安倍さんが産経新聞のインタビューに答えてます。この組み合わせだけでどんな話になるのか想像できますし、その筋の方々には読まずに捨てたいことでしょうが、私にはわくわくドキドキです。週刊誌には櫻井よし子との対談もあります、スッとしてるのですが。その内容です。村山談話と河野談話を撤回すると。撤回という強い言葉ではないですが、違うものにしたいという意向です。いいですねぇ。週刊誌では、5年前には靖国参拝を見送りましたね、あれには本当にがっかりしたことでしたが、彼自身あれを痛恨事と捉えているようです。対談相手が櫻井さんですから聊か口が滑る嫌いはあったにせよ、8月15日がまた面白いことになりそうです。村山談話は一応閣議を経たものですから無碍に否定もできぬという代物です、が、これではならぬという思い、日本には日本の考え方もあり当時の世界の情勢もありという至極当然の主張は為すべきです。もう一つの河野談話、これは官房長官の談話です、重さが全然違うものです。安倍さんが総理として閣議を経たものとして否定すればそれで終わりでしょう。今までうだうだと媚中媚韓勢力に足を引かれ掣肘されうやむやに過ぎてきたから現在があるという見方、因果律は歴としてある正論です。時の政権がどちらを選択するかの問題なのです。歴史の真実はただ一つです、満州国を作って中国に戦争しに行って米英蘭に対して戦争して、負けて、というのは真実です。でもその経緯についての説明は百論百説です。日本側の説明とアメリカの説眼は違って当然です。そして日本の中でも自虐史観と呼ばれる(こういう呼び名も十分にバイアスのかかったものですが)一連の経過を全て日本が悪かったと断じて(戦後アメリカの占領政策そのままに)不都合な考え方をすべて軍国主義、皇国主義の復活と叫びなじる考え方を振り回す勢力が68年跋扈してきました。教育が破壊されて日本人の背骨が痩せ細っているのはお気づきの通り。その根っこから正していこうとする安倍さんの肚は今回はしっかりしてます。前回は小沢さんに振り回されて、美しい国を取り戻すというすばらしい惹句すらも揶揄の対象になって自ら旗を降ろしてしまいましたが、今度は違いましょう。もう一つ、民主党のバカどもが提案していた女性宮家の創設も否定しました。すばらしい。万世一系、男系天皇で受け継がれてきた日本そのものである伝統です。根幹です。国体そのものです。緊急避難的な処理(女帝)は今まで何度もあり、しかし男系は(形式上は)守られてきているという歴史です。そして天皇陛下の存在こそが日本という国の identity (つまり国体)なのです、皇室典範などという規則自体が不遜なことであり、ましてや下々が(政治家風情が)お世継ぎの操作など越権もいい所です。が、そうは言っても男兄弟の少ない皇室の現況に鑑みれば気をもむことは仕方ないにせよ、あの小泉さんのとった態度といい秋篠宮に世継ぎが生まれた時の手のひら返しといい、浅薄な瀰縫策では伝統は守れぬのです。守らねばならぬ伝統という意識のない者にはわからぬことですから。安倍さんに期待は大きいです。どんどん膨らんでいきます。やってくれ!
今年も拙文拙論にお付き合いいただきまして誠にありがとうございました。来年もああでもないこうでもないとあれこれ噛みついて参りたく存じおります。倍旧のご愛顧ご鞭撻をお願いいたします。
今年も拙文拙論にお付き合いいただきまして誠にありがとうございました。来年もああでもないこうでもないとあれこれ噛みついて参りたく存じおります。倍旧のご愛顧ご鞭撻をお願いいたします。