柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

交渉

2010-05-31 08:07:03 | Weblog
まず訂正から。昨日鳩山さん、李韓国大統領と並び写ってた中国代表を主席と書きましたが、温家宝首相でした。毎度のことながら恥じ入っております。お詫びして訂正します。で、大統領が戦闘モードに入っていて、一触即発だとも書きましたが、別の記事には、演説で涙ぐんだ大統領は平和ボケしていると手厳しい論が載ります。あんなところで涙ぐんでたんじゃぁダメだ、事故死ではなく戦死者とするならあそこで与えられるべきは涙ではなく最高責任者からの感謝と栄誉であり毅然とした態度だ。家族も民間事故の犠牲者家族と同じように大騒ぎしている、軍と民間との区別が国民の間でもなくなっているのだと。ううむ、こういう切り口で示されると、そうですねぇ、となりますが、でもあそこでの大統領の涙は十分に訴えにはなったでしょう。怒りと報復心を湧きあがらせるもの。平和ボケから目覚めた大統領がどう行動するか。北朝鮮の瀬戸際外交なんて言いながら、日本も韓国も中国も(ここは別の利権がからんでいるのでしょうが)アメリカもやりたい放題を許し、その上に人道支援なんて名目でせっせと北朝鮮の軍備維持に加担します。挑発に乗るは大人げないという妙な「常識」なんでしょうが、経済制裁するならするで徹底的に締めあげればいいんじゃないんでしょうかね。所詮端々にまで配られるはずもないことです。アフリカやらどこやらへ援助金送る際にも、途中ですっかり抜かれるのが世の常だそうですからね。だから私は自分で持って行くんだと、曽野綾子はエッセイによく書いています。地震や天災でNHKやらTV局、新聞社が募金しますね、あれも最後まで報告しませんからね、被害地に届くまでに何人、いくつの組織が介入するのでしょう、募金した人たちが思っている通りに端々で困っている人に配られる筈もないですわね。というカラクリを金将軍様は何度も何度も使って私腹を肥やしている、体制維持している図なんでしょう。そろそろ膨らむだけ膨らんだ堪忍袋なるものを破く頃ではないのでしょうか。李大統領は振り上げた手を誰かに降ろしてもらいたがっている、けれどあるいはアメリカや中国は背を押そうとしているかもしれません。鳩山さん?いいですどちらでも。反米の橋頭保としての役割を中国がどこまで北朝鮮に認めているのか。まだ価値ありと踏んでいるのか。一番の律速要素はここですか。アメリカはこちらに多くの戦力を割けない理由があります、複数地で戦争するは世論が許さないでしょうし、平和賞もらったばかりですオバマさん。あんた(韓国)がやるというなら仕方ないねぇ、という構え。なんて、床屋政談ですみません。浅いですねぇこれじゃぁ。
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大計

2010-05-30 07:44:37 | Weblog
鳩山さんも忙しい。新聞には中国主席と韓国大統領とのスリーショットが載ります。韓国大統領、現在戦闘モードですからね。まさかね、と思っているうちに北朝鮮軍が一発ぶっ放すとか、韓国軍が挑発に乗るとかで、とうとう、ということになるんじゃないですかね。どんな戦争でも端緒は一発の銃弾ですから。満州事変、支那事変然り。そこからどんどん派手になっていく(真珠湾攻撃は華々しいですが、インドシナへの侵攻が先んじています)。そういう意味ではもう端緒は開かれているのでしょう、あとは韓国が受けるか否か。大統領はその気になってましょう?いくら叩いても何もしてこない日本よりも(そう見切ってるからあれだけ反日思想が消えないんでしょうが)、何やってくるかわからない北朝鮮の方が怖いでしょうね。となると、昔から言われている、難民問題が現実のものとなります。九州、山陰、北陸、新潟の日本海側がまったくフリーですからね今の日本の防衛体制では。対岸の火事では済まないわけです。そっちの喧嘩はそっちでまとめてくれ、とは行かないでしょうね。だからこのスリーショットです。が、鳩山さん、こっちに気が回らぬ態です。日米安保有らばこその防衛であり、日韓関係、日朝関係、ひいては東アジア問題なのですが、アメリカを追い出そう(本人は否定するのでしょうが、この左翼政権はそう言ってますから)として、それに失敗したこの現況下に、気も萎えてましょうし気も向かわぬは理解できます。理想振り回して、現実に押し潰されて、夢の人はぼんやりしてる。隣の二人の首脳もそう見ているんでしょう、数合わせの観です。あんたも来といてくれ一応、って。大統領が当てにしているのは明らかに中国です、日本じゃありません。拉致問題をいつまでも解決できないような国に、その相手と戦争するかどうかなんて決定の相談ができるはずはないですね。思いとどまるにしてもそれなりの理由が要るわけです。中国がこう言うから今回は矛を収める、という理由が。きっちり振り上げましたからね大統領は拳を。どう降ろすか。降ろさせてくれるか。その相談なんです、このスリーショット。どんどん落ちていく日本。この人(鳩山さん)は叩きつぶしてくれましたね。自民党が食い潰してきたのは否定しようのない事実ですが、最後の数撃(一撃じゃなくて)を打ちこみました。日本潰しが目的なら、小泉さんのキャッチフレーズよろしく成功したわけでしょうが、違うものになっていくその大計がない怖さです。だから参院選が大事なんでしょうが、何だかこっちの気も萎えてきましたね。いかがですか。
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体面

2010-05-29 07:56:58 | Weblog
「ひ免」ではなく「罷免」です、NHK。「口てい疫」の意図するところは何なんだ?美的感覚の欠如と言うか、徒らな教条主義と言うか、文化破壊方針と言うべきか。ひ免、ではインパクトに欠けます。漢字でこその意図伝達です。そしてこういう表記を見て人は字を意味を読みを覚えるんです。国民の識字促進、つまりは文化の保持もマスコミの大きな役割でしょうに。漢字を軽々に扱って欲しくないですね。で、罷免。新聞各紙の一面に踊ります。色々な切り口があるんでしょうが、まずは鳩山さん、切ったのは福島さんなのか社民党なのか。言葉を大切にしたいなんて明らかな鳩山さんへの当てつけ吐いて、信義を貫いた体裁を整えた福島さん、さりとて身を斬らせて骨を断つなんて迫力ではないのですが、この人も切られるは自分だけと考えているか、連立離脱をセットに考えてのことか。社民党の女政審会長は難しい顔して、連立相手の党首を罷免するなんてのは余程のこと、この上に連立維持なんてはできないだろうと、どこかのオッサン(これは男の理屈、メンツと体面優先する馬鹿馬鹿しい男の性癖です)と同じこと言ってます。あんたは女なんだからもっと実利を取ろうとする考えを言ったらどうなんだい?男女共同参画とやら女の地位向上やらを叫ぶ割には、こういう時に出てくるセリフはオヤジそのものです。福島さんにしてもこの女政審会長にしても、こういう時にこそ大向こうに控える、国民の半数を占める女たちを唸らせる、女ならではの発想やを示したらいいのに、大演説したらいいのにと思います。昨日の新聞に、社民ごね得とかチキンレースとか書かれて、まだ駆け引きが続くような流れでしたが、この速さはさすがに鳩山さんアメリカが怖かったと見えます。切って見せるもそれなりに評価されるだろうと昨日書きましたが、俺にもこのくらいはできるよということではあるのでしょうが、結果として沖縄を切ったことになってしまった種は自分で蒔いたものです、その象徴に福島さんがいたわけです。記者会見もごめんなさいばかり。申し訳ない、ばかり。なんじゃそら?社民党の選択肢は行くか帰るかしかありません。政権に恋々としがみつくか、いつもの弱小党に戻るか。首すげ替えて沖縄捨てるのも一手ですか。それとも生命線の沖縄は手放せませんか。鳩山さんより、今は社民党がどうするかの方が面白いです。今度はこっちが答えを出す番ですから。
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二重

2010-05-28 08:23:09 | Weblog
さて福島さんどうしましょうか。ここまで突っ張っちゃったら後へは退きにくいですね。政府案はダブルスタンダードだと言い放ちましたから。まことその通りなので、この件に関しては福島さんの言うことは正しいのですが、それでも何とか首相は懐柔したい。切りたくないんですな。少数党とはいえ参院選前であれば多数派工作の意味でも、何より選挙へのイメージの面で切れない、小沢さんが厳命しているのでしょう。とにかく二の矢三の矢を射って懐柔に努めて、ここまで言ってもダメですか?という所まで我慢すれば世論も折れてくれるだろう、そこまで待て、ですかね。全国知事会を招集しての依頼でしたが、こんなこと突然にやってもねぇ。根回しは外から見えぬから根回しなんですが、当たりはつけてるんですかね。山口県知事は欠席してます。米軍基地のすでにある地域に再分配なんて話も無茶ですしね。TVでは石川県知事がうちは自衛隊の基地で十分に協力していると言ってました。橋下大阪府知事が総論だけでなく各論にも賛同の意を表していましたが、大阪になんかに持ってこられないわけです、物理的に場所がないですからね。具体的に戦々恐々なのは今現在米軍基地のある地域、そして自衛隊基地のある地域でしょう。住民に聞いたらどこもかしこも120%反対ですわ。民主党に与する進歩的文化人達の信条、市民感情至上主義がここで立ち塞がります。天に唾するの具体例ですか。嫌がってるんだから止めろよ、で済まないことだらけなんですね世の中。女が嫌がることは全てセクハラ対象だという前提に立つのが福島さん達の頭の中です。そうはいかない、それでは社会秩序が守られないのです。立ち往生もさもありなんです。福島さん、社会党のDNAそのままに「ダメと言ったらダメ!!」で押しきれましょうか。社民党とすれば政権与党内にいることに恋々とする意見も大きいとか。そりゃそうですわね。弱小党に戻ったら誰も意見を聞いてくれませんから。悩ましい?でもここで福島さん折れたら、それこそあなたが二重規律の誹りを受けることになりましょう。どうしましょうか、お手並み拝見です。
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末期

2010-05-27 08:13:47 | Weblog
産経新聞はずっと現政権を批判してきていますが、ですから見出し等も他の全国紙とは違う色付けです。たとえば今回の福島瑞穂さんのパフォーマンスは、社民暴走、です。鳩山さんが沖縄県知事にけんもほろろに応じられて別れ際の握手もなかったとマスコミが囃したてれば(あの時の映像見れば、知事が握手を拒んだのではなく、鳩山さんが意気消沈して(かどうか)握手しようとしなかった、だからそのまま別れちゃった、の態でしたが)、そのあとすぐに沖縄に飛んで知事に会って、だから私は前々から沖縄県内移設はダメって言ってたのよ、一緒に頑張りましょうと一層ボルテージ上げて叫ぶ、そしてここは間違えてはなりませぬ、自分から歩み寄って右手を差し出す、抱き合わんばかりの握手を満面の笑みを浮かべてする。私は沖縄に認められているのよ、のパフォーマンスです。沖縄は日本で唯一社民党の強い土地柄ですから、そういう意地も当然あったでしょう。あんた(鳩山さん)に荒らされてなるものか、でありましょう。鳩山さんは当然怒りますわね、あんたは大臣だろ?頼むよ、歩調合わせてくれよ。昔、社会党と自民党が野合した政権がありました、ゲジゲジ眉毛の村山政権です、あの時は社会党が折れに折れて(自衛隊は合憲と言うわ、安保は堅持するわ、ほとんど変節の域)政権にしがみつきました。今回は強気です妙に。つまりここに福島さん強いこだわりがあるんでしょうね。本来の大臣の仕事何もやってないのに(この人の肩書なんでしたかね、何大臣?覚えておいでですか)、こと沖縄問題になるといきり立って。パフォーマンスですね、まことに。ここぞとばかりのアピール。連立離脱するぞ、との脅しがどこまで効くか。新聞には色々な思惑が想定されてます。鳩山さん、社民党切ったら選挙前に印象悪くなるからできないだろう、なんてのが前提みたいになってますが、切って日米同盟を優先したとなれば、それはそれで評価になりましょうけれどね。口だけ、約束破りの誹りは続きますが。本当に参院選だけから逆算しての繕いであるなら、つまり沖縄や日米同盟を政争の具にしているのであれば、小沢さんは閣僚ではない、単に与党の幹事長であるだけですから、こういう時には私の出ていく場面ではないなんて逃げがちゃんとあって、幹事長たるもの選挙のこと考えていて何が悪い?という開き直りが聞くわけです。さて鳩山さん、一回くらいはガツンと見せてくれてもいいと思いますがね。その産経、佐々淳行さんが口蹄疫事件での赤松農相の為体を大叩きです。危機管理意識が全く欠如しているって。この人のこの分野での意見はいちいち頷きます。ご一読ください。さてさて、早くも政権末期症状ですか。花も咲かずに散ってしまいますか。
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進退

2010-05-26 08:23:06 | Weblog
イギリスの議会の開会式、エリザベス女王陛下とその隣におそらく夫君でしょう勲章をこでもかと飾りつけた爺さんの写真が新聞に載ってます。古式蒼然たるドレスに王冠を戴いておられる絵柄です。周りに侍っている連中も、パイレーツオブカリビアンに出てくる役人そのままの格好です。天皇陛下も烏帽子直垂姿でお出ましになればいいのにと思ったことでした。こういうところ国の歴史、自負心、意地ですね。何でも簡素化簡略化すればいいものではないわけです。儀式の意味合いは、自分のアイデンティティーの確認なのです。自分の来し方、ルーツへの回帰、再認識。自分は何者なのか。どこで生まれてどこで生きているのかという再認識。そう思います。軽んじては決してなりませぬ。
 サッカー岡田監督の進退伺騒動が報じられます。韓国に一年に二回も負けて申し訳ないとTVで発言してましたね。責任問題として進退を上司に伺うのがそんなにおかしいことですかね。もちろん時期が時期ですからそういう非難(敵前逃亡)はまぁわからぬでもないですが、悪かったという気持ちがそういう発言になるは理解できますがね。そんなに大叩きするほどのことでしょうかね。例によっての落ちた犬は総がかりで叩きのめすマスコミ得意の集団暴力です。選手たちに援護されている始末です、監督、別の意味で叩かれちゃって。やってるのは俺たちだ、選手に責任の及ぶのを避けようとした発言だろうなんて言われてます。これも監督きっとショックじゃないんでしょうか。お前らがちゃんとやらんからじゃ!選手たちにこれといったコメントのなかったこともどうだかなぁですね。相変わらず「頑張るしかない」ばかりです。せいぜいやってきてください。ここまで神風信仰が蔓延浸透している業界も他にないんでしょうね。いつも同じ呆れ方している私です。いかがですか。
 
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期待

2010-05-25 08:18:41 | Weblog
ラッシャー木村の死亡記事です。ああ、この人も死んじゃったか、という感想です。興味のない方には誰?でありましょうが、プロレス好きにはビッグネームでした。私も昔はプロレス大好きで、ラッシャー木村がバリバリの頃、クロスチョップとか繰り出して国際プロレスの看板の一人だった頃から、モンスターロシモフ(後のアンドレザジャイアント)ブッチャー、タイガージェットシン、ドリーファンクJR、テリーファンク兄弟、ハリーレイス、ウエスタンラリアートのスタンハンセン、ブローザブロディー、長州力の維新軍なんてところまでは詳しく知ってます。古館が実況していた頃までです、掟破りの逆サソリ、の頃までです。蝶野や武藤は知らないのです、あの辺りから興味が失せました、というかTV放映がなくなっていったんじゃなかったですかね。馬場がいつまでも(年取っても)リングに上がる、その好敵手として、爺さんヒール役としてラッシャー木村の仕事があったんですね。マイク持って「兄貴!」とやるのに観客が湧いて。もっともそれは晩年の客寄せパフォーマンスで、この人のキャリアはプロレス実況放送華やかかりし頃、私が中学生時分、国際プロレス時代が華なんでしょう。ビルロビンソンなんていう超スターがいて、サンダー杉山、グレート草津、ストロング小林、アニマル浜口(気合いダ~!のオヤジです)、そして腋をカッポンカッポン鳴らす豊登。馬場との絡みより、国際プロレスのあの映像が目に浮かぶ私でした。合掌。
 サッカー、やってくれました。これだけ期待に沿ってくれると言葉もないですね。よくもあれだけへなちょこシュートばかり打つもんだ。韓国のディフェンスが凄かったなんていう言い方もあるんでしょうが、今さら何言ってんの?ですわね。向こうがフルメンバー(に近い)布陣でやってくると、キッチリ国際ランク通りの結果に終わる。あのランキングは正しいんですねぇ。いつもの通りです、パスは時に綺麗に通るんです。でもそれで終わり。日本はそれを練習してるんでしょうね。何年、何十年前から何の進歩もないのも珍しいことです。パス通して、フリーを作ってシュート!でしょうに。おお、きれいなパス!それが目的ですから。ベスト4?誰が?岡田監督も鳩山化してきました。どうにも、ねぇ。
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凸凹

2010-05-24 08:21:57 | Weblog
今まで何個も新星を見つけている人がいて、その人の記事を読んでいると、地球から一億光年離れた楕円銀河の中の新星、なんてありました。きっと肉眼なんかじゃ見えないくらいの微々たるものを大きな望遠鏡で毎日毎日丹念に探すんだろうなという北斗七星かオリオン座いくらいしか識別できないド素人には溜息モノ、何個も見つけているからにはそれが既知の星か新しい星かの区別がもちろんつくわけで、それはつまり(想像で言ってますからご了承を)感度のいい望遠鏡に映っている多くの星々の全てを認識されているということ、これも門外漢には言葉をなくすくらいの果てしなさ。好きだから、で済んでしまうことなんでしょうけれど、さてつぎ込んだ「物心両面」やいかばかりかと思うとまた大溜息。そして一億光年の彼方というスケール。今見ているまたたき(光)は一億年前に発せられたものということですよね。山口百恵の最後の歌に何億光年云々という歌詞がありましたが、そう思うと見上げる夜空、瞬く星(光)は何億年前から何分前(ここ辺りが全く想像ですからどうぞよろしく。月の光が何分前やら何時間前のものやらさえ知りません)までが混在してるわけで、ただこの日この時刻に同時に見えているというとてつもない偶然の賜物であるわけです。北斗七星の七つの星が、勝手にそう想像してますが、同一平面上に並んでいるわけじゃないわけですね。前後に、つまり地球からの距離はまちまちであるわけですよね。ああ、そうなんだ。壮大な気分になります。そしてこの偶然の不思議さですね。私がここにいて、見上げれば星の光が瞬いて、そこにはものすごい時間の凸凹(うまく表現できません、すみません)があって、それを見ている偶然。その不思議さ。時にはこんな思いもいいもんです。
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恐怖

2010-05-23 06:48:43 | Weblog
口蹄疫の話ばかりです、すみません。全頭殺すくらいだから、この病気の致死率もさぞや高いんだろう、この病気にかかると牛や豚はやがてバタバタ死んで行くんだろうとぼんやり想像しますよね、そういえばこの点について知らないな、TVも新聞も言わないなと気付いた頃に載りました今朝の日経です、こう書いてあります、ウイルスは口の中や蹄の間の皮膚に水泡を作る、それは人間で言えば口内炎のような軽い症状だ、そのままでも2~3週間で症状は治まると。ええ?治るの?でもTVでは子豚が一日で60頭死んだという農家のインタビューが流れてました。子牛や子豚にとっては致死的な病気なのでしょうか。丁寧に記事はかゆい所に手が届きます、感染牛を殺すのは病気になると食欲不振に陥り家畜として満足な肉牛に育たないから、だそうです。ああ、バタバタ死んでいくんじゃないんだ。これは驚きました、というか認識を新たにしました。食肉として商品にならなくなるからなんですね。エース級の種牛が処分されたと大見出しになるのもその価値観からですね。いえ、牛が豚が可哀想だと青臭いことを言うのではありません。が、畜産農家の人達の、我が子を殺されるも同然、というコメントとの乖離も感じることです。子牛や子豚をかわいいと感じるのはおそらくプロの農家の人達も外野の私達も同じ感情だと思います、そこを否定したり非難するのではありません、ただ畜産という生業の割り切り方の厳しさを思うわけです。ウイルス感染して(人間様が風邪を引いたら)熱が出たら食欲が失せてしばらくしんどい目に遭うのはおそらくどの動物でも同じでしょう。人間様のインフルエンザの時を思えばよいです。感染力の強さも、昨冬の新型インフルエンザの猛威を思い出せばよいでしょう。でもインフルエンザで死んだ人が特に多かったわけでもなかったはずです、殆どの人はケロリと治りました。でもこれをそのまま牛や豚にはあてはめられません、自然治癒するにしてもその間に失われる命もありましょうし、失われる損失が甚大なわけですね、生き残ってくれても商品にならねば生業として成り立たないのですから。利益を、生活を守るが優先されるのであれば、どんな場面であってもこの優先順が変わらないのであれば、この判断処置(全頭殺処分)は受け入れられるべきもののように思います。そして怖いなと思うのは、昨日も書きましたが、この顛末が人間様にシミュレーションできることです。昨冬のドタバタが物語ります。どんな対応も全く効果がなく、広がるだけ広がらねば鎮静しませんでした。全国で同時期(11月23日の連休です)がピークだったという大蔓延。感染症の専門家たちがこぞって言うんですよ、感染を消退させるためには感染する可能性のある個体をそこから消すしかないって。ウイルスが動物に感染する、という意味では、しかも弱毒性強感染力という点でも、口蹄疫も新型インフルエンザも全く同じものです。来るぞ来るぞと学者が脅かしている強毒性のもの(鳥インフルエンザ)が本当にやってきたら、それこそ映画「感染列島」のままになるんでしょう。罹らない人がどれだけ残るか、罹っても何人が生き残れるか、という非常に原始的で乱暴なレベル。治すなんてことはできず、感染を食い止めるなんてことはもっと不可能で、安倍晴明か役行者に祈ってもらうしかないというすごいレベル。無力さ、科学の全く届かないことが図らずも証明されました。専門家の机上のシミュレーションがいかに漫画であったかです。科学万能ですか?とんでもないことなのです。鳥インフルエンザがやってきたら諦めるんですな。くじ引きみたいなことです、あなたか私か、生き残るのはどっちだ?まさか、ひと自治体全部を殺処分するなんて宣言できるほどの大決断のできる政治家はいないでしょうしね。戦争だったら一晩で10万人、一発で7万人殺して平気なのに。ううむ。怖いことです。
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全殺

2010-05-22 08:18:45 | Weblog
いつまでもNHKは「口てい疫」と表記してます。新聞(あの朝日でさえ)は初めからちゃんと口蹄疫と漢字表記しているのに。これは大袈裟ではなく恣意の漢字排除行動です。こういう決まりだから、と連中は嘯くのでしょうが、漢字文化を壊してきたのは自分たちなんです。自作自演。自縄自縛とは自分のやったことが原因で自ら身動きがとれぬことを言いますが、そこには困ったというニュアンスが含まれます。がNHKは困ってません。仮名交じりの不細工な表記を好んで使います。それが破壊行為なのです。ったく憤ることです。その口蹄疫。普天間問題やら小沢さんの再度の不起訴決定やらをしり目にトップ記事を譲りません。クリントンさんがやってきて、首相や外相と会談してます。これも一応のサービスなんでしょう、あんた達が5月5月って言うから仕方ないわね、という風情。アメリカ側は原案以外に動かすなんて考えてないでしょう。坊や、言うこと聞きなさいね、って風で。岡田さんも鳩山さんも全然相手にされてない感じです、握手するだけでコチコチですわ二人とも、情けないこと。感染を鎮静するには中心から半径20km以内の地域から牛と豚を消すしかなんだそうです。ちまり今感染していようがいまいが全頭殺す。それ以外にないんだそうです。つまり人間様にあてはめれば、感染者だけではなく、感染者が出た一つの市町村まるごと潰す、全員殺処分しなければ鎮静できないわけです。昨冬の新型インフルエンザ禍が教えてくれます。水際作戦だとか、発熱外来だとかのなまじの隔離方法では流行を止めることはできなかたのです。11月をピークに潮が引きましたが、あれは国の政策が奏功したのではありません、広がるだけ広がって未感染者がなくなっただけなのです。ですから、強毒性のウイルスが広がった日には最悪です。ウイルスの専門家が、感染の専門家が全頭の殺処分を勧めているんです。感染予防ってのはそうするしかないレベルなんです。これは怖いことですよ。人間様も同じですから。国民を守るために一市を潰す。そんなことできるわけないでしょうけれどね。でもあり得る話ではあります。怖いこと。
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