サッカーW杯進んでいきますが、今回大会の一番の見所はロナウドでもメッシでもなくVARです。video assistant referee です。ハンドがどうこう、オフサイドがどうこうの場面で適応されます。どんな場面でも適応されるのではないようです、得点に絡んだシーンだけですか。野球の場合はアウトセーフの判定の場面限定。先週のサンモニで江川が言うてました、これがストライクボールの判定にまで及ぶと困ると。機械が妙に客観的に自動的に判定してくれるのは困ると。審判の誤診で嫌な思いをしてこられた?と振られて、いやその逆も多かったですからと笑いを取ってました。そうですね、人が自分の目で判定する「ええかげんさ」が機微を生んで面白いんですよね。ベースの隅を1㎝かすってる!なんてのが画像で示されても、それはそれで「正しいこと」なのでしょうが抗議も何もできなくなるわけで、達川のあの猿芝居も、乱闘騒ぎもなくなってしまうは大欠点ですよね。サッカーもそうです。マラドーナのあのプレーも昔々の伝説の彼方です。オフサイドがきつくなるのは面白味を削ぎませんかね。審判の個人差も魅力の一つですものね。相撲もそうです。行司が差し違えた際には切腹する覚悟を示すのが脇にさした短刀だそうですが、ビデオに敵いはしません。これでいいんでしょうかねぇ。
まさかの勝利の後のまさかの敗退。次は勝てるはずもないスペイン戦となれば予選突破などできぬことでしょうに、TVはどの局もここぞとばかりの神風吹くぞのまじない掛けです。これがいやでいつものニュース番組を観ないのですが、中学の確率の授業のように場合の数を数え上げるのです、サイコロの目のようにさもどれも同じ確率で起きるように騙しながら。スペイン戦に勝つ?引き分ける?これぞ獲らぬ狸の皮算用の典型です。プロ野球のマジックのほうがもっと当たります。ま、こっちは確率論を騙る感情論(神風信仰)ですからもともと比較の対象でもないのですが。スペインはガツガツ勝ちには来ないだろうなんて楽観が加わって、長友が言うてるように死ぬ気でとかの精神論で覆いつくすが日本人気質です。負ける前の体裁作りです。こういうのに慣らされてきた歴史です。仕方ないのですが。
W杯での選手たちによる人権問題への抗議行動に対してFIFAが反動的であること、それについてFIFAの担当の発言を肯定するように昨日書きましたが、スポンサーが撤退を言い出しているようです、多様性を否定する態度には賛同できぬとの表向きです。これが一番効くんでしょうね金満FIFAにとっては(IOCも同じことですが)。それこそドミノ倒しになりそうです、PC正論には勝てません、企業イメージの問題です。FIFAはどう対応しましょうか今後。
昨日は駅伝、相撲と観ながら穏やかな晩秋の日曜の昼下がりでした。女子駅伝にトップ選手がずらりと出てて、しかもつばぜり合いしてくれるという映像的にもTV的にもこれ以上ない展開でした。一分先を走る一山を廣中、新谷が追う、そして追いつく、追い抜く。一秒差で区間賞を新谷が獲る。廣中の中学時代以来の全国駅伝での連続区間賞が途切れて。資生堂が何十年ぶりに優勝して、解説途中に弘山晴美なんて懐かしい名前が出てきて、ああ、俺も長く観てるなぁ駅伝と妙に感心もしました。その後は大相撲です。さすがに高安勝つんだろうなと思ってましたが、マジック1が出て勝てなかったソフトバンクそのものでした。この人の引き癖は私でも知ってること、引くな引くな!と叫んでいるくらいなのですが果たして引く、押し出されてひっくり返されて不細工。で、貴景勝まで勝って珍しやの幕内の巴戦。そこでも高安、立ち合いの脳振盪で撃沈。これぞ脳振盪という症状を土俵の真ん中で見せてくれました。あの後阿炎が負けてれば貴景勝の不戦勝だったでしょうね、あの状態で相撲とらせてはなりません。という面白いことでした。サッカーですか?つまらん試合でした。以上。
たった今のNHKの10時のニュースでアナウンサーが肥大を「こだい」と読みました。字幕やキャプションの訂正は速やかになされますが、こちらはスルーです。間違いは目立つことなのですが、これは誰もがやりがちなことです。彼はこの字をひだいではなくこだいといつも頭の中で読んでいるのでしょう、肥前肥後肥料よりも肥える肥桶の印象が強いのでしょう、それがこういう場で出るのです。私の例で言うと上意下達をじょういげだつ、一家言をいっかごん、一言居士をいちごんこじ(これはこれでもいいそうですが)。何回か恥ずかしい思いしました。私が経験したもので「傑作」は発作をはっさくとの読み間違え。いえ、嗤う目的ではなく誰もがやるということの注意喚起です。他人のふり見て我が振り直しましょう。
今日のサンモニは関口宏がコロナで欠席、代役に報道1930の松原さんが司会してました。喝!のコーナーに江川が出ていて、ああ、歳取ったなぁの印象でした。彼は私の一つ上です。きっと私も(自分はそうは思ってないのですが)人にはそう見えているのでしょう。サンモニらしくカタールのW杯招致以降の関連施設建設にかかる外国人労働者への劣悪環境や多数の死亡者を出していることやその他のムスリム諸国の戒律に伴う人権侵害に対してイングランド選手がドイツ選手が試合前に抗議行動してることを長尺で報道してました。が、FIFAはこの動きに反動的です、one love と書かれた腕章を選手皆着けて出ようとの提案をイエローカード出すぞという脅しで抑え込んでます。が、当初報道していたFIFA担当者の反論をどのTV局も新聞も伝えません、こうでした、欧州諸国は説教垂れる前に自分たちがこの3000年間にやってきたことを反省するのが先だろうと。中米南米アフリカ中東アジアと植民地化し略奪収奪をほしいままにして現地人の人権を全く蹂躙してきた歴史です。サンモニまでが触れないのは何故だ?天に唾することと忖度しているのでしょうが、それじゃぁ左巻きさんたちのいつもの「都合悪いことには頬かむり」じゃないですかと嗤うことではありました。欧米先進国の身勝手さ、核不拡散条約然りCO₂規制然りです、自分たちがさんざん荒らし汚してきたことを棚に置いて、同じことをやり始めた国を抑え込もうとする傲岸さですね。所詮はキリスト教徒対異教徒という図式、十字軍の心持ちですか。夜郎自大な manifest dignity です。と、指摘したところで、スポーツ(選手)無垢前提、日本において高校野球が祀り上げられて措定されているような純粋無垢さ前提です、でもって彼らの声こそが政治的思惑の絡まない天の声だとするアピールは、昔の黒人差別反対運動とは別物のPC風潮やキャンセルカルチャーに支持されたパフォーマンスに見えます。だからFIFA担当者のあの発言は十分に冷や水だったはずですが、だからメディアは忖度して流さないのでしょうね。サンモニ見ながら、もちろん報道ステーションでも無視していくのでしょうが、こっち勢力さんたちのご都合主義を見ることでもありました。
サッカーW杯、日本戦はNHKでした、どこか民放が放映するのかと新聞の番組欄見てもどこもやらず。ネットはABEMAが全試合中継!としきりに宣伝しますので、昨夜初めて見ましたがああそうかぁこうかぁと感心です。こことDAZNとどう違うのか(名を知ってるだけです)全然知りませんが、地上波が追いつけないのもわかる気がします。プロ野球ばかりじゃないことです。視聴率が稼げなくなったから(つまりスポンサーがつかなくなったから)というだけの理由じゃないことでしょうね。ネット側の資金源はどうなってるのかも知りませんから比較もクソもないことなのですが、図体の大きくなりすぎた旧態は押しやられるのみというわけです。で、W杯を観てJリーグとの違いに否応なく気付かされることなのですが、さすがに日本のサッカーもスピードの面では遜色なくなってきたように素人目に思いますが、しかし未だに歴然たる差はシュート力です。そこで撃つ?というタイミングで遠い所からしかもドカンと刺さる。TV画面からも速さや勢いの違いが分かります。日本人のシュートはこうは行きませんよね。体格差だけでしょうか。それとも歴史の差でしょうか。
サッカーとラグビーにはイギリス、UKというチームはありません。これに気付くには年嵩が要ったことでしたが、W杯こそが歴史の社会の勉強の場です。スコットランド、イングランド、ウエールズ、そして北アイルランド、これらが合わさってイギリス。グレートブリテンは前3者。それだけのことなのですが
大相撲、王鵬が脚光浴びてます。大鵬の孫だという出自がもちろんその理由ですが、強い。琴桜の孫(琴欧州の息子)とか朝青龍の甥だとか何人かいて、知ってた?ネタであり実況や解説の時のネタではあるのですが、強いから話題にもなるわけです。勝ち進みますから新聞に載った顔、TVに大写しになる顔が目につきます。ううむ、大鵬かぁ。面影はあると言えばあるけれど、やっぱりオヤジの貴闘力の顔ですね。朝青龍の甥っ子はそういえば似てるなぁと思うのですがやはりモンゴル顔と括れますか。琴桜の孫もそうですね、こちらはハーフになりますから爺さんとは離れて行きましょうし。顔見てると面白いですよ。世代の移りへの感心と同時に遺伝子の伝わり具合です。
恒例の神風神話をこれでもかとメディアが煽りに煽って、監督も選手も予定調和に同じての末の当日、どれだけの人がNHK観てたんでしょうか。私は「どうせ負けるんだろうよ、そりゃ勝てば勝ったで嬉しいけれど」なんてブツブツ言いながら斜に構えて、それでも観ている者でした。前半(実は前半しか観なかったのでしたが)先制点!がオフサイドになって、あれ、できるの?と思わせたことでしたが、その後はずっとドイツに押されっ放し。何が違うか。やはりシュートを撃ってくるところですか、遠い所から強いシュートをどんどん撃つ。素人考えですが。PKの場面も押されに押されての末です、キーパー責められぬと思いました。その後、ドイツの速攻喰らって2点目だったのですが、これもオフサイド。VRビデオ判定が何度も使われます、ここにもAIが使われているそうです、ヒトの目だけじゃ足りぬというわけです。主審や線審もそこのところにもう拘りはないのでしょうね、昔の有名なプロ野球審判のように俺がルールブックだ!なんて言い放たない。いつもの日本の戦い方、カウンター喰らってオタオタしてガツンとやられるパターンが見えてましたからこりゃダメと思ってましたが、朝TV観てびっくり。でした。ごめんなさい。
TVはあまり言いませんが新聞各紙は一斉に紙幅を取って伝えてます、塩野義の(どの紙も漢字表記です、シオノギとは載せません)コロナ薬が緊急承認されたと。7月に審議会に蹴られる(認可されない)という不細工をしでかしてその筋から(私も言うてましたが)非難轟轟だったのでした。蹴った審議会側へもウイズコロナへ舵を切ってる政府策を睨めばなんともKYだという非難が上がったことで、次は必ずGOだろうと想像していたことではありますがまずは重畳。効能自体が薬を飲めば喉痛や発熱などの症状を一日短縮できるといった微々たることで、妊婦は飲んではならず、飲み合わせの悪い薬が36種類もあるとあれこれ難癖ついてますが、いいえ、あのインフルエンザ用のタミフルもそもそもそんな効能でしたから。全国の開業医に行き亘ってそれでインフルエンザが普通の扱いになったのはご存知の通り。この国産薬が全国開業医に行き亘ること、これこそが with Corona への一里塚、最大の律速因子、五類落としへの加速因子です。やっとのことです。早くうちにも回って来て欲しいことです。
大臣3人が辞めて、もう一人もっと危ないのがいるという背景に、今度は岸田さん本人の収支記載疑惑が持ち上がってるそうです。TVは「政治と金」と一括りにしてますが、河合さんのような大買収や大型公共事業口利きの多額のキックバックとかはそうかと思いますが(古い話ですが田中角栄のロッキード疑惑とか金丸信の事件とかの大きい話、金権政治が雛型です)、自分の事務所の伝票ちょろまかしとか資金集めパーティーに規定より多くの人数集めたとか、そんなショボい事案でいちいち国会の討議時間を浪費しなさんなと言いたいことです。もっとも親分(岸田さん)が二言目には説明責任を果たせとしか言わないとあらば、野党こぞっての人海戦術です、週刊誌やメディアも加勢しての粗捜し、どんどん出てきますわね。岸田さんの能力があまり高くないことがわかりましたけれど、野党は自分たちに替われとは言わずに(できないですからね)ただただ引きずり降ろすネタを嗅ぎ回るだけ、当の自民党にも岸田降ろしへの動機が薄いんだそうです。選挙が当面ないからだそうです。クビ挿げ替える動機に薄いと。そうかぁ。次は?と見ても菅さんの再登板しか選択肢がないですか。菅さんの剛腕だけれど不愛想を国民が嫌って愛想だけのいいフニャフニャを選んだ形だったのですが、岸田さんの後なら菅さん歓迎されるんじゃないですかね。当初は聞く力はあるけれど実行力がない。大臣更迭が遅れに遅れた頃には、実行力決断力がないのではない、それが的外れなだけだと。聞く力じゃなくて聞かぬ力が強いのだと評価されてます。国際会議に外遊しては気前よく多額の援助を約束してご満悦の態ですが、コロナであれだけ出費して、物価高対策でまたバラマキ出費を重ねて、その財源の過半は赤字国債だという収支模様。それで大丈夫なのか?と素人が心配することです。だから言っただろう岸田じゃダメだって?そんなこと言うても遅いですから。
97歳爺さんの交通死亡事故、産経が社説で採り上げてますが、産経ですからトンガリ内容を期待しましたが昨日素人(私)が書いたことと大差ないことでした。一括して高齢者は運転するなとは言えないがこのままでいいのか?調で、NHK夜9時のキャスター(報道ステーションも同じですが)が言うような中学生の学活レベルです。抽象そのものの正論を述べてから「でもむずかしいむずかしい」と思考停止して終わり。大阪人の「知らんけど」のレベル。ところで今も学活の時間ってあるんでしょうかね。
サッカーW杯始まりました。イングランドの選手が片膝ついたポーズで人権問題への主張をしたり、ムスリム圏での女性差別をはじめとした数々の人権問題への抗議をここを先途と表してますが、それに対してFIFAの関係者が公式会見の場で苦言呈してました(NHKで見ました)。ヨーロッパは説教垂れるより過去3000年にやってきた悪事を謝まる方が先だろうと言い放つ。ああ、こりゃすごいわ。説教する前に自分たちが中東やアジア、アメリカ大陸でやってきたことを反省しろと。ムスリムの文化風俗を非難批判するばかりで当のお前たちのやってきたこと(虐殺、略奪、搾取、強姦、植民地支配)はどうなんだ?What about you? How dare you ? です。言いましたねぇ。と観てました。
昨日採り上げた事件がTVでも新聞でも詳しく報道されてます。想像通りに97歳の爺さんの無謀運転が原因で巻き込まれた42歳女性が気の毒だったという顛末です。昨日書きましたように見出しを見ただけでの感想でした、被害者の方には申し訳ない文章だったかもしれません。想像通りというのは高齢者が起こした事故のステレオタイプ、固定観念を指して言うのですが、年寄りなんだから運転止しなさい!に繋がります。報道を見ますに、歩道に乗り上がってそのまま進行、ブレーキをかけた痕がなかったそうです。意識失ってたんですね。直近の免許更新の際には認知症の兆候はなかったとのことです。いやいや認知症の人は歩道に乗り上げたりしないですよ、ここでも何度も主張してますが。高齢者の事故=認知症と結び付けてますが違いましょう。高速道路の逆走が大事故にならぬのはちゃんと運転しているからですよ。入口間違えて気づかないところは問題ですけれど。でも、てんかん含めての意識消失はこういう惨事になります。このリスクをどう判断するか。個人の人権か社会の安全かのせめぎです。民主主義か全体主義か?そこまで拡大せずともいいですか。