柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

罵声

2011-05-09 08:18:41 | Weblog
東電社長が謝罪に訪れて、その先で罵声浴びせられてます、土下座しろよ清水!。社長が膝を折って頭を下げると、そんなのは土下座じゃないだろう!もう一つ。若いおばちゃんが叫んでました、100万円なんて、あんたたちの一晩の飲み代くらいの金で一切合切なくして今後も帰れない私達にどうしろって言うのよ?!ううむ。とりあえずの仮払い、なんて言い訳ですがねぇ東電も。しかし多い少ないになるとこういう文句はずっと付き纏います、だから早くやってしまうこと、東電にすればこれなんでしょうしそう思っていることでしょうけれど集団を前にすると、つまり集団側に居ると、誰かが端緒を開くまでは一般論でお行儀がいいのでしょうが、一旦誰かが生の言葉で口火を切るとダメです、こういう物言いで罵詈雑言です、そこを通り過ぎねばならぬのも事実です。土下座。これは思うにそんなに一般的な謝罪方法でしょうか。いやつまり、される側が要求することでしょうか?という問いです。少なくとも私は要求しませんし、今までそういう場面に遭遇したことがないです。もちろん謝る側になった時に(何か大事なことを頼む時に)頭を下げる、その延長としてひれ伏したことは何度もありますが、要求したことはないですねぇ。何だか品のないことです。そう思いました。そういうことで解決する集団があるのでしょう、例えばやくざのエンコ詰め(小指切るヤツ)とかその業界独特の謝意の表現方法です。東電の社長がいままでこんなことやったことないでしょうから、屈辱を与えるという意味で、溜飲を下げるという意味で仕返し意趣返しであれば、まことに品下ることでしょう。もっとも、人の感情というのはそれぞれ生きてきた環境や世界にすっかり左右されることですから、雑多な集団の中です、十分にあり得ることですが、普段に聞かぬ接せぬ言葉や態度や行為にはびっくりし、おぞげが立ち、軽蔑と恐れが湧き、です。これも感情なんですね。なかなかに思い知らされることでした。世間様の怖ろしさであり、いかに自分が単純な one of them であるかを知ることです。
コメント
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