柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

戦力

2013-12-31 08:09:36 | Weblog
自衛隊が無人偵察機を配備するんだそうです。オスプレイが欲しいと防衛相が言ってましたね。尖閣防衛のためにオスプレイが沖縄に配備されてるんです、この最新兵器を正式に我が武器にするのは当然の判断でしょう。普天間問題の合意、何項目かがTVで報道されてましたね、沖縄の要求がとても具体的なのに(たとえば5年内に基地を移転させろとか)政府の答えができるだけ早くにしようといったもので、こんなので格別の御高配なんだと呆れるやら結局金だったのねと合点がいったとかの話であったのでしたが、その中にオスプレイの訓練飛行を沖縄以外でやれという項目があって、それに半分は県外でと答えていて、吹いたことでした、オスプレイを欲しいと大臣が言ってるのに茶番かい?さらにはステルスってことですよね。対中朝の構えです、ひとえに。自国でどんどん兵器を開発製造すればいいんです、ゼロ戦を作った国です。戦闘機はおろか旅客機輸送機も作らせるなと戦後抑えこんできたのはアメリカでした、もう言いなりになっている要もなくなってますから。兵器の進歩は長足のものがあって、無人機ですトレンドは。よく書かれている比較です、先の戦争で機銃掃射された経験のある人達は飛行機操縦してる者の顔が見えたと言うが、今はレーダーにもかからぬほどの低空を無人爆撃機は音もなくやって来て爆弾を落とす、仮に撃ち落とされても人的被害はない。いくらでも飛ばせる。無人偵察機も同じことです。陸軍(歩兵)の意義が小さくなる、前線で殺し殺されるという戦闘のイメージじゃないです、如何に敵軍まで正確に飛ばし落とすことができるか、逆には如何に早く探知して迎撃できるかの勝負です。戦争は(技術装備の)速さと同時性だという謂いがあるそうです。如何に最新技術を最新兵器を配備できるか。9.11のように如何に複数地点で起こせるか。これぞ抑止力。実際にドンパチ始めるのは余程に戦力差体力差のある場合です、フセイン潰されたのもカダフィーが殺されたのも。何十年前の東西冷戦と全く同じ構図です。所詮はこうなるのです。imagine はできても realize などとてもできません。War is over, if you want it.とジョンは唄いましたが、勝てると踏んだ者は機を窺います。当然です、それが人間の業です。だから備えよなのです。戦争する国になる?自国を守れる国にするという主権国家としていの一番に基本的根源的な構えです。どんどん揃えてもらいたいですね。防衛費を削減するなんてのは愚の骨頂です。三本目の矢はこちらで賄ってもいいくらいでしょうに。そう思いますが、トンガリ過ぎですか?
 拙文拙論に今年一年お付き合いいただきましてまことに有難うございました。衷心より感謝いたします。頭でぼんやりわかったつもりでいたけれども、他人に尋ねられていざ口に出してみると全然説明できずに困ったこと、ご経験ありませんか。何度も言葉に詰まり、何とかごまかしてその場をしのぎ・・ああ、何も知らなかったと気づく、何を理解してなかったかを初めて知る。そういうことの繰り返しで知識を重ねてきているのですが、本を読む新聞を読むだけではダメなんですね。言葉を知る、定義を確認する為には不可欠ですが(辞書的な意義です)、それは他人(著者)の理解であり意見であるからです、鵜呑みしちゃならぬのです。とは言え、それに気づくにはやはり年齢の重ねが要るのでょう。孔子さまも新渡戸稲造も寺山修二も書を捨てよと言ってますが、いや、凡人はそういうわけにはいかないのです(お三方とも本を読むなとは言ってません、本の内容に囚われるくらいなら読むなという意味ですが)。知識を整理するには口に出して説明して見るのがいいです、そうですね、私の経験で言えば子供の質問に丁寧に(くどいくらいに、向こうが嫌がるくらいに)答えてみる。意外とできぬですよ、やってごらんになればいい。例えばTPPって何?昔日本は戦争してたの?アベノミクスって?そして書く。こっちの方が一般には機会の少ないことでしょうが、私にとってはこのブログがその役目を果たしてくれています。周りへの配慮不足は殊更に言い訳するまでもない言いっ放し、誤字脱字に始まって認識不足知識不足は皆さま御承知の通りでお恥ずかしいことなのですが、どこまでわかっていて何を知らずに偉そうに喋っているかが否応なく晒されます。仕事の場でも同じことです。自分の考え方がいつも正しいとまではさすがに思い上がっていないつもりですが、常に修正すべきは修正訂正して間違いのない考え方をしてこうと心掛けてはいます。長々と連続して明年中には3000本に届きます。それもこれも読んでいただける皆様のお陰です。あれこれ講釈垂れましたが、第一のモチベーションはやはりどなたかに読んでもらえるという事実です。違いありません。今までの御厚情に感謝いたしまして、明年も倍旧のお付き合いを戴きますようお願いいたします。有難うございました。
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相殺

2013-12-30 08:48:25 | Weblog
靖国で普天間を相殺、と中国新聞の見出しです。もちろん、靖国参拝なんてするから辺野古への移転懸案がやっと動いた(彼らにとってはこれも不満事ですが)ことが帳消しだ、つまらんことして!との非難ですが、あちこちからの批判を分散させるという意味でも相殺でした。安倍さんは後者を狙ってのことだったに違いないです。ダブルミーニングな珍しく結構なフレーズでした。でも親分の朝日新聞は今朝の紙面には靖国を載せません。もう飽きたの?世界の批判?世界を敵に回す?こっちの勢力の常套句はこうです、東京裁判の否定は戦後の国際秩序の否定である、だからおとなしくしておけ。ドイツがナチスを自国民から完全に切り離して世界に謝罪した(復帰した)ように、あの戦争を何人かの指導者の所為にして断罪して終わったことにしろ、お前達が悪かったことにしろ、A級戦犯を世界平和を犯した大罪人にして(これが事後法の人道の罪とやらで無抵抗の敗戦国を問答無用で裁いた悪名高い東京裁判です)今後もずっと謝り続けろ。安倍さんが脱却したい戦後レジームとはこれです。靖国参拝がいかに勘所の問題なのか。ここを越えなければ次がないという安倍さんの思いは十分に伝わります。普天間問題と靖国参拝は日本再構築の大戦略の要点です。そう教えてくれることです。
 新聞もTVも年末モードで面白くありません。今年の十大ニュースの類ばかりです。この時期でないとTVを長く見ないのですが、しかし面白くないことですなぁ。お笑い芸人を並べて楽屋ネタで馬鹿笑いするばかり。工夫も何もなし。勢いニュース番組を探しますがこれらが年末モードで押しやられてます。スポーツ番組か孫用にアニメのビデオかの貧しい選択。ま、見なければいいんですが、これも価値観の多様化とか、ITの多様化、選択肢の増加によるマンネリ化とか解説するんでしょうか、するんでしょうねぇ凡百のコメンテイター様達は。単純に業界の安直化です。安易に下卑た下品な笑いを取れればいいわ。うんざりですね。確かに若い時にはこの手の番組を面白かったですけれどね。見なけりゃいいことですわね。そうです。
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選択

2013-12-29 08:45:40 | Weblog
辺野古報道にトップを獲られて首相の靖国参拝は既に歴史上の一事実になってしまった感です。安倍さんの思う壺、なんでしょうね。中国新聞、朝日新聞だけは相変わらず反対者の声ばかり載せてます、賛否両論を載せるのではなくてアメリカから中朝から反日者を選んで喋らせます。ま、この新聞はいつもこうですから。でも、ここの辺り安倍さんの戦略だったわけですね。政権に就いて一年という所を目安にして何もかもを同時に進めていく。アベノミクスで成功収めて勢いがついたのは確かでしょう。NSCを作り秘密法案を通し顕在化している中朝からの挑発に対する国防への意欲意思を明確にし、その一環である日米同盟の再構築に向かう。菅さん(すがさんです、イラ菅じゃありません、どうもいつもあの顔が浮かびますが)石破さんが下拵えをした沖縄知事説得です。知事もきっと落とし所に困っていた筈です。公約違反と吊るしあげられてますがそんなことはきっとどこ吹く風なのです。実を挙げればそれはそれで成果です政治家の。アメリカがどんどん弱くなる、アメリカ本体による抑止力が弱体化する中で、それでもまだ自国の用意(国防力、軍事力、抑止力)が届かない日本とすれば時間稼ぎせねばなりません。政府の説得はそこ一点でしょう、アメリカは当てにならぬが今アメリカから離れるわけにはいかない。金は出すから政治的決着(曖昧文言)で手を打ってくれ、あなたには迷惑はかけない。きっとそういうことだったのでしょう。世間の目を沖縄に向ける。そこまで冷徹だったかどうかはさておき、沖縄報道は国民的関心事としてのお定まりです、他のどんな報道にも劣ることは許されません。だからあのタイミング。沖縄に目処がついたら即。政権奪取一周年に当たれば最上、だったのでしょう。靖国参拝は安倍さんの大公約だったわけですからね。中朝米に対する確たる意思表示。世界の非難という脅迫に負けてはなりません。非難する国と少なくとも同数の同情国がある筈ですから。所詮は50-50、どちらを選択するかの話なのです。安倍さんはこっちを選んだ、我々が支持するべきなのです。きっと正しい選択です。そう思います。
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閉塞

2013-12-28 08:24:09 | Weblog
胸のすく思い。昨日こう書きました、首相の靖国参拝を受けてですが、日経のコラムがきっちり冷水をかけてくれます。あの時もそうだった、のです。先の大戦の開戦時の人々の反応です。これは別の本や何やらで知っていることでした、有識者のみならず、市井の人々もとうとうやったかという雲が晴れる思いだったと。いえ、それぞれの本はそれぞれの文脈での記載です、当時国民の反対を押しきって戦争を始めたのではないと言いたい場合、こういう意見もあったけれど結果として敗戦して日本は滅びた、あの戦争は間違いだったと言いたい場合等々。コラムはナショナリズムの暴走を危惧します。閉塞感の打破という意味では確かに同じなのでしょう、でも今からどこかと戦争しようなんて話じゃないわけです。現在の閉塞感は中朝からの圧力に抵抗しきれない歯がゆさです。その象徴であったわけです、そこを突き破る。胸がすく、わけです。68年前はひとえにアメリカの太平洋覇権欲望に締めつけられての堪忍袋でした。覇権主義という意味ではアメリカも中国も同じことですが、そこを戦争で解決しようなんて時代じゃない筈です、イラク、アフガニスタンは相手が弱いと見切っての喧嘩ですから。でも中国はきっと日本のことをそう見くびってる。丸腰の日本を見くびってる。アメリカが弱くなったこのタイミングです。自国は自国の戦力で守る。これ以上の当然事はないことなのに、それができない異常を正そうというわけです。中国新聞は世界が批判していると見出しを打ちますが、うるさいのは中朝とアメリカだけです。朝日だけが紙面全部に批判記事を載せてますが、他の新聞はあっさりしたもんです。つまりこういうとこだということです。中朝を煽ってるのは実は我が国の朝日新聞だと。昔から言われていることですが、よくわかりますよ。今こそ各紙の読み比べをしてごらんになればいいです。安倍さん、ガンガン行ってくれ!
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時宜

2013-12-27 08:25:24 | Weblog
昨夕のニュース番組、いつものように見てましたら、安倍首相靖国参拝の報道。おお!そうか、このタイミングか!感心です。この人はすごいですよ、言ったこと全部やっちまう。当然と言えば当然なのでしょうが、今時選挙公約(マニフェストとも呼んでましたが、とんと聞かなくなりました)は反故にする為のモノのような扱いです沖縄の議員知事さん達の例を引くまでもなく、そこをどんどん進めていく。一カ月に一度の割で外国へ行ってそのまんま東の勢いのいい時のトップによる営業活動そのままに日本を売り込む行動、それはアベノミクスの一翼に違いなく、かたやで長年の懸案事項にどんどん手をつけていく。沖縄がカタつきそうです。ガラス細工の作り直しです。国防へも着実に一歩一歩です。最終的には憲法改正して国軍保有が目的なのでしょうが、その前捌き。中朝(韓国、北朝鮮)に対する意思表示に違いないことです、不戦の誓い、英霊への尊崇の念なのです。アメリカが失望したと非難してます。正体見たり(前からすっかり見えてはいますが)枯れ尾花です。アメリカの後ろでじっとしてるんじゃダメなんです。そういう時期が来たのです。世界中を敵に回す。朝日はヒステリックに紙面一杯に書きなぐってますが、そうやって立つわけです。日本を立てるわけです。やっとその時が来ました。胸のすく思い、背筋が伸びる思い、待ってました!の思いです。
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前進

2013-12-26 08:21:00 | Weblog
沖縄がぐっと前進しました、すごいなと感心します。やる人がやると進むんです、そういうことです。首相がくるくる替わって、石破さんが「ガラス細工を作るように積み上げてきたものを・・」と何度も批判してた如くルーピーがイラ菅が完全に御破算にしてしまって、知事も硬化するしかなかったことでしたが、実は知事の真意はこうだったとわかることです。ルーピーのあの後先考えない大風呂敷を受けて知事も要求を最大に拡げたことでした。普天間を何とかしろ、その一点をめぐる交渉なのですが、橋本クリントン合意はすっかり反故状態で、さりとて丸腰日本にとってアメリカ様には守ってもらわねばなりません、ソ連が潰れて中国が台頭するまでの期間であればアメリカ出ていけもそれなりだったこともあったのでしょうが、地政学的に沖縄以上の要衝はないわけです、その一つ理由で現在に至るのです。例えば米軍が撤退した(撤退させた)としたら、そのまま国軍を置かねばなりません、そこのところの認識が反対勢力にあるのか。知事もそこのところのバーターだときっと見切っているわけです。ルーピー達には何もできぬと知っていたから態度を硬化させていたのです。その証拠に安倍さんを評価するに、実力内閣と言いますし、今回の政府案を驚くべき立派な内容と手離しに見せます。落とし所がここだったというわけです。概算要求という御礼金をたんまり弾んでもらえたことが裏付けです。安倍さんもできることは何でもするとリップサービスです。この機を逸するな。結局金ですか。朝日だかNHKだかが街の人に言わせてましたが、これですね。中国睨むには、尖閣睨むには沖縄じゃないとダメでしょう。そこのところは沖縄の皆さんもわかってられましょうにね。そう思うのですが、そこのところいかがなのでしょうか。この知事さんが全てを体現しているように思いますが。
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手法

2013-12-25 08:26:20 | Weblog
南スーダンでの韓国軍への銃弾提供、菅さん(イラ菅じゃありませんよ)が緊急性特殊性に鑑みての特例だと釈明しました、国連、韓国軍からの要請に沿ったことだとも。いや、そんなに言い訳じみていうこともないことです、現場の出来事、現場の要請ですから。安全地帯での法律に照らし合わせて疑義解釈とは別物です。相手はせねばなりませんし、相当の答弁が要りますが、チャーチャー言ってんじゃねぇ!の迫力でいいんですよね。これが積極的平和主義の一端だと。でも、もっと面白かったのが韓国軍の発表です。現場は穏やかだ、緊迫切迫などしていないと。緊急性を何度も強調した菅さんをあざ笑うかのように。やるのう。銃弾が足りぬなんて軍の管理として情けないことだから嘘言ってるという解説も被せられてはいましたが、反日で凝り固まってる国です、何が怖いって世論が怖いんでしょう女大統領さん、日本が勝手にくれたのよ、と。武器輸出三原則への今までの政府解釈なるものを何度も映像に流します、銃弾といえども武器は売りません、輸出しません、依頼があっても断りますと、見るからに古いビデオが流れます。うむ、あの時はそうで、今は違うんですよ。でも、こんなことだろうとは思いましたね、昨日も書いたように、どうして韓国軍へ?ですよ。北朝鮮以上に反日叫んでる国にどうして?こうやって返されるのはわかってたでしょうにね。でもこれも日本人的発想、日本人的手法ではありますが。
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物言

2013-12-24 08:26:35 | Weblog
安倍さん、ソチ五輪の開会式に出ないと片隅記事です。当日が北方領土の日であり、国会開催中であることが理由とあります。いいですねぇ。TPPも簡単にはアメリカの言いなりにはならんぞという態度ですし(甘利大臣が病欠して副大臣が矢面ですがこの人も結構強硬で)、中韓には一歩も引いてないし。いいじゃないですか。PKOの絡みで、銃弾を韓国軍に売るという報道です。武器の輸出ですから、その筋は怒ってます。私もTVのテロップで韓国軍に銃弾輸出なんて見て、おいおい、女大統領があれだけ反日煽ってるのに、敵に塩を送るってか?と訝ったこと、お人好しにも程があると呆れたことでしたが、ああ、南スーダンのPKOがらみでと聞けば収まりはしました。武器輸出三原則でしたかがあって、その筋はとにかくどれもこれもを戦争につなげたいわけです。戦争できる、戦争する国に向かっている!丸腰のままでいいのか、丸腰だから中朝(朝鮮の二国)があれだけ横着やってくるんです、どうしてそういう普通の理解しないかなと不思議です。こっちが丸腰ならいつか向こうもわかってくれるという理屈で、実はこっちが潰れても私は知らないよなのですから。それを空想平和主義と言い、それはアメリカが強い時代には何とか通用して来てアメリカにとっても日本を丸腰でおいておく方が都合よかったわけでしたが、アメリカ自らに世界の警察役を降りるなんて言うと途端に中国が覇権を唱え出すわけです。だから積極的平和主義と安倍さんは言い替えた、方針変更したのです。他国を侵略などするわけがない、ただしきちんとした防衛力(抑止力)があって初めて外交が成立するという考え方です。正しいでしょう?いいですねぇ。
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感動

2013-12-23 08:55:50 | Weblog
天皇誕生日です。過去何十年もこの日のTVの特集番組はずっと流れてきたことでしょうに、今まで見たことがなかったなと今朝NHKのそれを見ながら気づきました。特に行幸(なんて言葉も死語ですね)の映像、被災地を巡られる映像。沿道を埋めた国民が打ち振らる日の丸、両陛下の笑顔。気づいたこともう一つ。ああ、日の丸とは天皇陛下そのものなのだということ。両陛下を迎えるのに手ぶらというのもどうかな、日の丸の小旗ですよねどうしても。動員した人達に前もって配っておく(まさか銘々が用意しませんから)。日章旗では少しアクが強いでしょうし、あれ朝日新聞の社旗に似てますし。そして拍手。被災地の避難所、多くは体育館ですが、両陛下の登場に拍手が湧く。どうかな(失礼じゃないかという意味で)と思いますが、しかしあそこはあれしかないですね、前もって小旗配ってる場面場所ではないですから。フロアに膝まづいて話しかけられるお姿。映像見ているだけで有難いという気持ち、畏れ多いという気持ちが湧きます、その場でお声を聞いた人には如何許りの恐懼感激であろうかと見ている方が涙してしまいます。私の仕事は祈ることですとの皇后さまのお言葉を読んだことがありますが、まさにその体現です。自然に、両陛下に感謝する、かしこまる気持ちになる、これが日本人ということだと感じます。いえ、こういう気持ちを嫌う向きの多いことも重々知っていますし、だからあなたは日本人じゃないなんていうつもりもないことですが、天皇という権威を常に中心において二千六百有余年営がれてきた日本民族の国柄、これを国体(國體)と呼ぶのですが、を再確認することです。
 昨昼高校駅伝見ました。都大路の、あれです。全国放送されますから冬の風物詩です、すっかり。実業団女子も同じコースです、駅伝は京都が似合う気がしますね(もっともそう思うのはTV放映されるし何年も続いているからでしょうが。正月の箱根と同じで)。女子が先、ハーフの距離。男子はフルマラソンの距離。どうしていつまでもこんな差をつけてるんでしょうね。男女差なんて、特にこんな競技についてはないでしょうにね。男女の体格差は歴然たるもので、力の強い弱い、背の高い低い、体重の重い軽いが勘所の競技ならハンディキャップマッチすればいいですが、そもそも男女混交の競技ってないでしょう?早く高校野球(甲子園)に女子を出してやれと思ってるくらいで、男女別の競技であれば柔道やレスリングと同じことですわね、女子マラソン距離は男と同じですよ、今時の中学高校生の女子が体力劣ってますか?、小学生なら却って女子の方が体格いいですから。高校生女子に10km以上走らせたら危険だというなら、区割りを増やして同じ距離でやらせるべきですね。陸連の幹部にいつまでも化石のような爺さんを飾っているからいくら待っても変わりません。未成年女子は守らねばならぬ、のでしょう、無闇なこと。女子は順当高の順当勝ちでしたが、男の方は面白かったですよ。これは!という留学生が世羅高校にしかいなくて、しかしこいつがしっかりゴボウ抜きして見せてそれなりに見せたのでしたが世羅が逃げ切れず最終区で捕まって4人でトラック勝負。ああいうのも珍しいことで、見入りました。昔はアフリカからの留学生が花盛りで皆が一区に出て、いきなり大差をつけられて勝負が全く面白くなくなって、協会が留学生は一区に出るなとお達し出したほどでしたが、それも今は昔。駅伝、マラソンの季節になりました。年末です。
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玉虫

2013-12-22 12:13:48 | Weblog
第16回クリスマスロックンロールパーティー、おかげさまで恙なく盛会裡に終えることができました。来場いただいた方々には心より御礼申し上げます。来年も皆さまにはご活躍いただきまして年末にははじける笑顔を見せていただきますようお願いいたします。17回目に向けて精進します。
 諫早開門問題こじれてます。素人目にも互いの言い分は当然のことと思いますが、それを焚きつけるような判決はいかがなものかなとも思います。高裁が開門しろと言い、菅さんが上告せず確定させ、それに対して地裁が差し止め判決を出す。素人(漁師、農民)を相手にお上(司法)があれこれ手続き仕合しているの態です。どちらも判決です、どちらを守ればいいのか。先の方なのか後の方なのか、上級裁判所の方が優先されるのかどうなのか。相反する判決だもんだから両者勢いづいて。当然ですね。どちらも死活問題だと。地図で見るとあの塞き止めは有明海のごく一部に見えます、どこまでが諫早湾なのかと突っ込みたくなるくらいで、あの塞き止めの所為でその外側の広い海の影響ってそんなに?と素朴に思います。が、あるんですよね。海(魚)を育てるのは山だというくらいです。プランクトンを育てるのは山の滋養だという理屈でこれはわかり易いことです。川を通して流れこむ養分や何やらが海苔の生育に必要なのでしょう。そこは学者の経験ではありません、現実の収穫高が落ちていることを説明するのが科学です学問です。比較するのが一番確実な手法です。閉鎖する前と閉鎖した後の収穫量比較。でもそれだけでは足りません。閉鎖した後のデータが低くなっていても、閉門したことだけに原因を持っていけないからです。ならばどうするか。もう一度開く。そこでさらに比較する。それでデータが上がれば、その間の環境の変化の関与ももちろん考えねばなりませんが、やはり閉門が悪かったんだということになります。でも、それは漁業者側の要求であって、単に閉門開門による海への影響だけでは済みませんもちろん。すでに閉門後の干拓地では大規模農業が既に行われてます。で、政府(行政)がどっちにもつけずに、現状維持を指示します。自治体は怒ってます、長崎も佐賀も。国の事業だから自治体は従うだけ。甘いも酸いも痛いも辛いも全て自治体のものなのに、手を出せない、ひとえに国の金だから。これも住民には歯がゆいことではありましょうが、中央集権とはこういうことです。そして玉虫色の常。泣かされるのは現場の民。これも常ですから。
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