柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

巨星

2009-10-31 08:15:34 | Weblog
円楽さん死亡報道です。笑点のあの人、という印象がとても強い人、その意味では全国的な有名人でした。つらつら思い出すに、私は落語や漫才(この二つを一緒にすると文句が出るかもしれませんが)が好きで、結構見て聴いてきたと思っているのですが、関西に長くいたせいでしょう落語家は聞いたことがあるのは上方の人が多い、この人の落語聞いたことがあったかなと首を捻ることです。顔はよく見て知っているけれど、落語聴いたことがない(覚えてない)。新聞の追悼記事などによると、この人の師匠、大看板円生は円楽さんがTVに映画にと出始めた頃に、そんなことにうつつを抜かしていると芸がざらざらになって堕ちていくと一喝したといいます。寄席に通うといったコアなファンではないので知らないだけ、寄席に行けば彼の落語は聴けたという話ではあるのでしょうが、落語協会を抜けたことも、TVで落語できなかった一因だったんでしょうか。星の王子様、でちゃらちゃら売り出したこと、落語をぐっと茶の間に引き寄せた功績は大きかったのでしょうが、この人の落語家としての才能展開を阻害した罪も大きかったんでしょうね、新聞評にあるように。そういえばタイガース(これまた古い話で恐縮ですが。野球チームではなく、グループサウンズの)のオチャラケ映画に星の王子様役でこの人が(当然ながら若い若い)出てましたね、芸への精進という観点ではさぞや師匠は歯軋りしてたことでしょうね。若い頃に四天王の一人に挙げられて活躍していたというキャリア。他の三人は?というと、談志、志ん朝、円鏡だそうです。円鏡は大橋巨泉華やかかりし頃の番組に出て有名でしたね、早いのがとりえ、月の家円鏡、あ、よいしょ、って。でも御三家となるとこの人外して、となります。志ん朝もTVに映画にという人でしたがね。この人が一番早くに亡くなりました。上方にも四天王がいました、米朝、松鶴、春団志、小文枝。こちらは松鶴以外はご存命。脳梗塞する前の、病を得る前の、この人の芸をしっかりみたいと今更のように思います。きっとDVDがワンサカ出るのでしょう、楽しみにしましょう。合掌。
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驚嘆

2009-10-30 08:17:18 | Weblog
八丈島沖の転覆船、よくぞ生き残ったと思います。ああいう時には幸運が重なっているのが常で、こういう環境には絶対いることがないであろう者(私のような、漁船で太平洋に何日も出るなんて環境)の驚嘆を湧き起こし、好奇心をかきたてます。新聞やTVが図解してくれます、あんな狭いところ、閉じ込められた真っ暗な空間によくぞ何日も・・という驚き。閉所恐怖症の私には想像するだけでも卒倒しそうな事態です。本物の恐怖症、体の症状が出てしまう人、狭いところに行くと動悸がする、めまいがする、気分が悪くなる、嘔吐するなんて人、にはまだ届かぬ中途半端な「おそれ」なんですが、エレベーターに独りになると、ああ、このまま止まってしまったらどうしようか・・と心に湧くのです。怖いですよ。いえ、それは私の話。救助された3人の体の強さもさることながら、気持ちの強さも(皮肉ではなく、何も考えない、悪いことは考えない強さです)賞賛ものですね。あとの4人を、と気持ちは理解しますが、外に放り出されているなら自衛隊艦を衝突沈没した漁船の乗組員のように海の藻屑となってしまうんでしょうね。
 菊池君、西武入りです。あの晴れやかな顔は好印象です。長崎の好投手は広島に。何年も指名を待っていたノンプロの雄は晴れて巨人入り。ドラフトも印象が変わりましたね。今回からあの場に観客を入れたのも雰囲気が変わっている要因ではありましょうが、好き嫌いを言わなくなりましたね。というか、これも有名な話ですが、江川や元木やらの例が示すようにとかく非難の的になりがちだった巨人がその矛先をかわし且つ自分に有利にするべく「逆指名」なんて制度を作ってドラフトを骨抜きにして末のこの事態です。巨人ブランドが地に落ちて(ファンはそうは言わぬでしょうが)地上波から野球中継がどんどん消えていって、一方でその日に行なわれた6試合(正確には巨人戦以外5試合)がスカパーで見られるようになる、セリーグパリーグの差が(あれだけ歴然たるもので、野村、鈴木、山田、東尾等を嘆かせた差別)全くなくなって、何年か前の田中マー君の如き、どこでも行きます!式の発言が出てくる、これぞドラフトの目的というわけで、巨人が策を弄しすぎてこの顛末という大皮肉ではあります。さて何人が残りましょうか。プロで残るは大変です。巨人の辻元やら中日の堂本やら、まだこうやって覚えていてもらえるのは幸せな人で、燻りやがて消えていく者が山といる世界です。颯爽と投げてもらいたい。そう思いますね。18の少年達です。どうか素直に伸びてもらいたいと思うことです。
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齟齬

2009-10-29 08:08:02 | Weblog
我が日本医師会のドタバタを一席。先の選挙での大敗を受けて、長年支持して来た自民党に対して三行半を突きつけたのはついこの前でした、自民党支援の会是(とは言いませんでしたが、ズルズルと献金続けてきたのは確かなことです)を白紙撤回すると。これまたずるい言い方で、白紙撤回したあとにもう一度自民党についてもいいわけですね。民主党に乗り換えるなんてことは言いません。その昔、小泉さんにあれだけやられて、言いなりになって、ドンドン押し込まれて追いやられてきたのにそれでも自民党に尻尾振るのか?という反発はあったのです。しかし日医幹部は自民党に限らない、政権与党を支持するなんて玉虫発言で凌いできた前歴があります。政権与党。ならば今は民主党です。民主党を支持すると言えばそれなりに筋は通るのですが、言いません。明らかに周りを見てます、というか自民党を横目で見てます。確かに今は民主党で、暫くはこのブームは続くだろう、さりとて自民党が盛り返す目がないわけではない、その時のためにはそれなりに付き合っておかねばならない。金の切れ目が縁の切れ目、なんて仕打ちはできぬだろう、とか。選挙時には日医(正確には別組織が)ははっきりと自民党支持しました。そして選挙前に新聞に大々的に採り上げられました、茨城県医師会は民主党支持を打ち出して、内部分裂。小泉竹中にあれだけやられてもまだ秋波を送り続けるのか?という意見です。それでも日医は自民党でした。縋り付いてました。で大負け。で、白紙撤回表明。民主党さん、よろしく頼むよという意思表示のつもりだったんでしょうが、長妻さんバッサリやりました。中医協(中央社会保険医療協議会)の委員から日医幹部を排除しました。代わりの医者はあの茨城医師会の者、京都府医師会の者といったチョイス、当初からの民主党寄りの者を連れてくるというあからさまさ。中医協とは何ぞや、診療報酬を決める、つまり医者の収入を決めるという大事な役目があります。そこから日医の幹部を一掃しました。新聞は書きます、開業医から勤務医へのシフトと。日医は開業医の代表、既得権益保護団体、という位置づけです。その通り。でも、医療は勤務医だけで成り立ちません、勤務医たちの多くが開業医になって行きます、その道すがらです。私もそうでした。勤務医の、救急に携わることのきつさは十分に体験しました、十分に理解します。だからブツブツ言わずに仕事ちゃんとやれ!と言いたい訳です。やってきたことですからね。若いときは、経験も知識も足らぬ時はきつい仕事くぐるしかないんです。そうやって覚えていくんですから。それを時代遅れの徒弟制度、理不尽な搾取関係みたいに言う、つまりマルクス主義のあの図柄を当てはめる、そうじゃないでしょうに。勤務医を優遇すれば医療問題が解決するなんて思うのは大間違いと断じておきます。で、日医、暴挙だなんて怒って見せてますが、じゃぁ恣意行動でも起こしてみたらどうですか。昔の医者達のようにストライキでも。2200億円を復活しても、必要な所(地方の公共病院)への手当てが足りなければ何も解決しません。もっとちゃんとやりなさいな会長さん。頼むから。
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定理

2009-10-28 08:18:43 | Weblog
城島阪神入りです。新聞は、全てにおいてソフトバンク遅かったと評しています、確かに新聞記事見ているだけでもあれじゃぁ城島も気が殺がれたでしょう、獲得するか否かは未だ検討中なんていわれた日にはね。でも球団とすれば、あんな大事な時に勝手に出て行った者が何を今更・・という気持ちもわかりますか。4年20億ですって。阪神いつの間にそんな金持ちになったのでしょう。阪急に呑まれたからでしょうか。阪神より阪急の方が強いでしょう(鉄道会社とすれば)からね。でももう一つ、金の問題もあったにせよ、この話阪神寄りにできすぎですから、きっと下話があったんでしょう。金は出すから帰ってきなさいよって。うちにきたらバリバリレギュラーよって。そうでしょうね。シレッと笑ってるけど星野さん、久しぶりに顔見ましたが、まだそこにいたんですか・・
 四人の不審死の男をめぐる34歳女の物語。なんとも映画のような、誰かの推理小説のような事件です。筋書きは単純です、若い(相対的に)女が、女経験の少ない(おそらく顔写真から想像するに)うぶな(むさい)オッサンを誑かして、用が済んだら殺しちゃったと。この「殺しちゃった」が、普通じゃないと言えばそう、普通なら単純な詐欺事件で済むことなんでしょうが。オッサン達がやんやと非難して。でも殺しちゃった。四人もやってしまうということはこれは偶々ではないですね、あくまで計画的。面白かったんでしょうねさぞや。思うように引っかかってきて、思うように金巻き上げて、そしてドラマのように殺せて。男ってバカよねぇって呟きながら。おお、ゾクゾクっとします、このまんまと若い女の色香に、甘言に騙されたオッサン達のスケベ心を想像するに。本当に男っつうのは馬鹿ですから。40,50のきたない(失礼ながら)オッサンに30代の女が寄ってくること事態不自然。でも、連中嬉しかったんでしょうね、おお、やっと俺にも回ってきたって。そして思いもよらぬ展開、色香振りまかれたらイチコロですわ。で、殺す。ここがこの女の特異なところですが、ここまでが彼女のゲームだったんでしょう。一人ならず四人も手にかけたというのは、彼女の性癖(異常性格と言いましょうか敢えて)もさることながら、つるつると簡単に、甚く容易に次々にゲームが完遂したことも意味しましょう。こんなにたやすく騙されるところ、いい人ばかりだった?世の中には善人ばかりなんだ?そうですか?男騙すに手管は要らぬという万古不易の定理の証明です。男の馬鹿さの証明です。あらら・・これが第一印象でした。いかがですか、諸姉のご意見は。
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好感

2009-10-27 08:09:45 | Weblog
鳩山さんの所信表明演説、つまみ見ました。あの口調には慣れたとはいえ、徒な丁寧語尾の印象は拭えません。昔よく揶揄されていたことを思い出します、~させていただくを連発するものだから口の悪い雀達は嗤ったものです、きっと女房と一戦交える時にもパンツを脱がせていただくなんて言うに違いないって。おお、すみません、下ネタは好ましくありませぬ。そしてやればできるんじゃないの、と突っ込みたくなるような穏やかな口調。野党として代表質問するときのあの目を見開いた、大声を張り上げる、鬼気迫るものとはまるで違って。もっとも、野党時代は2/3を越える自公連中の大野次の嵐の中での演説です、勢い張り上げねばならなかったわけですが、今回は真逆、ひとフレーズ毎にいちいち万来の拍手が沸きあがる環境です、何と言っても308は強い、TVカメラも小沢ガールズをねめ回します。おまけに終わった後はスタンディングオベーションです、席に戻ると菅さんも立ち上がって拍手してます、こりゃすごいわ。新聞によるとこれを評して谷垣自民党総裁はヒトラーの演説みたいだと言ったそうです。これもまずいですよね、もっと他に刺す言葉がないかなぁ。前にも書きましたが、私は個人的には演説上手、煽動上手、統治上手の歴代筆頭はヒトラーと思ってます、ああいう「一面周りは味方ばかり」の環境を作り上げる才能はすごいと思ってます、だから喩えとしてはおかしくはないのですが、公人が公的に言う言葉じゃないですね。それは措いて。官僚原稿ではなく自分の言葉で喋る。よろし。そうでなければ伝わる筈もないことですから。事実(全部聴いたわけではないのですが、新聞の全文掲載記事によれば)自分の経験した例を引いて、人の居場所、人の出番と強調するくだり、いいですね。こういうのが人の胸に届く言葉なのでしょう。しかしいつもと違えば違ったで文句言うのが新聞はじめマスコミの仕事、学者識者の仕事です。理念だけでは事は成せぬ、具体性に欠く。胸に届く言葉はいいのだが、厳格な輪郭のはっきりした(具体的に数字に裏付けられた期日の明確な、という意味です)言葉も必要なのだと。「ああ言えば上祐」の典型です。問題が山積みなのはここ2ヶ月で十分わかりましたし、彼らの金科玉条マニフェストに多大な無理のあることも素人目にもわかってきました。さてこれから、ではあります。鳩山さん、きっと政治資金問題を自民党がグジグジ足引っ張りましょう。小沢さんも然りですが、政権代わりましたから国策調査の矛先は与党には向きますまい。政策ばかりに邁進できぬ事態が予想されるところ、でも自民党との違いは明確でしたね。この演説は成功でしたでしょう。友愛なんて子供だましを、と思ってる人(私もそうですが)に一旦反対を留保させるだけのモノではありましたか。ちょっと待って見てみようと。うまく回りますように。日本を潰さないように。そういうそういう思いは国民共通のものでしょうから。
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展望

2009-10-26 08:12:57 | Weblog
甲子園湧かせた花巻東の菊池雄星(この名前を初めて見た時から思ってましたが、「巨人の星」世代、自分も野球やってて、の親父なんだろうなと。星飛雄馬ですものね。)、あれだけ騒がれて、迷った末に日本のプロ球団に行くと決めました。プロの目から見てもそれだけの逸材なんでしょう、大リーグまで混じってあれだけ菊池詣でしてるんです、スケジュール表まで公開されて大変な騒ぎ。江川も松坂もこれほどじゃなかったですよね。でも時代が違います、背景が違いすぎますから、この騒がれ方の違いは実力差を反映するものではないでしょう。イチローがいて野茂、松坂やらがいてこその大リーグの「青田買い」であるわけです。この騒動、そしてこの決着され方、あれこれ考えられます。まず、見ているほうが驚くほどに大リーグの触手が伸びてきたこと。きっと今回を端緒にしたいんでしょう大リーグ側も。前例創り。そして一応行っとけ、顔つなぎだ、あの時来てませんでしたよねも面白くないから、なんて沢山やってくる。日本人(かどうか、正確には東洋人)の交渉人も多く映ってましたね。こうやって大リーグも見ているよ、あなた方の進路の選択肢はこちらにもあるんだよという既成事実作り。菊池が来ようと来まいとそれは二の次。今後の為の足場作り。じゃないんですかね。結構でかい金額出して子供を迷わせたにせよ、です。次は、選ばれた日本側。残ってくれてよかった、逸材の海外流出は何とか阻止したいなんて言ってます。本音なんでしょうが、その割には工夫がないですよね。新聞に載る本人の言葉に如実に表れてます、いずれは世界でやりたい、そのために日本で力をつけたいと。その世界とは大リーグなんですね。日本が、日本のプロ野球が「世界」になれば良いのに、そういう努力をしない。張本がいくら吠えても、給料や待遇、施設の充実さや観客へのサービス、どれをとってもアメリカさんに負けてましょう?プレイで勝つ、緻密さで勝つ、面白さで勝つ、なんて言うならもっともっとそれをアピールして押し出さねばならないでしょうにやらない。ズルズルと地上波から三行半突きつけられてそのまま。それでもあれだけのファンで球場が埋まるじゃないかって言うんでしょう、いままでの貯金で食ってるだけです。匕首つきつけられてます、そういう認識が必要でしょうね、日本球界。そしてあの涙、ですか。17、8の子に(しかも男に)先の展望などできぬことです。人生の設計なんてできますか?監督やら両親やらがちゃんと考えてガードしてやらねば思い違いします、勘違いします、道をたがえます。本人の意向に沿うなんて言うのが責任放棄、大間違い。こんな子供に何もわからないことです。金額の高低、設備の多寡、そんなところしか考えられぬに違いないことです。一つに絞らねばならぬ申し訳なさなり、答えが出なかったことへの迷いなりに対する涙だったのでしょう。が、こんな子供にびっくりするような大金並べられての選択は酷というものです。色々、考えるわけです。
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名将

2009-10-25 16:30:10 | Weblog
朝一番で用事があり、この時間に書いています。いつもこんな時に言ってますが、違和感です。習い性となるとはよく言ったもので、すっかり体に馴染んだリズムは他を排除するようです。
 野村克也監督、終戦です。長島、王に最初に対を張ってパリーグで気を吐いていた人です。戦後初の三冠王になった人です、ホームラン50本打った人です、でも人気がなかったです。私が幼少時、つまり鶴岡監督、4番キャッチャー野村の時代は、パリーグの試合なんて全くといってTV中継なかったですよ。見ても面白くなかったですから、あるにはあったのでしょうNHKで土日のデーゲーム中継とか、全く見た記憶がありません。南海が強い時代です。幼少時(小学校低学年時)ガムだかチョコだかに12球団の旗をかたどった金属製のおまけがついて、それが妙に上等げで、それを全部集めるのが楽しみだったことを思い出します、南海は緑色、南海が盛んにパリーグ優勝していた時代でしたからこれが人気があって。思いだします。国鉄スワローズの、毎日オリオンズの、大洋ホエールズのの時代です。南海何回優勝した?なんてダジャレが通用していた時代です。長島入団した昭和33年頃は西鉄、そのあと南海、そして阪急の黄金時代が来て、近鉄が強い時代、次に西武の黄金時代、と続くパリーグです。これに対応するセリーグは巨人が9連覇した後は、広島の黄金期ですね、その後は巨人と他の球団が交互くらいに、でしたか。南海です。杉浦、スタンカ、広瀬、景浦(あぶさん)・・あと出ません。当時のオールスター戦は面白く見てましたから覚えていそうなものですが、やはり幼少に過ぎましたか。阪急のメンバーや近鉄のメンバーはよく覚えてますが。野村が50本打っても、新聞の一面は長島や王の話ばかりです。長島はひまわり、俺は夜に咲く月見草なんて名セリフがあります。南海を馘首になったあと(南海やめるときも楽天追い出されるときのような解任さわぎでしたね)、西武に行き、ロッテに行き、生涯一捕手なんて言ってボロボロになるまでといいながら三千試合以上出た人はこの人だけです。あのルックスですから若いときもキャーキャー言われる人ではなかったですが、その分ぶつくさ言いながら渡ってきた人でした。ホームラン数は王に次いで只一人600本台、通算安打数も張本に次いで二番目(イチロー入れたら三番目)。ピカピカの名選手ですが独特の位置取りで存在してきた人です。これだけの人です、現場離れても回りが放っておきません。最近はめっきり地上波の野球中継が減りましたからBSなりスカパーなり、多く機会のあるところで名解説聞かせて欲しいことです。名選手必ずしも名監督(名伯楽)ならずとはよく言いますし、実際その通りなのですが、この人は例外の典型でしょう。でも、楽天、次がブラウンとはまた思い切った方向転換です。年寄りは消えろ、の意思表示でしょうね。次は選手達が戦々恐々ですか。
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弱点

2009-10-24 08:13:45 | Weblog
まだ3ヶ月に満たず、なのですが、何かをがらりと変えるには初めの3ヶ月(別に期限の長さの問題ではなく、早く早く!という意味です)です。新政権、あちこちでぶつかってます。選挙前から懸念されていた財源問題はそのまま大問題です。米軍基地を沖縄から動かすなんてのも所詮は絵空事です。野党の立場で無責任に広げるだけ広げてた大風呂敷をどうやって畳むか、です。政権与党の、内閣経営の困難さを初めて知ったというところですか、でも「初めてだから」は今更言い訳にはなりません。初当選したり、思わず当選した議員がよく口にする「なにぶん素人ですので、今からしっかり勉強しまして・・」なんてのがあなた方には適用されない。否、こんな言葉はどんな田舎の議員にも許されませぬ、高給を食んで勉強する?何を寝言言ってる?そういうのを税金の無駄遣いと言います。だからあれだけ自民党のおバカ連中を追い詰めたあの勢いよろしく突っ走ればよろしい、と思うのですがこれがなかなかできぬと見えます。友愛が形になりません。もっとも、簡単に処理できる策があれば自民党がとうにやってますわね、同じ穴の狢達です、思考回路は一緒でしょう、経験集積度も、問題解決手続き回路も同じでしょうから。だから早く!なのです。時間があけば空くほど次々に雑多な意見が耳に入ります、一分の理のある話が積み重なればきっとがんじがらめです。特に前原さんのような理で押すタイプは理に弱いのですから、必ず遠からぬ将来にトーンダウンします、決定を先送りしている限り。その点は亀井さんは情で来ますから、データ並べられても平気でしょう。日本人はこうなのだ、日本人はこうやって栄えてきたんだ!と撥ねつけられます。もちろん亀井さん弱点は情にほだされるところではありましょうが。さて、いずれの性分であっても、早く早く!がキーには違いないところと思いますが、いかがですか。
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仕事

2009-10-23 08:24:09 | Weblog
楽天終戦ですか。野村さんいよいよ終わりですか。残念ですね。ひょっとしたらと十分に期待していました。第一戦のあの負け方が暗示しましたか。3連敗後の4連勝なんてのはあまり珍しくないことになってますが、さてそこまで気持ちが繋がりますか楽天の選手達。
 日本郵政の新社長、これを渡りと言わずに何が渡りだ?と竹中平蔵、渡辺喜代美が吠えてます。その通りですわね。先の職場(証券取引所とかなんとか)は大蔵省官僚の天下り先の最たる所、そこからもう一度官製金融機関(に今からもう一度戻るんですが)に再就職する、こういうのを渡りといって民主党は自民党を叩きに叩いて来たんですからね。ちょっと居てはごっそり退職金をかっさらっていく。これこそ無駄遣いと叩いてきたわけです。で、これ。昨日も書きましたが、本当に有能でバリバリ仕事ぶりを見せてくれれば何の問題もないのです。今一度日本中津々浦々に郵便局を復活するとか、かんぽの宿を処分するにしてもっと「普通」に売る。宅配便に負けたのは何故かを考える。競争しないでいいから、官製の役割を果たしていく、つまり隙間の補完補充。営利目的に適合しない、つまり儲からないから民間が手を出さないところを補填する、これも大事な行政の仕事ですね。行政の仕事は公共に資する新たな事業を生み出すことばかりじゃありません、隙間を埋めることも大切な仕事です。あれだけ宅配便が日本中にネットワーク張ったのです、それと張り合う必要などありません。その地区に一つ手段があればいいのです。手段がないところに手当てしていけばいいのです。そう思いますね。郵便局やら役場やらというのはまさにそういう存在であるべきでしょう。そういう目に見える具体的な仕事を見せてくれれば、元官僚だろうが誰だろうが構いません。できる人にやってもらいたい。我々はそう願っているわけです。できぬ奴ばかりが目立ってましたからね。民主党さん、亀井さん、しっかり頼むよ。という気分です。
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官製

2009-10-22 08:12:52 | Weblog
日本郵政社長の首がすげ変わりました、えらくあっさり。鳩山弟の異議申し立てを麻生さんが蹴って西川さんにはお咎めなしと納められた矛でしたが、兄さんは(も)許しませんでした。かんぽの宿叩き売り問題は結局なんの解決も見てません。当のオリックスの宮内さんはとうとう一度も出てきませんでした、何より不思議なのはマスコミが全く追わなかったことでしょう。週刊誌や月刊誌には小泉竹中宮内の密約なんて書かれてました、ありそうな話です。官から民へ。嵩高いハコ物を処分して身軽になることはその象徴的な対処法になりますからね。会社も民営化(民間人に任せる)して身軽になる、そのために宮内さん力を貸してよってな具合。この宮内さん、規制緩和委員会か何か(名称は覚えていません)小泉改革の本丸の諮問委員会の座長でしたね。そこが胡散臭いというわけです。自分で処分を決めて、自分が買い叩くという図ですから。鳩山弟はそう感じて、手続きの不備を見つけて糾弾した。それを麻生さんが抑えた。自民党としての態度の問題でしたか、小泉改革を、つまり4年前の衆院選で示された民意をそう簡単に覆すわけには行かないという判断であったのでしょう。そしてもう一つ、宮内さんを呼び出し質すには選挙が近すぎた。それでなくても危ないのに、ここで新たに敵を作るような真似はできぬ。そういう極めて政治的判断であったのでしょう。でもそう考えてもどうしてあれだけマスコミが宮内さんに関わらなかったかはわかりません。入札の不自然さを鳩山弟は挙げてましたね、そこの糾明が全くなされずに終わりました。マスコミも追わない。誰がどう抑えたのでしょうか。興味があるようで、同時にうんざりするような男の社会で。西川さんは悪くない、なんて話にもなるのでしょうがしかし、当の社長には違いないわけで、この首獲らなければ改革もないわけです、まずその一歩。で次がなんと元次官と来てはこちらもびっくり。脱官僚、天下り追放じゃなかったのかい、あなたの党是は、政権是は。次官辞めて10年以上経っている、官僚扱いは当たらない、そして極めて有能の士であるというのが亀井さんや鳩山兄さんの弁です。自民党の連中が口尖らせているように、先の日銀総裁選びの時にあれだけごねて混乱させた事と(理由が財務省出身だったことでしたから)どういう整合性があるのかしら。亀井さんのいいようにやられている、という図ですか。いいえ、どこ出身でもいいんです。ちゃんと仕事してくれればいいんです。みんなに(国民に)よく見えるような、郵便局の本来の機能を取り戻してくれればそれでいいんです。新聞は先祖がえりなんて揶揄しますが、こういう制度は官製、国営で何の問題もないでしょうにね。そう思いますが、いかがですか。
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