柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

収束

2015-03-31 08:23:00 | Weblog
沖縄捻じれてきました。民意を背にして腹は据わっていると眦を決している(その割にはカメラの前で目が泳いでます、この人きっと気が弱いんですよ)沖縄県知事。元々自民党の人です、昔は前知事の選挙仕切ってた人です、後ろめたさもきっとあって、言葉尻が弱いですね。国がどんどん辺野古ボーリングを進める、サンゴ礁が壊される映像を何度も映して(TVが)これは約束違反だと横槍入れる。サンゴ礁が壊れる・・こんな言いがかりのような横槍しかないのは、正面からは攻められぬからです。執行停止を申し立てる。官房長官がまず応える、我が国は法治国家である、法律に従って粛々と進めるばかりだ。政治家が法治国家とか粛々にとか言い出す時は無理矢理やる時です。四の五の言うな、あんた達の反対が間違ってると言うてるのです。で後は手続き合戦です。今回は基地問題なのに林農相が出てきてます、防衛相は二番手です(この防衛相も言葉の力の弱い人で、自信なさげ~な関西弁なまりがヘナチョコですが)。対象がサンゴ礁だから農相なんでしょうね、で、知事からの作業停止指示の申し立ての効力を一時停止する決定をしたという経緯です。ややこしい説明ですがこれが法律手続きです、業界人の生きる世界です。今の工事を止めろ、辺野古には基地を作らせない、それが沖縄県民の民意だと真正面から阻止すればいいのに、それはできぬのでしょうね今のところ。専門家に相談すると知事は言い放ってましたが、裁判沙汰になるとあっちの勝ちじゃないんですかね、時間を稼げます、その間にどんどん工事は進みます。それが予知調和って奴ですか、知事は反対したんだけれど国は強かったなんて収束です。
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世代

2015-03-30 08:24:12 | Weblog
黒田よかったですねぇ。マエケンで負けてましたから、ここは勝負の神様に感謝というところで。でもTVが中継しないんですよ。デーゲームでした、広島局なんとかならなかったのかい?でした。黒田の復帰戦です、ローカルものではないです全国区ですよとブツブツ言いながら新聞のTV欄を何度も見直して。せっかくの日曜日なのに、しかも。最高の視聴率とれたでしょうしね。
 桐生が9秒台だそうです。追い風だろうがなんだろうが、9.98とかのギリギリじゃないところもこっちを安心させますねぇ。こういう若いのがガンガン出て来るのは嬉しいことです。故障するなよ。怪我するなよ。本当にそう思いますね。山口県の中学生に日本記録出すのがいます、伸びてもらいたいですねぇ。毎年毎年県一位全国一位は大会の数だけ生まれます、でもその後なんですね。怪我に泣く者達がどれだけいるか、です。そこからさらに伸びる才能ってのがいかに希少か、です。やはり選ばれし者達なのです彼らは。
 サッカー監督が代わって初戦、なかなか演出好きと見ましたが、こんなベタな筋書きもいいもんですね。今までの鉄板レギュラーを途中出場させる、そしてその顔役たちが点を取る。一点目が香川ー本田ー岡崎、二点目が岡崎ー香川ー本田。ベタですよねぇ。連中のドヤ顔もよかったですよ。こうやって世代交代が始まって行くということでしょうね。
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経験

2015-03-29 08:44:02 | Weblog
私は日本酒飲めないのでこの人気の所為が実感できないのですが当地山口の今やトップ商品です、世界の獺祭です。いきなりヒットしたんじゃないです、日本中の醸造元と同じく廃業の危機を乗り越えての現在だそうです。その越え方は、いずこも同じ人員整理人件費カットです、杜氏を切ったんだそうです。酒造りの妙を一身専属一子相伝(そこまで極端じゃないのでしょうが)の職人技から剥ぎ取り、データ化客観化したのです。見た目、匂い、触り具合、そういう経験知識伎倆から伝統工芸を解放したわけです。経営面からの話じゃないのです、こうやって職人が追いやられるのです。IT化なんて呼びますが、データ化して再現性を高める、つまり職人技を科学化する。科学とは自然現象を数値化、数字化、一般式化することです。再現性の証明とも言います、STAP細胞騒動でも勘所でした。リンゴが木から落ちることを数式化することです。カーブ曲がる時の遠心力を一般式化する、すると高速でも倒れることなく曲がれるようになる、鉄道や車の技術が発達するのです。酵母を入れる時期、発酵具合の見立て等々(見てきたように書いてますが実物見たことはありません)職人の経験だけに頼っていたことに、経験の浅い者が失敗するとそれ見たことかと職人芸という神秘に投げ込み隠す。当の職人たちもこればかりは教えられないとか何とかつぶやく。いよいよ神秘性が高まる。不可知なるものと祭り上げる。そこを崩したわけです。機械仕掛けで作ると(特に口に入るモノの評価にはうまみとかコクとか銘々の感じ方が万別ですから線を引けないという元々の曖昧さも相俟って)何だか味気ないという先入観が強いですね、特に日本人はそういう文化歴史を背負ってますからそう思って飲んで食べてしまう。だから外国人の、そういう先入観のないフラットな評価を待つとの方向です。この酒造元はこれに成功したわけですね。これも日本人の特性ですが外国で売れるとそれだけで有難がってほめそやして再評価(ひっくり返します)しますから、ガンガン「逆輸入」です。酒造元はしてやったりでしょうけれどね。それこそ利き酒できるような専門家よりもただの呑み助の方が数はうんと多いわけで、こっちがうまいと言われりゃそうかいなと飲んでしまう、そうね旨いねって。ここで一つ疑問が湧きます、昔ながらの杜氏仕込みの酒と機械管理の酒と、その旨いそうでないはどうやって判定するんでしょうか。利き酒(人の舌)ですか、それともこれも機械的分析ですか。アミノ酸がどれだけ、糖分がどれだけ。分析データの上では杜氏仕込みのものと変わらぬものができましたと。だから杜氏さんはもう不要ですと。ここですね。機械化のデメリットです。職人技、職人芸の無価値化。つまり職人の排除。それは文化の途絶です。味気ないですねと、結局こういう流れに反対する論調も情に訴えるものになって行きます。科学的に反論できませんから。神秘、不可知の排除。大なる力の否定。世の全ての現象を科学的に解明できるなんてのは虚構なのですが、こうやって一つまた一つと人の五感による伝統技が数字や物質名で暴かれていく流れには抗えぬことではあります。
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説明

2015-03-28 08:11:15 | Weblog
大塚家具だかの親子喧嘩、そんなに採り上げることですかね。新聞やTVの好餌って奴ですが、それにしても新聞は特集したりコラムで社説でいじってます。ま、面白いですわね、大真面目な親子喧嘩ですから。でも、そんなに?です。放っとけばいいことでしょうにね。
 高村さんが訪米して演説してる映像です。切り取り映像ですからどんな文脈だったのかは分かりませんが、なるほどなと思いました。自衛隊の派遣をめぐる法律改正についての解釈です。憲法は国土国民の安全をこそ求めているのであって、「平和主義」を求めているのではないと。なるほど、さすがは法律家というべきか(この人、弁護士です)、こんな理論武装は官僚が考えるにせよ、こういう背骨を示せると強いと思いますね。こういう理屈を国民に示せばいいのに、どうして言わないんでしょうね。とてもわかり易いと思いますが。戦争放棄する、戦闘しない、それを平和主義と呼ぶのですが、それを墨守するばかりに国滅びたでは本末転倒だというわけです。憲法は国を国民を守るためにある、事あるごとに連中が叫ぶ立憲主義って奴です、主義を守るためにあるのではないというわけです。もちろん規則基準を押し立てるためにはこうあるべきという信条信念が必要です、それを主義と言いはしますが、実を伴わぬは空論に過ぎぬわけです。戦争放棄して、いえ、誰も戦争しようなんて考えてませんからね、そういう前提ですもちろん安倍さん頻りに云うように、その丸腰を見越して横着挑発してくる国がすぐそばにあるという実態です、そこに備えるということなのです。平和主義を守るために憲法があるのではない。殆どイデオロギーですからねこの9条は。こっちが戦力放棄すればどこも攻めて来ないだろうという空論。そう諸国に期待するとはっきり謳ってる憲法前文。憲法の意義とは。こう問えばいいんです国民に。国民をバカにするな、ということなんですがねぇ。
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即断

2015-03-27 08:15:52 | Weblog
独機墜落事故、副操縦士が墜としたって話になってきました、大変です。仏検察もまた早々にこんな重大事を発表したことです。これが外人さん達の「早さ」なんですかね。ヴォイスレコーダー、フライトレコーダー(すっかり人口に膾炙しましたねこの業界用語)の効力ですねぇ、推理小説のように声とか背景音だけで見てきたようなウソ(嘘じゃないんでしょうが)を言うんですねぇ。もっと検証するべきじゃないの?いいの?そんなに早く断定してとこちらが訝ることですが。でもテロじゃないんでしょうねぇ、次はこっちですか。
 先に癌になり易いと遺伝子診断されたからと乳房切除した米女優が、今度は卵巣卵管切除したと話題になってます。何だかそこまでやられるとマニアックな匂いが立ちます、大丈夫か?と思います。一応医者ですので、不要なモノは取ってしまえという考え方には賛成しません、盲腸が象徴的ですか、そんなに役に立ってないとされてますし、傷んだら摘出するのですが、そうでなければそのままにしておくべきだと思ってます、私たちが未だ知らぬ役があると思ってます。もちろんこの人の価値観です、この人の体です、自分がどうしようと勝手なのですが、これを報道した古館さんのコメントがふるってました。やりたくてもできない(費用捻出できなくて、つまり金がなくて)人、現に今乳癌や卵巣癌にかかっている人にはいかがなものかって。おいおい、それはないだろうって、こっちに感心しました。こっちの人達が好きな、弱者強者のひっくり返しです。嫌がる人の方が大切なんですね。どっちにも驚いたことでした。
 札幌ドームで試合中にファールボールが右目に当たって失明して、札幌地裁が4190万円の賠償命じたそうです。30代の女性だそうです。ここのところいかがですか。当然ですか?それとも、球場に居る以上はそういう危険は承知の上だろう?ですか。普通は後者と思いますが違いますか。球場中にネット張られたらこれも味気ないですよ。どころか最近はMLBに倣ってフロア(ピッチ)にまで観客席が伸びています、あそこは危険ですよ。どうなるんでしょね。こういう判決はいよいよ社会的規範の幼稚化を促進しますね。それなりのごめんなさいでこらえるべきなんだろうと思うのですが、違いますかね。
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主義

2015-03-26 08:24:29 | Weblog
一票の格差訴訟、あちこちの高裁で判決が出てます。違憲、合憲、一致する方が却っておかしいことですがそれにしてもマチマチです。どこも同じなのは先の衆院選挙は無効ではないという判決です。これまで無効にした日には、少なくともそこの選挙区選挙のやり直し、当選も無効ってことでまたまた大金です。さすがにそこまでは裁判所も踏み込みません(原告の人権屋達もそうなったらそうなったで困るんでしょう、予定調和ですここは)が、仮にそうなっても憲法問題ですから上告します、長々とまた時間が過ぎます、その間は議員様です。それは措いても、この原告弁護士達は一体何が目的なんでしょうね。そんなに正義ってのが大事なんですかねぇ。憲法違反って、公平公正ってのはあくまで相対的なものでしょうに。もちろん大枠は厳格に決めておかねばなりません、だから大原則としての憲法文言なのですが、それぞれの事柄はその場その時その環境に即して相対的に判断すべきです。不平等は共同の利益に反しない限り認められる、これはフランス人権宣言の文言だそうです、これでしょうに。連中がフリップ持って歩くパフォーマンスしてますが、島根や鳥取の選挙がどうして東京や他の大都会の選挙の不利益になるんだ?そこここでの勝ち負けですよね所詮は。こっちで負けたのが向こうの「有利さ」を指してブツブツ言ってるわけでしょう?どっちに合わせようってわけですかね比率を。東京に合わせたら、島根鳥取(いや山口も笑ってられません、人口少ないです)は二県で一人とかの不平等!こちらに合わせたら東京は百人を超える(かどうか知りませんが)大所帯、議員数がどんどん増えます。そもそもそういう「平等」が都道府県間の地域間の格差差別を生むってのが不平等じゃないんですかね、この弁護士達の法理感覚はどうなってるんだ?憲法文言を硬直解釈するばかりがあんた達の仕事なのかい?そうです!と返されたら、ふ~んなのですがこちらも。でもおかしいですよね、連中の金科玉条主義は。いかがですか。
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真相

2015-03-25 08:23:05 | Weblog
昨昼のワイドショー、昼休みはTBSのひるおびを見るのですが、横綱白鵬の一連の「事件」を解説してました。大相撲のご意見番然とした元NHKの実況アナ杉山さんとスポーツライターの玉木さんが出てました。杉山さんは博学とかわいさ余って・・の気持ちが重なって少しく独善傾向がある人です(だから聞いてて面白いんですが)、玉木さんは以前八百長問題で大揺れした時に、そもそも大相撲ってのは八百長も含んでの神事なのだ、フェアプレイを強いるスポーツとは一線を画すものだと、バッシング一色の中反対論陣を張ってた人です。で、今次の白鵬事件、因縁の稀勢の里戦の物言いへの物言い事件、あれは子供が見てもわかる勝敗だ、肌の色は関係ない筈だとの言動、先場所も優勝しましたが、15日間マイクに背を向けて一切コメント出さなかったのでした。そこを解説してました。白鵬は横綱になってずっと日本の文化に馴染もうと努力して、日本人以上にしきたりや相撲道を考えてきた人なのだ、それなのに双葉山の記録に迫った時これを阻止したのがやはり稀勢の里でしたが、あの時のやんやの喝采、その後も彼が負けた時に場内では万歳まで起こってた、彼がこれだけ日本人になろうと努力してるのにいつまで経っても外人力士のヒール役から抜けられない、そういうモヤモヤガずっとずっと積もっているのだと。肌の色云々の発言です、同じ東洋人で肌の色って?と怪訝でしたが、ああ、そういうことかと初めて気づくこっちも間抜けなことと思ったことでした。相撲の勝敗は取っている者が一番分かる、んだそうで、あとでビデオでどっちが先に・・なんてのは実は実感とはかけ離れるものなのだとも言ってました。なるほどねぇ。そういうのが積もり積もってだったんですね。横綱としてキチンと振舞おうとしている、異文化の伝統を守っているという自負でしょう。杉山さんは観客側に問題があるんだと言いたげでした、そう直截には言いませんでしたが。こういう見方、なんですね。マスコミの言うことしか聞いてないとこうは気づかないわけです。改めて感じ入ることでした、マスコミ報道が正しいんじゃないですよ。
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残酷

2015-03-24 08:22:54 | Weblog
4匹の子猫を生き埋めにして殺した高校教諭が咎められてます。動物愛護法違反だそうです。へぇ、犯罪になるんですねぇ今時。あろうことか生徒に穴を掘らせた!とヒステリックです。掘らされた生徒はその目的を知らされてなかったとかで、世の中の「いい人」達は仰天して呆れて怒って見せてます。言い訳は聞かぬ!お前は人間じゃねぇ、桃太郎侍のように。思い出しました、私が幼少時に祖母方に家猫(飼ってるのではなく、残りモノを餌にやってただけで、祖母も誰も可愛がってる風ではなかったです)がいて、何年かに一度子を産むんです、余所で産めばいいのに祖母方で。可愛がってるのではないので「処理する」のですね当然の如く。ここから先はえげつないので、書きたいのですが書かずにおきましょう。それを当然の如くやる、見る、覚えるでした。生き埋めを肯定しているのではありませんが、生かして無理矢理虚勢して挙げ句公式公的に殺傷処分するのとどう違うんでしょうね。結局ヒトの都合で殺生しているんですからね。ここも偽善欺瞞でしょう?こんな欺瞞が罷り通る、幼稚な(社会に必要な「乱暴さ」を否定する)世の中だってことです。命は地球より重い、それは人の命だけじゃないなんて話でしょう。じゃぁ食肉業界はどうなの?ベジタリアンさん達、植物に命はないの?山川草木悉皆成仏という感覚は日本人には理解できるところで、あれこれの殺生はそれだけ身の周りに溢れているということです。処分に困ってやったとはこの教員の弁ですが、川に流す、海に投げる、山に捨てるのとどう違いましょうか。違いますか、それとも。残酷さです?ううむ。
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連鎖

2015-03-23 08:22:18 | Weblog
どこかで65歳の祖母が1歳の孫を刺し殺す事件です。これも週刊誌待ちですが、30歳の娘と3人暮らしだったそうです。おおよその想像がついて。結局皺の寄るところは一番弱いところという顛末です。まさかばあさんに殺されるなんてこの子は思ってないですよ、それを刺すんですよ、突き飛ばすとか突き落とすとかじゃなくて(こっちならいいというわけじゃないですけれど)。マスコミの好きな且つこれ以上他人事と突き放すフレーズもないだろう「心の闇」ってやつですか。もう聞き飽きましたね。どうしてそんなことができるのか?なんてのは、できぬ、やらぬ人の理屈常識であって、やる、やれる者にはやれることなんですね。ここを心の闇と表現して知らん顔し続けるのがマスコミであり世間であって、一方でこういう親子関係の連鎖は「遺伝」の一種として厳として存在することを皆知っていて、それでも別世界の出来事として見ないふりを続ける。いや、見てるんです、同情するんです、私がここでよく書くように親は子を選べない、子は親を選べない(今回はその一つ上まで延びましたが)とまとめて解決した気持ちになるんです。俺はやらない。それしかないのも確かですけれど。親子関係の希薄化、地域力がどうしたこうした、家族の絆の弱体化・・・漢字書きの項立てで済むことではないのですが、それでもこうやって「ちゃんと考えてますよ」というふりで済ますのですね。で、最後は自己責任です。ここに投げてる限り事件は続きます。子殺し親殺しは続きます、昔から連綿と続いてきた出来事とは言え、です。どうしましょうか。
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統治

2015-03-22 09:20:48 | Weblog
チュニジアでのテロ事件報道、繰り返し同じ映像を見せられて、中東専門家達があれこれコメントしてます、こういう時こそこういう人達の儲け時なんだなと感心することです、同じ顔ばかり出てますから。気の利いたコメントが出るかと聞いてますが、状況説明ばかりです。貧困を基礎にした格差社会が是正されないから、欧米への反発対抗を中心にした原理主義をはびこらせる。イスラム教の宗派抗争を滔々と話すだけの専門家もいます。イスラム教が悪いわけじゃないでしょうに、こっち(キリスト教圏ですもちろん)とは違う文化文明の未開の異教徒集団という構図を崩しません。十字軍なんて表現を使うなという者もいますが、つまりそう思ってるということですね、逆十字軍だと。でもやはりああなるほどねと思う意見もあるのです、こうです。混乱が続いているのはきちんとした統治ができぬからだ。チュニジアの春、ジャスミン革命などと欧米(日本もロシアも)は囃したてて、民主化運動を正義の大衆運動と祭り上げて後方支援しましたね。リビアのカダフィーさんはその絶好のスケープゴートだったのです、イラクのフセインと並ぶ巨魁でしたから。欧米軍がガンガン大砲打ちこんで。専制政治を打破して最高最良の民主主義統治に、政治を国民の手に!不満を持つ多数の国民を唆すのはきっと簡単だったんだろうと思います事実あれだけの暴動になったんですから。でもそこまでだったというわけです、ここが一番の勘所です。不満と言っても、それは政治体制統治体制に直截対するものではなくて、日々の暮らしの貧しさ、そうでない者たちへの不平不満だったのであろうし、現体制を潰せばもっと豊かな民主的な生活がもたらされると唆されたわけです。が、この民主化運動(暴動)が起こるまではチュニジアもリビアもエジプトも専制独裁政治が何十年も続いていたわけです。マルクス主義者が自説に無理やりに当てはめようとして明治維新を市民革命だとすり替えるのと同じ理屈で、専制独裁政治は問答無用で悪である、それを打ち壊す市民革命こそが歴史の必然である、起こるべくして起こる正義の鉄槌であるとしたいのです。誰が?アメリカが、です。アメリカ政府を動かす新自由主義者達が、強欲資本主義者達が、です。イラクの石油、リビアの石油が欲しかったのですね、民主主義という衣を纏って利権を国有国営から剥ぎ取る。剥ぎ取った後は知らぬ、のです。彼らにはその地の統治など端から興味はないのです。奪えるだけ奪えばそれでいいのです。で、放ったらかされてあの事態です。ここで曽野綾子が常に言ってる、電気の通ってない所に民主主義は馴染まない、族長統治の地域に民主主義などは無用の長物なのだ論の正しさが際立つわけです。つまりあの地域には独裁専制統治が適当だったのです。何十年も大事無く、抑えるべくは抑え統べてきたことが何よりの証拠です。どうして壊さねばならなかったのか。きっと住民国民の不満が昂じて起こしたことではない筈です、余所から唆されて、仕事にあぶれてやることのない連中が吹きこまれてあの騒動だったんだのでしょう。SNSの発達が一気に暴動を広げたなんて、これが原因みたいに鼻膨らませてる専門家もいましたが、大衆を動かす手段はギリシアローマの時代からずっと受け継がれてきてます。一手段に過ぎぬことをまるで原因みたいにすり替えてはなりません。あの体制を潰したかったのは欧米です、就中アメリカです、どれだけの金がばら撒かれたんでしょうね。で、統治者を殺し、失脚させて、今までの統治の仕組みを全て壊してしまった後に、もともと民主主義など根付かぬ土地に借りもの的に持ってきても、誰を頭に据えても何もできぬは必定、この混乱は起こるべくして起こっているという見解です。それを仕組んだのはアメリカだ(ここまでは言わないですが)。チャーチルの有名なセリフがこういう時によく引用されます、民主主義は最良の政治体制などではないが、これに代わるものが他にないのだ、と。だから余計なお世話なわけです彼の地にとれば。要らぬのです民主主義などは。が、未開の民を啓蒙するは聖書に許された行為なのです、欧米が先生面して利権を漁りにやってくるわけです(だからキリスト教徒対イスラム教徒という項立てもあながち間違いではないことなのです)。日本人はすっかりこっちに馴染んでますし、他の体制などは想像もできませんが、多様性とはそういうことであって、連中のやってることは連中が常に口にしている綺麗事とは全く逆の無体だと知るべきことです。私達もそうなんですよ。
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