しつこいですが八村話題。協会がどう出るか。大方の見方はこうでしょう、まさか八村を切るわけにはいきませんから。とはいえホーバス監督を簡単に更迭はできません、八村は批判しますが(男子の監督として評価しないと)、女子を銀メダルに導いた人、その後男子監督に横滑りして五輪予選であれだけ盛り上げた人、河村富永を引き上げた人です、そうは言うてもなぁが一般の感想でしょうか。ここで何回も書いたように二人の確執なのでしょうし、それを解決できなかった協会の不手際なのでしょうが、その協会会長が昨日コメント出したと報道です。まだ三屋さんが会長です。三屋さんとは元バレーボールのオリンピアン、メダリストです。プロリーグたるBリーグをまとめて勇退した川淵さんの後釜だったですね、まだその地位におられたのかと、こっちの驚きでもありました。いやこの人が適任か否かではなくて、長いなぁと。それは措いても、そのコメントは文書で出たものだそうですが(会見ではなくて)、内容が薄くて笑うことでした。いや、こんな時には具体的な文言を並べないものとは知ってますが、それにしても通り一遍。これじゃぁ・・でした。よくあるのは会長の引責辞任というやつですが、そんなことで八村が収めましょうかね。ま、まとまるところにまとまるんだとの楽観はどこかであるのですが(八村なしの日本代表なんてありえませんから)どうしますかねぇ。日本的解決しかないでしょうか。
バイデンさん(アメリカ)の仲介でイスラエル・レバノンの60日間の停戦協定が結ばれたと報道されて、それを喜んでいる人達の映像が流れましたが、果たして違反攻撃がなされているようで。停戦の情報が隅々まで伝わっているかどうかというそもそも論でもあるのでしょうが、それは日本での玉音放送がどれだけ伝わったかと同じことでしょう、向こうがやってきたからやり返したとお互いを非難し合って結局止まないという事態。バイデンさんは最後の仕事として気合が入っているのでしょう。ネタニエフさんの会見も観ましたが、こちらもまだまだ意気軒高というところです。イスラエルは7面対応している(ガザやイラン、イエメンなど)と解説がありましたが、それだけできているのはひとえにアメリカが後ろに控えているからですから。トランプは強いイスラエル擁護論者ですから、こちらですねぇ。ウクライナとどちらが早く収まるのでしょうか。
プロ野球ゴールデングラブ賞発表されてます。とうとう広島菊池の名が消えました。古くは吉田、広岡から土井、辻、荒木、井端はじめとしてセカンドショートは名選手が多く、職人!というイメージが強いです、他のポジションに比べて。ショートも新顔です。時代が巡りますねぇ。こっちも年を取るのです。
八村の発言が十分に物議をかもしていて、室伏スポーツ庁長官がコメント出してます。NBA名門レーカーズの先発を張る人の言ですからもちろん無視はできません。余程にホーバス監督とぶつかってるのでしょうが、どこで掛け違えたのか興味ありますねぇ。先の五輪予選であれだけ盛り上がったことでした。河村富永といった小さい選手をあれだけ使った活躍させたのはそういう場を作った監督の手腕に違いないことでしたが、実際の五輪のときに富永を全然使わなかったですよね、あれはどういうこと?と多くが首をかしげたことでしたが、つまり彼はあくまで八村の代役だったと。あの辺りの確執もあるのでしょうが、野次馬的には知りたいことですがでも知った所でどうにもなりませんし。報道される八村の発言からはホーバスさんの更迭しか手がないような。すれば河村富永の出番がどうかなとなってきます。で、その二人は彼の地で苦戦してます。河村はNBAの舞台に出てはいますが、出場時間が短いから已む無いことでしょうがなかなかこちらの期待に応えられません、それが八村の言う「世界のレベル」って奴なのでしょうか。富永はその舞台にすら立ててない。柔よく剛を制す、小が大を倒すは日本人の判官贔屓気質を震わせるのですが、いえ、この二人のことではなくて八村の怒りです。協会どうする?
少数与党の悲哀、数がなければ何もできない。新聞見出しです。尾っぽが頭を動かす、なんて表現もありました。なりから態度からさんざに叩かれてる石破さんですが、最近はあの不自然な作り笑いすら消えてますね。現在の自民党を指している、尾っぽは玉木さんだとは誰でもわかることですが、これはつまり数があれば何でもできるという裏返しですね。安倍一強政治の実態でしょう。決められぬ政治にまた戻っていくのでしょうが、それ以前のバタバタですね。情けないことではあります。
プロ野球の新人王とMVPが発表されてます。さすがに菅野と近藤は知ってますが、新人王の二人を知りません。船迫と書いて何と読むんです?そこからです。西武の投手は全く知りません、今季の西武は散々でしたがよくぞそれだけ勝てたなと、まさに賞に値することじゃなぁと感心はしますが who? です。いえ私が知らないだけのことです、彼らの活躍具合を批判するものではありませんので悪しからず。ここで何度か書いてますが、オールスター戦を観なくなって(興味がなくなって)久しいですが、歳をとるってのはこういうことなのでしょうが、自分がよく観ていた時代をよく(better)思うバイアスです。
八村がさらに発言続けます。協会の対応がさらに火をつけた様相ですか。いえ、どんな交渉したのかは全く知っりませんが、こんなに堰を切ったように批判を続けるのは余程の憤りなのでしょう。まずいですよね。
兵庫県知事選で再選果たした斎藤さん、公選法違反の疑惑でまた騒がれてます。公選法は現場に居ない者にはわかりにくい(必要ないから考えもしないだけですが)ものなのですが、斎藤さんがPR会社に70万円だかを支払ってて、これが買収になるんじゃないのかという追及のようです。会社社長はボランティアでやったとか言い訳してるようですが、そこの解釈が争点のようです。そもそもが世論は(兵庫県民以外の)彼の再選をええ?と思ってます、そこに新たな瑕疵が見つかって再び寄って集っての撃ち方始め!です。ひるおびで若狭さん、片山さん、大谷さんで大叩きしてました。再選を好ましからず思っている人たちです。当の斎藤さんはぶら下がり取材の場で、百条委員会の時のような顔で弁護士に相談すると応えてました。ううむ、鉄面皮もさすがに剥がれますかねぇ。
池袋での93歳の元高級公務員さんが車で若い母子を撥ね殺した事件ありましたね、その爺さんが裁判で禁固刑喰らって収監中にそこで老衰死したとのニュースです。なんとも。どう感想言うたらいいのか、です。謝罪を求めて裁判してた被害者も困ったようなコメント出してました。死んでしまうとねぇ。収監中にしかも病死でなくて老衰死だと。死んでしまうと誰もが仏さんの文化です。苦笑いしかないことですか。
新聞は読むもので、思わぬ知識を得られます。大統領、上下院を共和党が制したアメリカ政治模様ですが、これをトリプルレッドと表記してましたね、そうかそう言うのかぁと。実はこれ和製英語なんだそうで(ナイターの類)、アメリカでは trifecta なのだと。こっちでは日本ではわかりませんものね。
田中マー君、楽天退団するんだと。毎年毎年の給料減がいやだったんでしょうか。去年は一度も一軍で投げずに2億円です。クビになる前に自分で出る。ヤンキースに行く前の、楽天が日本一になった時こそが彼のピークだったのでした。こうやって遡って語られるようになると終わりですねぇ。どこも拾わないでしょうけれどねぇ。
八村塁、何故このタイミング?は措いて、よほどにホーバスさんと掛け違ったのですねえ。確かに五輪前に あれだけ河村じゃ渡辺じゃで日本中が盛り上がった時に帰って来ずに、どうして彼が混ざらないんだ?の世間の声に対してホーバスさんが「八村が決めることだ」なんて言うてましたよね。この不穏。皆感じたことでしょう。事実日本に帰って来てからも試合に出ずにおかしなことでしたよね。もうあの時からダメだったんでしょうよ。どんなすれ違いだったんでしょうね。八村があれだけ相手のキャリア不足を非難するのは訳があるんでしょうねぇ。協会非難は二の次のようにも聞こえますが。どうなりますやら。
大相撲、横綱がいない(どの横綱も末期は休場続きですが)場所で平幕優勝が何度か続いて新たな顔が現れてきてはいますがやはり(どの解説者も言うように)役力士がしっかり賜杯争いをするのが理想、そもそもあの格付けは力の差を示すものの筈ですからね当然なことなのですが事実はそうはいかない、なところ今場所はやっと東西の正大関による一敗同士の相星決戦という好ましい展開。なんでも今次の九州場所は前売り券だけで15日全て sold out とか、これは若貴時代以来とのことだそうです。そうかぁ、相撲人気は強いのうと改めて思いますね。賭博や何かで場所を開けないような時期もあり、クンロク大関だらけ白鵬一強で面白くない時期もあったのでしたが今のこの好況です。大相撲はプロレスと同じで、どこか筋があるように思ってしまうことも多いのですが、大相撲はそもそも神事なのだ(だからそれでもいいのだ)というごまかしがいつも効いて命脈を保っていますが、それ以前に日本人気質にぴったり合った興行なのですねきっと。長い長い仕切り、同じ動作の繰り返しの後、勝負は一瞬でつく。それを飽かず観ている。このリズムですね。これが日本人の基本波長だと。この理論、いかがですか。
国際刑事裁判所(ICC、オランダに本部)がイスラエルのネタニエフさん、前国防相のガラントさん、ハマスの軍事部門トップに逮捕状を出したとか。それにイスラエルが猛反発し、さらにアメリカも非難同調していると。そもそもこういう国際的な取り決めは批准しているか否かで効力の届く届かないが明確で、イスラエルもアメリカも加盟してないんだそうです。核兵器禁止条約に日本が批准してないのと同じ図式です。何?ポーズ?この裁判所自体には逮捕状なりを出す権限なくあくまで概念上のことのようで、そんな学級会的なことで・・と先にプーチンさんに対して出して何の効果もないことの上塗りです。記事によると、逮捕するしないは加盟国の判断に任せているそうで、実際に逮捕状が出た後にプーチンさんが加盟国のモンゴルを訪問した際にモンゴルは何も対応しなかったんだそうです。プーチンさんにすればやるならやってみぃ!くらいのことだったのでしょうし、モンゴルとしても捕まえた後どうするの?でしょうしね。そうかぁやはり学級会かぁ。そうそう中国が南シナ海での領土領海侵犯で訴えられた時に、あんな紙屑!とやったことでしたね。国際機関の親玉たる国連があの為体ですからね、こうなっても已む無しです。拒否権国の品格のなさではありますが、そんな道理道義が通用する場でもなくなっているのでしょう。
今次の総選挙の結末を踏んでのことでしょう、「二大政党制へ近づいたか」の標題で朝日新聞が耕論ならぬ交論コーナーで二人の学者に語らせてます(朝日11/23)。どちらも二大政党制を理想とする前提で話してます。いやいや、その前提がおかしいだろうと思うことでした。そもそも今の小選挙区制、比例代表制に変えたのが(小沢さんでしたね)二大政党制を目指しての大義だったでしょう、何年経ってます?少数党の乱立模様こそが日本人気質だとは考えないのでしょうか。55年体制という区分けが本流ですが、あの時代でも社会党(左翼)に政権与えなかったのが歴史です。共産党を別に置いて、自民党(保守、一応の区分けです、今はガタガタですが)とその他の左翼系(リベラルなんて横文字でごまかしますが、平等公平分配の大きな政府指向、あくまで理想空想系の改革革新思考)と大きく二分されていて、左翼系が割れるから自民党が勝ってきた歴史です。割れずに一対一で闘えば勝てるとの踏みで小選挙区制に変えたことでしたが、割れる割れる。これが日本人だと言うことで。今回も野田さんはじめ野党連中に何の用意も準備もないところに政権交代なんてできっこないのでした、野田さんもわかっているから勢いで政権交代を!と言うてはいましたが、自公過半数割れが精々のこと、まさかそれが実現するとも思ってなかったわけです。敵失(2000万円事件を赤旗にすっぱ抜かれて)によるものとはいえ、立憲以外の野党連中もこの好機に最後にまとまらなかったのは野党第一党の立憲の所為にしてる為体、端からそんな気はなかった証拠です。だから早く二大政党制を確立しろ、アメリカや英国のようにです、という理屈なのですが、そうならないからの現実なのです。順番が逆です。政権獲る準備も用意も何もない烏合が与党政策に反対ばかりして好き勝手を言うているのが野党、そしてその立場で居続けたいのが野党の面々というのが現実です。先の民主党政権と同じ轍を踏むしかないですよ勢いだけで進んでも。石破さんが今踏みつつあります、政権の中心になるなんて思いもよらぬことだったのですから。そもそも英米に倣えと言う未だに舶来至上志向から抜けられぬ思考が気に入りません。日本は日本。これも矜持じゃないのでしょうか。
国連の機能不全というか役立たずさが明らかです。この設立理念に対して正面から反対はしにくいことですがそもそもこの組織が(前身の国際連盟もそうでしたが)世界大戦の後の戦勝国による戦後処理、敗戦国の封じ込めを意図したものですから仕方ないとは言え、五大国の拒否権が常に邪魔しているのは素人目に明確です。蒋介石の中華民国から毛沢東の中華人民共和国にそのまま移譲されてこともおかしいことでしたが、中国がこんなに異形化するとも当時は思われてなかったんでしょうし他の四国には。ロシアのウクライナ侵攻へは当事国のロシアが言うこと聞くはずもなく、イスラエルへの停戦勧告もアメリカの拒否権で常に否決されます。14‐1 だったそうです、安全保障理事会で。大国の思惑が世界の趨勢に沿っていればこういう組織は世界の警察裁判所の役目を果たせましょうが、まさか戦争の当事者に拒否権があるなんて事態は想定外だったのでしょうか。拒否権国は斯くあれなんて道義はそれこそこっちとあっちとでは根元から違うというわけで。この時代になっても大国小国の価値観で動いている世界です。中露型の統治体制が伸してくる時代です。それでもこの手の国際機関に期待する心持ち、国際救助隊と重ねてませんか?サンダーバーズ アー ゴー!
谷川さんだけでなく楳図かずおさんの場合もそうですが追悼文が多く紙面を飾ります。昨日の続きになりますが、同業者の筆が多くなるのは必然で詩人らしいひねりを要求されるのでしょうし、本人も十分に意識して書くのでしょう、なんかひけらかしのような文章もあります。これは傾向でして、一般的な書評もそう、LP(今はCD)の解説文や音楽雑誌の曲評もそうです、とても癖があります。書評は評者の知識のひけらかし、如何に素人が考えそうにない観点から斬るかが勝負、曲評は本を読むよりもうんと簡単な3分4分で聴けるモノの評価ですからどれだけ抽象的に小難しく欠けるかが勝負。そこまで言う?レベルの文章が多いのが特徴ですか。そもそもそういうものなのですからこちらもそう読めばいいのですが、作為がミエミエの文章も結構辛いものです。彼らは定型に沿うているだけなのでしょうが。
北の富士さんの死亡報道です。何年も前から大相撲の解説を降りていて、病気かとは思ってたことでしたが果たして。毎場所初日と千秋楽は正面の解説がこの人、向こう正面が舞の海と決まってて、掛け合いは十分に面白かったことでした。北の富士の現役時代は観てました、長身で足が長い、日本人離れした体格でした。柏鵬時代の人、その後玉の海と二人で一時代築いた人です。そうかぁ。死ぬのかぁという印象です。火野正平さんも亡くなってます。自転車番組を横目で観てました。関西弁の名脇役でした。合掌。