柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

予言

2008-03-31 08:42:08 | Weblog
同じ三タテでも、巨人の負けの方が阪神の勝ちよりうんと嬉しいのはこれもアンチ巨人という実は巨人好きの歪な意思表示なんでしょうか・・なんて余裕余裕!笑っちゃいます。こんな事って久しぶりなんじゃないんでしょうか。東京ドームで巨人に三タテ喰らわす次に痛快。ヤクルトなめてかかって上原も内海も出さずに結果ボロボロ。当面の敵と踏んでる中日は(昨日ナイター見ました、強いですよ今年もきっと)きっちり勝ってきてます、岩瀬出さずに勝ってきてます。今年はパリーグだけじゃなくセリーグも面白そうですよ。
 新聞各紙、字が大きくなりました、読みやすくなったでしょう?って押しつけてます。日経はそのままですが三大紙は確かに。そんなに言うほどの変化じゃないですけれどね。変えてきたのが一面下段のコラム枠です、今までは産経を除いて各紙とも横長細長くへばりついて(朝日は寝そべって、と表現してます)ましたが、読売は産経抄ばりに縦長の長方形枠に、朝日毎日は横縦比を変えて横を短く縦を長くの長方形に、です。新年度です、あれこれ変わっていきます。TVのキャスターの顔ぶれが変わりました、私達の業界でも二年に一度の診療報酬の改定です、皆さんの窓口負担が変わっていきます。後期高齢者なんて枠を新設して年寄りを何段階かに分類します。金が足りないから、あの手この手です。どこかの番組で竹中平蔵が言ってました、今の日本の福祉は年寄りばかりに厚遇で、子供には申し訳程度だって。歳取ったら死にましょうよ、って誰も言えないから、制度で示していくしかないわけですね。金のない人はすみませんって。特定なんとかっていう新しい健康診断も始まります。メタボリックなんちゃらが基礎になってるとか。腹囲を測って、肥満している人を病気に仕立てようって寸法です。腹囲だけでどうして病気が分かるんでしょうね。どうして病気が予言できるんでしょうね。そこのところ何のはっきりした説明もないままに、薬屋と結託した御用学者の言いなりになった厚労省の馬鹿施策です。血液検査の結果とか血圧とか今回の腹囲とか、簡単に測れるもので(些末枝葉の事項で)その人を判断しようと言う無茶です。目安です、なんて学者は言いますが、実際はそうじゃないでしょう?脅迫になってるでしょう?騙されちゃぁいけませんよ。そんなことであなたの人生測れませんし、予言なぞできはしません!
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憂国

2008-03-30 09:43:19 | Weblog
福田首相、小泉ばりのトップダウンのつもりなんでしょうか、閣僚やら道路族の強面からそんな話聞いてないってつっこみばかりです。野党が言うこと聞かないから仕方がない、と言いながらぐぐっと擦り寄って道路特定財源を一般財源化するって開き直る。この一般財源化、今まで特に医療の現場で小泉さんがバッサバッサやった手口なんです。例えば救急医療やら休日診療やら行政が担うべき医療の隙間に対して今までは補助金交付金という名目で「特定財源」として、つまりこれ以外には使ってはなりませぬという金が撒かれてきたんですが、一般財源化なんてそれらしい単語でごまかしてますが、どう使ってもいい金として渡しますからこの中からあなた方(自治体)が振り分けなさいとくるんです。どこの自治体も火の車状態でしょうから、そういう降り方してきた金をそのまま医療行政に回せません、勢い、カット、中止になります。そうやって医療は痩せ細ってきたんです。今の救急医療危機は、厚労省の差し金通りに馬鹿マスコミが尻馬に乗って医者が足りないなんて論点すり替えていますが、小泉さんがやった規制緩和(医者になり立ての奴らに楽な道を開いたんです。今までは卒業校の医局に入って給料も殆どなく、医療保険にも入れてくれず、こき使われるだけ使われるのが修行だったんですが、それで自殺する馬鹿医者が何人か出て、人権屋達が騒ぎ立てて、人権屋裁判官がつるんで言うんです、医者も労働者だなんて。それが聖域なき改革を振り回していたあのライオン丸の目に留まったのか奸臣達が囁いたのか、規制緩和の象徴みたいになってしまって馬鹿マスコミが煽って、の結果です)とこの一般財源化という名の医療の弱体化政策が効果出しているだけです。彼ら(政治屋)は医者ばかりが儲けるのが気に入らぬなんて報復意識だったんでしょうが、ここが連中の浅薄なところで、若い医者は楽して給料のいいところへ行くばかり、きつい所(救急現場やら産科小児科脳外科などの夜昼の区別のない所)に行こうなんて気概のある奴は数えるばかり、結果国民に被害が生じているのは周知の通りです。誰が悪いんです?同じことです。一般財源化なんてのはごまかしです。自治体がうまく振り分ければいいことだって国は逃げるわけです。それをわかっていて民主党はやるんです。こっちも馬鹿。道路に使いなさいという決まりがなくなれば、その自治体毎の優先事項に使われます。道路に使いにくくなります。それを宮崎知事はじめとして、首長達は反対するのです。道路用として呉れれば胸張って道路に使えるって。でも、だからそこに腐敗が生ずるんですがね。要らぬ道路を造る、業者とつるむ、賄賂賄賂の温床になる。国会議員にとってはものすごい利権です、簡単に手放すわけないじゃないですか。でも、こうも言えます、それほどに必要な道路なら最優先で予算をつければいいんですわね、それこそ首長の肚一つです。住民は文句言いはせんでしょう、住民のリクエストに沿っているなら。でもあれこれ言い訳して、まだ大事な使い道があるからって言って道路作らない、それを特定財源廃止の所為にする。宮崎は高速道路ないままですよ!!って目を剥いて怒ってる。他の県は国がちゃんと作っているのに、うちは県で造れってのか?って。実のところ、何だかつまんない陳情です、どこもかしこも国から降ってくる金を当てにしているって寸法です。で、首相、例えば自分の県で必要な道路は県予算でやりくりしてください、相当に交付はしますから、って宣言すればいいんです。私達に分かるように説明してくれればいいんです。昨日の記者会見、誰に向かってるんですか?私達じゃないですね。民主党に向かって喋ってます。小泉さんはその点違いましたよ、あの人のあの場所での会見は思わず聞き入りましたからね、こっちに響いたというか(いえ、上に書いたとおり結果は惨憺たるものですよ少なくとも医療改革とやらは大失敗でしたから)。この人の風貌でありキャラクターなんでしょうがボソボソ言う、早口で言う、小難しい単語を並べる、原稿を読む、どれもダメです。勉強になりますねぇ、こうやっちゃぁダメだって見本でした。小沢さんの言い方も人を見下していてダメでしょう?馬鹿相手に喋ってやってるって口振りです。鳩山さんは言葉選びすぎて結局平板になってしまうという癖に未だ気づいてない。丁寧言葉が上品さでなく嫌味と頭の悪さを醸し出す愚です。菅さんは自分は頭切れるって思ってるんでしょうが、実はこの人が一番官僚的で、話が一番面白くない人です。やはり話は、話しぶりは小泉さんが一番うまかったですねぇ。もう一つ、同じ会見で首相はチベット問題に触れて、ワーワー騒ぐな、五輪と引っかけるのはよくないと言ったそうです。親中媚中政治屋の面目躍如ですか。領土問題、あからさまな反日キャンペーン、そして今回の餃子問題での強弁ぶり。言いたい放題、やりたい放題にされていつまで我慢するんですか。そんなに中国が大切なんですかね。ああ、安倍さん、あんたがやっぱり希望の星だったねぇ。日本が沈んでいきますよ。 
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鬼の首

2008-03-29 08:43:15 | Weblog
沖縄集団自決に軍の命令があったかどうか、大江健三郎の沖縄ノートで名指し誹謗された当時の上官が名誉毀損で訴えた裁判、原告敗訴でした。被告は大江さんと岩波。判決主文は、集団自決に軍は深く関与していたというものでした。つまり争点をずらしてぼやかした典型です。二重否定の乱発です。~でないとも言えないとか、否定するに十分な理由がないとか。新聞上の評価もまっぷたつです、左翼学者と保守側、保守側はどれも秦さんというのが不思議、保守論客は他にもいるでしょうに。命令があったかどうか、この原告の名誉毀損があったかどうかには全く触れません。命令はあったかどうかはわからないが、関与はあったって。言葉換えてごまかして、そして左翼達は大はしゃぎ。例の大きな半紙をもって関係者が駆けてくる、大江、岩波勝訴。女たちが側できゃーきゃー言ってる。何々?キャーキャー言う場面じゃなかろうに。大江さん会見で言います(この人すっかり歳取っちゃって。石原慎太郎と同時代に文壇デビューした人です、見た目の差は歴然)裁判官が私の文章を読み込んでくれたって。裁判所では曾野綾子は読み間違えているって言った人の言葉です。呆れます。ま、こんな年寄りを今さらに、という気持ちが湧かなくもないことですが、いいえ、原告は九十歳を超えて尚意気軒昂なのです。名誉回復を訴えているのです。嘘は嘘だと。名こそ惜しけれ、です。この心情推し測るに余りあります。軍の関与はあったに違いないじゃないですか、戦争していたんですよ。軍の統制下にあるんです、敵が目前にいる戦場ですよ。それを今の平和ボケの感覚で裁こうとする。話をすり替える。お茶を濁す。お仲間の朝日は大喜びです。「司法も認めた軍の関与」との見出しで滔々と社説でお祝いです、鬼の首取ったようです。「皇民教育復活させぬ」なんて大仰な見出しを打ちます。そのお仲間の毎日は幾分距離を置いて中程寄り。読売は「軍命令は認定されなかった」と打ちます。この差、面白いでしょう。今日こそは皆様、各紙をお読みになればいい。ははぁ、これだけ思想が違うのかってよく分かりますよ。そしてどれもこれもそのまま信用しちゃならんなって分かりますよ。
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混合診療

2008-03-28 08:41:09 | Weblog
松井の結婚はこっちおいて、桑田引退だそうです。うむ、こちらは感慨湧きますね。高校野球が一番きらめいていた時代の立て役者です。清原との二人で(むろんこの二人だけじゃぁどうにもならぬことですが)甲子園5回出て、優勝2回準優勝2回ですって、なんたる飛び抜け方。PLだけじゃなかったですからね、池田の畠山水野、早実の荒木、浪商のドカベン香川とピッチャー(名前ど忘れしました、中日からロッテに行って、あと横浜の監督もやったあの人)・・きら星達の時代です。あの時代をリアルタイムで見ていられたのは幸せなことだったのでしょう。
 昨日混合診療のことを書きました。あれじゃぁ分かりにくい、中途半端じゃ、というお叱りを受けましたのでもう一度書きます。今の保険診療は、保険収載といって保険の利く薬やら治療法やらの範囲が定められていて、その範囲内のものにしか医療保険からの負担分が支払われない仕組みなのです(皆さんが病院の窓口で支払われるお代は、その時かかった全額のうちの一割あるいは三割分です、残りの九割七割は保険機構から病院に支払われています、ここを押さえておいて下さい)。この枠から外れること(もの)には保険から支払われないのですが(よく言う、保険が利かない、です)、単にそれだけならその利かない薬代、治療代だけ自費で払うから、という理屈も通りそうですが、ここにもう一つルールがあるのです。保険の利かない治療を病院で行なう場合は、その治療一切を保険治療外のものとするって決まりです。従来保険の利いていた部分まで利かなくなるのです。ここまでは保険で、ここからは自費で、という区分けができないのです、そういうルールです。all or nothing です。ですから、保険収載されていない薬や先進手術やらを病院で使ってしまうと、今までは保険が利いていた例えば入院料とか普通の点滴注射の処置代とかまでが全額自費負担になるって仕組みです。請求書見て目の玉が飛び出るって顛末です。絵に描いた如き弱り目に祟り目。それではならじと、区分けできるようにしようというのが混合診療です。いいことのように思われましょう。区分けすることに何の不具合があるのか?ええ、実際に治療を受けておられる方々には今日のお金の問題です、切実です。でもここにはもう一つ大きな問題が横たわっているのです。混合診療を解除してしまうと、金がない金がないと言い続けている保険機構やら厚労省やらがどうしましょうか、保険の利く範囲をどんどん狭めてきますよ。風邪薬、ビタミン剤、胃薬、高血圧薬、高脂血症薬と需要の多い薬から順次外していきます、どうぞ薬局で買ってくださいって。CTやらMRI、エコー、骨量検査などなどその辺の検査代も自分もちになっていきましょう。今の保険診療は、今日あなたが病院で受けた全ての治療検査処置をカバーしていますが、こっちからは自費、ここまでは保険、なんて混合診療が許されれば、保険の利く部分には確かに三割負担で済みますが、利かぬ所には全額自費です、請求書見てびっくり、になります。それこそ金がない者は病院に行くな、になります。世界に冠たる国民皆保険制度が一気に崩壊します。上質な医療を日本中どこにいても保険証一枚で廉価に(ここが何より大事です)受けられるという利点が全て失われます。混合医療というのは一見いいじゃないかと思われましょうが、そういう危険を孕んでいるのです。私達の今日の医療費(窓口負担)にはね返ってくる、保険制度の崩壊に繋がる重大な問題なのです。おわかりいただけましたでしょうか。
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当局

2008-03-27 08:43:16 | Weblog
日経で豊田が書いてます、せっかくパリーグが開幕してソフトバンクがドラマチックに連勝する、楽天が連敗して野村がぼやくって面白い展開なのに、どうしてわざわざに大リーグなんだ?って。その通り。返す刀で、松坂もあんなもん、岡島も巨人にいたときからあのくらいは投げていのに、ユニフォームが替わったらこの歓声、舶来礼賛もいいかげんにしろ!って。その通り。で、この日程で呼んできた勧進元が読売だってバラして(そうでしょうね、巨人戦と阪神戦しかやらないんだもの)やりそうなことってなことです。そして明日から自分のチームが開幕ですわ。パリーグもいかれたもんですねぇ。記事には松坂もこんな時にやらなくてもって言ってたとあります。普通はそう考えますわね。まだまだ読売(渡辺)のやりたい放題と見えます、プロ野球。
 駅での8人殺傷事件もホームでの突き落とし事件も、余人の理解を寄せ付けない強烈さがあります。どちらも若い奴らで、怨恨などでない通りがかりであること、つまりこいつらの過ごしてきた生活環境にしか因はないのです、つまり親の所為。前者は週刊誌の見出しは秋葉原のゲーマー、後者はまじめな高校生、経済的理由で大学行けず、小中学生時代にいじめられていた、そうです。そんなこと聞きたくもないんですが、後者の父親が自分にもわからんことだと言い訳しているそうです。だからお前の所為だというのです。こりゃぁ本当に底が抜けたのかも知れませんね。あなたの側にもそこかしこにこんな手合いがウロウロしているんでしょう。人ごとに思っている限り、人ごとです。ですね。
 混合診療を限定容認するんだそうです。「高度医療評価」してそれに適えば認めるんだそうです。混合診療とはこうです。今は保険診療ですね、保険証出せば医療費の一割三割で済むってシステムです、でもどんな治療してもいいてわけじゃあありません、薬も治療方法も保険診療に認められたものでなければなりません。そのシステムを厳守するために、認められてない薬や治療すると今までは保険が利いていた部分まで自費になるという決まりがあります。つまりこっちは自費で、それ以外は保険でということができない仕組みなんです。で、最近よく問題になっている抗癌剤のこと、海外では汎用されている薬が日本では認められていないってことがしばしばあって、今時インターネットでいくらでも情報が入るし個人輸入なんて手立てもあって、高い薬が容易に手に入るんですが、高いものは高い。この薬を病院に頼んで処方箋を切ってもらう、すれば保険が利いて安くなるだろうという思惑、でもそうすると今まで病院で受けていた保険が利く治療投薬分まで保険が利かなくなるのです。病院はですからそういう薬を出しません、保険から医療費が下りなくなりますから。いや、患者さんが全部自費で賄われるなら何の問題もないのですよ、でも仮に三割負担であった人なら、窓口の費用は一気に三倍になります。ここまでは保険で、これ以上は自費でと混ぜる治療を混合医療と称します。いいことじゃないかと思われるでしょうが、これを許すと、当局はどんどん保険の利く範囲を狭めてきます、それでなくても風邪薬やらビタミン剤やら薬局で買える薬を保険外薬品にしようなんて気運もあるのです。検査代も保険外になってきましょう。結局窓口負担がどんどん増えていく。窓口負担が今は三割なんて言ってますが、保険の利く範囲を狭めれば、保険診療分の窓口負担は確かに三割のままであっても、実際にあなたが支払うお金は全体の五割七割になっているって寸法です。当局は窓口負担を増やしたい一念ですからね。ごまかされてはなりません。混合診療が解決策ではないのです。薬や治療法を早く保険収載すればいいことなんです。もっといえば薬代をもっともっと安くする。そちらこそが先決問題なんです。騙されてはなりませぬ。現行の保険制度が崩壊します。そう思います。
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金切り声

2008-03-26 08:42:39 | Weblog
新しい水着で新記録が続発、浮力が付きすぎるんじゃないかと調査するんだそうです。新聞の写真には顔の(頭の)小さい、首から下は隆々たる筋肉つけた男選手がランニングシャツとステテコをワンピースにしたような、大正昭和時代の写真に見えるような水着をつけています。超軽量で撥水性に富み厚手にできているそうです。おお、じゃぁ北島も着りゃぁいいじゃないかと言うだけの話しですが、どっこい日本水連はミズノ、デサント、アシックスと契約しているのでこのメーカーの品は使えないんだそうです。ははは、金まみれ。スポンサー様には勝てませぬ。でも、北島が負けても水着の所為にできますね。前にも言いましたが、ステロイド(薬物)使用をあれだけ咎めておいて、周辺機器機材(道具)の改良には何も言わないんですよね。ステロイド飲んで注射して自分の体を大きくして記録を伸ばすのと、軽量化して空気抵抗を少なくして瞬発力を高めるとか、今回のようにあわよくば浮力を生じさせて推進力を増やすなんて身につける道具を換えて記録を伸ばすのと、どう違うんでしょうね。以前の記録(そういう手段を使わなかった、そういう道具のなかった時代の記録)と比較できなくなるからというのでしょうか。人間の生身の記録じゃなくなる、って言うんでしょうか。いいえ、どんな薬使ってもそんな道具を使っても人間には違いないことですわね。ボンズの記録は人間の記録ですよ、まるでサイボーグかエイリアンかの扱いです。ボンズの記録を認めたからって、アーロンやらベースルースの記録が損なわれるものでもないはずです、いや、却って賞賛されるんじゃないんでしょうかね。この水着もそうです。筋肉トレーニングの機械がどうハイテク品になろうがお構いなしなんだから、こっちも行くに任せたらいいことですわ。そう思うんですがねぇ。
 健康保険料払えずに、つまり保険証を使えないばっかりに医者にかかれずに死んだ人が、去年一年に少なくとも31人いるって、全日本民主医療機関連合なる団体が発表したんだそうです。この手の団体は真っ左翼ですから、制度が悪い社会が悪い世の中が悪いと叫ぶばかりなんですが、記事にはこう続きます、病気や高齢で働けず経済的に困窮して受診を控えて死んでしまったと。おお、どうしてこういう弱者を助けなかったんだ?!って訴えです、絶叫です、正義の味方の雄叫びです。馬~鹿。健康保険制度はそういうつくりなんです。保険料支払って保険証受ける、一割、三割の廉価で医療を受けられる。ここから外れる人は福祉が拾うという仕組みですが、福祉の範囲を拡げすぎるときっと国が滅びます、道路やらガソリンやらとはレベルも規模も違います。どんな効果的な仕組みを作ってもそこから外れる人がきっと出ます。自ら外れていく人もいます。その人達を掬うのが政治、行政の仕事ということなんでしょうが、しかし一方的に拾い上げればいいと言うことでもないでしょう。31人ですか。どうやって数えたのか、そこを聞きたいところですが、でもこのくらいなら大したことじゃないでしょうにね。いまの社会制度はうまく機能しているという証拠にさえなるんじゃないですか、左翼さん達の金切り声はさておいて。
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人権屋

2008-03-25 08:26:35 | Weblog
横綱審議会の内舘さん(狆に似たおばさん)がまた噛みついてます、朝青龍問題はまだカタはついていないって。場所前のインタビュアーへの暴言事件とか大阪場所優勝インタビューでの節操のなさとか、品格がどうのこうのです。一方、元NHK会長はある程度のパフォーマンスは許されることだろうと言ってます。内舘さんは別に教育システムを作ったらどうかいと提案したそうですが、当の相撲協会がにべなく「その気はない」って。久しぶりに満員御礼が多く出て、千秋楽あれだけ盛り上がったは朝青龍いればこそのこと、ドル箱をわざわざに潰すようなことはしたくないですわね。もう品格が、節度礼儀が、はいいにしましょう、奴らは日本人じゃないんです。土俵外での行動にまで制限はできぬ事です。栃錦や若の花、大鵬、貴の花あたりが黙して語らずという抑制の美を見せてきたは日本人の美学であって、外人には理解の届かぬ事でしょう。曙、武蔵丸、小錦もきっとそうだったんです。外人に門戸を開いた時点で十分に想定されことでしょうに。そんなに許されぬ事であったなら、朝青龍解雇すればよかったことです。どなたもが名誉(品格云々)よりも実(金)を取ったんですから、なにを今さらに、です。負けていれば溜飲を下げることができて黙っておいてやるけれど、勝ったらそうはいかん、じゃぁちと話が通りませんな。
 通り魔事件、これも警察不細工なことです。毎日新聞で特集している福岡の中学校の荒れ方と通じるところがあります。子供らが言ってます、大人がびびってるからうまく行かない。そうなんですね、人権お化けに皆がびびっているんです。過度に拘束すると人権屋が(マスコミやら市民団体やらその手の弁護士やら)うるさいから、引いて退いて。向こうはつけあがるばかり。特に学校の騒ぎはそうに違いないことですね。もう、いい加減に気づきなさいな。みんな分かっていることですよ。
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実感

2008-03-24 08:40:08 | Weblog
下関商業、劇的でした。見てました、丁度昼飯時。担ぐように投げる下関のピッチャー、方や左腕。あっさりとイニングを重ねて行く様子、すぐに9回が来て、ああこのままfade outねと思ってましたら、あららホームランなんて。しかも2本も。向こうの左腕頭よかったですよ、今まで直球投げていたのを素人目にもよく分かるドロンを曲がるカーブ主体に換えて下関抑える。そしてあの幕切れ。私のような野球やったことないんだけれど野球好き、似非評論家達を喜ばすようなプレーでした、日本中で解説の長広舌が始まったでしょう。グラブの土手に当てるって奴です。指の方の網(ポケット)の部分で取ればなんてことなかったんですが(つまりグラブで掬うように取れば)、思ったほど飛んでこなかったんでしょうね構えたグラブの手のひらの部分(土手とい言うそうです)に当たっちゃって不運。味方のピッチャーは甲子園の魔物と表現しました。うむ、よろし。当人が今後工夫すれば良いこと、それ以上の詮索は無用。魔物の所為にするが得策です。
 ソフトバンクのルーキー投手大場、初先発無四球完封の離れ業です。この人今年のドラフトの目玉だった逸材でしたが、へぇやるもんです。怪我人ばかりのソフトバンクですがこういうのは王監督嬉しいことでしょうねさぞや。でも、最初が華々しかった者が大成したかと言えばそうでもないのがこれまた面白いことで、新聞によれは最近の同記録は今は消えてしまった何とか言う人、そういえばセリーグでは中日の近藤という投手が巨人相手にノーヒットノーランやりましたねぇ、あの人もすぐに消えましたが。大騒ぎされて潰れていく、モノにならぬ人も多い世界です。この時代、金田稲尾杉浦のようにはとてもいきませんが、なんとか残ってもらいたいと思うことです。
 朝青龍、あれが言いたくて優勝したんでしょう、毎度おおきに。大阪人もぴったり合ってヒールに喝采します。白鵬が体の大きい正当派を張れば、こっちはヒールでいいんですわね。やんちゃでいいんです。品格やら風格やらいいんですわ、白鵬にまかせとけばね。
 沖縄やまぬ怒り、と新聞が見出しを打ちます、米兵の事件に対する抗議集会がもたれたそうです、今回の主催者発表はうんと控えめで六千人。自民党県連と知事は参加しなかったんですって。こんな事ですわね、結局政争の具です、人気取り、自分の選挙第一なんですわ連中。主催者発表に大嘘つく土地柄です、何でもかんでも全県的な行動なのだなんて装いを取りたいんでしょうが、さすがに狼少年になってきました。抗議行動さえもマニュアル化されて、つまりは向こうさんの応じ方も型通り。こんなんでいいんですかねぇ。と、やはり人ごとです、鄙の当地には実感も何もないことですから。
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原理原則

2008-03-23 10:35:36 | Weblog
プロ野球開幕しましたが何だか盛り上がらぬ事で。高校野球も始まって、一気に球春来たるの感なんですが何だかねぇです。昨日は夜に巨人対大リーグやってましたが、これも何だかどうも。もっとも、この手のゲームは向こうが物見遊山ですからね、新聞によれば400万円くらいのボーナスが出ているそうで、やっつけ仕事ではあります。巨人も誰か知らないピッチャーやら野手やら出てきて興醒め、もっともラミレスとか小笠原とかも未だに馴染みませんし、生え抜きのレギュラー連中の覇気のないこと。あれでは視聴率など到底望めませんわ、久しぶりに巨人戦見て思いました。解説の中畑と水野が喋りまくっていたことが印象に残るようじゃだめですわね。
 手術の現場にはナビゲーションという一般用語で括られる医療機器が氾濫しています。カーナビのナビです、元々はパリダカかどこかの長距離自動車ラリーの助手席にいる人を指す言葉だったんでしょう?それが転じて敷衍されて補助するもの一般に冠されるようになったというわけです。脳外科手術でも花盛りです、おそらく3年現場から離れたら浦島太郎でしょうね、私なぞは問題外です。そこに問題が生じているという記事です、テクニシャンとして技術者が手術場に入ることを業界側が拒否してきたというのです。平たく言えば機械操作を側から教えてくれるメーカーの技術屋が手術場に入らなくなるということです、すると例えばトラブルで止まったときの咄嗟の対応ができなくなるというわけです、医者は機械屋じゃありませんから才能と興味のある奴以外は機械が止まったらその場でお手上げでしょう、それが初めて見る機械であってご覧なさい、何をかいわんや。脳外科で使う補助機械ならすぐに命にどうのこうのはないでしょう(回復まで待てます)が、心臓手術ではそうはいきません、人工心肺が止まれば即命に関わります。こちらの機器もおそらく日進月歩でしょう、次々に新しい機能満載したものが出てきましょう。業者はどんどん売りつける、でも実際の使用現場に機械をよく知る者がいなくなるんです。これは怖ろしいことですよ。どうして今こんな事になったのか。それは責任波及を怖れたからでしょう。医療事故の多くがこの手の医療機器の不具合に帰因するものになってきています。それだけ術者の上手下手の割合が小さくなってきている、そういうナビゲーションシステムを揃えているかどうかが手術成績に直接響く、そして世の中の評価もそちらに(機械のあるなしを第一に比較する)傾いていくという流れです。となればそこにテクニシャンがいたのに、なんてことになって刑事罰はもとより損害賠償まで請求されるかも知れない虞が大きくなってきているわけです。もちろん彼らは機械の操作を指示するだけです、手術に関わってはいません。でも手術場にいて、明らかな機械トラブルが原因の事故が起これば責任はかかってきましょうね、そこを怖れたのでしょう。でも、業界はそうはあからさまには言いません、医療行為との境界線を引きにくく、医療行為をできない立場で医療現場にいることは適切ではないという理由です。なるほど、それらしいこと。心臓手術での医療事故の多くは機械の不備が関与しています。それらは全て医者の不注意で片づけられてきましたが、現場にいるとこっちに火の粉が飛んでくるという推測なんでしょう。こう決まってしまうと、手術現場はいよいよ危険に満ちたものになっていきます。トラブルを予防予知するのも機械任せ、トラブル解決も機械任せといった手術に慣れた現場ですよ。昔はよかったなんて決して言いませんが、術者の腕が大きくものを言った時代は全てのトラブルに人が自分の手で応じて超えてきました(それしかなかったんですから、しかたのないことです)、冷や汗をかきながら血の海と戦ってきました、突発事故に応じてきました。結果だけを比較すればナビゲーションシステム全盛の現代と人がその目とその手で経験と勘(六感全てを)を総動員してやっていた時代とでは明らかに差が出ましょう、それは手術成績の向上に資し、ひいては医学医療の発展に大きく寄与している事実に他なりません。そこを否定するのではないのですが、機械に頼ると機械にやられる(不利益を被る)という人の世の真理に躓く姿を見るわけです。人を恃むと人に支配されるのです、マキアベリも言っていますしこの手の箴言はローマ春秋時代に既に言われていることでしょう。機械に頼る、それを動かす技術者に頼る、医者は画面に現れる数字や波形を判断するだけ、その真贋を疑うことなく。誰の責任ですか?そんな所であなたは命を医者に預けて手術を受けるんです、麻酔がかかればあなたの命は医者の手中にあるのです、俎板の上の鯉とはこのことです。手術手技には問題なかった、機械がトラぶったからだ、と医者が逃げる。機械は納入時は問題のないことを医者も確認したはずだと業者。業者とすればこう逃げたいわけですね、手術場に入ることは危険が高すぎますから。なぜ?それは一にも二にも医者が逃げるからですけれどね、俺は悪くないって言いすぎです、お前が執刀医なんだからその手術については全ての責任を負うべきなんです。機械のトラブルも術者の責任です。そう構えないから、業者が逃げるんですね。ああ、個人主義の爛熟退廃ですか。社会秩序の崩壊ですか。公的職業、国家の根幹に関わる職に就いている者たちの責任感のなさ、国思う社会を思う意識の欠如ですか。どう表現しようと、秩序の崩壊には違いないんでしょうね。原理原則の破壊。出るは溜息ばかりなりです、皺が寄る先はいつも一般国民ですから。
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2008-03-22 08:39:51 | Weblog
浅田真央、見事に化けましたね、しばらくあの地位は安泰なんでしょう。荒川静香との違いは余裕のあるなしですかね、クールビューティー(私は beauty ではないと思うのですが)の方はつま先だってのあの場面(オリンピック)での一世一代の演技、合うべき条件がみんな一点にうまく集中収束してのいわばギリギリの結果だったでしょう、浅田真央のほうはあの素養に年齢がうまく被さって美しくなっていますわね、見ていて美しい、姿も演技も。これはこの人の性格に負うところが大きいのでしょうが、安定感やら貫禄やらすら見えますよねこの歳で。余裕の差でしょうねぇ。見ている方もゆったり見ておれる感覚です。すごい選手になっていくんでしょうね。
 岩国に交付金満額おりるんですって。まぁ国もなんて現金なこと。おうおう、初めからそう言うとけば金はちゃんとやったんじゃい、です。再編交付金が十年で134億円、市庁舎建設補助金が34億円だそうです。これだけ金が下りれば福田市長も文句言いきれないですわね、今はまだ威勢がいいことですが。知事も喜んでいるそうです。国の施策に抗うようなセットは官僚出身のこの人の頭の中には(体の中には)ないことですから、井原さんの行動自体がさぞや理解できなかったことでしょう。その点福田さんはうんと年下でもあるし、県の自民党の中でもまだ「抑えの効く」ポジションでしょうから、 no problem ですわ。ガサッと変わる。国の言うこと聞かねばどうなるかわかってるんか?と世に知らしめたことでは国の勝ちでしたが、皮肉に言えば井原さんがおればこそのコントラストだったわけです。世の中の仕組みですね。うまくできてる?うまくできてる、その通り。
 佐賀の二十歳の母親が一歳半の我が子の腹を蹴り上げて重態にという記事です。何度聞いたでしょうね、延々と続いています。この子にとっては我が母親にやられたことなら仕方のないことです、この運命諦めるしかありません。端から見ているとどうにもやりきれぬ事、何とかならんかったのかと憤るばかりですが、母親が我が子に手をかけること、誰にも(どんな法律もってきても)止められることではありません。いつも思うことです、ああ、この母親もこうやって蹴られ殴られて大きくなってきたんだろうなとの切ない、なんとも切ない連鎖です。僅かに二十歳の娘ですわ。自分の来し方しか比較する人生がないのも仕方のないことでしょう。この母親を殴ってきた母親(父親)も自分の親から殴られて育ってきたんでしょう、この連綿たる流れ。目を閉じ溜息つくばかりです、言葉を失います。血、家系、DNA・・表現は色々でしょうが、人間というのは如何にその育ち生きていく環境に左右されるかという「好例」でしょう。人間学的社会学的典型例なんでしょうね。瞑するばかりではあるのですが、人間の業、そのものでもあるのでしょう。
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