柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

六臂

2015-09-30 08:23:50 | Weblog
安倍さん国連で常任理事国入りを目指しているそうです。プーチンとの会見の模様が写ってました。なんでも遅刻常習犯のプーチンを40分待たせたそうで、なかなかじゃなぁ。遅刻する奴はえてして他人の遅刻に怒るもんです。きっとプーチンも腹立ってた筈です。遅れてすみませんと謝るところから始まりますね、ああいう所、不戦敗に近い状況だから他人との約束事で時間は厳守しなさい、遅刻するとは話し始める前から負けていることですとの啓発本が多いですよね。でも、そこに一向悪びれぬ輩もいて始末に悪いことも多いのですが。北方四島を返せ、この話題に向こうが乗るか乗らぬかという、何十年も続いている首脳会談です。オバマ・プーチンの会談場面も写りましたが、こりゃ二人とも表情硬いわ。シリア内戦のどっちを味方するかで真っ二つです。ウクライナであのぶつかりですから、こっちで手を結ぶわけにもいかないでしょう、プーチンはずっと強面です。でも安倍さんは精力的です。こんなにあちこち顔を出し日本の存在をアピールしてきた首相が今までいますか。感心しますよ。
 でも、インドネシアでは新幹線受注競争、中国に負けたんだそうです。日中どちらにもいい顔して来てたんでしょう、どちらかに決められずに一旦中止して(わが国に高速鉄道は不要だとか何とか理由つけて)、改めて人を代えて中国に発注したといういきさつのようです。負けたら負けたで批判が噴出しますが、ここまで安倍さんの所為にはできますまい。
 福山雅春の結婚でひっくり返ってる様相です。全然興味ないですが、菅官房長官が珍しく口を滑らせてます。と言うかこれが普通のオヤジ感覚でしょう。早く可愛い赤ちゃんを、と言いますよね普通。でも、結婚と出産は別事だとか、女に出産を強いているのか?なんて言いがかりが飛んでくるんですから今時は。それを国家の繁栄のために皆さん多く出産してくださいなんてのは、向こうさんのストライクですよ。アウトでしたねぇさすがに。
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伝統

2015-09-29 08:25:21 | Weblog
当地 super moon だったそうな望月が今朝西の空にくっきりと残月でした。こりゃ風雅だわ。夜の月を見そびれたのでしたが残月もオツなもんです。もっとも車の音やら朝の騒音の中でしたからその分は差し引かれたことでしたが。
 大相撲鶴竜、照ノ富士を決定戦で破って横綱になって初優勝したことでした。が、本割でのふがいない負け方(もっとも、相手が手負いと知ればああいう立ち合いでしょうね。さすがに痛めてる右膝を蹴るわけにもいかないです)や、前日の一度ならず二度までのの立ち合い変化を指摘されて彼は言ったそうです、人に認められたくて相撲を取ってるのではない、自分の相撲人生を生きているのだと。おお、言い放ちましたね。新聞記事は肯定するような調子でしたが、こういうのを許してると(横綱が立ち合い変化しても禁じ手でないから仕方ないとか、本人の信条の問題だとか言いながら)元に戻らなくなります。あちこちに理不尽があって初めて継承されるモノってのがある筈です。横綱は斯くあるべし。白鵬があれこれぶつかりながらもそれに沿おうとしているところ、こんな勝手な言い分を許していると、勝ちゃあいいんだのただのスポーツに堕ちる(あえて言いますが)ばかりです。違いますか。
 大谷15勝、藤浪14勝。藤浪は4つ目の完封、しかも巨人相手です昨日は。いいですねぇこの二人。阪神はこの人獲れてよかったですねぇ、つくづく思います。和田監督が更迭と決まった途端にズルズルになってます、阪神はいつも最後を粘れません。よく知ってることなのですが、巨人を完封するというひとつ出来事でファンは現状を忘れるのです。来年は20勝や~。今年の3位が危ないと言うのに・・・阪神ファン気質だと思うのですが。
 オリンピックの開催国推薦競技候補が発表されて。スケボーのスポーツクライミングのサーフィンのと驚きますねぇ。競技人口の多いことが選考条件だそうで、記事見ると確かに野球より多いのでした。へぇ、そんなもんですか。こういう感想もすっかり時代から外れている証拠なのだろうなと自覚はします。自覚はするのですが・・、オリンピックでサーフィン?しかも日本で?どこの海で?どうかなぁ。
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外交

2015-09-28 08:25:11 | Weblog
習近平さんが訪米して首脳会談が話題注目されていますが、一方で安倍さんは早速にアフリカに行ってさらに国連で演説してと積極的な外交姿勢です。地球儀外交とか呼ばれて揶揄の対象でもあるのですが、高評価を受けてることでもあります。元気ですねぇ。乃公出でずんば、の心意気使命感なのだと思いますが、ひとつひとつあれだけ批判非難されながらも決めていく決まって行く結果が残って行く、この自信ですね、彼のエネルギーの源は。うらやましいと本当に思います。あれが権力だと言われればそうでなんでしょう。けれど強い使命感も感じるのです。安倍さんを気に入らぬ評論家達は二言目には爺さんを意識し過ぎ、大宰相と呼ばれたいんだろうなんて嫌味を言いますが、それで結構、ですよね。この地位にいれば、この地位に無投票で選ばれる強さがあればのことです、意思表示とすればこれほどわかり易いこともないし(決められない政治だとあれだけ文句言ってたのは誰でしたか?)、わかりにくい、説明不足と言い募る割には問題の本質を論議しようとしない作戦が見え見えで、となれば手続きを踏むばかりのことです。わかろうとしない相手から説明が足りないと言われても、の結果でしたから。新潮45今月号の巻尾論文で佐伯啓思さんが書いてます、安倍さんの談話は戦後レジームからの脱却を謳いながら、戦後レジームにすっかり浸かっていることを表明したんだと。共通の価値観とよく安倍さんは言いますが、自由、民主主義、人権尊重、法の支配、これこそが欧米が正統化したレジームなのだ、戦後レジームそのものだ、その遵守を表明したのだからと言います。なるほど。そういう見方でもあるわけです。この四つを正しいことだと思い込まされてること自体が戦後レジームだと。民主主義は五ヶ条の御誓文にも書いてあること、これはアメリカからの授かりものではないとはよく言われることですが、この意見、いかがですか。
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含意

2015-09-27 10:06:59 | Weblog
昨日は時間切れの様相でほんの少し触れただけでしたが、福島菊次郎さんの訃報に向けて。長く当地柳井に住んでおられました。有名な写真集ピカドンを何かの書物で知り、ネットであれこれ探しましたがなく、それ以外の書物や写真集を何冊か買い求めて読みました。文章よりやはり写真です。もともと写真、白黒写真での昔の風景を見るのが大好きで、他にも例えば土門拳とか岡本太郎とかの私が幼少時の頃の風景の写真集を多く持っていますが、瀬戸内離島物語、これは衝撃でした。大きな版じゃありません普通のソフトカバー本です。昔から山口県に住んでおられる人ですから、瀬戸内と言えばこの辺りです、きっと身近な場所が写っているのだろうと求めたことでしたが、期待通りの「抉りモノ」でした。観光写真じゃありません。中でも戦艦陸奥の沈没後の始末を写したものは言葉を亡くしました。戦艦の写真じゃないのです、その後に敷かれた信じられぬような緘口令、遺体の処理、近くの柱島に野晒されている人骨の数々。歴史の勉強なのでした。体制側が隠してきた(いる)ことを暴く、こういう態度を反体制、反骨と表現しますから、彼はこちらの勢力からはずっと持ち上げられてきた人です、何年か前には「ニッポンの嘘」というドキュメンタリー映画が作られ、本人も柳井の街も写っていました、ご覧になった方もいらっしゃいましょう。時を同じくして絶版となっているピカドンの内容を多く含んだ新たな写真集も発売され、私は念願かなったことでした。卒寿を越えての大往生ですが、生前に彼の残した二十数万枚のネガをデータ保存できるという記事が載って、全くの部外者ではありますが安堵したことではありました。本人を目の前で見たことがあります、小さな爺様でした。改めて合掌。
 御嶽山噴火から一年だそうです。もう一年?ですが、常に心に置いておく要のない者にとれば、一年ぶりに思い出すだけのことです、もう?です当然。そうでない人達にはそうでない筈です。3.11もそうです。今次の鬼怒川大氾濫もそうです。見物者には映画館を出た後のようなことなのです。
 NHKの討論番組に櫻井よし子さんと若手左巻きの気鋭の学者小熊さん、それと保守左巻き一人ずつ他の学者(大学教授)計四人が出てました。安否法制、選挙権18歳付与件などテーマを変えて討論してました。櫻井さんは名だたる保守論者、弁が立ち考え方も切れてる人です、こういう場には最適でしょう。小熊さんは写真ではよく顔を見るのですが(痩せて目の大きさが目立つ人、いわゆるギョロ目)肉声聞くのは初めてでした、想像していた通りの声、細い高音系でした。相手が櫻井さんだったからでしょう、左巻きの二人は気合が入っているのがアリアリでした。左巻きさん達の拠って立つのは、橋下さんじゃないですが民意です、この二人もあれこれ言い方は違いましたがとどまるところ民意が反映されてないを根拠に論陣張ってました。で、司会のNHK解説委員が振ります、国会と民意の関係は?小熊さんがどう言うか興味がありましたが、直接民主制が理想なのだが社会が大きくなると間接民主主義制度は已むを得ない、が、選ばれたエリートたち(と言うてましたよ)が勝手に回し始めると民意から遠くなる、エリート以外の意見をインプットできる仕組みがいるのだと、膝が抜けるような嗤ってしまうようなガッカリ概論をシレっと滔々と話してました。そんなこと俺でも言えるよ。彼らは結局こういう抽象論概論から抜けられない、対案を出せない、現行案に文句言うばかりなのです。櫻井さんは、安保法制を戦争法案とか徴兵制への道とか本質外した煽りをし過ぎだNHKを含めたマスコミは、とやってました。司会の解説委員は、NHKは様々な意見を報道しているつもりです、櫻井さんにはが不満があるようですけど、と返してました、ここ面白かったですよ。もう一人の左翼学者は、櫻井さんの指摘を受けて、与党が平和維持法案なんて嘘を言うからこういう反論が出るのだと吠えてましたが、これも言いがかりに近いので。中国の脅威、尖閣で南シナ海で中国は何やってるのか、ここを知ればわかるでしょうと櫻井さんが言うと、それを当初言わなかったのは与党じゃないか、と返して。やはり何かがそこにあってそれに反対するしかできぬのでした彼らは。しかし櫻井さんはスマートでいいなぁ、いえ見た目じゃなくて頭の中が、です。憧れますよあの立ち居振舞いには。反論するのに、でもね、あのね、とやさしく始まるのも相手の勢いを殺ぐのでしょうね、男には効きましょう、そうも思いました。
 照ノ富士強行出場です、でも明らかにダメ。豪栄道なんかに負ける人じゃないです。そして鶴竜のあの勝利優先の振舞い。ルール違反じゃないんだからあれでいいんだと張本は世論を意識して擁護してましたが、神儀の国技のと不祥事時には大叩きして、別の時には妙にスポーツ面(づら)を強調したり。鶴竜の横綱らしからぬ取り口を責めるなら、稀勢の里の為体はもっと責められていいです。何~にやってる?あれだけガタイの差があるからこその鶴竜の「工夫」だったのですから、デカい方とすれば墓穴掘ったところを叩かねばなりません、そういう非難になりましょう。千秋楽、照ノ富士出場しましょうか。同じ批判されるなら鶴竜にはいっそのこと相手の痛めている右足を蹴りあげるってのはどうでうすかね。プロレスでは解説者が平気で言ってましたよ、相手の怪我しているところを狙えって。もっともマスコミには散々にやられますよ。その昔どこかのオリンピックで山下泰裕が準決勝だかで足首痛めて、それでも決勝で、相手はエジプトの巨漢でしたね、相手が山下の痛めている足を攻めずに銀メダルに甘んじたのをこれでもかと褒め称えていたことです、よく覚えています。その逆をやろうものなら・・・。やってほしいですけどね、優勝するのが至上目的だ、情実やスポーツマンシップなどクソくらえだ、俺はプロの格闘家だと。
 
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証文

2015-09-26 08:19:47 | Weblog
証文の出し遅れ(日経コラム)、ずるずる体質(天声人語)。下村文科相の辞任会見の評価です。その通りでしたね。私は辞任したいんだけれど、もうすぐ内閣改造するからそれまでやってくれと安倍さんに言われたとまで話してました。こういうタコだったというわけです。先の献金問題でのあののらりくらりさでわかっていたとはいえ、責任取るのにすぐに辞める(馘首する)のがいいとは言いませんが、日本人の大好きな潔さに大きく欠ける輩ではあります。
 司法試験問題漏洩事件、漏洩元の教授は断罪されましたが、漏洩先にはお咎めなしです。贈収賄罪と言うが如く贈る方も貰う方も咎められるが筋ってもんですが、こちらはまるで被害者風で。こういう時こそ週刊誌です。ありました、彼女はシレっとして罪の意識はないそうです。ま、一方的に下心むき出しと知らずに言いなりになった子猫然としてればいいんでしょうけれど、それはないやろ~チッチキチ~です。しかし教えてもらった模範解答をそのままに書くか?であり、さらに満点なんてのはおかしいと思うが常識的です。こっちの子猫ちゃんも頭が悪かったのかあるいは確信犯だったか(そういう場合は小悪魔といいますが)。ですね。
 フォルクスワーゲン、大変ですが、新聞の風刺画にありました、スズキが提携を解消してすぐの出来事でしたね。こいつら信用ならねぇ、とスズキの名物爺さん社長が描かれてましたが、このタイミングですね。この辺りの機微が面白いと思うのです、あるいは前もって知っていたことなのかもしれませんが。もっと言えば、この手の不正はどのメーカーもやっていることやもしれません。技術的にはとても容易な細工だそうですから。だからアメリカも国交相も全てのメーカーに検査すると言ってますが、さてこっちもズルズルの世界でしょうからどこまで徹底されるやら。
 照ノ富士、いやなこけ方でした。両膝を内側に折るような不自然な倒れ方。グニャっと仰向けでした。靭帯やってましょう。ああ、こうやって怪我するのか。バルトのように消えていく運命か。
 福島菊次郎さんの死亡記事です。当地柳井に住んでおられました。反骨の写真家でした。ピカドンは手に入れられなかったですが、この人の写真には見入りました。合掌。
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意見

2015-09-25 08:23:20 | Weblog
国民の声を聞くべき。あちこちで聞く言葉です、というか切り札のように葵の御紋のように使いますね凡百の評論家がコメンテイター達が。安保法案の時もそうでした、小難しい顔しながらこう言えばよかったんです。国立競技場の時もそう、あのエンブレムの時もそうでした。今次、文科省が設置した第三者委員会が競技場騒動の総括して、当の親分(下村さん、思うにこの人も厚顔の粘り腰ですね、あの不正献金騒動もくぐって居座ってます)が悪かったとやりました、ついでに実行部隊JCS理事長の河野さんも一緒に。尻尾切らねば前に進めぬと菅さんが決めたんでしょうね。でも森さんには届きません。週刊誌や月刊誌ではこの老害を叩く文を多く読みましたが、現場では叩けない、のです。有識者会議という重し、重鎮揃えて体裁づくりである一方で天の声然と振舞うわけです。責任は取らずに済みますし、意向が通らねば刺せばいいんですね。そして外からは刺されない立場です。だから国民の声を聞けと下々は言い募るしかないのですが、しかし安易に言い過ぎの感です。アスリートの意見も聞け!とマスコミが煽り過ぎたのも一因です、そう振られるとこう答えるばかりでしょう。でも、言い過ぎ。国民の意見なんて集約できません、だから代表がいる、各界の代表が集まってる、そこに庶民の常識が通用しないとあれば、一体誰が悪いんだ?の話です。そう決めておいて、国民の代表が考えた筈なのに国民の意見を聞けなんてのは論理矛盾です。朝刊一面に増田明美のコメントが載っていてこう見出しが出てますが、あなたの意見が国民の声かい?そういう話ですから。
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引導

2015-09-24 08:23:24 | Weblog
すっかり昔話になってしまってますがあのSTAP細胞、正式に息の根を止められたという記事です。共同執筆者だったバカンディー教授(この人も変人であることさんざん書かれてましたが)のいるハーバード大での再現実験、悉く失敗してチョンだそうです。ネイチャー誌が再現できなかったと載せ、同時に理研のあれは若山さんの持っていたES細胞そのものだったという論文も載ったんだそうです。混入というと誰か他に犯人がいて、本人は無実のようなニュアンスですが、捏造、ごまかしですからね。本人がやったのか、自死した笹井さんがそれこそ誑かされて魔が差してやっちゃったのか(私はこちらだと思いますが)、いずれにせよ小娘小保方さんの度胸の良さではありました。学問的には正式に終息です。理研からの小保方さんへの咎めはまだ続くのでしょうが。
 けさずっとNHKを見てます、ラグビーの話を全然しません。ということは負けたんですね、スコットランド戦。8時40分現在、勝敗を知りません。照ノ富士、強いこと。間違いなく横綱ですね。離れて眺めると歴史ってのはこういう造りなんだなと感心します、次代が出てきて主役が退場していく。有名な関係、大鵬ー先代貴ノ花、その貴ノ花ー千代の富士、千代の富士ー貴乃花、それぞれ引退への引導渡した者が次の主役を張る、あれです。白鵬も近々ですか。次の場所で照ノ富士に完敗して引退。見えるようです。一方でバスケット(興味ないですか?)。田臥という昔のビッグネームを冠して何とかなるぞ感を醸していたことでしたが、イランに48‐86のダブルスコア負け。全然世界は遠いです。予選に出ることに意義がありましたか。
 
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侵害

2015-09-23 11:50:16 | Weblog
翁長沖縄県知事がジュネーブでの国連人権理事会とやらで演説したそうです。これは前からやるぞやるぞと予告宣伝されていたことです、果たしてやっちゃったという感じなのですが、その報道が意外と小さいんですよ朝日も毎日も中国新聞も。沖縄にだけ軍事基地が集中しているのは人権侵害だとやったそうです。人権侵害?まぁ大きく出たことで。沖縄の人々は自己決定権や人権をないがしろにされてる、沖縄が間違っているのか日米両政府が間違っているのか判断してくれ。ううむ、こういう方向に行くわけかと、妙に感心したりしますが、違うんじゃないの?ですよね。それもそうなんですが、こんな発言が大好きな筈の朝日も毎日も一面大見出しで載せるかと思えば、一面記事ですらないのでした。どうして?安保法が成立したところです、あれだけ反対してたんですからせめてこちらくらいはともっと煽るのかと思えばえらくあっさりと流している印象です。でも知事のこういう「告発」「言いつけ」演説だけしか記事にしてませんが、産経は違います。実はこの場での演説は彼だけじゃなかったんです、移転賛成派の発言も認められてたんだそうです。そんなこと一言も載せませんよ、朝日も毎日も中国(東京新聞)も。産経も一面ではありません、こんなこともありましたよ風情の普通の囲み記事ですがそれによると、翁長さんの演説の後に政府代表が発言を求めて反対論を述べたそうです。翌日には別のNGOが日本政府は沖縄の先住民の自己決定を尊重すべきだと述べて、その後にも移設賛成派にも発言の機会が設けられていたそうです。へぇ、なかなか機会均等な会じゃないのと感心しますが、そんなことを知らせませんからね朝日も毎日も。翁長が人権侵害だと演説した、とだけです。こんな報道じゃいけないでしょう、ジャーナリズムのイロハのイじゃないですかね公平さってのは。都合の悪い、意に沿わぬ事は知らせない。なんとまぁ。クオリティーペイパーが聞いて呆れます。これじゃイエローペーパーです。それにしても先住民ですよ、沖縄の人先住民だったんですね、インディアンやインディオ、アボリジニの如く。そうやって弱者感を強調するんですね、先住民って何?ですけれど。そこを突いて移設賛成派(女性だったそうですが)は「沖縄が先住民の土地だと主張すること沖縄を独立に導こうとする人たち、それを支持する中国こそが地域の平和と安定を脅かし、人権への脅威だ」と発言したそうです。その通り!国連と名がつけば正義の味方のように日本人は勘違いしてます、今次の人権理事会なるものも所詮は左巻き達の非難集会かと矯めつ眇めつでしたが、産経の報道見る限りは賛否両論の発言の場であったようです。それにしても全国紙達の情報選択、その恣意さには改めて驚きますし、怖いことではありまする。新聞は一紙では知識が偏りますよ、朝日だけでは毎日だけではなりませぬ!
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敬寿

2015-09-22 09:12:17 | Weblog
敬老の日でした。敬老、長寿とこの手の単語は「ま、そういうことにしとこか」の偽善欺瞞に包まれているものです。老いを敬い、長生きを寿いで、ますか?日本人の寿命がどんどん伸びて、ずっと世界一(男は二位ですか)と保っているのはご存知の通り、その理由も色々言われてます、高い衛生環境、食糧事情の維持(明らかに飽食ですが)、それに加えるに私もここでよく言ってますが、医療事情の改善、ひとえに国民皆保険制度に負うことです。最近読んだ本にこうありました、メタボメタボと単に腹囲だけを基準にして脅かすようなことを言う、BMIなんて新しい指標作って痩せろと痩せろと言う、日本人の寿命が延びたのはこういう体型になったからだ、国民全体が長生きするためにはこういう段階が必要だったのだと。なるほど、と思いました。正確を期して書き添えますが、メタボリック症候群(メタボ)とは腹囲と体重だけを基準にしているのではありません、血圧、コレステロール値、血糖値、耐糖能、内臓脂肪量などを総合しての判断です。特にこの提唱者は(病人を増やした張本人とも言えますが)腹囲に関して、内臓脂肪量と皮下脂肪量とを問題にしているのだ、単純な腹囲の比較ではないと釈明してますが、いいえ、健康産業は単純化するばかりですから。肥えるな、痩せろにどれだけの企業業者がたかってますか、サプリメントやTVショッピングでよくご存知の通り。だからこの新しく作られた「病気」はとても罪深いのですが、それは措いて。長寿になったのは皆が肥えたからですよ。食べ物が十分にあればヒトは長生きできるのです、とても単純な真理です。ヒトだけじゃないでしょう、地球上の生きとし生けるもの全て、この単純則の中に居ます。その逆も真であることはものの100年前と比較すればわかることです。それを食うな、痩せろと言う、今度は寿命じゃなくて病気にならぬ為にと。病気にならぬはつまり寿命を延ばすことだとおそらくすり替えることでしょうが、大体に病気にならぬ為になんてのが無理な話なのです。あなたの周にいる高齢者さん達は日常生活に注意してこられた人ばかりですか?医者に言い含められてこれでもかと薬を飲んでいる人は多いことでしょうが、そんなことが寿命に関連してはいません。病気は予防などできぬのです。しっかり食べてきたから長生きなんでしょう?食べるものがなくてガリガリに痩せて長生きしている人がいますか?ぶくぶくに肥えてる年寄りは多いことでしょうが。そしてこれが勘所と思っていますが、80歳を越えて何かの病気になって、それがいけないことですか?それを避けねばならぬことですか?と、取り敢えずに長寿者には拍手しておこうとの流れです。特に100歳以上の爺さん達は一番戦争にとられて亡くなっていった年代、男女合わせて敗戦からの立ち直りに貢献された年代、この人達がいなければ今の日本はなかった筈です、そういう感謝の気持ちは大きいのです。が、しかし、現実は、です。100歳以上が当地山口県で1000名を超えたそうです。80歳以上が全国で1000万人を越えてるそうです。少子高齢化は必然の帰結だと思っています、7000万8000万人人口に収束していくのだろうという予想に肯んぜている者ですが、死ぬ方法を各自考える時代なのではないのでしょうか。そう思っています。
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建前

2015-09-21 09:47:30 | Weblog
セイガクの集団を SEALS と書いてきましたが、SEALDs が正しい表記のようです、訂正します。
 シリア難民受け入れのなすりつけ合いが始まってます。安い労働力として受け容れてきた経緯(もちろん難民じゃありません、移民という名です)があります、から人道的観点からだけでなく、こんな時だけ都合よくシャットアウトできぬわけです、ドイツフランスイギリスの先進国。トルコからギリシアに渡って、次にどこへ行くか。ハンガリー、セルビアを通ってドイツに行きたいのですが、ハンガリーが通過も許さぬと国境封鎖してます。通過する者ばかりじゃないですしね、人道的支援という名の出費が巨額になるのは目に見えてます、それでなくても財政苦しいのに、です。次の国境までなら送ってやる、地図見ないとわかりませんがオーストリアとかドイツに行くまでまだいくつか国を越えねばなりません。フランス行くにはアルプス越えです(まさか歩いて越えていくんじゃないでしょうが)、イギリス行くにはそこからさらに海を越えてです。ハンガリーギリシャ国境のあのバリケード、有刺鉄線は痛々しいですね。難民認定の手続きが長期間かかるとしきりにTVが言います、つまり難民なのか移民なのかの区別ですね。難民は人道支援の対象だが、勝手に国を捨ててきた者は対象外だというわけです。さてそこの線引は悩ましいですね、外野の素人が考えても。こんな時こそバッサリ斬るべきでしょうけれど、自国の内乱から逃げてきたことには皆違いないことで、金も衣服も食料もない命からがらかどうか、着の身着のままかどうか、ですか。報道によると金持ち達が逃げてきているのです、トルコからギリシャに渡る密航船賃も安くない(ブローカーの儲け時です)、その金を出せる人達なのです。金のない人達はどうしてる?トルコに居るんですよね当然。ウクライナやロシアには逃げられないでしょうし。だから難民じゃない。ならば保護の対象にならない。EUでの取り決めの対象にならない。どうする?移民として受け入れる?移民に対する手続き、法律の適応。逃げてきた人達にはどちらでもいいから、でしょうか。それとも難民指定を要求するんでしょうか。移民であれば入国拒否できる、あるいは自国への強制送還が許される、とかの決まりがあるのなら、何としても難民指定受けないとなりません。もちろんそのための財力でもありましょうからね。本音と建前の世界になってます。人道尊重か排他感情か。私には後者がうんと強いので、ハンガリーの対応を勇気ある行動と見てます。いかがですか。
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