柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

馬鹿親

2009-02-28 08:31:00 | Weblog
島根県立高校が授業料未納者に対して卒業証書出しませんとやって謝ってます。人質にとったようなことになって適当ではなかったと自ら申し開きしたそうです。つまり人権マスコミたちに見つかる前に自分から謝ったって形。まぁ弱気なこと。きっとどこかの校長が業を煮やして、つまり言っても言っても聞かぬ馬鹿親がいたんでしょう、この不景気で本当に金のないところにはさすがに鬼のような取立てはしないでしょうし、そういう馬鹿親はきっと「俺だけじゃないだろうに。俺から取り立てるならみんなからも取り立てろ」とかなんとか嘯くんでしょう。平等とか公平とか全く向きの違う大仰な言葉振り回して。で、こういう言葉に学校がからきし弱いと来ていますからね。空想自由平等公平至上手技の牙城ですから学校は、日教組は。でも、とうとうどこか校長の堪忍袋の緒が切れた。このやろう!で、こういう文書を回した。きっと県教育委員会の上のほうは知らなかったなんて言うんでしょうね、教育委員会の名で出ている文書でも、誰が許したんだ?って。何より証拠に誰も何も言う前に勝手に謝ってますから。払ってないほうはそれなりに引け目がありましょうから公然と文句は言えないでしょう?普通はそう考えますが、馬鹿親はそうでもないんでしょうか。みんなが金に困っているんじゃないんでしょうにね。これもきっと由々しき問題、日本人の精神の崩れなんでしょうね。
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周知

2009-02-27 08:09:10 | Weblog
新大阪ー鹿児島の新幹線、公募で名前がさくらに決まったんだそうです。次点がはやぶさだったとも。ああいいですねぇこういう決め方が。新聞にも書いてありましたが「さくら」はブルートレイン華やかかりし頃の花形です、何度も映画の舞台になった列車、東京と長崎とを結んでました。途中で佐世保行きと分かれるんじゃなかったですか(これは曖昧な知識です、間違ってたらごめんなさい)。前にも書きましたがブルートレインで象徴される長距離列車は何とも言えぬ憧れを抱かせます。田舎で安物の写真機下げて待ち見つめていた鉄ちゃんキッズを魅了して已まなかったのです。その名前が復活です。いいですねぇ。満足です。はやぶさでも富士でもよかったんでしょうがそれじゃぁ今までのままですからね、これはいい選択だったと思います。でもやがて長崎新幹線もできるのでしょう、その時どうしましょうか。さくら=長崎というイメージではありますからね。でも私は思います、もう一つ長崎のイメージの名前があります、これにすればいいです、かもめ。ディーゼルでゴーゴー言いながら走っていた真四角の特急でした。長崎ー京都でしたよね。そのときはこの名前でしょうね、なんて思いながら、つばめ、こだま、さくらなんていう戦後の特急歴史を飾ってきた大名跡を偲ぶわけです。鉄っちゃん気質はまだ消え切っていないのです。
 脳死移植10年だそうです。読売が特集記事載せてます。社説で「もう海外で臓器はもらえない」と見出し。WHOが移植は自国内で完結せよと勧告出すと決めましたね、それを受けての見出しです。移植ビジネスと公然と語られてます、東南アジアの貧乏人から金持ち日本人達が腎臓を肝臓を買い付ける、ブローカーやフィクサーが当然暗躍する、美味しい金儲け。そして乳児幼児の心臓移植は当然の如く皆アメリカへ行きますね。本当に当然のこととして、そして周りがカンパして金集めるのが当然の善意として強要される。ドロンされるケースも一つや二つじゃないですがね。毎日も読売もこの移植処置を「命のリレー」と書きます。こう書いてしまうから、こう色付けしてこの考え方を強要するから話がややこしくなっていくんだと私は常々思っています。そうではない考え方を端から排除しているからです。機械のパーツを入れ替えるように、他人のものを植え込むことが医療ですかね。治療法の一つではあるのでしょうが、最前列に並べるような代物とは思いません。自らが持て生まれた臓器が言うこときかなくなったらそれはあなたの命のついえる時でしょう。そう認識しています。つまりもう一つ別の「命」の定義です。現実問題として10年に81例しか実施されなかった脳死移植です、日本ではきっとこれ以上は根付きません。それは一体何を意味しているのか。そこにこそ思いを致さねばならぬのではないのでしょうか。周知不足とかそういう問題では決してないと思います。そしてよく言われるような欧米との文化の違いという抽象とも違うように思っています。もっと生々しい拒絶観。いかがですか。
 
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大将

2009-02-26 08:07:30 | Weblog
読売のコラム、プロレス中継が地上波(今時こういう表現しなければなりません、昔はTV中継ですんだことでしたが)からなくなること伝えて、三菱の掃除機の生コマーシャルのこと書いてます。ああ、このコラム子、私と同世代だなとニヤリとしたことでした。コラムにも書いてありますが、試合の合間にリングを掃除機できれいにするんです、そこを映してアナウンサーが被せます、現在三菱の電気掃除機風神が(この名前までは覚えていませんでしたが)リングを清めておりますとかなんとか。白黒の時代からでしたが、世の中がカラーに変わっていく、あの頃です。生コマーシャルでしたね、番組の一連としてアナウンサーがそのまま宣伝文句を読む。モーニングショーでもこういう宣伝多かったですよね。別にビデオフリップ作らなくていいから制作費はうんと削減できるんでしょうね、アタックに欠けますが。金曜夜8時でしたね。ディズニーかプロレス中継かで。三菱でしたよね提供は。番組の冒頭ディズニーらしい西洋のお城の絵が出てティンカーベルが飛んできて思わせぶりに選ぶんです、二回に一度いやもっと回数少なかったですかねディズニー編、多くはプロレス中継でしたか。私はプロレス好きでしたからどっちでも良かったのを覚えています。昔は客呼べるスターが多かったですよ。なんて言ってしまうと、衰退していくどのジャンルの催しやイベントもこの理由でしょうが。そうですか。野球の前にプロレスが消えますか。
 オバマさんの施政方針演説、日本とドイツ、韓国名指して負けるな!とハッパかけてます。バイアメリカンですかこれも。このバイは by ですか buy ですかね。麻生さんの得意なはずの英語、「聞き取れなかった」と記事になっているそうです。明らかに向こうさんの顔色窺うような小心さを漂わせた、つまりひきつった顔した麻生オバマ会談でしたね、おまけに意が通じてないって。意が通じると言うと深いところが通じないなんてニュアンスですが、そうじゃなくて文字通り「何言ってるかわからない」。あらら。大丈夫?それにしても何度もオバマさんの演説放映されますが、後ろの高いところに座っているのは上下院の議長ですかね、この二人が立ち上がるタイミング拍手するタイミングを計っているのが見え見えで面白かったです。あんなに気を使うんですね。特に女の方。あちらが下院の民主党ですかね。それこそ緊張の面持ち、拍手やスタンディングに遅れてはならじ!との思いが顔中に滲んでます。ひょっとしてこの二人がそういうQUE出しの役なんでしょうか。そう勘ぐるほどに頻回なせわしなさでした。あれもイベント、セレモニーなんでしょうね。内容やいかに。日本にもっと金出せという要求する為にイの一番に麻生さんをホワイトハウスに呼んだんでしょうし、その日本に負けるな、日本製品に負けるなと来て。どうですかね。ヘラヘラ笑ってたんじゃぁだめですよ、なんてね、私ごときものにもわかる理屈ですがさて大将のお気持ちやいかに。
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度胸

2009-02-25 08:04:33 | Weblog
どこかが焼かれたり、NHKには実弾が送り付けられたり、赤報隊を名乗っていたり、結構面白がってやられてます。こっちの反応はいつも同じ、卑劣の、言語道断の、言論の自由への挑戦の、果ては民主主義の冒涜・・。イラクやアフガンやイスラエルでのあのテロ行為とどう違うか。中東のは戦争ですか?あれもテロ行為ですか?そこのところの定義を知りませんので間違っていたらすみませんが、爆弾落として、仕返しして、またその仕返ししての繰り返し、でも国同士のことですからテロじゃないのでしょうか、わかりません。あの手の行動論理と同じか違うか。イラクやアフガンは単純に反米ですよね、要らん事してくるアメリカに抵抗している。他人の国のこと放っておけ、でしょう。賛成です。アメリカがちょっかい出すのは石油なり何か資源に対する利権がらみなんでしょうが、連中の大義は人権擁護、その後ろに民主主義の御旗がはためきます。民主主義が最も優れた文明体系政治形態と決まった話じゃありませんし、当のアメリカさん、人権人権と叫ぶほどにご立派な歴史を持っているわけでもないのです。国益、つまりは権力者の利権に全ての行為は起因するわけです。手を突っ込んでくる奴らに抵抗する。どちらに理がありますか。フセインをあれだけ悪者に仕立てたのはブッシュでしたが、その結果がこの泥沼です。曽野綾子がよく書いているように、その地にはその地に合った政治があり統治方法があるのです、民主主義が至高理想と位置づけること自体が傲慢なのでしょう。ですからこういう幼稚な暴力行為威嚇行為があるたびに新聞やTVが叫ぶ民主主義への挑戦なんて非難が、小泉さんじゃないけれども笑っちゃうくらい程度の低い内容も重みもない空語に聞こえるのです。あんな馬鹿は放っておけばいいんでしょうに。相手してやらないと向こうもすねて本気で爆弾仕掛けるかもしれないって?そんな度胸ないからあの程度のことしかできないんですよ。そうですよね。
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オスカー

2009-02-24 08:20:39 | Weblog
「おくりびと」とアニメがオスカー獲ったと大騒ぎです。アニメは興味もないし見てもいないので何とも言えませんが、おくりびとは見ました。そんなにいい映画でしたかねぇ。死人を扱う職業は差別されてきました、差別される人達の仕事でした、そこにも映画で少し触れていました、広末涼子に喋らせてましたね、でもそこがポイントじゃないんですね。あの映画の評論(まさに雨後のたけのこ状態、賞賛賛辞の雨あられ状態ですが)見るとそこに言及したものはないようでした、新聞の評論見ただけですが。死んだ人を手篤く扱うことからの日本文化論ばかりです。日本文化が外人に評価されたなんて切り口です。ふむ。それはそれでいいんでしょうし、そういう小難しいこと言わねば体裁つかぬのもわかりますが、そうですかねぇ。外国の土葬、日本の火葬、そういう対比も見えました。なんでもこの映画の企画はモックンが長年温めていたものなんでしょう?彼がどういう思いだったかですけれどね。もっともここまで来れば彼もいい加減なこと言えませんし、あれこれ理屈くっつけて喋るんでしょうが、もの珍しかっただけでしょうにね。納棺士なんて地方限定の職業だし(私はこの映画までこんな仕事知りませんでした)、映画見ている限りは様式美なんていうより前に単に儀式、マニュアルのように思いました、一挙手一投足に決まりがあって。まぁこんなに言いだすとキリのないこと、ケチ付けるつもりもないのですが、英語映画でないモノから英語文化の人間が選ぶ賞です、もの珍しさが第一の要因でしょうにね。生々しいドキュメントものやら息が詰まるような濃い地域文化を見るより、こんなさらりと見られるのが選ばれたという推測が正しいように思います(誰かが新聞に書いてました、私の意見じゃありません)が、いかがですか。天邪鬼でまこと申し訳ないですが、この引っかかりは実際にこの映画を映画館で見たときの印象が薄かったことに起因しています。そんなに面白くなかったけどなぁって。そうじゃなかったですか?
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対決

2009-02-23 08:17:08 | Weblog
週刊新潮が87年の朝日新聞支局襲撃事件、死者が出ましたね、そのままお蔵入りしている事件です、その実行犯からの手記とやらを何回かに分けて掲載しました。当初から朝日新聞側は否定的見解を出していて、他の週刊誌(週刊文春しか読んでませんが)も眺めすがめつの態でしたが、今日の朝刊で朝日はばっさり否定しました。一面使って大々的に且つ週刊新潮を非難しながらです。赤報隊なんて、ああそういう名前だったねと懐かしい感じすら起こります。反共、反左翼と言ってしまえばそれまでなんでしょうが、これだけ長い期間犯人が挙がらないのもどうだかなぁという感想です。もっとも公権力(警察)は反共ですからね、挙がらないのか挙げないのか、そこは微妙なところなのかもしれません。つまりその辺のチンピラの仕業なのか、それともちゃんとした、警察にも通じた、顔の知れた反共さんの行動なのか。ここまで穿って見なくてもいいのかもしれませんが。でもここまできっちりと全国紙一面を使ってまで反論せねばならないという朝日の意図は汲み取るべきなのでしょう。そんないいかげんな奴らならとうの昔に挙げられていよう、天下の朝日の沽券に関わる問題だとの表明でしょう。ちゃんとした裏づけもせずに記事にしたという新潮への非難も符合しますか。天下の朝日を的にした以上はそんな簡単にことが済むと思うなよ、ですか。20年前の未解決事件、このタイミングでこんな「告白」する意味は奈辺に、なんて言いだすと、そんな上等な奴じゃなくてただの冷やかしじゃないのかなんて話にもなって、ズブズブですか。朝日対新潮という図柄に変わっていくのでしょうか。新潮はこの手の訴えられ方には慣れているといえば馴れているのでしょうが・・
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仕組み

2009-02-22 07:23:56 | Weblog
ヒラリーさん豹変だそうです。人権より中国マネーなんだそうです。同盟同盟と持ち上げておけばいい国々(日本、韓国、東南アジア諸国)と違って、中国さんに対してはより具体的だって新聞がワンワン叫んでます。君子は豹変して大人は虎変する小人は面を革めるだけ、という格言は変化を徳とする考えです、現代巷間使われるような節操のなさや尻の軽さのニュアンスは元々ないことですが、ここでの使われ方は非難誹謗調です。おいおい、調です。でも仕方ないんでしょうね、向こうさんこそ火の車ですから。どこから金むしりとるかの算段でしょうから。今中国怒らせるのは得策じゃありません。いかにオバマさんとはいえ人権より金なのでしょう、なんと現金な。つまり人権などは天賦のものではないということです。フランス革命でそう唱えて人心を煽ったのでしょうし、オバマさんが白も黒も黄色もない、アングロサクソンもアフリカもヒスパニックもない、一つのアメリカだと叫んだのもこう思うのが正しい望ましいと多くが思っている証拠なのですが(つまりこうなることで得をする人が圧倒的に多い、つまり現在尚虐げられている人達が多いということ、この手の差別で権益を得ている少数の者たち牛耳られている社会だという現実です)、差別のない社会などは余程のエネルギーが注ぎ込まれないとできはしません。エントロピーは増大するばかりです、ある形をとどめようとするには多大なエネルギーを要します。人権を保つには莫大な労力がいるのです。人権は天賦のものでは決してないです。そんな歴史じゃありません。人類の歴史はそうじゃありません。だからこんな簡単に脇に置かれるんです。人類共通の公理みたいに勝手に想像していたのではなりませぬ。人権尊重など公理でも公準でも定理でもなんでもないのです。世の中の社会形態、文化文明形態の一型にすぎぬのです。オバマさん自ら証明しました。なんて皮肉なこと。そう思いました。
 香川県立病院での人工授精の受精卵間違え事件、これでもかとマスコミが叩きます。お定まりの体制不備の暴露、当事者責任者のつるし上げ。若い、その辺のチンピラ記者が正義の味方ぶって叩きます、千例を為してきたベテラン医師が平謝りします。もう見飽きましたね。石堂淑朗といううるさ方が何かに書いてましたが、今の日本人の幼稚さは中学生の正義だと喝破してました、まさこれです。ありもしない理想を振り回す、もっともらしいことを声高に要求する。空っぽの正論と言いますか。言いっ放すだけの空論。つまりそれは左翼思想につながるのですがこれはさて措き。今回も二言目には生命の軽視だと来ます。受精卵は命なんですね。まるでキリスト教教義問題のような。日本で優生保護法なんていう絵に描いたザル法によってどれだけの数の堕胎がなされてきたか(どれだけ産婦人科医を潤してきたか)知っているのでしょうか。どの新聞も同じような正義の味方が文章書いてます、社説で滔々と長文を成しています。カラカラの理想主義です。落ちぬ前の悪事(今回のような単純な規則破りの類は言わずもがなです)にはずっと目をつぶり知らん顔し興味も示さずにおいて、一旦落ちた犬はこれでもかと大叩きする。信じられない!信頼してたのに!だからあれだけちゃんとしろって言っただろう?!って今まで何にも知らなかった奴らまでが口をとんがらせてワーワー言ってる。中学生の正義。上手くいったモンですね。でも今時中学生なんて限定しなくても、その辺のいい歳したおっさんおばさんがこんな程度ですから。この医者、確かに間違ったのはまずかったですが、黙っていれば何もわからなかっただろうことよくぞ言ったもんだと感心するのと、つまりは今回ばかりはかなりの確率で間違いだったんだろうという推測が成り立つでしょう、そうなると却ってこの医者の誠実さが浮き立ちませんか?擁護に過ぎますか?黙っていようと思えばそれだけのことだったんですよ。世の中の仕組みを知ることですね。
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堪能

2009-02-21 08:06:04 | Weblog
昨夜BShiでジェフベック!!何日か前にNHKで予告してるのを見て目を疑って、楽しみに待ってました。えてしてこういうのは忘れてしまうことが多くて、後で忘れたことを気づきもしないことが多いのですが、昨夜はふっと何も用事がなくなってちょうどあの時間帯に気持ちが泳いでおおそう言えば!と思い出した次第。思えばジェフベックのライブ映像見るのは初めてかもしれないなんて、大ホールじゃない小さな(といってもライブ小屋にしては大きい入れ物でしたが)ライブハウスでの収録見ながら盛り上がってました。イメージ通り(初めに断っておきますが、今でこそエリッククラプトンなどのCDやらDVDやらをたんと見て聞いていますが、私は若い頃はビートルズだけでしたので、この人やらツェッペリンやらディープパープルはじめ、その他あれほど歴史に残るバンドを次々に輩出した時代をリアルタイムに生きていたのにその頃は殆ど知らなかったのです。ですからこの人たちに対する知識はマニアの人たちにはとても敵いませんし、普通にあれこれ聞いていた人にも敵わないかもしれません、年季の入ったものでもありません。ここはよろしく含んで読んでください)白いストラトキャスター下げてボリュームノブとアームを駆使するプレイ、そして何と言ってもピックを使わないプレイ。カメラも心得たもので、これはクラプトンをはじめとしてギター弾きを写す時の常識ではありますが、手元をしっかり写す。こっちは身を乗り出してどんなことでも見逃すまいと目を凝らす。左手のフレットさばき、右手のタッチ。私ごときがああいう映像見るとき何に注意するか、後ろに並ぶアンプ、アタッチメントは何?昨日の音はベースを抑えてバスドラムの音をやや抑え気味のバランスでしたがどこにどんなマイク立てているのかとか、ジェフベック本人も食い入るように見ているのですが、カメラがふと回りを写す時こそまた楽しみで。ベーシストが若い娘さんです、これびっくり。あとで解説してましたが二十歳そこそこなんですって、びっくり。そして、当たり前なんですけれどドラムがものすごくタイトで上手。ジェフベックの私のイメージは音に特徴があるのと転リズムです。拍を途中でクッと外す、そんな曲が多いんです、ですから私はこの人聞き始めたときは食いつきが悪かったです、こういうのは苦手なんです(先日書きましたがはっぴいえんどなどの日本の前衛音楽やらジョージハリスンがそうでした)。ですからこの人の曲はドラムがきっちり引っ張らないと、という特徴ですわ。ものすごく上手い。これもびっくり。でも何と言ってもご本尊いい音です、すごいテクニックです。ギターの上手い下手はやはり音のよしあしです。このレベルでもそう思いますね。私らがやってるレベルでもそう思ってますが(テクニックではなく音のきれいさ美しさ)、こんな高みでもそうなんですねぇ。認識を新たにしました。長く聞いてなかったのですが早々に「哀しみの恋人達」が流れて、吸い込まれました。もっと聞きたいという思いがわき上がりました。これはすごい力量でしょう。そして Led Boots 、Scattered Brainときて、私ごとき者でもうっとりでした。ジェフベック~~!を外さず聞かせてくれるところ参りました。エリッククラプトンが出てきたり、会場にジミーペイジがいたりで十分に面白かったです。やがてきっとDVDが出ましょう。見逃した方、こちらで是非どうぞ。
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役人

2009-02-20 08:11:31 | Weblog
昨日の新聞は東京のバラバラ殺人事件に死刑じゃなくて無期懲役の判決出て、ええっ?という記事が紙面飾ってましたが、今日はパッタリなしです。何でも証拠として検察が死体(遺体)の直の写真を提示したとかで、そんなえげつないことして今後素人の裁判員制度が導入されるというのに・・という論調でもありました。一番は量刑の軽さへの非難であり、つまりはこの馬鹿裁判官への非難ではありましたが、被害者より加害者の人権を優先するこの風潮こそを正すべきでしょうにね。人を殺めたら即死刑。人付き合いの原則に戻るべきじゃないですかね。そうでないなら仇討ちを許すとか。まさしく原点回帰です。ワッと騒いですぐに知らん顔する新聞やらTVやらにも腹が立ちます。いつものことですが。
 今朝の三紙ともに社説で新人医師の臨床研修見直しと取り上げています。こんなことで今現在のバタバタを改善できると思っているんでしょうか。厚労省の馬鹿さというか無謬主義というか、過ちを正せない体質というか、迷惑被るのはいつも国民で、役人達の体面のために徒に時間が過ぎていくのです。脱官僚なんて表向いてはこれまた馬鹿議員達は威勢がいいですが、こういう具体的なところに何も言えない、手を突っ込めないんです。つまり勉強不足、熱意不足、絶望的な国家観欠乏。官僚の言いなりになってる、内容はおろか手続きも何も知らないんですから仕方ないですわね。中国新聞に広島大学小児科10人が一気に辞めるって記事です。しんどいんですって。新入りが10人弱見込まれているんだそうですが、残念ながら役に立ちません、あちこちの病院の小児科診療ができなくなります。広島は舟入に時間外小児科医療の拠点があって(これは昔からこの手の体制としてパイロット的存在でした)勤務の過酷さも有名なことでしたが、おそらくここの運営に支障が出ましょうね。何年か前に山口大学でも同じようなことが起こって当地も波を被りました。どこでもこうなんです。研修医を出身大学に置く、研修しながら働かせる。昔のパターンに戻せばいいんです。医局の悪弊悪習(関連病院との癒着、贈収賄)なんぞ今の大事に比べれば何でもないことだったでしょう?地域医療が保たれたのはこの制度あればこそだったのです。小泉改革の最大の失敗点といってもいいと思います。何でかんでも規制緩和してこの事態です。新聞屋さん達ももっとしっかり見て考えて書きなさい!何が一番大切なのか。今どうすればいいのか。あんたがたまでが官僚役人になってどうするんだ?
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2009-02-19 08:17:22 | Weblog
昨夜報道ステーション見ていると不意に鈴木茂の顔写真がでました。あらら死んじゃったの?と手を止めてみていると大麻です。ふたたび、あらら。57歳だそうです。いい歳して何やってんのよ、あんたは清水健太郎か?あれだけ有名な人、知る人ぞ知る有名人、今で言うJ-popの先駆け、歌謡曲と明らかに一線を画す音楽創ってきた人の一人です。有名人といっても私ごとき好き者の間での話です、大ヒット飛ばしたわけでも、寺内タケシや高中正義のようにギター弾き(この人ギター弾きです)として高名なわけでもないのです。新聞には「はっぴぃえんど」というバンドメンバーとして紹介されています、細野晴臣、大瀧詠一、松本隆といった錚々たるメンバーです。キャラメルママ、ティンパンアレーなんてバンドもあったです。若き日の山下達郎もその一味です。こちらはシュガーベイブでしたね。ビートルズに慣れた耳にはこの人たちの音楽は奇異でした、前衛でした。山下達郎やら大貫妙子にはまだ何とかついていけましたが、当時気鋭の彼らの繰り出す転調転リズムはどうにも良さがわかりませんでした(今もだめですこういう曲調は)。その後、達郎はヒットメーカーになりましたし、大瀧詠一も名作「ロングバケーション」出して、最近もスマッシュヒットありましたね。細野さんはイエローマジックオーケストラでこれまた有名。松本隆は大作詞家ですわ。そういえば鈴木茂だけが知る人ぞ知るのレベルから抜けられなかったですかね。金に困りましたか。暮らしがすさみましたかね。芸能人の、ミュージシャンの堕ちる典型でしょうか。でも、この人がねぇ。そういう驚きは強いです。くどいですがシミケンやジョー山中辺りとは違うという印象でしたから。残念なことです。
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