柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

市井

2010-02-28 09:58:57 | Weblog
高校授業料を無償化するにあたり朝鮮学校を外すか否か(外すと副大臣や首相は言ってますが)で議論が沸いています。日本らしいことです。公立高校対象でしたね、私立高校はどうでしたか。外す理由は、朝鮮学校が学校教育法で学校と認定されていないこと、朝鮮学校は北朝鮮人子女が多く通っているという環境のもとに拉致問題で経済制裁している国に対して優遇処置を施すことへの整合性、朝鮮学校での教育内容が日本のそれに沿っていないこと(北朝鮮の学校ですから金正日礼賛です当然、拉致問題なんか教えはしないでしょう)などが挙げられてます。政治家が、有識者が挙げそうな、いかにも形式上の反対論です。もちろん反発もあります、産経新聞にこういう記事は詳しいです、北朝鮮日本支局の朝鮮総連はこう言います、恣意的な理由で高校無償化制度から意図的に除外するということは、国際人権規約や日本国憲法の精神に反する不当な民族差別、人権侵害と断言せざるを得ないと。おうおう、こちらも言いそうなこと、いつもの絶叫単語が(差別、人権)踊ってます。彼らの自己陶酔スイッチがオンになりましたか。こう言ってきたらこう反駁せよ!のマニュアル通りですか。これは同じ民主党が法令化したがっている、地方議員に限っての永住外国人への選挙権付与(つまり被選挙権付与です)問題と通底します。竹島、対馬への韓国人の無遠慮な侵入(敢えてきつい表現しますが)への対応、下関初め在日韓国人の多い地域での国益問題がすぐに湧き上がりましょう。島根県やら鳥取県議会に外国人(永住権は手に入れているけれども帰化していない韓国人、北朝鮮人です)が入り込む危険にどうして知らん顔するのでしょうか。百歩譲って、参政権を得たければ帰化すればいいんです、手続きはちゃんとあるのですから。亀井静香がよく言う正論です。日本という国が日本人に対して行なう施策です。こういう線引きを曖昧にしてはならぬと思います。無償化問題と同根です。福島瑞穂がまたこの人らしい人権と言ってればいいと信じ込んでる能天気なこと言ってました、子どもたちの学ぶ自由、学ぶ権利は守ってやらねばならぬと思うと。国のことはどうでもいいらしいです。無垢(であるとの前提です)で前途洋洋たる子供たちの学ぶ自由を奪ってはならない、なんて問題にすり替えて得々としています。違うんじゃないですか。日本人とは、という問題ですよ。もっとも日本人に限る、なんて決めると、駅伝留学しているアフリカ人、相撲留学のモンゴル人やらはどうする?ということになります。特例、例外がワンサカできそうですし、こういう決め方も難しいのでしょうが、だだっ広い人権問題からの視点ではなくて(だだっ広すぎてつかみどころがなくなって、こうやって論点すり替えられるがオチです)、日本人用の高校だけに限る、でいいわけですね。無償化のいい悪いは別問題にして、朝鮮学校まで無償化にすることへの市井の批判は大きいことだと思います。首相、今度ばかりはぶれずに押し切ってもらいたいことです。いかがでしょうねぇ。
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才能

2010-02-27 08:22:22 | Weblog
どの情報番組もフィギィアスケート一色、そして相応の結果で大団円です。まず安藤。この人も後世ビッグツーに隠れて日の目を浴びなかったと評価される、いわば不運の人なんでしょうね。でも客観的に言えばやはり華が足りません。浅田に華があるかといわれれば、幼さの残る日本人顔(典型的な日本人の女の顔じゃないですか、うりざね型で笑うと目が半円を描く、漫画でさらさらと描けるような)はそれこそ隣の娘さんといった風情で、華という次元とは違うのかもしれませんが。硬い感じ(やわらかさに欠けると言うか)、スポーツ選手然とした佇まい、見ていて少し痛々しい。ジャンプも競技っ!という感じが強くて「鑑賞」できない感じではありました。もちろん、ビッグツーに比べての相対論です、あくまで。浅田。滑る順番がショートプログラムのようにキムの先だったらよかったのにという感想がありましたが、そう思うことでしたね、あの結果を見ると。気負い。緊張。当然です。もうとても追いつかないと滑る前からわかってるのは辛いことでしょう。氷を刃で蹴るってのを初めて見ました。あんなに強く蹴るんですねぇ、改めて「スポーツ」と思うことでしたが。滑り終わったすぐ後のインタビューでの涙、こっちももらい泣きしました。インタビュアーが下手くそでつまらぬ質問して、それに気丈に答えようとして、思い溢れての観でした。さぞや悔しかったんでしょう。でも、その下手くそな質問には的確に答えてましたね、あの辺りがインタビュー慣れなんでしょう。頭のいい子なんでしょう。キムヨナ。この人きっとここでやめますねスケート。英語の受け答え聞かれましたか、まるでネイティブです。こっちも頭のいい子ですね。きっと引く手あまたです、これぞ正真正銘のクールビューティー。荒川?吹っ飛びます。ハリウッドデビューでしょう。ボンドガールにオファーが来ますよ。sと4年も同じことやりませんよこの人は。そう思いました。あの勝気な表情は作り物ではないでしょうから。でも楽しめましたね、レベルが高い高い。
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皮肉

2010-02-26 08:21:11 | Weblog
読売の4コマ漫画「コボちゃん」で植田まさしが痛烈に皮肉ってます。快哉!コボちゃんが鉄棒で逆上がりしようとしてます。なかなかできません。周りの友達がみんなで応援します。でもできません。コボちゃんが照れながら言い訳します、多くのご声援をいただきましたが、実力を発揮できずに・・って。笑いました。こんなコメントばかりですものね、オリンピック。石原慎太郎が言い放ちます、銅メダルで大騒ぎしてチヤホヤするような国民でどうする、国を背負うという重い気持ちがあればこそ早く走れるんだ高く飛べるんだと。その通り!負けてヘラヘラしてる奴ら、涙する奴。どちらも負けてることには違いないので、おいおいしっかりセーよ!という気持ちには変わりないのですが、もちろん情は涙に傾きます。上村に始まって、スピードスケートの女達、カーリングの女達。かたやでいただけぬはジャンプや長距離スキーの男達、岡崎朋美。さて浅田はどうなるやら。泣けばいいんじゃないですが、せめて泣けよ、です。国費で育成されて大優遇されて特別扱いされて体鍛えることだけしていればいい環境に当然の如く身をおいて、結果を出せない時の物言いがそれかい?です。身体能力が優れている。だから優遇される。いいんです、劣っている者たちが一番よくわかってますからその点は。幼稚園保育園のかけっこの時から、足の遅い奴は思い知らされてきています。運動能力のあるなしはない奴が一番よくわかってます。いいんです、だから足の速い人が持久力のある人がジャンプ力のある人が前に出ていって光を浴びればいいんです、そんなところに僻みはありません。自分にできぬ事は十分にわかってますから。でも、人は(物事は)どこかでバランスをとるようにできていて、あなた方への特別扱いの代償も必要なわけです。その他大勢(運動できぬ奴)と括られる大多数が見ているのは結果です。日の丸を背負う云々はきっと余分なこと、後づけの理屈のきらいがありますから、ここを強要すると辛い人もいようかとは思うのですが(百歩譲る気持ちですが)、でも、努力したけどダメでした、楽しめました、というのではダメです。こちら大勢の気持ちと均衡がとれません。もちろんマスコミの神風信仰が禍してます、これは十分に認めます、実力のないモノを妙に持ち上げるあれです、サッカーに顕著なあれです。言い訳くらいうまく言えよという、馬鹿馬鹿しい話になっていくのですが、コボちゃん、うまくやってくれました。浅田がそうならぬことを祈りますが。
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貫禄

2010-02-25 08:19:03 | Weblog
正真正銘のメダル候補が出るフィギュア女子、これでもかという日本贔屓の報道(当然ですが)を鼻であしらうようなキムヨナ選手の滑りでしたね。何度も何度も繰り返し放映されますから昨日のうちにゲップが出るくらいでしたが、しかしそれでも何度見ても浅田真央ではなくキムさんの滑りは魅せます。初めて見たとき、浅田・キムの順に端折りなしに全部放映してくれてました、おお!と身を乗り出して見ました。浅田はハラハラしながら、それでも一つ一つミスなく過ぎて、見ている素人にもああ成功ねと思わせるものでした、終わった後本人その場で小躍りしてましたからね、今までの不調がさぞや気がかりだっただろうと思い遣ること、果たして高得点でした、うんうん。次がキムヨナです。なんと落ち着いていること。どころか不適な笑みさえ口元に浮かべています。始まりました、見たことのある聞いたことのある007のテーマソングをバックにした滑りです。3回転が高い高い。これだけで見栄え勝ちです。おまけにこちらもノーミス。序盤はおとなしい編曲で仄かに聞き覚えのあるあのテーマが散りばめられるものでしたが、終盤ここぞというところで歪み(エッジ)の利いたエレキギターのあのテーマがくっきりと現れると場内唸るような歓声が沸きあがります、そこで舞う舞う、そして最後のあの決めのポーズです、バキューン!です。ああ、こりゃ上だわ。かなり上。浅田敵わない。そうはっきり思いました。後のインタビューでも彼女は余裕綽々です、というか自信に満ち溢れて。風格威厳さえも醸しだします、同じ年には見えないことでした。オリンピックは予想通りにならぬことを歴史が教えてくれている、だから間違いないようにやるだけだ、結果はついてくるもんだって。荒川静香も上の二人がこけてくれたからの棚ぼた金メダルでしたからね、彼女はそれを指してます。力は私が一番だけど結果がそうなるかどうかはわからないと。全くその通りでしょう。浅田が勝つにはキムさんがこけるしかないでしょう。それほどの差があります。そう見えました。でも、そういう競争も見方の一つなんですが、キムヨナの滑りは美しいです。仕草も可愛いし、美しい。鑑賞に十分堪えるすべりと思いました。子供がくるくる飛んだり跳ねたりのレベルからは完全に抜けています。すごいもんだと思うことです。ですよね。
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失礼

2010-02-24 08:15:14 | Weblog
アビイロードスタジオ騒動承前。TVで言ってます、イギリス政府がこのスタジオを文化財指定するんだそうです。それならそれでもっと早くに・・と言うのも世の常、こういう騒動にならねば動かぬのも世の常です。落ち着くところに落ち着くんだよなんて結果論で解決するのもこれまた世の常。例えば誰かが買い取っていたとしたら、どうしたでしょうね。まさかぶっ壊すなんてことしませんよね、あれだけ観光客を呼べるんですから。結局あのまま、少なくとも外見だけは。最新のスタジオに改装でもしたでしょうか、まさかね。ビートルズが使ったから価値があるんですから、内装を潰すなんてのは宝を壊すような蛮行。ならば誰が持っても現状は維持されたんでしょう。そう思うことですが、いやいや、ビートルズなんかに何の思い入れのない人もわんさかいるわけで、買い取った途端に更地にしてしまうなんてことも十分に想定されるのですね。確かに世の中には色々居ますから。ならばこういう、金持ちの自由にさせないという措置が適当ですか、文化遺産という肩書きをつけるのもうまい手です。天声人語がこの話題を取り上げてます、コラム子はビートルズの最後のシングルにどうにか間に合った世代だそうです、解散したのが70年(69年)です、私もリアルタイムにレコード買った世代に間に合いませんでした、ならば同い年。前にも書いたことですが、新聞のコラム書く人なんて、博学多才な人格者然とした爺さんというイメージがあります、ええ?同世代の人?親近感というより違和感です。
 民主党石井一(小沢さんを呼び捨てにする「僚友」です)がどこやらでの講演で、鳥取島根は日本のチベットだとやって非難浴びてます。鳥取島根県民とチベットに対して失礼だって。うむ。どちらに失礼なんでしょうか。石破さん(鳥取選出です)はじめ両県の議員達が怒っているのですが、何が失礼なのかと言えば、チベットなんかと一緒にしやがって!ということですわね。あんな未開な、文明の遅れた、人のいない山ん中と一緒にするな、ですわね。それはチベットを蔑んでいることですわね。チベットに対しては失礼ではないのでしょうか。怒ったものの、そういうことに気づいて、チベットに対しても失礼だと付け加えて言ってるわけですが、じゃぁどういう失礼か。チベットを文化低い、人の少ない地域の象徴と決め付けていることですか。でも人はこの比喩(比較であり揶揄であり侮蔑であり、ですが)をすぐ理解して笑うのです。両県人の人たちはムッとするのですが、他40数県人は嗤うのです、それを企んでのくすぐりだった筈です、この爺さん議員の。異議申し立てる以上は相手も立てておかねばならぬという手続きです。そんなアホな!とつっこんでおけばそれで終わったんでしょうけれどね。そうはいきませんか。
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宿命

2010-02-23 08:22:15 | Weblog
アビイロードスタジオの売却騒ぎ、新聞で知って、ああ、こんな歴史的な物件も過去の代物化してしまったのかと感慨新たでした。現実問題として録音技術はものすごい変化を遂げてます。もちろんこのスタジオがビートルズ時代のままだってことはないはずです、最新機材を揃えていた筈です、でも建物構造自体が新しい機械にマッチしない、つまり図体が大きすぎるとか小回りが利かぬとかそういう使い勝手上の不具合、そしてきっとメンテナンス費用のかさみ、それはスタジオ使用料に跳ね返りましょう、そういう使いにくさ、等々が重なっての閑古鳥だったんでしょうね。今は私のレベルのアマチュアでも十分に綺麗な上質な録音が出来ます。機材を揃えねばなりませぬが、それがどんどん安価になって手が届くようになる。オタクにかかれば機材はプロ並です。そういう環境において昔繁栄を誇った大スタジオが廃れていく、相手にされなくなるは必定なのです。プレーヤーが自分のレコーディングスタジオを持つ時代です。空気感(どこまでも感覚的な抽象ですが)とやらスタッフの力量、癖やらを求めて世界中のスタジオを探すという拘りの手合いもいるのでしょうが(例えばビートルズフリークがアビーロードスタジオの同じ部屋で録音したいとか)、実質的には機械の差でしかないわけです。悲しい(ビートルズファンとしてです)現実です。42億円で買い手がついていたんだそうです。でも売却をやめたんだそうです。歴史的建造物であることに改めて気づいたんだそうです所有者が。山のように抗議が届いたんだそうです、世界中から。なるほど。世界中のビートルズファンを敵に回したらちと勝ち目はないですかね。ポールマッカートニーが残念だ、思い出がつまっているのに、と言ったそうですが、彼が買い取ればいいのにね。42億円くらい、右から左でしょうに(人の財布のことです、横着言っちゃいけません)。ポールやリンゴが買うなら世界は認めますよきっと。でも彼も買わないということは、他に何かややこしい事情があるのかもしれませんがね。権威の失墜。大スタジオの廃れ。自分の所為じゃないところで時代が回っていく、その犠牲になる。一時代を作った人、モノの宿命ではありますね。その人、モノも前の人、モノを越えて出てきたんですからね。
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好嫌

2010-02-22 08:19:52 | Weblog
TVも新聞もオリンピック一色です、せめてこの時期くらいはと鳩山さん思ってるかどうかですが、問題山積みであることには違いありません。長崎県知事選、自公推薦候補が勝ちました。例によって自民党では聞こえが悪いからと無所属です、この傾向も何とかなりませんかね、どいつもこいつも無所属です、そんなことないのに。大差の勝ち。風が止んだとやら民主党への批判票とやら。小沢さん何度も足を運んだことでしょうし、小沢ガールズの筆頭さんも大車輪で飛び回ったのでしょうがこの結果。面白がって言えば、田舎はまだまだ自民党が強いんです。そういうことだと思います。大きな変化を好まないというべきか。いや、変化はいいのですがいい方に早く変わってくれないと待てない。まだ5ヶ月と言いますが、その間何も進んでいないのです、国会では金の問題ばかり。変化を好まないことを保守と平たく分けてしまえば地方はまだまだ保守基盤です。都市は革新が、なんていいますが、無党派層という名づけ方からわかるように、選挙に出かけるほど「意識の高い」、その分マスコミの起こす風に吹かれる傾向の強い人たちはこっちがいいと選んでいるのではなく、こいつが嫌いと排除しているんでしょう。今回もそうだったのでしょうけれど、先の歴史的な衆院選を民主党への風と読み間違えたのではないですか。長崎は大物久間さんが嫌われたんですね、福田さんが優れていたのではなく。それが風だと言われればそうなんでしょうが、今回は吹かなかった。だから民主党への好意票ではないんでしょう。だから風。うむ。でも人の心ってのはそんなもんでしょうからね。後講釈はどうにでもつけられますか。自民党しっかりせい!そう言いたいのでした。
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空気

2010-02-21 09:38:53 | Weblog
沖縄基地問題いよいよ混迷化ですか。官房長官が沖縄知事と会見している場面が放映されましたが、今度は better の best のの言葉にごまかしてます。ゼロベースはどうなったんだ?一つ一つきちんと定義せず言いっ放しで横文字やら漢字やらに(つまり上等そうな語感に)ごまかしている。福島瑞穂が国民新党の基地移転提案を門前払いするようなコメントしたことに対して下地さんが噛み付いてます。当の女党首は能天気に沖縄から移動させろの一点張り。この人の頭の中には日本の安全保障という概念はないのでしょう、この党の伝統です、ダメといったらダメ。だから参院選なんだという小沢さんのしつこさもよくわかる気がしますが、問題は参院選前に決定されねばなりませぬ(首相の約束は5月です)。三党合意を得ねばなりませぬ、形式上は。弱小二党(社民党、国民新党)の立場を推測すれば、今しか与党に居られないのです、参院選で民主党が大勝ちしたら単なる少数意見に貶められます、今でこそ人が世の中が聞いてくれます、政策に意向が(イデオロギーが)反映されます、だから言う。言いたいことを言う。調整役は国対委員長なのか官房長官なのかは知りませんが、困難さはさぞやとは思いますが、だからといって本丸が揺れたのでは結論など出ませぬ。ちゃんとした方針を定めてそこに向けて意見を集約していく(と言えば綺麗事ですが、その実はご意見を尽くしていただくために時間をかける、あれこれ言わせておいて最後に多数決で根回し通りに決める)。そういう「安定」さが見えません。どうするか、本当にまだ定まってないんです。普天間から動かすのか、そうでないのか、そこすらも決まっていないのです。話し合いで決まると鳩山さん本気で思っているのかもしれません。学級会じゃないって言うの。もちろんこの危なっかしさもきっと小沢さんの演出でしょうし、親中嫌米の流れを確かなものにしたいのでしょう。アメリカを怒らせる目的。トヨタ問題は降って湧いた僥倖です。そういう意味のゼロベースでありベターという表現です。それはつまり、昨日の官房長官の言いたかったことは、最悪(約束違えだけれど)普天間から動かさないこともある、辺野古に無理矢理持っていくこともある、ということですね。それを感じて、名護新市長はそれは民意が許さないとぶち上げますし、グアムの市長も移転は困難といいます、このタイミングで防衛大臣が岩国に行って市長と会談する、岩国には持ってこない、今までの決定通りに事を運ぶなんて言う、岩国市長は市長であれこれ文句もありなのですが、こっちのガスを抜いておいて沖縄しかないよねという雰囲気作りにも見えます。となると、この政権は日本を立て直すんじゃなくてアメリカから離して中国に食われる方向に持っていく意図があるんだろうと訝ります。命を守りたいなんて歯の浮くようなカラカラの空論振り回すだけの首相には日本の将来や何千年の文化を守ることはできぬのでしょう。チャンスなんですけれどねぇ自民党。脱税王云々はそれでそれでいい続ければいいんですが、同時にここはこういう方針で日本を守るべきだという太い、国民の心に響く大演説を為すべきです。今こそその機でしょうにね。谷垣さんでは無理ですか。じゃぁ誰が?ううむ。小泉さん?ううむ。この人しかいないのですか・・
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順番

2010-02-20 08:18:52 | Weblog
産経抄で昨日の天声人語の文言、国母問題に係る世の中の不寛容論を取り上げ批判しています。こういう物言い、思考回路に噛み付くのが保守の体質です。個人の権利と社会秩序とどちらを優先させるか。一番平たく言えば保守左翼の違いはここだと思っているのですが、何でも集団の所為、国の所為、日本という文化の所為にしていく責任転嫁手法は一見(一聞)正論で真理風なのですがこれはきっとまやかしです。個人が集まってこそ集団です。個人が集団の秩序守ってこその社会です、社会の安全です。順番はきっとこうだと思います。逆にしてはならぬと思います。
 昨日丁度男子のフィギュアスケート、ライブで見られました。幸運でした。アメリカの金メダリスト、あれは凄かったですよ。長い手足、宇宙人のような顔、どんな動きでも首が揺れません、頭が動かない、という奴です。ああ、こりゃ凄いわ、と思い見ていて、とうとう失敗なしに滑り終わって。優勝候補のグループの一番に滑った人でしたが、この人が金!と思いましたね。それくらい綺麗だった、美しかったです。すぐ後が日本の織田。途中で靴紐が切れて。演技やめてリンクサイドに滑っていく時に右手を振らぬように見えたので、前の転倒で肘はずしたのか?と思いましたが、まさかの紐切れ。またこの人が正直に、滑る前から切れていたんだけどと言う、自分の責任ですと泣く。おいおいと思いながら、仕方ないかのうとも思ってしまう。これが人の態度に対する感情ですわね。トヨタの社長に見せてやりたいことでした。ロシアの(TVのアナウンサーの言葉を借りれば)絶対王者が負けました。4回転を成功させて負けました。これも勝負事、その日の出来不出来は仕方ありません。面白く見てました。一方女子スピードスケート、38歳岡崎、惨敗のあとのあのヘラヘラ笑いはいただけませぬ。15歳は最下位です、こんなもんでしょう。もう一人、この人はメダル候補だったそうですが、負けて涙です。風紀委員ではなく、頑固オヤジとして、岡崎さんのあの態度や言葉はいただけない、批判します。いかがですか皆様。
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寛容

2010-02-19 08:16:37 | Weblog
言わんこっちゃない、トヨタの社長アメリカから呼び出し喰らってます、返答期限まで切られて。こうなるに違いないじゃないですか、ねぇ。大のお得意様がもう買うてやらんぞ、それでもいいのか?と脅かしているのに、さようでございますか、なんて知らん顔してる絵です。次は、ゆ・る・さ・ん!と桃太郎侍です。当然ですわ。墓穴を掘るというより前のバカです。大丈夫かなこの社長。トヨタがぼんくらお世継ぎに潰されるの図。総領の甚六、地でいった図。です。
 国母問題、メダル獲れずに再燃というべきか、改めて、の感です。国民総風紀委員説と、それを大人気ないと斜に見ている論です。いつの時代も「今時の若い者は・・」で世代が交代してきました。私もそうでした、あなたもそうでしたね。ファッションと礼儀行儀の境はいつも揺れながら変化してきました、今更説明の要らぬこと。大方の大人達、人前で話しをする立場の連中はこう言います、あの身なりはいただけないと私も思う、ああいう場はそれなりの格好がふさわしいと知るべきだ、でも、あれだけ抗議の声が上がるのもいかがなものか、と。あるものはそれを全体主義の匂いがすると言い、今朝の天声人語は未熟さをあげつらう世の不寛容と書きます。そうやって自分は一段高見に上がってしたり顔してる。これが楽ですからね。ずるいことです。マスコミの集団暴力に対しては私はいつも批判していますが、それは監視社会、管理社会、密告社会を最大に忌み嫌うからのことです。落ちた犬を総がかりで叩くは見難いばかりでなく、その他大勢、世論側に居る自分に安堵しているわけです、そういう対象(落ちた犬、落ちそうな犬、落とすべき犬)を見つけようという流れに必ず進むのです。識者達の意見に似たことにはなりますが、不寛容なんて言葉でごまかす怖さもあるわけですね。不寛容の先には監視がありましょう。総風紀委員のレベルで止める、その辺りで笑っている、そういう寛容さとどういう均衡か。厚労省の禁煙通知、これこそが不寛容の典型じゃないですかね。ううむ、あれこれあるもんです。
 
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