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柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

品性

2011-11-30 08:20:51 | Weblog
犯す前に犯しますって言うかい?まぁ言わんでしょうねぇ、経験がないから想像ですが。でもそうは言っても色々場面はあるかなと思ったりもしますが、いやいやそういうことではなくて、この言葉の下品さですね。喩えの適不適ではなくこの男の品性の問題。キャリア組なんでしょうか、であればそっちからも叩かれることでしょう、だから受験秀才は・・!ま、キャリアであれノンキャリであれ、そういうことも問題ではないことですが。オフレコの席だから何言っても良いという筈もないと思うのですが、連中の口は安心して緩んでしまうんでしょうねぇ。あの躁病だった松本元大臣の舌禍もオフレコを強要して一地方紙が言うこと聞かずにすっぱ抜いて、誰かが穴をあけてくれればこっちのものとばかりに全国紙やTVが集団暴力振るって叩き潰したことでした。後々の仕返しを怖れて、オフレコをオフレコのままにして情報収集を優先してきたのが大マスコミだったんでしょうが、怖れを知らぬ、いえそんなことはないでしょうから仕返しを覚悟ですっぱ抜く一地方紙、弱小メディアの度胸(やぶれかぶれ?)に便乗してる狡さです。どこかが言うと一斉に叫び出す。百犬その声に吠ゆ、です。女性蔑視なんて大仰さへ話を膨らませる。どんどん話が大きくなって、街頭インタビューの答えも過激になっていく。古館の番組で解説委員が言ってましたが、この記事書いた記者は話の輪から一番遠い所にいたんですって、本当にそう聞こえた(言った)のかどうかは今後の検証だと。まぁ、そんなことなんでしょうね。揚げ足取り。こうやって基地反対運動はゲリラ化するわけです。今後の週刊誌がまた楽しみです。しかしこの男の品性には弁護の余地がありませぬ。これは確かです。ですね。
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節操

2011-11-29 08:18:22 | Weblog
昨日までは対立候補を推してた既成政党、民主党自民党が一夜明ければ維新の会を評価してます。大阪都構想を検討するんだそうです、民主党政権。ったくこいつら、恥を知れ!厚顔無恥とはこのことでしょうね。民意に擦り寄る。民意に阿る。そんなことできちんと国が守れるものか!その時々のブームにふらふらしてどうする?アジテーターは皆「変わらにゃならぬ」がキャッチフレーズですが、クリントンが言いオバマが言い小泉さんが言い、そうやって世論を煽ってきた常套句、でもいい方に変わったためしがないですよね考えれば。保守とは停滞、腐敗という図式ですが、もちろんそう思わせてしまう連中が悪いんですが、本当はそうじゃないのだとはっきり言うべきですね。誰か有名な人の言葉ですが、変わらないでいるためにはどんどん変わっていかねばならぬということではあります。腐敗を防ぐには相当の覚悟が要ることは確かです。しかし元々民主党には保守の気質がありません、この人達は既存を壊すばかりです、橋下さんに近いです、親和的です。自民党が擦り寄ってどうする?とうとう背骨まで抜かれたか!
 いつもこういう記事を見つけては噛みついてます。国立がんセンターの発表です、8万人を調べて788人の結腸癌が見つかったんだそうです、中身を検討すると、牛肉豚肉を多く食べている女はそうでない女と比べて発生リスクが48%高いとわかったんだそうです。で、新聞の見出しは、肉食べすぎると結腸癌のリスクが上がる、です。肉食べすぎちゃダメという理解になります。食べちゃいけませんなんて言ってないのですから、そういう逃げではあるのでしょうが、このリスクが48%高いという表現の真意です。普通に読んでいれば癌になる人の数が1.5倍になる、と理解しますね。1.5倍は1.5倍なんですが、受け取るイメージとはかなり違うんですよ。沢山食べて癌になった人の数、あまり食べなくて癌になった人の数を全体の数で割って(発病率)、その率をさらに比較するのが発病リスク、相対リスクです。例えば沢山群が300人、少ない群が200人だったとしましょうか。発病率は300/8万、200/8万です、それを比較して300/200です、1.5倍、150%、リスクが50%高い。正確なニュアンスを伝えるなら発病率の比較でしょうね、ここで言うなら0.375%と0.25%の比較。それが50%という大きな数字に化けてしまう(もちろんオーバーに見せるためにわざとするんですよ)。ですから分子と分母がどう変わっても同じ数字なんです、3/8万でも300/800万でも300/800でも。つまり実数が隠されるのですこの相対リスクという表現は(今回は良心的にも元の数字、母集団の数字が併記されてますが)。データをオーバーに見せようとする時の学者の常套手段です。8万人調べて788人の発病です。これが多いかどうかです。約100人に1人、1%です。多いですか?そうでもないですか?こういう実数の印象こそが大切でしょうに。そのくらいの小さな発病頻度の中での区別、さらに小さい数字の比較をしているわけです。そんなに恐怖を煽るほどのことでしょうかね。いつもこういう学者の小手先仕事、計算仕事を見せられるにつけ思うことです。肉はおいしくいただきましょう。
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魅力

2011-11-28 08:19:54 | Weblog
琴奨菊に続いて稀勢の里が大関昇進だそうです。良いんでしょうか、こんな安易に、ムードだけで挙げちゃって。琴欧州やら日馬富士の前例、もっと前には千代大海とか魁皇とかの二の舞三の舞でしょうに。10勝5敗で上がっていくこともですが、最後に帳尻合わすこのミエミエさです。あと三日で二勝が必要!!と勝手に煽って二勝一敗というこの出来レースは何なの?ここまでやるなら、白鵬も全勝させて新記録作らせればよかったのにと思いますね。八百長。もうそれでいいから、もっと普通に流れを作りなさいな。本当に下手くそな演出です。この二人、まだ大関の安定さはありません。強くもないでしょう。五大関総ヘタレ。つまんないことです。
 さて大阪。やってくれました大阪市民、府民。維新の会、大勝利。知事選はダブルスコアです、こっちは対立が自民民主共産の相乗りだったという大事件です。既成政党に何の力も集票力もないというわけです。既成政党を支持しても何もいいことがないという意思表示でしょう。実際、この20年何も改善されなかったんですからね、仕方のないこと、こういう時に現れたヒーローです。歴史書をそのまま見ているようです、ヒトラーがナチスがのし上がっていくあの時代です。ヒトラーはアーリア人信仰、ユダヤ人排斥という極端をやって、もちろんこれこそが最大の罪なんですが、それ以外は才能にあふれた人だったと評価すべきです。いえ、橋下さんとなぞらえるつもりなどはないのですが、維新の会の大阪掌握ぶりはこれは見ていて爽快です。そして昨夜の勝利後の記者会見、あの滔々たる弁舌はやはり人を魅きます。思わず聴き入ります。私がいつも引き合いに出す、郵政解散時の小泉さんの演説に匹敵します。あの場で、勝ったことのお礼など言わずに、いきなり戦闘宣言です。市役所役人達、首を洗って待っとけよ、です。お前達の勝手は許さない!大阪都構想についての話ばかりが切り取られて今朝のニュースには流れますが、いいえ、彼がやりたいのはこっちです。市役所にトグロ巻いてる左翼勢力の一掃でしょう。滔々。この人の演説は上手。やっぱり人は話し言葉に動かされるのです。
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抵触

2011-11-27 14:11:04 | Weblog
そう言えば夜のニュース番組でも何故か大阪市長選を採り上げませんでしたね。今日が選挙日です、どうしますか大阪市民。維新か反独裁か。今朝の新聞見出しは派手に煽る調ですが、傍観どころか知らん顔でした、少なくとも当地で見る報道の中では。大阪の新聞や地方局はきっと連日のヒートアップだったのでしょうね、見たかったですね。でも概して選挙期間中は公職選挙法への抵触を怖れてでしょう、採り上げ方によってはどちらかへの肩入れ、どちらかの非難に解釈されますから、触らぬ神に何とやらで敢えて触れない。特に今回のようにその結果によっては大阪だけではなく日本の他の大都市においても既存の政党政治が破壊される危険をはらんだ選挙には下手に触れられないのでしょう。選挙直前に新潮45がオヤジがやくざだの被差別出身だのとすっぱ抜いて、その後週刊誌が続いて、これで対立候補側(平松さん)は五分に追いついたと喜んだそうですが、さて相手は大阪人ですからね、そういう常識が通用するかどうか。横山ノックに200万票以上を入れた土地柄です。すでに府議会は掌握した橋下さん(維新の会)です、知事も大阪市長も獲ってしまえばこりゃ立派なクーデターです、手続きを踏んだクーデター、ヒットラーの登場時のような無血征圧。それを選んだは大阪府民(市民)。良いも悪いもないってわけです。大阪都構想というのは私の理解では控えめに言えば東京のスペア機能を備えること、一旦東京に緩急あらば首都機能国の運営機能中枢機能を代替代行できる備えをすること、もっと具体的には東京と実質的に肩を並べること、東京中心の中央集権制度を破壊して大阪に移し替えること。地方分権の促進という名の東京からの実権移行を狙っているんでしょう。その具体策として府行政と市行政との一体化とか無駄の排除を叫ぶ、その最大の抵抗勢力が平松市長だと言い募る。この手です。日本第二の大都市大阪だからできる大展開。見ものではあるのですが、橋下さんが果たして専制政治を許される「賢帝」かどうかという、イロハのイであり且つ最重要の必要条件が不明なままなのです。これだけ敵が多いというのはきっと本物なのでしょう、だから支持する者も多いわけです。悪名高いは無名に勝るとナベツネさんが言ったそうですが、単なる偏屈異常性格者ではないことを願うばかりです。歴史上の悲劇は選挙民の大喝采を浴びて登場した英雄によってもたらされたものも多いのです。民意という「諸刃の剣」さをかみしめねばなりません。衆愚との紙一重さ。民主主義の持つ宿命。と、こう書くとすでに反橋下に傾いているわけです。選挙期間中の報道の少なさはさもありなんではありまする。
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匕首

2011-11-26 08:23:08 | Weblog
ナベツネに噛みついた清武さん、提訴するって息巻いてます。この人もともとが新聞記者だったそうで、一般的なイメージ、反骨反体制気質なんでしょうかね、内部告発ってのもそういう向きからは合点がいきやすいことです。どうなるんでしょうか。地位保全を求める損害賠償訴訟でしょうね。ナベツネさんをどうこうしようという提訴にはとてもならないことでしょう。何が目的だい?という話になりますね。刺し違えたかったんでしょう?これじゃぁ匕首届きませんねあの化け物の腹には。
 西本幸雄さんの死亡記事です。阪急監督時代に優勝して。阪急なんてのはお荷物球団だったんですよ、巨人がV9途中の最高に強い時代です、野球と言えばセリーグ、その中でも巨人戦しかTV放映されない時代です。パリーグなんて全然。そんな中で気を吐いていたのが野村であり張本でありの時代です。私達の世代が野球やり始めて野球見始めた頃、パリーグは南海が強かったです、野村の時代ですね鶴岡監督。その後に阪急の時代でした。上田監督時代も続いて強かったですからね。黄金時代の前半を作った人でした。サブマリン山田、福本、長池、森本、ブーマー。その一つ前にはスペンサー。ことごとく日本シリーズでは巨人に負けてました、巨人が強かったんでした。ずっと見てたもんです中継を。近鉄時代はあの江夏の21球の時の監督です。もっともあの場面が非常に特異で印象的でしたから他が霞んでますが、あのチームには鈴木啓示という大エースがいて、結構確執があったんでしょう。覚えているのは何時かの日本シリーズで、当然鈴木が第一戦の先発に出てくる所、当時の二枚看板のもうひとり、名前失念しました、が先発したのでした。それで負けたのかどうか、二戦目は鈴木、この人が完封で勝ったのでしたか、その後のインタビュー。「オッサンに俺のこと忘れてもらいとうなかったんでね」とやりました。おおこりゃすごいわ。中学時分だったと思うのですがそう感じ入りました。ずっと爺さんというイメージの人でした。ご意見番と言うほどに口出しもしなかった人なのでしょうか、その後の露出は少なかったですね。また思い出の人が亡くなりました。合掌。
 
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体躯

2011-11-25 08:19:53 | Weblog
先日の男女混合の国際駅伝、まぁケニア勢のすごいこと。少し前の世界陸上でしたか、あの織田裕二が叫ぶ奴、あの舞台での席巻ぶりそのまま。女が稼いだリードを男が皆ひっくり返される展開でした、しかも向こうさんは17歳18歳です。速いんですけど、速い遅いという比較よりも走り方自体が別次元というイメージです。解説してるQちゃん、増田明美、金某、そして瀬古、皆が口あんぐりの態でしたから。時計が間違ってないの?とか、この人ペース配分大丈夫?とか、距離間違ってないの?とか、こういうレベルです。きっと私達が全力でハーハーゼーゼー走るよりきっと速いスピードで10km走り抜けるんでしょう。全然平気な顔して。瀬古が言ってましたよ呆れた風に吐き捨てる風に、ケニアにはこんなのがゴマンといるんでしょうねって。その言い方ちょっと不穏当?なのですが気持ちは十分に理解します。日本にはこんなのはいないという悔しさと負け惜しみ。女房の決めゼリフ、狩猟民族と農耕民族との差、ですか。あの細く長いしなやかな足、細身の体。勝てんわなぁ。叩き知らされますね。
 産経新聞に曽野綾子が書いてます。毎度おなじみ、私はこの人の大ファンなのでその辺りのバイアスをよろしくご高配いただきますが、痛快!たたっ斬り。ブータン国王の晩餐会をすっぽかした防衛相、このアホが国王に個人的に謝罪するなんて(手紙書くなんて言ってるそうです)ほざいたことに、国王に一介の閣僚が謝罪の手紙を出すなどという無礼さがわからぬのか?と一喝。国王と一大臣が対等と思っているところが大間違い、と。その通り!!こういうところに悪しき平等思想のはびこりを見ますし、こういう輩によって日本の(世界の)伝統文化が破壊されてきたのだなと露見するわけです。蓮舫がその晩餐会で携帯鳴らしてたというのも非難の対象です。礼儀というのを知らぬか?という咎めです。携帯はもうこれだけ生活に馴染みました、席をはずすことなく人前で話すのも段々に平気になってきました。この辺りはどんどん押しこまれていくであろう「礼節」ではありましょうが。しかしこういう意見考え方は大事なんだと信じます。口うるさく言わねば保たれぬのが伝統なのであります。これを守るのが保守なのであります。
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書入

2011-11-24 08:17:57 | Weblog
少し前に、儲け時という意味の「かきいれどき」の表記、「書き入れ時」と記事にあって、こりゃ変換間違いだろうと読み流してました。意味からは掻き込むでしょう、掻きいれ時でしょうに、という早合点でした。今朝の新聞にもこの表記があって、あれ?辞書見たら、帳簿に記入するのに忙しくなるという語源から書き入れ時なのだそうです。思い込みの浅はかさでありました。皆様ご注意あそばせ。間違えるは私だけでしたか、それとも。
 立川談志死亡報道です。癌とは聞いていましたが。落語をじかに見たのは学生時分に京都花月ででした、誰を見たかは忘れました、あの漫才ブームのちょっと前、B&Bやのりおよしお達がブレイクする前でした。こっちも若かったですし、思い入れがあって見に行ったのではありません、何も覚えていません。が、その後、それなりに落語に興味が湧いて、CD聴いたりDVD集めたりしてます。落語に詳しい者ではないと知っていただいて、つまり知ったかぶりしてしまったらごめんなさいという前提で。立川談志は本流から自ら外れた異端児という位置づけでした、数々の放言は楽しませてくれましたが、新潮45でたけしと爆笑問題の太田との対談がCDで付録されていたことがあって、こういうのを聞くと、この人の博学と頭の良さには圧倒されます。本も何冊か上梓されていて、本格的です。伝統芸(単なる話芸)を理論づけたという功績ですか。昔桂枝雀がブレイクした時期がありましたね、あの人のはきっと邪道に近いのだと思うのですが(動作や表情が多すぎ、大きすぎ)、あのスピード感が受けたのでした。大阪にいましたので松鶴、米朝、小文枝、春団治の時代で結構聞いたもんでした。ですから東京の(江戸前っていうんですか、これじゃぁ寿司ですか)落語は聴きませんでした、そういう機会も少なかったのです。円楽、志ん朝、談志の名は知ってましたが。で、何年か前に、癌だってわかると途端にCDやらDVDやらが出てきますが、拓郎のように、その時だったんでしょう、この人のDVDセットを買い込んで聴いたんです。ああうまいや、と思いました。どれもこれも聴いてしまうんですねぇ、途中飽きずに。中でも芝浜。この話は誰のものも聞いたことがなかったんです、こういう話だとは知ってたのでしたが。最後のセリフまで聴きいってました。ああ、すごいや。そう思ったことでした。こんな素人を一回で魅き込む芸です。そういう経験してました。合掌。
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衆愚

2011-11-23 09:14:45 | Weblog
韓国国会の催涙弾騒ぎ、TVは結構報道してましたが今朝の新聞各紙、産経を除いて一切無視です。報道価値がないという理由じゃなくて、わざと載せない、知らせないという無視ですか。大したことじゃないというそぶりで、じつは報道する事による不利益を怖れてる。しかし韓国は「はばしい」(当地の方言です、乱暴な、騒がしい、うるさいといったニュアンスです)ことです。何回かこういう場面が放映されましたね、さすがに催涙弾は初めてでしょうが。取っ組み合い、殴り合いからバリケード騒ぎ。日本でもハマコーって乱暴者がいましたがね(この人もすっかり爺さんになって、何かで訴えられてましたがどうなったんでしょうか。この息子がまた悪顔で・・)。韓国版TPP、米国相手のFTAですか、あれだけ反対があるってことです。結局強行採決で議決されたらしいですが、議会制(つまりは多数決)の限界をまざまざと見せつけられる感です。日本でもよくあることですが、反対側にやるだけやらせておいて最後に「それでは挙手を」と決めてしまう手続きです。民主主義とも呼びます、小沢さんがよく使う言葉です。この人の言う民主主義とはひとえに多数決、つまり数の力、陣笠をいかに多く持つかということです、主張政策の良否正誤善邪は問いませぬ(話が逸れますが、その小沢さん、またまた遠くから脅してます、消費税上げたら飛行機が帰還できない、特攻と同じだって。喩えがとっても不適切だと思うのですが、選挙したら皆負けるってことです。相変わらずです、このオッサン。こっちでしか存在感を示せぬ大将、でも陣笠達には命綱握られてますから)。民主主義が衆愚に陥る危険はそれこそギリシャローマの昔から指摘されていることです。が、これを越える統治体系がまだないわけですね。こういう眉を顰めるような光景を見せつけられ続けるは議会民主主義を奉じている宿命ではありましょうか。で、そのTPP、韓国に後れをとるなというのが推進派の根拠の一つでしたが、向こうさんもあれだけ反対があるんですよ。実際不都合も起きているんでしょう?すでに。資源のない日本が貿易立国するしかすべのないことは国民誰もが百も承知の介、だからといってアメリカがうまいことやってやろうと敷いたレールにまんまと乗る必要がありましょうや。TPPの参加国見ればあれに日本が入る要なぞ、日本にはないでしょうにね。日本独自に体制組めばいいじゃないですか、アジアのリーダーのつもりでいるんでしょう?ったく、こっちで言うこととあっちで言うことが違うんですから。韓国の国会模様の話でしたが、でもあれを笑えないんでしょうね日本も。あんな幼稚な「はばしい」ことをやらないだけで、内容は一緒なんでしょうから。多くの人間が集まって多くの意見を出し合えば最高の結論が得られるなんてのは夢まぼろしです。どなたも御経験のあることでしょう。だから現行の議会民主主義制においても最後は首相が決める形です。議員達がよく言う、専決事項です。こういう仕組みの中で生きてる連中ですから、言うだけ言えばそれで終わりです、首相がどんなバカしようが黙ってます。統治形態として最高のものは賢者(賢帝)による専制政治なのでしょうが、これとてバカがその地位に就くと最悪になる危険を裏腹に孕みます。我らがどぜう宰相がバカとも言いませんが、こんなに反対が多いということはやはり少し待つべきなんでしょうよ。バスに乗り遅れるな!という急かしに乗っちゃならぬのでしょう。日本が乗らねばこのバスは発車しないんじゃないですか。少なくともアメリカには大した利をもたらさないでしょう、もっとも当のアメリカはそうは言わないですよ、じゃぁお前(日本)は入れてやらないと知らん顔するでしょう。その一方で防衛外交面から脅かすでしょうね。これを奇貨に再軍備に大きく舵切ったらどうでしょうか。アメリカの傘から外れたら中国がどんどん越境侵略してきますが、そこをきちんと武力で対抗する。やっと普通の国になれるチャンスかも知れませんよ。
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肚据

2011-11-22 08:20:14 | Weblog
横浜、会社が替わって監督更迭です。三浦がボロボロで打つのは村田だけという戦力の問題も大きかったことでしょうが、やはり成績があれじゃぁ仕方ないですかね尾花さん。次は誰?大魔神擁して優勝した時の監督の権藤さんは早々に中日に獲られましたよ。生え抜きの平松、遠藤、斎藤辺り?平松なんてのもいいかもしれないですね、話題は獲れましょう。それとも落合さん?それならそれで面白いけど、この人高いからなぁ。と勝手な外野の評定ですが。
 オウムオウムと降ってわいた様に新聞もTVもワーワー言ってます。すっかり飽きていたくせに。「ああ言えば上祐」も写真載ってます、相変らず口先三寸風の風貌です。最後の判決、だからだそうです。死刑囚がずらりと並びます、どいつもこいつもまだ生きてます。そう考えればあの宅間某は潔かったというか(妙な言い方ですが)、あっという間に露に消えましたが。どの新聞もTVも真実は闇の中という安易な結論で締めます。教祖ばかりでなくどの幹部達も真実を語らないからです。だそうです。真実って何?国家転覆を狙ったと言えばそれが真実?無差別殺人を繰り返すつもりだったとか言えばそれで満足?イニシエーションとかポアとか懐かしい単語を引っ張り出す、昔の映像を流す、それでどうするの?16年もかかったこと、破防法を適応しなかったこと、つまりその場で叩きつぶさなかったこと、そういう点には一切触れない。破防法議論の時に、この手の権力の強大化は他に禍をもたらすなんていう与太が罷り通りましたね。国家権力の暴力強化(仙石さんが自衛隊を暴力装置って呼んだあの考え方です。警察公安は公的に許された暴力装置だという捉え方です)は戦前のあの暗黒時代に繋がるっていう屁理屈だったでしょう?うやむやにされて潰せなかった。ガツンとやってれば他の有象無象も潰せたんでしょうに。もっとも、そうなると必要以上に広がる懸念も当然あるわけで、治安維持法的な特高的な色がついてきますか。それを忌避するという表向きの理由で、闘争指向のマルキスト達は生き延びるわけです、そして返す刀で社会を斬りつける。教祖がマルキストかどうかは知りませんが、破壊闘争至上は同じ穴の狢です。国家としての肚が据わってない。そこをしっかり指摘しなさいな、マスコミ達。そう思うことでした。
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冬趣

2011-11-21 08:18:02 | Weblog
昼はマラソン、夕には相撲、夜にはナイター。こういう季節になったということですが、昨日は「休日」を満喫した気分でした。マラソン、駅伝、大相撲といった、ずっと同じ画面が続くモノをボヤーっとジィーっと見ているのが好きなんです昔から。大相撲はBSで1時から6時まで見ろと言われれば平気で見ます(見ませんけれどね)、それだけ好きです。いい季節です。冬の日曜の昼はこれ!ですから。
 そのナイター、日本シリーズの最終戦。ソフトバンクがやっと勝ったという感じですが、大方の予想通りでまずは大団円。ホームで勝てて、ファンの喜びようがよかったですね。こっち(九州)も気の荒い連中が多いんでしょうが、でも阪神ファンよりお行儀がいいかな、そういう印象でした(TVで見るばかりですが)。さすがに7戦は地上波が中継してました、野村が解説でした。ソフトバンクの山崎、この人知りませんでしたが何でも杉内用の捕手だそうです、打つ方は何も期待されてない人、昔の近鉄の大エース鈴木啓示には梨田がマスク被らなかったようなもんでしょうね、その人の打席の時に野村がボロクソに言って。二流は好球を見逃して難しいのに手を出す、この人も失礼だがそうだと、どんどん追い込まれていく途中に吐き捨ててましたが、打ったんですねぇタイムリーを。大殊勲。野村はその後何のフォローもしませんでしたが。曰くラッキーボーイ。こういうのが出てきた方が勝つ。セオリーですか。そして秋山監督の優勝インタビュー。最後にアナウンサーの話を遮って話し始めました、今年は大震災があって開幕も遅れて、それでもプロ野球は12球団揃って復興を願ってやってきたという話でした、ああ、こりゃ初めから用意してたにせよこの場で言うは立派なことと聴いていたら途中でバッサリ平気で切っちゃった。中継終わり、時間切れです。あと一分二分のことでしょうに。せっかく最後の締めが始まろうとしているのに・・これは残念でした、喋るのが上手ではないだろう秋山が訥々と球界を代表して話すのを聞きたかったですね。
 ビジネスマンの啓発書の広告(新聞記事です)にこんなフレーズがありました、「正しいことより早いことがエライ」と。上司や会社の方針にいちいち盾つくなという方向の本なんでしょうね、意図するところはわかります。いかがですか、こう言われてムカっと来ますか?そうねと納得しますか?私は後者です。不正の糾弾ということと日ごろの些細なこと事への反抗とは違いますしね。やり方やら手続きやらに文句言っても仕方がないんです、とっととやっちまえ。その後で文句言え!です。えてして文句言いは仕事も遅いですからね。仕事できぬことの言い訳してることが多いんでしょうし。正解。このフレーズは正解。そう思いました。いかがですか。
コメント (2)
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