柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

精神

2012-01-31 08:24:04 | Weblog
新聞の片隅に硫黄島遺骨収集を全島で行なうことに決定とありました。戦争で外地で亡くなった人達の遺骨収集の話題はよく月刊誌に載ります、フィリピンやインドネシア等です。国が行なうのではなく民間がやっているというイメージです(ここは正確ではありません、すみません)。で、この記事です、ええ?何を今さら。全島でやってないの?丁度その月刊誌で硫黄島の記事を読んで、渡辺謙が出てたクリントイーストウッドの映画を見てますし、壮絶な戦闘であったこと、ここが陥落すると本土へのB29攻撃が可能になるというまさに生命線であったという背景、そこを兵士達が十分に認識しての闘いであったということを知っていますから、その月刊誌で知ったことですがあの滑走路(見たわけではありません、自衛隊の滑走路だそうですが)は多くの兵士の遺体の上にコンクリートを流しこんで作ったものだそうです。その記事は、兵士のことを思えば滑走路を引っぺがしてきちんと慰霊しろ!という文面でした。敗戦して、占領されて、戦争を全否定する左翼が闊歩して、戦争責任ばかりが追及されて死んでいった兵隊達のことは犬死と投げ捨てられていたわけです。遺骨収集にまでとても手が回らない状況であったことは想像に難くないことですが、そこをきちんと筋通すのがそれこそ政治家の役目であった筈ですがねぇ。民間の有志は当時から働きかけまた自分たちで動いてきたのでしょうが、いかんせん。今上天皇がサイパンの万歳クリフに向かって深々とこうべを垂れておられる写真は非常に感動し心に沁みたことでしたが、故国から遠く離れた異郷で餓死し病死した兵士達を放置しておいていいわけがありません。と、怒るのも簡単なことなんですね。自分がやらなくていいから、いくらでも拳を振り回せます。そこのところは十分に引け目を感じながらしかし、こういうけじめのなさが日本人を腑抜けにしてきた始めだったのでしょうね。そう思うことです。もう70年がくるのですよ。70年・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

民意

2012-01-30 08:24:03 | Weblog
岩国市長選、42000-30000スコアで現職の勝ちでした。大阪の橋下さんは75万ー50万でしたね、同じくらいの比率ですか。この反対票をどう評価するか、なんてのが評論家の飯のタネなのでしょうが、勝った方が「この批判票を重く受け止めて対立をなくして一緒に進んでいきたい」と言えばそれで終わりです。現職はそのまま言ってましたから。艦載機移転問題が焦点にならなかったそうです(もう一人の候補は訴えていたそうでですが)、もうそういう段階なんですね。あれこれ争点になったこと事一つ一つが既成事実に変わっていく、地域振興という名の大金に姿を変えていく、人は黙っていく。元職はこっちも言いたかったんでしょうが、どうにもならぬことでしょうから。沖縄見ていたらそうですわね。下手したらもっと大部隊がこっちに来るかもしれないのです、反対ばかり言ってると・・という虞れはありましょう。だから争点を変えた、減税とか愛宕山問題を訴えた。前回との違いにもちろん有権者は気付いたでしょうし、新聞によれば前回支援に回った労組が外れたとかでそういう具体的な不利が重なったのでしょうが、前回選挙後にこれでもかと思い知らされた国策の威力、言うこと聞けば金が落ちる、聞かなければ切られる、極めて単純でわかり易いバーター闘争を住民が嫌ったということではないですか。もちろん多くの反対者がおられる。そこを呑みこんで進めていく。結局リーダー首長の肚なんですね。民意に振り回されたのでは決断はできません(きっと)。負けた元職さんの敗戦の弁をTVで聞きましたが、やはり物悲しいことです。一歩前に。岩国は踏み出したのでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

再編

2012-01-29 10:06:06 | Weblog
石原新党、どうなりますかね。反体制を唱えている首長や政治家は多いのです、それが大同団結すれば・・というマスコミの面白がっての筋書きなのですが、そうはうまく行くかい!と素人目にも明らかに思います。反体制というとアナーキーな暴力系行動を想像しますが、そうではなくてここで言うのは橋下さんに象徴される新勢力、旧態の手続き・前例至上政治に抗う者達です、河村名古屋市長や大村愛知県知事に始まって、みんなの党、立ち枯れ日本、国民新党、新党きずな、もっと手を伸ばして鈴木宗雄などなど。大勢が集まると思いますよ、我が党の綱領や方針と合えば考えてもいいなんて口では言いましょうが弱小党からの脱却のチャンスです、まさに玉石混淆、付和雷同の趣で。国民に会員募集すればすごい数になりましょう、石原ファンは多いですよきっと。結局今の議会民主主義制度の下ではいくら綺麗事で隠しても所詮は田中角栄・小沢一郎の言う通り「数は力」であって多数決の世界、それは橋下さんも心得ていて衆院選を席巻したいわけです。期日通り来年に選挙となれば準備も十分にできるわけです。石原新党(狂言回しは亀井の爺さんですが)とすれば維新の会の勢いが欲しいでしょう、擦り寄ります当然。それをどぜう宰相は(橋下さんは)シロアリにたかられないように気をつけられよと言い、シロアリ扱いされたとみんなの党渡辺党首は怒って見せて、当の橋下さんもたかられないようにしますなんて言ってる。未だ夢のような話ですが、石原慎太郎が首相になればこれは面白いことになります。中国もアメリカもきっと一目おきましょうから。橋下さんも期待できますが、ここは先に石原さんに。この手続きは次の衆院選で石原さんはじめとして新党が与党にならねばならないという非常に高いハードルですが、民主党や自民党からも賛同者が出れば、首班選挙であるいは党派を越えて石原首相という線もありそうではあります。でもやはり夢物語でしょうかね。維新の会の大躍進の方が現実味がありますか。いずれにせよ民主党でも自民党でもないという国民の選択はあり得ることでしょう、今後選挙までの期間に一発逆転の大政策がなされれば話は別ですが。こんな形で担がれるとは石原さんも思ってなかったでしょうねぇ。私は大いに期待しています。
 元中日の川上憲伸、のこのこ出戻ってくるそうです。張本にいの一番にけちょんけちょんにこきおろされていた人でした、どうしてそのくらいの力で大リーグに行く?と。これと井川が双璧でしょう、日本人の評判を落とした元凶です。他にもモノにならなかった奴がワンサカいますよ、舞い戻ってきたはいいけれどこっちでも全く役に立たぬ連中で。ダルビッシュが図らずも言いましたが、こういう中途半端が行くから日本のレベルをとやかく言われるようになったわけです。野茂、イチロー、松井とこの辺りで止めておくべきでした。松坂より今は黒田でしょう?今年も沢山行きましたが、川崎のようなアホも出てくる始末です。ダルビッシュの言やよしです。でも、行く。それでも行く。蓼食う虫も好きずきです。勝手にしなさいですが、どの面下げて帰って来る?というみっともない真似はしなさんなよ、です。恥はないのかい?そう思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地金

2012-01-28 08:20:25 | Weblog
朝が早くなってきました。未だ6時は真っ暗ですが山の端の白み方が変わってきました。季節がいち早く巡っていく感です、外は寒いままですが。そう言えば午後6時にも薄明かりが残るようになりました。冬至を挟んで前後に一カ月、夜の季節が明けて行きます。
 原発がもうすぐ現在運転中のものも定期検査に入って、54基全てが止まるとまたまたTVは煽り口調です。どうするんだ?どうするんだ!どうしてそんなに止めなければならないのか、ですよね。山本太郎のような脱原発原理主義は現実的ではありません。今NHKのニュース番組で原発再運転の手続きで地元自治体の許可がいる、これが困難だなんて言ってます。また問題をこじらせるというか、こういう表現すると、地元がGOサインを出すのが悪というニュアンスを醸します。もっと言えば全ての責任を自治体におっかぶせようとする恣意。国がストレステスト(これがいかに机上の空論だったか、無能男菅の単なる時間稼ぎ口上だったか今になってわかるというお笑いなのですが)での合否を伝えた上でという条件付きです。馬鹿馬鹿しい。地元は原発のお陰でどれだけ金を毟って来たんだ?そこに厚顔にもしれっと頬かむりしてここになって急に難しい顔して腕組んでる。おいおい。安全なんて今更言い出すなよ。そう言う危険と大金をバーターしてきたのは他ならぬあなた方でしょうが。
 石原新党、できそうですか。もうこの人80歳ですよ。他に亀井、平沼ですって。爺さん軍団。いえこの人達の方が今のふにゃふにゃな議員連中よりはずっと頼りにはなります、そうは思います。でも、こういう本来なら御意見番でうるさいオヤジでいるべき人達を引っ張り出さねばならぬ事態を憂うべきで、しかし確かに出てきてもらわねばならぬ状況です。期待します。となると、都知事選です、東国原にまた俄然チャンスが回ってきましたか。もっともこの男、金がないのか、下手にバラエティー番組に出てますけどねぇ。ま、地金は変わりませんから仕方ないことですが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

勝手

2012-01-27 08:17:26 | Weblog
昨日の衆院代表質問、谷垣さんのだけ聞けました。昨日予想した通りのつまんないものでした、この人も野田さんと一緒で国民に向いてないんですね。せっかくの大チャンスというか、政権交代して以来ずっと向こうさん(民主党)はフラフラヨタヨタしてるのに、そこを一度も効果的に刺せない。今朝も新聞がうまいこと書いてます、谷垣さんの手続き論。ああだこうだ昔の手順違いやら例のマニフェスト違反を言い立てるだけ。俺に代われ、俺にやらせろとは一切言わない。解散して選挙しろというだけ。そんな言葉が伝わりますかいな。声は荒げてるんですが、こっち(国民)に伝わらない。野田さんと全く一緒。こっちを向いてないんですから。野田さんは野党を懐柔しようとばかり、谷垣さんは政府の手続き違反を言うばかり。勝手にやってろ!
 ベタ記事ですがもう一つ、あの宮城県知事への暴言で追われた躁鬱病大臣松本龍さん、衆院の政治倫理審査会会長に就任したんだそうです。ギャグかい?政治倫理?大臣の威をかざして、やくざもんのいちゃもん然としてふんぞり返ってた御仁です。一川さん、山岡さん、平岡さんとクビになった大臣をたちまちに優遇するところ、本当に自民党そのままの派閥均衡力学が、もっと平たく言えば席を与えて黙らせる品のない幼稚なバーターが公然と通用する業界だったというわけです民主党。ったく。勝手にやってろ!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

恫喝

2012-01-26 08:23:25 | Weblog
今日から国会は代表質問です、谷垣さんがまた空回り演説するんしょうけれど一度くらいはきっちりやってごらんなさいよと声をかけたくなります。民主党は素人目にも国会運営がボロボロです、増税をやるために他の何もかにもを譲歩しようとしてます。情けないことですがねぇ。どれもこれも衆参ねじれに起因することだと順序逆に評論してますが、そもそもこういう形が青二才達が理想と叫んでいた二大政党制なるもののもたらすものでありましょうし、だから参議院をなくせなんてのも全く乱暴な理屈で。つまらぬ施政方針演説につまらぬ代表質問が重なった日にはどうすりゃいいのよの世界ですが、一応は期待しておきましょう。政権奪回の大チャンスであることには違いないのです、ここで自民党がどう巻き返せるかが問われてます。国会運営の手練手管にかまけているうちに国民の信が逃げて行きます。早くこっち(国民)に向いて話す大切さに気づくことです。で、代表質問の前に韓国から矢が飛んできてます、玄葉外相が竹島問題を暗に指して、受け入れられないことは受け入れられないと伝えると言ったことに噛みついてます。前言撤回せよと言ってます。昔ながらの手口です、そして昔の自民党はこういう時に簡単に大臣を切ってきました、誰が怖いのかは知りませんが脅したもん勝ちの世界でした、朝鮮然り中国然り、何よりアメリカ然り。島根県は強気に出てますが、当の日本(政府)がとっても弱腰なんですね竹島領有問題については。青二才の典型のようなこの外相が本気でこう考えているのか。官僚がその場限りに、つまり人気取りの目的で格好いいこと言っておこうと書いた文面なんじゃないんでしょうかね。棒読み文でしたから余計にそう思います、オイオイ本気でそう思ってるのか?向こうからちょっと文句言われるとすぐに引っ込める。そういう連続だったところここで意地の一つも見せられるか。この問題の向こうに人は拉致問題も見てますぞ。わかってるかい?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

丸見

2012-01-25 08:22:58 | Weblog
東京の雪、道路凍結で、まぁ人口も多いのでこうなるのでしょうが、その日だけで何百という事故、救急車要請があったとTVが大仰に報道してます。古館が「こんなことじゃぁ雪国の人に笑われる。都会人のひ弱さの証明だ」とコメントしていて、それでやっとバランスがとれたくらいの大層さ。凍った道歩いたら転けるっつうの。スリップしたら事故にもなるでしょうに。それがどうした?
 ダルビッシュの退団会見。球場でファンを沢山いれてのイベントです。これまた大仰でした。大リーグにエースを獲られるという意識じゃないんでしょうね日本ハムは。40億もの不労収入ですから、ニコニコです。彼は言います、日本にはろくなバッターがいない。大リーグで日本選手が下に見られている。表現はもっと柔らかでしたがこういうことでしたね。解説者もよく言いますよね、今日はダルビッシュだからこのゲームは捨てて、なんてね。バッターもそうなんでしょう、どうせ打てないからとか、勘弁してくれとか。それが嫌だったというわけです。バッターに向かっていくモチベーションが薄くなったと。なるほど。これ、現行の日本プロ野球に対する大批判ですよ。レベルが低いと言ってるんですから。力の差のあるのがスポーツの世界ですからそれは仕方のないことですが、こいつだけは!と思わせる奴がいるかいないかの違いは大きいんでしょうね。村山と長嶋。江夏と王。野茂や伊良部と清原。ああ、こういうことかと彼の言葉を聞きながら思ってました。もっとも、こういうライバル図式は周りが(マスコミが)勝手に煽るだけのことが多いんですが。
 昨昼時間があって国会見てました。施政方針演説です。首相のそれには産経新聞の見出しがぴったりでした、ご都合主義の引用演説。国民相手じゃなくて、自民党への宥和策。見え見えでした。続いて、玄葉、安住、古川と小物ばっかりでてきましたが、見事に原稿棒読み。何~にも伝わりません。官僚の作文なんでしょうね、きっと自分もわかってないこと喋ってるんでしょう。がっかり。古川さんはもっとできる奴かなと思ってましたが、全然ダメ。人材不足。まこと、国会議員の質がここまで堕ちてるかい?呆れました。喋らせればその人の頭の中が丸見えなのですから。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

卑怯

2012-01-24 08:22:37 | Weblog
先日クビになった平岡前大臣、当地大島での新年会(民主党のでしょう)に出て、岩国市長選には一言も触れなかったという記事です。背景をご存知ない方の為に説明すると、平岡前法相は山口二区選出議員で、政権交代前は米軍の厚木基地からの艦載機移転に大反対して、当時の市長井原さんを支持していた人なのです。一昨日でしたか岩国市長選が告示されて、現職とこの井原さんともう一人経歴見ると日教組上がりの元教員の三すくみです。前回と同じく井原さんの支持に回るのかと思われていた所ですが、政権与党となったからには米軍に単純に反対反抗するわけにもいかず、さりとて現職(自民党です)を推せるはずもなくで、市長選には一切触れないという狡いことになったという記事です。もともとこの平岡さんは岩国出身です。前職の井原さんが艦載機の移転にずっと反対するもんだから、自民党は補助金の支払いを止めて、そのおかげで当時建設中だった市庁舎の工事が途中で止まったということがありました。市長派と反市長派で真っ二つに割れてリコール等の住民投票までしてすったもんだで結局選挙で井原さんが負けて、現市長が艦載機の受け入れを表明した途端に止まっていた補助金がドンと降りてきて市庁舎ができあがったという、外野から素人が見ていてもとってもわかり易い政治劇があった土地柄です。未だ自民党時代です、そこで平岡さんはそういう手口を大非難して、井原さんの後ろについていたというわけです。で、今。何~んにも仕事しないうちに、いや、死刑執行しないという不作為だけをやってクビになった前大臣という肩書で後援者の前で大きな顔してたんでしょうが、こんな奴らが日本の回してるんですよ。社会党の村山爺さんもそうでしたが、自衛隊も米軍との軍事同盟もあれだけ非難していたのにころりと認める。艦載機移転にあれだけ反対していた奴がこれです。未だに反対している井原さんを今回は支持しないんだそうです。いえ、本人はそうは言わないでしょう、支持しないとは言ってない、誰も推さないと言ってるんだと。同じことじゃ!こんなにふらふらする、その場の風に左右されるような奴に何ができようかと思いますが、それよりなにより卑怯ですわね。肚も何もない。ったく。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

無茶

2012-01-23 08:24:28 | Weblog
福島県の小児の医療費を無料にしろという要求を政府が蹴ったという報道です。TVは言いません、新聞記事です。理由は金がないこと、一律にしたら放射線被害と関係のない例にまで対象が及ぶことになり不公平感が高まるからとありました。当たり前じゃ!低線量持続被曝に対する子供達のフォローは必要でしょう、甲状腺などの経過観察、具体的には癌の発生を追いかける。年寄りはいいのか?なんて言い出すのが必ずいますから、こちらはデータ集めという意味合いでも何年かに一回はやっていけばいいですね、広島長崎のように。それは国が自治体が税金でもってやるべきことでしょう。そのエリアの線引きがまた面倒なことですが、黒い雨のように。でもだからといって一律子供全員なんてのは無茶でしょう。要求過多です。もちろん新聞記事で見るばかりのことです、他にあれこれいきさつの末の話なのかもしれません。被害者意識が要求を膨らませていく、居丈高になっていく、これはありがちなことですから。
 TPP交渉から混合診療問題を外すとアメリカが言ってきたんだそうです、なぜか中国新聞にしか見えぬ記事ですが。大新聞は無視しているんでしょうか、明日載るんでしょうか。日本医師会はTPPに反対してます、国民皆保険制度が潰れるからという理由です。混合診療とは保険の利かぬ医療(新しい薬とか技術)の費用と保険診療の範囲内の医療費用とを別に支払えるようにすることです。今はそれができません、保険の利かない治療する場合はその他諸々(普通なら保険が効いて3割、1割の支払いで済むところも)全額自費です。先に最高裁でもこの混合診療禁止の制度は違法ではないと判決がでました。が、ご存知の通り、中国人や韓国人の金持ちが日本の医療受けにきますね、もちろんあれは全額自費です、あれと同じことを日本人の金持ちもやりたいわけです、保険が利く利かぬの縛りが全くないのですから自分の思うような治療を受けられるというわけです。そしてそこに外資が入りたがっているというわけです。混合診療が可となれば外国大資本が参入してきてあっという間にその辺りのオンボロ中小病院は潰れて行きます。おまけに保険診療の範囲がどんどん狭められます。誰でもどこでも安く、という現行の皆保険制度が崩れるという理由です。アメリカはここで譲歩して(見せて)るのですが、そんな甘言に乗っちゃダメでしょうね。搦め手がいくつもある筈ですから。アメリカの思うままになる必要などないことです。私は反対ですねTPP。いかがですか。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

泡食

2012-01-22 09:56:14 | Weblog
民主党飛び出して新党きずなを結成した無名今だけ集団、一応数は10人いるので代表質問で結構時間を貰えるという記事です。社民党やみんなの党、国民新党、共産党より数多いんですわね、これもルールとはいえなんだかなぁです。「ゆ党」だと揶揄されてます。そのココロは野党でも与党でもない、です。面白いですか?
 把瑠都が13日目に優勝して、日本人新大関二人との力の差は歴然で。体力差というただのガタイの差、2mに届こうかという大男に振り回されるだけの大味。全然面白くなくなりました。相撲は好きだったんですけどねぇ。
 更迭された不良大臣二人、山岡さんは党の副代表、平岡さんは党の総務委員長で遇されるという新聞片隅のベタ記事です。一川さんや蓮舫さんはどうなったんでしょうか。この辺りは週刊誌の世界なのですが、こっちもどうでもいいことでした、興味がありません。民主党も自民党と寸分変わらぬ派閥均衡至上の集団でした。青二才ども、ええ格好言うんじゃない!
 広島の黒い雨についての話題が盛んに中国新聞に載ります。中国新聞にしか載らない話題ではありますが、どうも原爆に対する立ち位置が、米国糾弾ではなくて日本の対応非難(被爆者に対する国の対応批判)ばかりに傾いているところ胡乱なのですが、その記事です。黒い雨の降った地域を再考しろという話、なぜ今さらそんな事を?といえばこの設定された地域から外れた所には補償がないからです。昭和20年8月6日の話です、67年目です。どうやって調査するんでしょうか。ワーキンググループ(WGと略してます。こうやって横文字にして喜んでる、上等に思ってるバカさをいい加減に止めろと思いますね。作業部会とかでいいことでしょうに)が降雨域の確定は困難と答申したそうです。実際に雨を受けた人達が怒っているわけです、ここにも降ったと。そうでしょうねぇ、線を引かれたこっちと向こうで雨が降った降らないなんてのは不毛な議論の典型です。でも、そうだからどうなんだ?です。補償を受ける受けられない、つまり金を貰えるもらえないの問題が生々しいのはわかります、誰もが持つ生の感情です、それに被害者意識が乗っかります、怒りに変わります。ここには政治決着と呼ばれる、非科学的な情の決定しかありません。が、この問題でいつも閑却されている(わざと無視されている)事があります、その程度の被曝では70年近く長生きできるという事実です。16日の中国新聞にその点についての特集がありました、結構突っ込んだ内容でした、戦後のABCC、その後を引き継いだ放射線影響研究所(放影研)はデータを公表しろ、低線量被曝問題についてどうなのだ?と。黒い雨が低線量なのかどうか、ほどなく亡くなった方と今尚こういう活動されてる人達の差異は何なのか、などと私にも聞きたいことは多くあるのですが、放影研の現理事長がインタビューに答えてます、低線量被曝の人体への影響については未だ結論が出ていないそうです、現在も研究中なんだそうです。70年になんなんとする年月を経てもわからない?そんなバカな。福島の役に立たねばならぬのです、これは大前提です。何のための研究ですか。学者の趣味ですか。もちろん当初はアメリカが武器としての効果を確かめたかったのです、これくらいで何人殺せるのか。もう一つは放射線の人体への影響を知るための人体実験。原爆をドイツでなくて日本にそれも二発も落したのはひとえに人種差別、有色人種蔑視の結果だというのは常識です。猿どもはどう殺しても構わぬというわけです。で、あらかたデータをとった後は日本に任せる。被害者の救済は自分たちでやれって。そこで出てきた朝日や中国新聞などの勢力です。そういう来歴です。どうせおざなりの調査が続いているんでしょう。何人癌になって、今年は何人死んだかって。急性症状と慢性的影響との境はとても曖昧ですが、67年も経てば急性症状などはありません。特に現在まで生きてきた人はもうどんな病気になってもおかしくないいわゆる癌年齢です。被曝の影響かどうかは区別などつかないことでしょう。だから政治決着しかないのですが。いえ、福島への応用の話でした。今もなお放射線が出続けている点は(ここは正確に知りませんが)広島長崎と大きく違う所ですが、低線量放射線に長年晒されたという所は十分に前例です。答えが出ていない?ったく情けないことだと思いました。つまり研究がそういう目的で行われてないということです。認定された被爆者の生き死にとその死因とを継続してノートにつけているだけだったのでしょう、学者の天下り先としてただ存在するだけの。だからこういう質問されて泡食うわけです。被爆国だと胸張ってるのは、国から金を毟り取るだけの目的ですか。アメリカを糾弾するわけでもなく(どころか県知事と市長はオバマに謝罪は要求しないなんて言ってますからね)世界平和、核廃絶と空念仏となえていればいいんでしょう。日本らしいと言えば全くその通りです。でも、がっかりしますね。
 そのアメリカ。毎日新聞にすごい記事です、1946年に中米のグアテマラでアメリカ政府が受刑者や兵士、孤児、売春婦を対象に梅毒や淋病の人体実験していたそうです。病原体を接種するというわけです。何が目的だったかといえば、当時開発されたばかりのペニシリンの効果を試すためだったそうです。2010年にオバマが正式に謝罪したんだそうです、つまり認めた。こんなことですよ。アメリカが正義の味方ですか?冗談じゃない。原爆落したのも実験です。満州の731部隊が口をきわめて非難されますが、こっちが悪くないという意味ではなくて、こういうことは戦時あるいは文化文明程度の格差の大きい時代(帝国主義時代、植民地時代)には普通にあったこと、非難する奴が純粋無垢なんてことはないということです。あの731部隊は結局免責されたのですよ、アメリカがデータをすっかり持って帰るという条件で。あの部隊で人体実験していた医者(軍医)の多くが戦後の医学部教授になってたというのは有名な話です。ソ連は何しましたか?毛沢東は?ドイツのアウシュビッツだけではありませんよ。イギリスはインドで、オランダはインドネシアで、フランスはベトナムで・・アメリカもスペインと戦争してキューバ獲り、ハワイ獲り、フィリピン獲り、日本を敵国視して、あの原爆です。侵略国家。あの時代はどの国もそうだったのです。日本が敗戦で外れただけです。侵略国家でない国はつまり侵略される国、植民地化される国だったのです。そして自分だけが正義の味方で正しい行為をしてきたと強弁して歴史を恣意につくりかえているのが勝者、つまりアメリカだというわけです。こんな世界で、自分が悪い、日本は悪い国だと未だに自虐趣味に恍惚となっている日本のお人好しさです。なんぼのもんじゃい?!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする