柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

スピード

2008-10-31 08:42:24 | Weblog
札幌での母親による実娘「監禁」事件、8年間外に出さなかったというものです。昨夜古館が眉を顰めて、父親が相談に行ったという事実を捉えて、警察やら児童相談所やら行政が横の連携をしっかり取って対応していたらこんな事にはならなかったのじゃないのか・・なんて嘆いて見せてました。まことこいつらは楽な仕事ですな。何の代替案も示さずに、自分には何もできないからという立場を逆手にとってカーテンの後ろから、世論を代表するご意見番にでもなったかのように大声で批判非難すればいいんですから。政治や経済に対しては少々のことは言えばいいです、専門家に向かって素人の考えや疑問をぶつける(一夜漬けの知識をひけらかす嫌味はちらちら見えますが)意気は評価しますが、NHKの凡庸解説委員ばりのカラカラ音がするような空っぽな正論安物の正義感振り回せばいいです。あんたがどう嘆こうと世界経済はどうにも変わらない。が、こういう身近な問題については安易な物言いは許されますまい。母親が精神病者であった事実をどうして言わない?個々の家庭に手を突っ込まないという原則は、個人主義の横溢によって当然のこととなっていますが、プライバシー云々よりもこの例のように社会的弊害を多く生んでいるのです。特には児童虐待、子殺しに顕著ですが、精神病者による犯罪が後を絶たぬも、医者達の見当違いの病人性善説が一因ではあるのですが、社会監視機能を削いだことによる部分も大きいはずです。古館で象徴される(であろう)個人主義礼賛者、国家悪人説主義者達には個人の責任の本質をちゃんと考えろと言いたいですね。
 昨日ここで中山前大臣の名を中山彬と書きました、正しくは成彬でした。訂正してお詫びします。
 ドラフトの目玉らしい東海大相模高校(この校名聞いたら私達の年代の者なら即、原辰徳です)のスラッガー、目出度く原がくじ引き当てました。原を引き当てたのは藤田でしたよね。この辺りは運しかないこと、このスラッガー、モノになりましょうか(そういえば鳴り物入りで入団した大阪桐蔭の辻はどうしたんでしょうね)。顔初めて見ましたが(彼の存在も初めて知ったのですが)なんとでかい顔小さな頭「原人」顔。おつむの方は大丈夫かな?こういう野趣溢れる顔を久しぶりに見ましたので感想書きました。監督をタツノリさんなんて呼ぶのもいいやら悪いやらです。大丈夫かな?
 天声人語に麻生さんの経済対策に関連してこんな文章です、身の丈にあった幸せでいいのだ、暗算で加減できる程度の身銭と旬の味覚があればいい、と。大金目論んだ末の失敗から起こった金融恐慌です、こういうつましさに収束するは必定なのですが、暗算で加減できるという表現に共感します。乗除で膨らませすぎるから、ノルマ化するから目の前の暮らしを見失うんでしょう。乗除といっても所詮は加減の繰り返しです。そこに気づけなくなるんでしょう。なかなかに深い言葉かなと思いました。
 麻生さん、いいですね。どんどん手を打っていけばいいです。朝日は早速に腰を折ります、このくらいのばらまきでは景気押し上げ効果は限られ国の財政も悪化させる、景気が減速すれば消費税増税の実現も危ういと。まぁ、こういうときには悲観に次ぐ悲観。言いそうですがね。中福祉でありながら低負担を続けることはできぬ、と増税の理由をはっきり麻生さん言います。その通り。小さい政府をめざして切ってはいけない所までぶった斬ってきた挙げ句の現在です。民主党やらの野党に向かってではなく、今回のような記者会見を何度も開いて国民に直に訴えていけばいいですね。私達に向かって話をして貰いたい。そう思うことです。今何が優先されるべきか。それは皆分かっていることです。麻生さん自ら言うスピードです。素早い対策。どんどんやって貰いたいと思うことです。
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保守

2008-10-30 08:41:21 | Weblog
王さんがWBC監督(原)の相談役に就任して、イチローに電話して気持ちを確認したんだそうです。当然出ると言ったそうです、そういう報道です、残念。原なんかの下でできるかい!って言い放って欲しかったのですが、さすがにそうはいきませぬか。星野を落としたその舌鋒で原も追い落としてほしかったのですが。でも、ここが最大公約数的な落とし所でしたから収めねばなりますまいね。しかし、恥も外聞もなく、身も蓋もなく、なりふり構わず王頼み王依存王べったりです。口うるさいプロ野球OB達も評論家達も日本中の野球好き達も一気に黙らせることのできるは王、長嶋しかいないという動かし難い真実です。先週の日曜の番組でこの問題についてなんと広岡達郎が出ていてあれこれ言ってましたが、黒鉄ヒロシ(名うての野球好き、巨人ファン)が合いの手入れてました、格が違うんだ、王、長島(目の前に広岡がいましたから広岡の名も挙げてましたが)と他の連中は。野村も金田も少し違うんだ。だからそういうところを勘案すべきなのだって。この人は常識論者文化論者保守論者で、私と同じ色合いですので十分に理解し賛同しますが、いつまで病人を引っ張り回すつもりだ?という誹りはどこかで感じて貰いたいですね。見ている方が痛々しいことも確かなことですから。
 正論よりも諸君!よりももっと過激で濃い保守系月刊誌(というか強烈な反左翼本)WiLLの今月号が面白いです。この色が肌に合わぬ人はきっと多かりましょうが、気に入らぬは飛ばし読みされればいい、西尾幹二の文と放言辞任大臣中山彬の文が出色です。前者、小沢さんは左翼全体主義者だと断ずるところ、民主党議員だけでなく自民党議員も大半が福島瑞穂化しているという洞察。ここであれこれ言うより是非読んでもらいたいのですが、この西尾幹二なる人、保守論壇における重鎮、一時は教科書問題に関わっていたり(内紛騒ぎで今は離れているのでしょう)今は皇太子妃バッシングの急先鋒です、皇太子さん離婚しなさいとという論を張る人です。福島瑞穂化なんてのは言い得て妙。凹凸のないつるっとした脳髄、なんて評価も正鵠。是非ご一読願いたいところです。後者は例の日教組叩きです。「自爆」事件のあとも、産経新聞で佐々さんが賛同し、他の保守系誌でも賛同する文が並びました、どれも時と場所がいけなかったけれど、という注釈つけてでした。民主党の参院の頭、あの人が日教組上がりだそうですね、知りませんでした。民主党が政権を獲り、この男が文部科学大臣になった日には・・というホラー物語。ううむ、どう考えても麻生さんここが踏ん張り所。選挙を後回しにしたは正解でしょう。ここで民主党の失着を待って(きっとこの危機的状況にも関わらず反対反対を繰り返して遅滞させるしかないのでしょうから)来年9月に逆転劇。向こうに渡すと日本が潰れます。これ確かなことのように思います。いかがでしょうか賢明なる諸姉諸兄。
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買いかぶり

2008-10-29 08:42:24 | Weblog
高橋尚子引退会見です。小出監督との確執がどんなモノだったのか、それなりに興味がありますが(このおっさんとても普通のコーチには見えませんから)Qちゃん本人に失礼ながら三面記事的な色香が匂いませんからさて措いて、マスコミの扱いはいつも賞賛です、力が落ちていくその過程をあれだけ面白おかしく暴き叩き突き放してきたのに、最後だけは大拍手です。トップアスリートの末期哀れ的な記事にならぬだけよいことなのですが、誰かは王さんと並ぶ潔さって評してます。ううむ、思い入れの差ではあるのですが、確かにこの人は負けっぷりもよかったですよね。野口みずきは未だに出てきませんから好対照ではあります。マスコミもこっちは追いかけません、ということは高橋の方が格上ですか。一時代を画した人。讃に値する人。もちろん私も拍手します。
 昨昼の休み時間に国会中継見ました、参院の外交防衛委員会でした、民主党の女議員(牧山某)が質問してました。まぁ下手くそ。原稿読みながらつまるつまる。噛んでかんで。自分で考えたことじゃないこと丸わかりです。アメリカの戦争に手を貸していることについて、尊い人命が、大切な命が・・なんてまるで小学校の学級会です。しかも途切れとぎれに話すから何が言いたいのかわかりません。麻生さんも呆れてましたが、TV見ている方も十分に呆れました。大丈夫かい?何度も言ってることですが、人のおつむの中を知りたければ喋らせればよろしい。その人の脳味噌以上の言葉は出てきません。こんなレベルなんですね、常識有識良識の府がこの程度。がっかりです。で、この女が言った質問が何度もTVに流れます、カップ麺の値段はいくらですか?首相答えて曰く、400円くらい?170円です。今に200円になろうとしてます、物価は上がり続ける、給料は上がらない・・と続きます。首相がぴったり当てたらよかったって話ですか?馬鹿馬鹿しい。その辺のおやじ連中も知らないことでしょうに。新聞に出る世論調査の数字をあれこれ挙げて、これが直近の民意なんだから(民主党のお題目です)早く国民の信を問えと命令されたままに、噛みながら言ってました。抑揚もなく何も訴えてきません。女だからってだけのもの。今時女議員なんてのは珍しくも何ともないんですわ、こんなのしかいないの?民主党さん。なんて思ってると次に出てきたのが自民党の爺さん。これまたテンポの悪い、ピントの外れたヨタヨタ。おいおい、こんなことでいいのかい?がっかりなんですが、その前にびっくり。予算委員会で予算の話をしない、じゃぁ外交委員会ででもしっかり今現在の経済危機のことどうしようかと話せよ、です。国民をバカにしてるのか?今をどうするんだとみんな注目しいているのに。ここでしっかり手を打っていく。これしか麻生内閣の、自民党の逆転する目はないでしょう。選挙先送りすると決めたのなら(中国新聞には太田、北側公明党幹部が怒号を交えて早期解散を要求したなんて読み物風に記事にしていましたが)それしかないですね。期待しますね。ここで一発大逆転です。麻生さんならやりそうに思いますが、買いかぶり過ぎですかね。
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策略

2008-10-28 08:42:31 | Weblog
解散総選挙先送りとの見出しが大きく踊ります。読売のコラムも賛成してます。民主党が約束が違うじゃないかと色めき立っています、それなら法案をすんなり通しはしないと。インド洋の給油問題よりただ今現在の経済恐慌をどうするのよの問題です、実際にあちこちで倒産が始まってます、外資頼りの事業は金が回ってこなくなって一気にポシャります。日立市のデパートの例が新聞に載ってます、その日の光熱費も払えないんだそうです、プッツリ途絶。そういう直接的な事例だけでなく、麻生さんだけでなく古館もどのニュースキャスターも言う中小零細企業、つまり町工場やら商店に仕事が回ってこない、金が回ってこないのです。消費の落ち込みという抽象の具体例です。象徴的な報道をテレビ朝日がやってました、アメリカのカード破産例を採り上げて、実は世界の景気はアメリカ人達の身の丈の数倍の消費によって支えられているのだと。つま先立った家計、貯蓄なんて端から考えにない借金先送りアメリカ人の気風を支えているのは高い給料(なんでしょう)、それを見込んでどんどん買う。金はぐるぐる回っています、ですから見てくれは好景気、でも実際に目の前には全然金がない、つまりバブル。大バブル。その大消費欲につけ込んで日本を(おそらく)筆頭に世界各国が商品を大量に売り込む。車だ、家電だ、半導体だ!貿易黒字はこうやって作られているのでしょう。だからアメリカも黙ってない、こんなに買ってやるんだからお前達もこっちの物買えって。武器の、農産物の、牛肉のです。じゃぶじゃぶ(リポーターはこう表現してました)買ってくれてた消費者(アメリカ人)に金が回らなくなった、カードが使えなくなった、一気に金の動きが止まったという図式でした。分かり易いことでした。その影響が日本にも現れてきて、町工場が危機だそうです。日本の技術を支えているのは大企業ではなく、下請けしている町工場です。この構図は何度もTVで特集されることですから私達もよく知ってます、そこが危ないというわけです。一番多く品物買ってくれてた上得意が潰れそうなんです。ここに手当てしないといけないわけです。その出し方に対してあれこれ議論があって、もちろん先を見越した効果的な工夫が最善には違いないですが、遅きに失しては何にもなりませぬ。金の回らなくなった市場にテコ入れする事、政府の大事な仕事です。こっちが優先に何の疑問もないことです。国民の生活が脅かされているのです。これ以上の優先事項はないはずです。それでも解散が先だと言い募る向きの根拠は、国民の信を得た安定政権が難局に立ち向かえばより効果的に解決できるだろうなんて事らしいですが、選挙に勝ったからといって安定である、有能である保障などどこにもないわけです。この前提からして嘘なんです。国民の信などこの危機を何とかくぐり抜けてから問えばいいでしょうに。民主党もここは国の危機であるから回避に向けて協力すると一旦は矛を収めて、その後改めて政策の違いやら何やらを国民に問えばいいんです、その方がうんと印象がいいでしょうに。一見麻生さんを利することになりそうですが、損して得取れじゃないんでしょうかね。今この状況下で、選挙しないんなら反対するぞって子供の喧嘩みたいな事言ってたんじゃぁ、それこそ敵を利することになりましょう。なんてつらつら考えていると、素人目にも麻生さんと自民党の勝ち、形勢は逆転してしまったんじゃないかと思うことです。もっとも着実に目に見えた経済対策を早く打って、民主党が反対行動すればするほど国民が自民党にシンパシーを寄せるように進めていくことが前提ですが。小沢さんにここは待つといった肚があるかどうかでしょうね。
 原がWBCの監督になるんだそうです。おうおう、一番平凡な所に落ちましたね。王さんばかりが喋ってます、その為にこの人をこの地位に置いて大向こうを黙らそうという魂胆であったにせよ、組織側の見え見えの策略がいやですね。日本一になった監督にすればいい。これがもっとも平均的な決め方です。でも、西武の渡辺じゃぁとてもダメです、だから日本シリーズ始まる前に、どっちが勝ってもいいように先に決めましょうって安易策。イチロー、もう一度文句言って欲しい。俺はこの監督じゃ行かないって。面白いことになるんですがねぇ。
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選択肢

2008-10-27 08:41:00 | Weblog
麻生さん秋葉原で街頭演説したそうです。自民党総裁選挙の際にはここではやらなかったんでしたよね。小泉さんと争ったときに大喝采を受けた地で再び、なんでしょうが、ということはやはり解散するつもりなんですかね。他の党が(自民党も例外じゃないですが)しきりに選挙運動始めてますから、そんなに知らん顔もできないということなんでしょうか。遅くとも来年の9月です。事務諸費やらスタッフ費用やらもちろんバカにならぬ額ではありましょうが、後になればなるほど準備の届く人達もおりましょうし。選挙運動を早く始め且つ長く続けられるが得になる人、損になる人、これも運ですわね。菅さんはいつものように野卑に批判するばかりです、弱虫太郎だの解散しないのは怖くて逃げているだけだのと。亀井鬼瓦静香が言ってます、野党に解散してくださいと言われてハイそうですかと解散する首相がどこにおるか?!って。まことその通り。民主党にとって千載一遇のチャンスであることはよくわかるし、本人達が一番よく認識していることなんでしょうが、その裏返しが自民党ですからね。でも、広島の中川さん(最近とんと新聞にも出なくなりましたが)やら細川幹事長はさかんに解散を吹聴しています。森さんは今やるべきではないと言ってます。そういう「党内不統一」を責める向きもいますが、これが戦略じゃないんでしょうかね。幸い(我々にとっては幸いなんて話じゃないですが)解散総選挙なんてやってる場合じゃないという事態に日本が直面しています、麻生さんには選択肢が与えられているわけです。これは彼の運ではないんでしょうか。安倍さんや福田さんと比べればこれは強運と言うべきではないのでしょうか。総理への思いの強さの(執念の)差。私は麻生さんは足固めと選択すると思います。今回の秋葉原の演説は「俺はちゃんとやるよ」という意思表示でしょう、ファンの多い場所を選んでのパフォーマンス。そう思いますが、いかがでしょうね。
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できレース

2008-10-26 12:03:29 | Weblog
広島での「ピカッ」事件、非常識な独善、似非芸術と書きました、また全くのゲリラ行為ではなかった、当局も知っていたことらしいと書きました(そう新聞に載ってました)。今度は昼間に黒い花火を90秒間に千発打ち上げたんだそうです。でもこっちは中国新聞は好意的です。この行為、何でも、広島市が主催したヒロシマ賞の受賞記念展の一環として企画されたイベントで、選ばれた中国人現代美術作家が「原爆犠牲者への鎮魂と平和への願いを表現した」そうです。「見ていた市民からは拍手が上がった」んだそうです。戦争のように強烈だったとか煙が黒い雨のようにも見えたとかの市民の声を載せています。中国新聞は喝采してます。本当かい?カラー写真も載ってますが、気持ち悪いこと。飛行機雲でピカッと描くのとどう違うの?ご丁寧にピカッを描いた集団の頭のコメントまで載ってます「鎮魂のメッセージが伝わってきた。告知して市民に見てもらう努力が必要と再認識した」なんて殊勝なこと。本当かい?できレース?あっちはダメでこっちは芸術?反吐の出そうな偽善ですね。この黒い花火には被爆者団体は文句言わないんでしょうか。こっちの方が、明らかに原爆をイメージさせるものとしては気味の悪い、悪趣味ゲテモノの類でしょうに。戦争を思わせたとやら黒い雨とやら、記者の創作であったとしたら語るに落ちてます、被爆者を刺激することを証明しているようなことですから。黒い雨。さて広島長崎以外の日本人に今どれだけ理解される言葉でしょうか。
 2億円宝くじで当てた女が殺された事件が解決したことであれこれ報道されてます。泡銭をめぐる痴話話はよくあること、金掴んだ途端に親戚が増えたって、チャンピオンになったボクサー達がよく言うセリフです、わっと群がるんでしょうね。想像に難くないことです、ですから興味はそこまでなんですが新聞記事に笑いました、こういうことにならないようにこんな場合は、自慢は禁物、現金より振り込みや小切手で受け取りましょう、軽はずみな行動には注意しましょうって大まじめです。ええ?笑うしかないでしょう?やっかみですか、それならそれで大笑いしますが。余計なお世話もいいところ。持ったことのない大金を持つ事自体がその人の破滅の運命であるわけです。なんて、やっぱりやっかみですか。とらぬ狸の皮算用。これは健康食品業界が病気を人質にして健康マニア達を脅迫しているのとつながる心情です。起こるか起こらないかもわからないことに備えようとする愚。つまり宝くじの方は射幸心を煽り、健康食品(いいえ、現代医学全般に当てはまることでもあります)は不安を煽る。人の金のことです、放っておきなさいな。それに尽きましょうにね。
 上関原発、予定海域埋め立てを県知事が許可しました。話が持ち上がってから25年だと、TVは溜息混じりに報道します。祝島の人達の強硬な反対運動で中国電力がずっと足踏みしてきたという歴史です。25年も経つと反対者も賛成者も代替わりしています、町長も替わる、反対闘士も亡くなっていく。でも、今まで具体的に進展のなかったのは反対運動の賜に(賛成派に言わせれば妨害となるのでしょうが)違いありません。その間、中電も手を拱いているはずもありません、新聞にも住民のコメントとして載ってましたが上関や周辺の漁師達を金で買収する(漁協として反対しているのは祝島だけでしょう)、上関町にあからさまに多額の寄付を落とす、町長はそれを当てにして予算を組む。25年の間にどれだけ金まみれになったか、つまり搦めとられたかという側面です。みんな知っていることです。そして皆が黙っていることです。それでも祝島は反対する(祝島の人の中にはそうでない人もいるのでしょうが)。そういういきさつの中、いくつか裁判が起こされ最高裁まで行った事例まであります。結果は反対側に不利なものばかりです。それでも反対します。今回知事は埋め立てへの許可を出しました。反対者の心情を思うに決して喜んで許可するものではないなんて言い訳しながらです。言い訳その二は、原子力の安全性の審査は知事の権限ではなく国が行なうことだ、安全性にまで踏み込んで審査する必要は法的にはないという官僚の言いそうな手続き論です。何とか言う鳥やスナメリなどの動物の生態破壊やらを判断する権限は私(知事)にはないという理由です。なるほど、投げたって訳です。私は考えません、事務的に自販機的に判断しますとの宣言です。あくまで法的に(手続き上の事項として)処理しますと言うことです。こういう態度をとられたらこっちを向かせるのは難しいんでしょうね。祝島の反対勢力は尚一層の反対運動を展開していくと表明していますが、さてどうなりましょうか。俄に湧き上がってきた環境保全問題の二酸化炭素悪玉論に乗っかって必要性を言い募るのでしょうが、上関のあの自然を破壊することは問題にならぬというのでしょうか。日本にある火力発電所を原発作る替わりに何基壊すとかの約束があるのでしょうか。強い必要性などないように思います。少なくとも急ぐ要のない事業であることは25年という年月が証明しています。一度決めたからには梃子でも変えないというう意固地さだけですか。もちろん作ることによって中電は大儲けできるのでしょう、25年に亘ってそこここに大金落としてきても十分にお釣りの来る事業なのでしょう。周辺の自治体もおこぼれを期待している。ダム建設の中止やら滋賀県での新幹線の新駅設置の白紙化など前例は多くあります、要は首長の意思一つなんですわね、いかに国家事業とは言え。二井さんには重大事項ではないのでしょう。この人の地元(どこか知りませんが)に作るとなったらもっと親身に考えたでしょうけれど。引っ張るだけ引っ張って、御意見を十分にいただきましたという経過を作っておいて予定通りの落としわざ。知事の言い訳を聞いて予定行動であったことを強く感じたことでした、手続きに逃げるということは考えたくないということですから。これが行政だ、ですか。そうですかね。そうなんですかね。
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とんでもない

2008-10-25 08:42:49 | Weblog
落合が言ったそうです、WBCの監督は野村にすべきだと。私もそう思います。日本一になったことのある監督でもあるし、名だたる知将です。業界内での人気はおそらくないのでしょう、張本の言動聞いてると感じられることです。でも、星野よりはいいです。星野がいいと王が言って、それを野村がリークして、王がそれを認めて、改めて星野が固辞して、という顛末です。王さんが特別顧問とやらに就任してから動きが激しいというか、急にマスコミが報道し始めたと言うことなんでしょうが、現役監督は難しいとか日本一になった監督にしろとかあれこれ言ってますが、この国の野球好きが納得するとすれば王か野村しかいないでしょう。落合はやりたくないんでしょう、予防線張るくらいですから。やりたがってる野村が適任です。私もそう思います。そうなるんじゃないんでしょうかね。さてイチローがどうするか。野村じゃ嫌だとねじ込みましょうか。ここが面白いとは思います。
 広島で東京の芸術家集団が飛行機雲使って青空に「ピカッ」と書いて顰蹙買った事件、結局この集団の頭が、30歳の若造です、被爆者団体に謝罪したんだそうです。謝るくらいなら初めからするなという話なんですが、何でも市当局の関係者もこのバカ行為(パフォーマンスと言うんですか)を許していたというおまけ付きです、まったくのゲリラ行為ではなかったようです。原爆のことをピカドンと言い、ピカと表現することは常識です、それを敢えて広島で、空に書くというバカ。無差別に無遠慮に無思慮にいきなり万人に頭から水をぶっかける行為です。芸術だ?ただのバカです。こういう辞書に汎用として載りそうな独り善がりを芸術と思い違えているバカにはおそらくつける薬がないのでしょう。
 小沢さん、インド首相との会見を体調不良でキャンセルして鳩山さんか誰かに代役させておいて、ご本人は選挙運動で青森に飛んでちゃんと仕事したって話です。その後の記者会見で言い訳してます。俺は与党の人間でも閣僚でもないんだから要人との会見は自分がやる義務などない、選挙運動は俺がやらねばならぬなんて意味のこと言ってます。正体見ますね。確かによく首相でもない連中、社民党やら公明党やら野党の党首レベルが外国の要人にあってニコニコ写真に顔並べているのを見ます、向こうさんも愛想で会っているだけだろうになと思うことです、だからインドの要人と会うことがそれほど重要とは私も思いませんが、この人の優先順位はこうなんです。麻生さんとの党首討論も頑なに拒否してます、選挙すると約束するならやってやるなんて馬鹿言ってます。つまりこのおっさんの頭の中では目的と手段が一緒になってるんです。本来なら選挙に勝って政権獲って、この国をよくしていく、自分の理想に向かって舵を撮り直すという流れであるはずですが、この人は選挙に勝つことが手段であり且つ最終的な目的になっているんです。選挙をして勝つ。それだけです。ですからきっと仮に勝っても、すぐに投げ出しますよ。私は首相の器ではないなんていいながら。あるいは民主党は未だ未熟であるなんて言いながらね、これは前科があることです。この経済危機の時期に民主党に政権任せられますか?小沢さんに?とんでもない。そう思いますが、いかがですか。
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心意気

2008-10-24 08:42:35 | Weblog
先日妊婦搬入拒否事件のことを書いた際、前例を三重の事例としていました、正しくは奈良県の事例でした、訂正してお詫びします。その事件、花の東京で起こったからでしょうかいやにしつこくTVが追いかけます。前例もそうでしたか、近くに県立医大病院があって、大阪の病院群にも断られていたんでしたね、こちらも大阪舞台でうるさかったんでした。今回は東京のど真ん中での事例ですから無理もないのですが、でも犯人探ししてもそれだけで終わります。結局最初に断って、最後に受け入れた墨東病院が悪いって事になりそうです、東大病院も断っていたんですってね。けしからん!で終わりそうです。医者がいないんです。こんなこと今までなかったでしょうに。私は産科医ではないのでこちらのきつさは知りませぬが、救急医療に携わった事のある身とすれば、しんどかろうがどうだろうが自分が好きで入った道だから辛抱してやるしかない、それだけでしたけれどね。そういう気でいる新米医者は沢山いると思いますよ。どうしてそういう気持ちを削がねばならぬのか。何が削いでいるのか。しんどいだけでいいことが少ないからです。医者になった以上、医者として一人前になるためにはきついことは覚悟の上です。夜討ち朝駆けにちゃんと対応することこそが医者の仕事の真髄です、どいつもこいつもきっとそうは思っています、心にも体にも全員にそういう用意はできているのです。私はそう信じます、医者になりたいとはそういうことですから。でも何かがその意気込みを削いでいるんです。医者なんだからこういうきつさやしんどさは仕方のないことなんだという純粋な職業意識を何かが削いでいるのです。私の場合はどうだったか。私は幸いにもその意識を持ち続けることができました。医者になって脳外科の医局に入って先輩達の働きに付いていくのが精一杯、ずっと病院に泊まり込む日々。しんどかったですが人のための仕事だという誇りがあったですね。きっと先輩達がいい手本を示してくれていたんだと思います。あれこれ無茶もやらされましたしええ?ってことも数々ありましたがしかし本点は外さない、患者さんのためなんです。夜が、朝が、ってレベルじゃない心意気です。もっとも若かったからできたことではあります。そうは思いますが、今の新人達はそう思わない、そう思えないんでしょう、つまりそういう先輩を見ないからでしょう。楽なところに人が集まれば楽する先輩しか見ません、こんなものかでうち過ぎます。何が若き医者達の心意気を削いでいるのか。安易に流れるを止めない政策です。医療費削減と規制緩和です。意気に燃えきつい業務は義務とまで思って仕事している医者に向かって、あなた達も普通の労働者と変わらないんだという安易さを許したことに始まります。選民意識でも貴賤を言うのでもなく、医者が普通の労働者になってはいけないでしょう?そう思われませんか。だから相当に待遇してしっかり働かせる。夜も昼もなく働かせる。これこそ国策の筈です。医者になろうと思っている奴はきっと全員が自分が持っているお医者さんのイメージに憧れているんです。その思いをどうして潰し剥がさねばならぬのでしょうね。全ては小泉が悪いってことになります。医療まで市場原理に含めてしまった大失政です。解決策は医者達は皆分かっています。わかろうとしないは国会議員達、左翼破壊工作者達。新人医者達は全員出身大学で5年は研修せよと決めれば全て解決します。もう一つ、年間2200億円の医療費削減なんて馬鹿をすぐに引っ込めること。これですっと解決しましょう。地方病院へ医者が送れます。何のことはない、改革とやらの前の状況に戻すだけです。医局の悪弊とやら関連病院との癒着とやらであれだけ叩いた末の出来事のような流れでしたが、小泉の野郎、そういう種をまいてわざと世論を煽ったか。いずれにせよ、いい加減にしないと本当に壊れます。医学部定員を増やして今の対応策になるもんですか。新聞には2025年の医療介護費用の財政試算とやらを社会保障国民会議なるものが出したと載っていますが、だから~、2008年、2009年はどうなるんだよ?という話です。本気でやってるのか?本当に危ないですよ。もひとつ、今回はたらい回しって言葉をTVも新聞も使いませんね。自主規制ですか。たらい業界からクレームでも来たんでしょうか。
 麻生さんの連夜の高級バー通い、日経もコラムで叩いています。スコッチ一杯が2000円、2000円で夕食を賄わねばならぬ主婦はカチンとくるだろうって。弱者の味方ぶって大衆庶民の衣を被ります。皆さん本当にそう思ってますか?そんなに羨ましいですか?そういう暮らしをしてきた人なんですわ。そういう人が総理大臣に登り詰めたのです。それだけのことです。いいかげんにつまらぬ僻み根性を庶民が貧乏だと言う前提で非難がましく振り回すなと言いたいです。つまり庶民をバカにするんじゃない!です。
 柔道の石井、言いますねぇ。天皇陛下に言いました、次のオリンピックには出ませんって。こんなに言えば関係者が突き放すも致し方ないですか。もういくらなんでも協会幹部達はへそ曲げるんでしょうね。聞いてる分には面白いことです、もっと言ってやれ!
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構え

2008-10-23 08:42:12 | Weblog
麻生さんが夜な夜な高級ホテルの高級バーで人と会っている、そんなことで庶民の苦しみがわかるものかと民主党やら社民党の女党首やらが叫んでます。馬鹿馬鹿しい。地方に行って経済状態の悪さを実感したなんて言ってるが、日頃こんな金遣いしている者に庶民感覚なぞ理解できるはずがないという誹りです。まったく馬鹿馬鹿しい。そんなに僻んでどうするんですか、卑しいこと。世の中には金持ちがいて貧乏人がいてその間の人々がいるんです。それぞれに理由があるんです。麻生さんは金持ち(なんでしょう)。そういう暮らしをしてきて、そういう金遣いをしてきて現在があるんです。金遣いが荒い?ったく、さもしいやつらです。当のご本人が一向に悪びれず、俺は金持ちだからって言い放つからバランスとれてますが、こんな事言う方が自らを貶めるってわからないんですかね、公平平等原理主義者達は。ご丁寧に毎日新聞はホテルの名前やらを列挙してます。わかりませんわ載せる意味が。品のないこと甚だしい。庶民派なんてもてはやされて田中角栄が一世を風靡しましたがこのおっさんも金にまみれての話でした。結局金儲けが目的でした。なんじゃい。庶民の仲間に入れてもらうには貧乏人じゃないといけないのかい?少なくとも人生におけるある時期を貧乏暮らしすること、なんて定義。卑しい僻み以外にないですね、それを公党の党首が臆面もなく言う。もっともその辺りを支持基盤に見据えているという戦略でしょうが、この女党首さん今貧乏なんですかね、たっぷり歳費(国会議員報酬)手に入れてるくせにね。庶民に国の舵を切って貰いたいですか。いやですねぇ。庶民庶民と、何だかその他大勢こそが優先されるべきで上位にあるように対比しますが、その他大勢があればこその金持ちであり才能者なんであるのですが、一つ頭抜ければもう庶民じゃないという僻みに裏打ちされてます。私らとは違う人々が国政を担っているんでしょうに。金がないと(金を集められないと)国会議員なんかにはなれませぬ。そういう才能からして庶民からは抜けているんですわ。しかも麻生さんは自他認める金持ちです。庶民の暮らしを知らないだろう?だから知ろうとしているんでしょうに、あちこち行って。どう言い訳してもこの噛み付きは貧乏人の僻みです。金持ち喧嘩せずの風情で構えてる麻生さんの勝ちです。ガツガツしている奴らに目先の欲追われたのでは嫌でしょう?こういう時にこそ、経済がいけないなんて時期には金持ちがゆったりと回していくのが間違いのないことでしょう。私はそう思います。なにより当のご本人がそう思ってらっしゃるようです。ホテルは安いよって。いいですねぇ、この返しが。
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目的

2008-10-22 08:42:19 | Weblog
東京で、脳内出血起こした妊婦の救急受け容れ先が見つからなかったという「医療崩壊」「医療危機」を象徴する事件がまた起きました。三重県での事例がまだ記憶に新しいことですが、三重県の方はまだ田舎の不便なところというレッテルを貼れましたが、今度は花の東京です。交通利便や医療機関の数は言い訳にできませぬ。なんちゃら会の会長さんとやらの医者が話してました、医師不足は地方だけの問題じゃないんだと。あらら、どこへ行ってるの毎年毎年生まれている一万人弱の医者どもは。自分が学んだ地方大学を捨てて都会に流れ込んでるんじゃないの?それほど産科やら脳外科の医者がいないの?全ては小泉の所為ですね。医療福祉費の削減と規制緩和。国策を誤ったと言う重大事です。顛末は、最初に断った病院、ここは妊婦の救急例を受け付けるように都から指定されていた都立病院だったそうですが、に搬入され、児は帝王切開で娩出、母体は三日後に死んだそうです。当該病院がすぐに受け入れていても同じ顛末だったでしょうね。三日後に亡くなるほどの脳内出血は一時間早く搬入しても結果は変わりますまい。でも、そうですね、問題はそういうことじゃないですね。どうしてすぐに受け入れないのだ?!ですね。世間の感情、必ずしも新聞やTVでの批判とは一致しないのですが、に沿ってこその安心です。特に医療や年金(歳取ってからの生計)問題は国策なのです。こういうところを民間に、儲け話に落としてしまてはならぬのです。強くそう思いました。
 給食パンで六年生の男子が咽詰まらせて窒息死したそうです。校長が慌ててます、こんなこと初めてだし、思いもよらぬことだって。そりゃそうでしょう、六年生ですよ。びっくりしたでしょうねぇ。新聞記事によると、文科省が各都道府県教委に「食べ方」指導の徹底を通知したそうです。知らん顔することはできないですからそういうことしかできぬとは言え、何とも幼稚なことではあります。ゆっくり食べなさい、ちぎって食べなさい、口一杯に頬張ってはなりませぬ、ですか。ううむ。問題をすり替えるというか、わざと本点から外れていくと言うか。本点ですか?ちゃんと食べろ!です。ふざけて食べるんじゃない!です。そう教えるべきです、改めて幼稚なところから注意するのであれば。今に、パンはやめましょうなんて話になって。マンナンのコンニャクゼリーの如く。のどに詰まらないように給食はゼリー(堅くない奴)とか流動物にしましょうって。ありがちですよ。日教組の考え方は「全ては周りが悪い」ですから、今回のこともきっと人の所為にしますよ。パンが悪い。こんな堅いモノが悪い。少々頬張っても咽詰めないモノに変更すべきだ!おいおい。芝生の中に入るな、池の周りに柵を張り巡らせて「入るな」、崖という崖にガードレールやら高い柵。この子もきっとふざけてやったんでしょう、周りもやんやと囃し立てて。心のケアなんてまた言いだ寸でしょう、教育委員会は。こんな時に中途半端な専門家のペーパー知識は百害あって一利なしです。誰が悪いんだ?どうすれば再発を予防できるんだ?誰のための予防策だ?子供のためか、教員のためか?ここにすでにすり替えがあるでしょう?腹が立つことです。
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