味が悪い。私が男だからでしょうか。女の方々にはこういう気味の悪さ、違和感、異物感は湧いてこないのでしょうか。あとはここの家族の問題ですから放っとけばいいのでしょうが、こういうケースで問題は起こらないのでしょうかね、マスコミも追いかけませんしもちろん根津さん(これまた有名な院長)もそんなこと公表しないでしょうが。たとえば遺伝子上の母親が鬱病になって育児放棄するとか、産みの母(祖母)が娘以上に干渉するとか、ちょっと考えただけでこの母子間の軋轢は想像ができますよね。産みの母(婆さん)は知らん顔している、遺伝子上の母も産みの母然と平然と振る舞う、そううまくいくもんでしょうかね。実の母子だからいい、ってもんじゃないと思うのですが、そうでもないんですかね。
 オリンピックのトラック競技見ていてふと思ったのですが、例えば200m走とか400m走とか、解説者の話聞いてるとコーナリングが大切だとかただ突っ走る力だけじゃない技術力を強調します。でも、200mの記録を半分にすると9.65で100mの記録より早いんです。ということは直線突っ走るより(これは100m走だけです)コーナリングのあったほうが加速がつくんですか?トップスピードになるまでの時間よりトップスピードを維持する時間の方が短いだろう事は分かります(初めの100mより次の100mの方が短い時間で行けるだろうこと)、なればどうして直線200mで走らせないですかね。一つ競技場でどれもこれもまとめてやろうとしているだけですよね、記録を伸ばすならカーブがあるより直線突っ走りの方が有利ですよね。単純にそう思いました、それとも違うんでしょうか。どこかでやってるとんでもないエンジンを積んでひたすら陸上走行の最高速度を競う大会は、だだっ広い野っ原(ものすごい轟音なんでしょうから近くに人なんかいられません)でただ真っ直ぐ走るだけです。直線200m、400m、1500mなんてやれば記録が縮むんじゃなんでしょうかね。人類最速、なんて形容するならもっと記録が短縮される環境でやるべきじゃないですかね。と、ふと思いましたが、こんなこと何十年の前から誰彼が考えていることでしょうね。でも直線400mの徒競走なんて見ていて面白くないでしょうね。観客からのニーズに応えられぬこと、これも現在の形に納まっている理由なんでしょうね。
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