柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

越後屋

2008-07-31 08:43:22 | Weblog
イチロー3000本安打です。ここしばらく産みの苦しみ状態でした。彼の上を行くのは張本ばかりです。新聞各紙も(同じソースですから当然ですが)張本のコメントを載せます、日曜のTBS朝番組でのお馴染みの天晴れ!です。でも、この人ずっと言ってます、イチローのは日米通算の参考記録だと。私のは純正の日本の記録だから値打ちが違うというわけです。もちろん張本の記録の方が価値高いと言うのです。ええ?って思いますがね普通は、日本人の舶来崇拝性癖は根強いですから当然大リーグでやる方が難しいだろうにと。でも張本はこの番組でずっと言ってます、大リーグなんてのはとっても粗い雑な野球なんだ、日本の方が緻密でレベルが高いのだと。ビュンビュン力に任せて速い球は投げるだろうがただ速いだけだし、バッターも腕っぷしに任せてバット振り回すだけ、当たればどでかいホームランだろうがホームランか三振かの大味な野球しかしないのだと。なるほどこれだけ大リーグ中継があるとそういう面がよくわかりますね、日本と向こうの野球は違います。それをベースボールと野球の違いなんて表現することがありますが、インタビューに答えてイチローが言ってます、日本の野球の方がレベル高いんだと。彼の個人的能力が日米の差を軽々と超えるほど優れていることに他ならぬ結果なのですが、その技術を磨いたのが日本であって、その技術はあちらでも十分に通用したと言うことです。胸のすくことです。口先じゃなくしかと結果を出しての「どうだ?!」ですから外野としても晴れ晴れとした気分で大喝采を送れます。こういう形が少ないですからね今時。講釈要らずの結果。これですねやはり。
 内閣改造、何が目的なんでしょうか。新聞読んでも、TV見ていても、改造するという事象の真偽を追うばかり、何故?どういう目的?が見えません。誰の首をすげ替える要があるんでしょうか。確かに安倍さんが決めたメンツの居抜き内閣でしたから、福田さんとすれば自分の子分達にいい思いをさせてやりたいという気持ち(報酬)はありましょうが、誰を替えたいのでしょうか。鳩山、舛添は替えて欲しくないですが、確かにそれ以外は誰がなっても同じことでしょうか。WTOが中国インドの反対でアメリカの思うように進まない、決裂したって文字が踊ってます、いつまでもアメリカさんの傘の下ってわけにもいかないんです。そこに向かって舵を切れるかどうか。内閣のメンツ替えてもあの船頭じゃダメなんでしょうけれどね。アメリカはおろか中国韓国北朝鮮にも尾っぽ振ってる人ですから。
 タミフル、この前厚労省がクロとは言えないって発表しましたね、新聞上の内容しか知りませんが理由はこうでした、突然大声出したり走り回ったり窓から飛び降りたりする異常行動例はタミフル飲んだ群と飲んでない群で差がなかったからと。つまりこの異常行動はタミフルでもたらされるものとは断定できない、昔から知られている高熱による譫妄状態が原因であることも多いのだろうということです。いやそれはそれでいいのですが、しかしタミフル飲んでそういう異常行動起こした者が厳としているわけですから、タミフルの危険性が払拭されたわけでもなんでもありません。危険な薬であることには違いないことです。この発表にも山のような疑義があったところなのですが、何でもこの発表の元になるデータの取り方、数字の取り上げ方に誤りがあるとの指摘が正式に為されたそうです。データを曲げる。捏造じゃなくて都合のいいように解釈して都合のいい数字だけを取り上げる、そして数字上の結果を出す。学者のやりそうなことです。数字なんてのはどうにもいじれるのですから。そこを指摘されて、当の研究班の責任者はノーコメントだそうです。これもありがち。製薬会社からたっぷり金ふりまかれている御用学者が出した数字なんか誰も信じませんが、具体的にこんな単純な落ち度が見つかるなんてのは情けないことではあります。それともここが学者としての良心の呵責でしたか?がんじがらめの私にはこういう数字を出すしかありません、どうか心ある人達に誤りを見つけて貰いたいのです、なんてね。ま、世の中どこもかしこもベタベタの贈収賄ってわけです。越後屋、お主はどこにでもおるよのう・・
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人のふり

2008-07-30 08:42:10 | Weblog
下関のフグ偽装事件、今時ニュースソース性に薄いんでしょうマスコミは殆ど取り上げませんが、今朝三面記事になってます、社長が指示していたって。わしゃ知らん!とやってましたからね、ここの社長。工場長が(どこの偽装事件でもこうですね、現場の責任者がまず悪者にされる)そのままを話すとそれで終わりです。産地偽装やら賞味期限のラベル張り替えやらを、一工場長がやるはずがないですよね、こんなこと少し考えればわかることです。社長が指示するか、よしんば工場長の提案であったとしても必ず社長の裁可を受けているはずです、つまりこんな会社の営業根幹に関わることが社長の知らぬままに進むわけがないのです。それを一時の保身根性丸出しに、わしは知らん!とやってしまう。つまりは人間が卑しいというわけです。人の振り見て我が振り直せ。他山の石。しみじみと心せねばならぬ言葉です。
 大分県教委の贈収賄汚職事件。当地の前の女教育委員長(61歳)が吠えたそうです、OBがベラベラ喋って腹立たしい、公務員には守秘義務がある、それは職を辞したあとも生きていることの筈だって。やったぁ~、言いも言ったりおばちゃん!こりゃぁまずいわ。わかって言ってるんでしょうからタチ悪いことで、守秘義務の意味を全く取り違えてるわ、自分も十分に(この女も見て見ぬ振りしていた口なんですから)つるんでいたのに自分が抑えつけていた連中がしゃべり出すとおたおた慌ててるってわけです。こんなもんなんでしょうね。ことが露見したあとから初めて見た外野の連中がやれ腐敗だ、なれあいの組織だと誹っても、当時その中にいてこんなもんだと上から言いくるめられて強要されて反抗もできずに異議申し立てもせずに(おかしいと思ってた、なんてのは誰でも言うでしょう、おかしいことですから、小学生に聞いてもおかしいって言いますよ、それをおかしくなくしている組織なんです)きた者達にはどうにもならぬ事です。自分が上になったらまた、こんなもんだから黙っとけと下を抑えてきた、歴史と伝統のある組織なんです。いきなり外から正義の味方が駆けつけても、目の前の小悪を捕まえるがオチです。この新聞記事で、尾木某という教育評論家、この人はこの業界では有名なんでしょうよく名を聞きます大したこと言ってないですけど、怒ってます、こんなのが教育委員長にいるからこんな不祥事が起こったんだって。ま、気持ちはわかりますが、それは違いましょう、教育委員長辺りに人事権はありませんから。この評論家も実は陳腐な総論学者に過ぎぬので、聞くに及ばぬことではありますが、怒ってくれていればそれでよろしい。一連の騒動を鎮火しようとしての発言だったのでしょうが、こんなとんちんかんを言ってしまう61歳の婆さん。教育委員長やるくらいの人ですから地元ではそれなりのキャリアと名声のある人なんでしょうが、バカさを露呈してしまいました。口は災いの元なんです。生かじりの知ったかぶりはやめましょうね、皆様。他山の石。です。
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雑多

2008-07-29 08:44:21 | Weblog
五輪の壮行会の模様が放映されてます。室伏やら福原やらのインタビューが続きます。酒が入ったあとなんでしょうか室伏ニカニカ締まらぬ顔で、五輪が近いんだなと思うなんて間抜け言ってます。円谷幸吉(名前がどうでしたか・・東京五輪マラソン3位)まで話を遡らせるつもりもないですが、連中言い過ぎです、楽しみたいって。湯水のように使っている大金は税金だぞよ、わかっているか?五十年ぶりに出るって言う女子百メートル走の選手、この若い女にもマイクが向けられてましたが、とほほ、小学生並みの受け応えです。喋らせると頭の中が見えるんですが、ああ、喋らぬ方がいいねあなたは。アテネでは16個金メダル獲ったんですって、で今回は?って予想、昨夜NHKに出ていた評論家は5個+αだって言ってました。女子のレスリングと女子の柔道くらいしか確実視されないそうで、彼に言わせると北島も+αの中の一つだそうです。おお、よくぞ言ってくれたぞよ。男どもに全く気合いが見えぬし、女どもも福原ほどにインタビュー慣れしている者でもフニャフニャ言うだけです。5個。いいとこじゃないんですかね。少なくとも私は神風を信じない方ですので。
 またまた通り魔事件です。NHKの能無しキャスター(夜9時からのニュース番組の男キャスター、それぞれの報道のあとに短いコメントを付けるんですが、まぁ見事におざなりの役人挨拶風でいいですよ、早めの解決が望まれますとか政府の対策が急がれますとか、そんなことなら俺でも言えるっての。尤も、古館ほどに偏って吠えるのもどうかは思います、そこはNHKと朝日の違いなんでしょうが、この二つ、根は一つなんですがね)も言ってました、もう驚かなくなったと。この状況こそが憂慮すべきことだと顔を顰めてました。そうですがね。世の中にはこれだけバカがいるってわけです。人口規模に比例して必ず相当数含まれているのです。それがこういう事件によって露呈しているだけのことです。あなたの隣のその人がどんな奴か何の保障もないでしょう?しかし社会ってのは雑多猥雑なものなんです、そういう前提でどうやって安全安寧を確保していくのかって問題です。今の世の中、人類皆兄弟で共生こそが人間の大命題だってことになってます、それは差別の格差のを嫌っての裏返しに過ぎませんが、こういう危ない奴らをどうするのかという具体策に決定的に弱いんですね。排除できないんです。まさかあの人がって、近くに住んでいる人やらはよく驚いてますが、いいや、そんなことはないはずです、おかしな奴はおかしいとわかるはずです。彼らは気づいているはずです。そういう情報を集めておけば何とか対応できませんかね。個人情報?あの法律こそが悪法中の悪法で、本来の目的を大きく逸脱して社会安全を危険に陥れている元凶です。これは皆様お感じの通りと思います。個人を制御しなければ社会は安全に保てません。社会が安全に機能すれば個人の生活は保障されます。個人と社会、どちらが優先されるべきか、歴然たることだと思います。そして今回は女が斬りつける。こんなことするのはバカな未熟な男と相場は決まってましたけどね。バカは女にもいるってわけです。仕方ないですか、男女平等論者の皆様。
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さだめ

2008-07-28 08:37:51 | Weblog
白鵬が全勝優勝です。他の連中とうんと差ができて、白鵬時代が来るなんて解説者がいい、新聞が書きます。ああ、ちょっと前にそのまま朝青龍に向かってみんなが言ってましたよ、凄い横綱だって。北の湖理事長は斬って捨てます、稽古不足や衰えで朝青龍は力が落ちていると。26歳でしょうまだ。あのスピードは群を抜いているし、いかな白鵬でも翻弄されるものなんでしょうに、落ちた犬はみんなで叩け!ですか。竹刀を稽古場に置かないってこの前決めたんじゃなかったんですかね。寄ってたかって叩くのはいいんでしょうね。
 46歳の介護ヘルパーが4歳の孫ん子のおしっこの粗相怒るのに後方に押し倒してそのまま死なせてしまったという新聞片隅のベタ記事です。ニュース性は二つ、そんな理由で孫相手にひどいことするか?もう一つは、ヘルパーやってるんでしょう?もう一つ言えば、46歳で祖母?普段からこういう女だったんでしょうね、というよりこういうレベルの家族、こういう血筋。言葉汚く罵る、叩く、殴る。躾なんて言いながら、自分がやられたようにやる。自分が親に、祖父母にやられたように、子に、孫にやる。これは如何ともし難いこの血筋の連鎖です。頭の中ではよくないとわかってますよ、この女、ヘルパーの資格獲ってるんです、一般論のお勉強はできていましょうから。でも我が家に帰るとそうはいかない。自分がやられたようにやり返す。人はそういうもんですから。早晩仕事の上でも問題起こしたでしょうね、ま、その前にこっちで転けてしまいましたが。そういう人だったというだけのことです。二つ目、ヘルパーなのに・・?これはここで何度も言ってきましたが、ヘルパーが無茶したんじゃないです、無茶する奴が偶々ヘルパーの資格獲ってたんです。何々ともあろう者が(ここではヘルパー)そんなことやるか?という謂は大概が逆向きの論なのです。元々そういうことやる奴が何々の資格を持っていただけのことです。いわば地金を露わしたという図です。何の不思議もありませぬ。若くして孫ができるもこれは単に組合せの結果です、自分が早くに娘を産んで、娘が同じように早くに子を産めばそうなることです。でもこの時代です、早くして子を儲けるには一定の傾向がありましょうし。こういう人だった、こういう家系の運命だったということではないのでしょうか。この孫ん子には気の毒なことでしたが、そういう運命に生まれてきたとも言えるのではないでしょうか。そう思うことです。
 
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優先順

2008-07-27 10:02:42 | Weblog
オリンピックどうですか。楽しみですか?いつ頃まででしたかねひとつひとつが楽しみだったのは。夜中の放映なんかない頃、つまり若い頃です。体操日本の頃、バレーボールが強い頃、プロ野球のオールスター戦が面白かった頃。懐かしいわけじゃありません、歳をとってきたという正常平凡な変化に違いないからです。男は(なんて一括りにはできないこと、例外が沢山いることは重々知っておりますが、ここは一般論として)スポーツと車(機械)好きで、自分が運動能力に優れていなくても皆解説者になれます、自分が何に乗っていようがメーカーやら車種やらにはやたら詳しいものです。見るのが好きなんですねきっと。ここでも何度か書きましたが、昔のオールスター戦の強烈な印象はずらりと並んだ癖の強い役者達に負うものでしたし、体操日本は見ている私達に十分な優越感をもたらしてくれました、遠藤幸吉、加藤沢男、具志堅と続く個人総合王者、それをとりまく鉄棒やら跳馬鞍馬のスペシャリスト達、森末、監物、そうそう吊り輪の中山とか。今思い出すだけでこれだけ名前が出てきます、きっと普通の五十絡みの男なら誰でもこのくらいは諳んじておられましょう。一方で陸上の水泳のは全くダメ、こちらはアメリカ対東ヨーロッパ、特に東ドイツの絵柄。東ヨーロッパ勢はステーツアマなんて言われて、国の制度の違いでプロじゃないだけで実質は朝から晩までトレーニングするプロだってこちら側(西側、自由陣営側)は言い訳してましたね、これも懐かしいこと。今はみんなプロになっちゃって、金貰わねば連中走りませんよ泳ぎませんよ。アマチュアリズムはその形骸を日本の高野連に残すばかりですか。アメリカの水泳選手、マークスピッツなんて化け物がいて、これはこれで面白かったですね、何個獲るんだ金メダルってレベル。日本人は決勝に残れないレベルでしたから。と、しっかり見ていたから記憶に生々しいのか、面白かったからよく覚えているのか、バレーボールが強かった時代の森田横田大古なんてのもすぐ名前が出るでしょう?一人時間差攻撃とか。こっちも若かったんでしょうけれど、やっぱり面白かったですよね、テレビや新聞は今と同じくらいに煽っていたんでしょうけれどそっちは覚えてません。今は神風信仰にうなされた空煽りばかりが耳障りなんですが、そう思うようになっていること自体がこっちが昔と違っている証拠であって、マスコミがどうあれ(こっちはこっちでちゃんと煽らないとオリンピックでひと儲けしようと目論んでいる連中から叱られます)こっちの熱が冷めるを止めることはできないというわけです。これも歳をとるという現象の一つなんでしょうね。きっとそうでしょう。
 理不尽な殺人事件が続きます。「誰でもよかった」型と尊属殺人(尊属ばかりではありません、爺さんが孫に手をかける例もありましたから、正確には親族殺人でしょうか)。所詮は犯人の人格劣等さ(敢えてはっきり言いますが)が原因ですが、警察やらマスコミはいつもこう言います、動機の解明が急がれると。どういう動機があればいいんでしょうかね。普通じゃない奴らのやることなんですから普通の奴には理解できない動機でしょうよどうせ。故意があったかどうかですか、刑事罰を与えるに必要不可欠な条件です。それならそうとはっきり言えばいいです。動機なんてごまかすから、格差社会とやら孤立とやら非正規雇用とやらの社会現象、社会状態にさも原因があるような話になっていくんです。社会が悪い!って。違いますよ。違うでしょう?どうしてこんな甘っちょろい社会になったんでしょうね、左翼思想というのはここまで(特にマスコミに)蔓延しているのです。人を殺しても社会に隠してしまう。個人の劣等さを社会の所為にする。個人が劣等化して社会が崩れるんです。個人の劣等化を食い止めるのは社会の毅然さしかないのですが、左翼思想は個人を優先する(これは成熟した資本主義と方向を一にします)ことにより、何でもかんでもを自分以外のモノの所為にして全体を腐らせます、現在の風潮そのものです。犯人が寂しい思いをしていたとか鬱屈した毎日を送っていたとか、そんなことが理由として成り立ってたまりますか?!そんなことで恨みも何もない人を殺すことを理由づけよう、こういう奴だったんだから仕方ないじゃないかと持っていきたいという意図が見えます。とんでもない!!理由なんてのはどうでもいいです、とにかくこういう危ない奴を消してくれ。社会の安全を最優先して貰いたいと思うことです。いかがですか。
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単純

2008-07-26 08:43:00 | Weblog
相撲協会が所轄の文科省に報告書を出したそうです、先の弟子のリンチ殺人事件を受けて。笑いますよ、稽古場には竹刀など凶器を置かない、外部役員を登用する、が目玉ですって。北の湖理事長の弁です、暴力はいけないこと。・・・。ダメだわ、ここ。力士出身者ばかりが集まって、国技なんて言われて補助金まみれの、特別扱いの、が続いてきて腐っているなんていうレベルじゃなく何が常識なのかがわからなくなっているんです、この理事長の一連の行動や言動が雄弁に物語っています。千代の富士から若貴時代はわんさか人がやってきてそっちに誤魔化せてました(所詮は金儲けですから)、あるいはあの時代から何人か死んでいたかも知れませんが闇から闇、せっかくのブームに水を差すなとかなんとかで政治家が動き公安を抑えのお定まり、ありがちでしょう?親方が全国回って15、6の子供を親とつるんで(結構金が動くんでしょうねぇ、となれば人買いですわ)連れてくる。世間も知らぬ、智恵も知識もない、ガタイだけの大きい子供をしごき倒す。黙って言われることをしておけって。殴られるだけ殴られて我慢する。この業界に生きている者全てが(全員力士だったんですから)そうやって過ごしてきたんですから、何をどう改善しろというのです?彼らに何を改善しろと?悪いことと思ってないんですから、どうにもなりませんよ。怪我したり死んだりしたら、そっちが悪いという世界ですわ。叩き上げがトップになるとこうなるという見本のような組織です。キャリア、ノンキャリアとよく区別しますね、ノンキャリア組は叩き上げるしかないのです、辛酸をなめてやっと上がる、すればきっと報復が始まります。お前らにも俺らの辛さを味わわせてやる。そうなりますね。話に聞く軍隊の新兵いじめのような。エリート連中はそんなえげつない感情持ってないでしょう、自分がやられてないですから。そうなんです、人は自分の人生(経験)しか手本にできないんです。偉人伝やら誰々の伝記読んで云々なんてのは巷間よくあるサクセスストーリーですが、それは周りを見るだけの余裕(そして周りを見ようとする才能)があった人か、周りを見ずには済まないほどに失敗挫折した人か、そういう人なればこその出来事であって、例えば北の湖とか千代の富士とか貴の花とかこの業界でこのやり方の中で叩き上げて成功した人にとっては「この俺様」が手本なんです。俺がやってきたようにどうしてできない?それだけが基準です。俺が進んできた今までの人生に何の不都合もなかったんだから、何を今さら変えなければならないんだ?彼らはそう思っています。一代年寄りが許された人達ならば当然のことでしょう。一般社会との乖離?そんなこと一等初めからの大前提でしょう、中学出る前から相撲ばかりの暮らし、そこから既に乖離してます。ああ、そんな暮らしもあって、そういう生き方もあっていいんだよなぁと世人は思ってます、こちらもあくまで自分が基準ですから。そして自分の方が普通だよなと安心しています。いわば特異な社会としての認識です、自分たちと違えば違うほどいいわけです、面白いんですから。しごかれて殴られて蹴られて、そういう毎日も特異の一様態です、そう認識します。半殺しの目にあって青息吐息の姿見ても、大変じゃのう、ああやって強くなるんじゃのう、なんて呑気に。が、死んでしまうと一変します、なんて酷い!!なんて常識のない社会なんだ、旧態依然、閉鎖された暗黒世界、かわいがるという名のリンチなんて、初めて気づいたように口を極めて誹りますマスコミども。乖離。もともと一般社会とは大きく乖離しているんです、業界の構造も、中にいる人間の認識具合も。北の湖理事長の今回のコメントが、何とも人を食ったというか、稽古させることは悪いこととは思ってないよと改めて居直っているようでよーく教えてくれます。外部人を入れることに最後まで抵抗したんですって。そうでしょうね、こんなにうっとうしいことはないでしょうからね彼らにとっては。こっちもよーくわかります。その意味ではこの人の頭の中はとっても分かり易いんです。狡くないんですね。それはそれでいいことなんでしょうけれど・・。
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2008-07-25 08:40:46 | Weblog
文化庁の世論調査、語句の誤用編が各紙に載っています。これは昔からよくある奴です、情けは人の為ならずの意味は?です、最近のTVでさかんなクイズ番組(何も知らないバカを嗤う番組)と同質です。それはともあれ、今回取り上げられているのは、檄を飛ばす、足下を掬われる、憮然の意味、正誤です。檄は激に誤解されて、飛ばすという動詞と相俟って、活を入れる(喝を入れる、は誤りですよ)という意味にとられてますし使われることが多いですね。檄とは文書の意味で・・なんて辞書繰り出したらキリのないこと、言葉なんてのは使い方がどんどんかわっていくモノなんですから皆がわかって使っていれば、つまり意味が伝わればいいんですがね。でも、学者はそうは言わないし、ちょっと知っている奴らが一番タチ悪くて薄っぺらい蘊蓄垂れてくれます、あなたのそばにいる物知りくんに聞いて下さい。足下を掬われるも違うんですって、正しくは足をすくわれる。足元を見るが転用されたんだろうという解説です。足下すくわれる、のほうが語呂がいいですからね。言葉はイメージの強い方、言い易い方に変化していくんです。憮然もそうです。あなたが思っておられる意味と違うと思いますよ、辞書を引いてみましょう。こうやって言葉を覚えて、整理していかれればよろしい。そうですよね。
 恐竜の子供の化石がほぼ完全な形で見つかったという報道、研究員が得々と報告している映像みました。おお、まこと。素人目にもよくわかります。なによりこの研究員(そんなに若くないですよ。いい歳したおっさんです)の嬉しそうな顔。ああ、そんなに嬉しいんだとこれも十分にこっちに伝わりました。まあ言えば金にならぬことですわ、恐竜の化石見つけにあちこち掘り返すばかりの仕事ですから。失礼ながらたくさんは貰えないでしょう給料。でも好きなんでしょうね、この顔見ているとよくわかる気がしました。声はうわずってます、自然に笑顔が溢れてくるんですね、ちゃんと話そうとしてもそんなことよりこんな凄いモノを見つけたことが何とも嬉しいって気持ちがようくわかりました。この化石の価値がすごいもんだから彼は嬉しくて仕方ないのですが、彼の嬉しい気持ちが、単純に喜んでいるのであろうという状況がそのまま伝わってきて、それが見ている者の気持ちを緩めます。こっちも思わず笑っています。これもすごいことだなと思ったことです。バカには勝てん、という謂があります。知らぬが仏とか。あれこれ知りすぎて考えすぎて策略弄しすぎて何の結果も出ない出せないことは多く経験することです。何も考えずにババっとやられる、「天然モノ」には勝てぬことよくありますよね。私のようなへそ曲がりの天の邪鬼は何でもかんでも眉唾で斜に構えて見ます聞きますから、こういう「素のまま」に会うと、勝てんのう・・と投げるしかないのです。向こうに策略や考えあらばこそ斜に見る意味もあるのですが、まんまの笑顔には剥がすものがないですから。こっちもつられて笑ってしまう。うむ、こういう風に笑いたいですね。こんな偏屈者でもそうは思うのですよ。追:誤解のないように書いておきますが、この研究員がバカとか阿呆とか言ってるんじゃありません。「天然モノ」の秀でていることは長嶋を例に挙げずともどなたも身近に勝てぬ奴がいることでご存知の筈です。好きで好きで続けている仕事で大手柄なり大収穫なりがあった時の嬉しさ、こぼれる笑顔。羨ましいと思っているわけです。
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常態

2008-07-24 08:42:07 | Weblog
岩手沿岸北部の今朝の地震の話ばかりですTV。この手の報道には飽きます。もっとも、それは飽きるほど長くTVを見ているということでしかなく、今初めてTV見た人には初めての情報なわけです、そういう人達を想定しての放送ですから、同じことの繰り返しになります新しい情報の加わらない限り。こっちがチャンネル変えればいいんですが地上波はどこ見ても同じことです、考えることやることは皆同じってわけです。現場のリポートは若い奴がやらされます、緊張して、用意された文面を読むばかりなのはよくわかってますが、病院の前からの報告、何人があれこれの怪我で運び込まれました、何人が入院になりました、それ以外の人達は自宅に帰った模様ですって。入院しなかったら普通は皆うちに帰るんです。そのまま余所に行く方がおかしかろうに、などと真顔で鼻の穴膨らませて一所懸命に報告しているのを見て、ひとり突っ込んでいるのでした。
 下関のフグ業者の産地偽装です。例によっての中国産を国産に偽装しての事件です。またこの社長知らぬ存ぜぬと言ってます。懲りぬ奴らばかりですねぇ。こういう事実をつきつけられて、マスコミが糾弾のセットアップ完了している場面での対応は、ごまかさぬこと、人の所為にしないこと、謝ることでしょうにね。あれこれ言い訳するのがいけないんです。潔いとか、偉いとかそういう評価以前の次元、此の期に及んで言い訳するなという器、度量の問題。このオヤジもやがて火だるまになるんでしょう。もう世の中がこの手の事件に馴れて飽きてきてますから、それほどにえげつない突き刺しにはならぬと予想はされますが。
 大分の贈賄で名指し逮捕された校長の娘、下駄履かされてやっと合格したなんて晒されて、辞職だそうです、23歳。ああ、23歳ではちと辛い経験ですか。晒し者という経験など今までないでしょうから。でも、こうやってトカゲの尻尾が切られていく、そうしている内にマスコミが飽きる(手を引く)世の中が忘れていく、大悪たちが大笑いするの図なのです。不正合格者を採用取り消すなんてできぬ業でしょう。口利きした議員を挙げることもできぬ業。行政公安とつるんでいる奴らに手は回りません。役所の常。そう思うしかないでしょう。腹立たしく憤ることではありますが。
 
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専門バカ

2008-07-23 08:43:19 | Weblog
大分の教員採用に係る贈収賄事件、あれもこれもと底抜けの様相ですが、何を今さらのように大仰に驚いてみせるんですかねマスコミ。こっちに口利きがきいて、昇進やら異動やらに口利きがきかないわけがないじゃないですか。同じ奴が決定権を持っていたというのも組織的な怠慢ではあるのでしょうが、元々がそういう構造であればその地位につくことが利権ですから。あの手この手でその地位を得るわけですわね。それこそ任命権者への賄賂諂い接待作戦。膿を出し切れなんて言うのは簡単ですが、膿を出しても(目の前の小悪を切っても)また膿は溜まります。誰がやっても同じことなんですから。清廉潔白が服を着たような石部金吉の登場を待つしかないのですか。人格者を待つよりは早いことでしょうか。
 竹島の次は(調子に乗って)対馬です。韓国の退役軍人の集団が今度は対馬に乗り込んでるんですって。何年も前から韓国人が大勢で対馬にやってきて漁場を荒らすわ無体をやるわで色々報道されています。北朝鮮に射殺された事件はどうなったんだ?朝鮮人というのはとにかく反日じゃないと気が済まないというわけです、北も南も。日本が嫌いなのはそれはそれで構わないのですが、歴史を手繰ってあれこれ言いがかり付けるなら中国やロシアの属国化植民地化していたかも知れぬ自らの来し方を、翻弄されるしかなかった自国の来し方を人の所為にしないで考えてみたらいいことと思うことです。
 映画監督の大林宣彦が日経で話しています(7/21)、専門家意識が国を滅ぼすという見出しで。専門家の物知らずが日本をおかしくしているという論です。専門家と言われて何でも分かったような気になると人の話を聞かなくなる独善独断に流れていくという筋です。賛成です。というか、これは昔から識者に指摘されていることで、司馬遼太郎は、日本の専門家はまず「そんなことはできません」から入るという意味のこと言ってました。これもグサッと刺してるでしょう?素人があれこれ聞いたり文句言ったりしても「専門家達」はまず言いますね、薄ら笑い浮かべて、それができれば世話ないんですができないんですよ・・って。身近にいくらでもこんな例あるでしょう?典型は役所。役人やら法律屋達は決まりを盾にできませんと言う。医者やら技術者達は自分の技量ではなくて一般論、教科書的な知識を振り回して、できませんと言う。自分が工夫して何とかしましょうなんて言わないでしょう?まずできませんと言ってから始まるんです。その通りですね。それに通じる看破ですが、評論家の渡部昇一は、専門家の誤りを見抜けるのは素人の素朴な疑問だという意味のことを言ってます。これ初めて読んだときに(若い頃でしたが)感動しましたね、専門家になってましたから自分が。最も単純な(素朴な)質問にドギマギすることが多いのです。慣習という独善を繰り返しているだけですからね専門家達は。そこにグサリと気づかされたこと思い出します。一方で、昨夜NHK特集でやってました、山口県下松市の板金職人、新幹線のあの顔をハンマーで叩き出す職人物語です。その道何十年のベテランが言います、工夫しないと前に進めない、辛抱して続けないといい仕事なんかできない。人からの要求にできないと言ったらそれで終わりだと。こっちは「できないと言わない」です。どちらも専門家に違いないんですが、もちろん職種が違うし、「できない」で済む専門家とそれじゃ現状も維持できないという職人とでは比べようもないことですが、日々の工夫、人と違った視点技術というところには強く惹かれます。バカ専門家にならぬ為には職人気質の爪の垢が必要なんでしょう。昨夜はこのコントラストの鮮やかさに見入るばかりでした。
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亡国

2008-07-22 08:42:47 | Weblog
今朝のNHKニュースで教員の非正規採用者の特集してました。娘が教員なので興味の惹かれるところでした。昨今の贈収賄汚職の横行と合わせて(だからこのタイミングでの特集なんでしょうが)キャスターがまとめてましたが、教員になろうという熱意までが失われていく、教員志望者自体が減っていくという事態に至っているそうです。非正規教員は、そこここのフリーターと待遇がかわりません、授業一コマいくらで、給料少ないもんですから一日の内でも複数の学校を掛け持つんだそうです。しかも彼らは担任になれない、学校行事に関われない、つまり生徒に濃く接することができない。そういう熱意もそんな毎日過ごしている内に失せていきますわね、仕方のないことです。そして労働規制緩和の悪習が教育現場にも波及しているという現実です。どういう理由で非正規教員が必要なんでしょうか。子供たちにとっては正規だろうが非正規だろうが先生には違いないことですが、非正規者は安給料で使えますわね。そういう目的でしょうか、つまりコスト低減。教育現場にこういう尺度は不適当でしょうにね。すると正規教員になることが権益になります、つまり採用試験に合格すること。ここから始まる、んじゃなくて、これが目的になる。山口県が胸張ってるやり方、氏名も性別も経歴もその他その人を同定できる諸々を全て排除して単純にその日の試験の結果で判断しますってやり方がさも正しいようになっていく。大学の入試じゃないんです、人を選ばねばならぬ試験、選抜手続きでしょうに。人を選べなくなってきているんでしょう、トップの眼力がなくなってきた、つまり資質のない奴らがトップになっているという構造的崩壊。一緒くたにして話を大きくしようというのではないのですが、一般の労働規制に馴染まぬ業種の筆頭は医療福祉と教育現場でしょう。どちらの職種も労働時間(時間外労働)という概念に馴染まぬのです、そういう規制で成り立つ職種ではないのです。そこを無理矢理に一般の9時5時のサラリーマンと同等視しようとする。そして無用のコスト意識。大きくいえば国民の教育と健康に対して金をケチっているわけです。湯水のように使えばいいのではないです、そうではなくて、です。志望者の熱意。これを軽視してはなりませぬ。無茶な対比をするのではありませんが、人を選ぶ手立ては知識の多寡だけではないはずです。試験の点数では推し量れません。その手間を避けているだけです、山口県は。不正のないことを自慢してますが、人を機械のように見立てている愚です。もういい加減に直して貰いたいと思います。小泉改革の過ちを認めるべきです。亡国論です。そう思います。
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