情報

巷間溢れる情報の fact check が大切だ、なんて簡単に言うてますが、そもそも比較対象にすべき情報がなかったりこちらが嘘だったりして、本気でやろうとすればするほど闇の中です。結局声の大きい方、刺激の強い方に引き寄せられて誰かの思うままになって行く。メディアが第四権力と呼ばれる所以ですが、素人側とすれば多くを読むしかなくて。で、週刊誌や月刊誌を読むのですが、確かに色々教えてくれます。ここでも書きましたがアメリカのBlack lives matter 運動、実はああいう名の民間活動組織があるのだそうです。民主党側の組織で明確に反トランプ、反共和党の政治団体だそうです。ああ、そうなの。そこを新聞やTVは言いませんね。澎湃と沸き起こった純粋な人種問題への抗議だと思わされてます。違うそうです。横田滋さんが亡くなりました、めぐみさんはじめ小泉訪朝以来誰も帰って来ず、具体的な進展がないのですが、それについての記事も多く載ります。小泉訪朝で初めて拉致が判明した形ですが、それ以前からずっと活動してたのが安倍さんであり、当時の社会党土井たか子や自民党の重鎮たちが嘘をついてたという事実が再び語られてます。隠されれば、報道されなければ私たちは知らぬままです。だから報道しない自由なんて居直りを許すことになる。新聞もTVも都合の悪いことは伝えません。自分達の意向に沿わぬ記事は載りません。そう知っているつもりなんですが。ですね。

 

損得

感染者との接触具合を知らせるアプリってのができて、それなりの普及状況だと記事がありましたが、中国のＩＴ管理がちらついてどうも気味が悪いですな。私はそもそもこういうのが苦手のアナログおやじで、誰彼と繋がるとか一緒になんてのが嫌いな者で、何の不便も感じませんが、こういう時によく言われるレトリックです。私のように利用しなければ利も不利もない、まったくのフラット状態の筈なのですがそうは言わないですね、これを使えばこうこうの利益があるのに、それを利用しないのは損失ですよと。まさに狸の皮算用なのです。獲れていたはずのモノが穫れなかったから損失？これが詐欺商法の原則ですね。これを裏返すと、獲れると信じさせて損しないようにと唆して金を吐き出させるとなります。金出さなければ損も得もない、今のままです。それを損したように思わせる。このアプリのダウンロード促進もこの手のものじゃないんですかね。今のところ損は見えないですけれど、中国が手本ですよ。

　将棋の藤井聡太七段、また記録更新の予感ですか。相手が今を時めく渡辺さん（とはいえ、将棋には全然詳しくないです。すみません）で、世間の注目を浴びます。この渡辺さんが羽生さんの牙城を崩してきた人ですが、この人が言うたそうです、後世大山・中原・谷川・羽生と並び称されるのは藤井だろう。藤井の時代と呼ばれるのだろう、私たちは羽生と藤井の時代の端境にいただけの者だと聊か自虐気味に。業界人にしかわからない、一流の者にしかわからない匂いや空気があるんでしょうねぇ。素人はこういう言葉に感心するわけです。

 

含意

Black lives matter.　matter の使い方です、日本語にない英語の表現です、ですから私レベルの者には何？となります。すっとわからないと文法（コンポです、懐かしい）で考えようとします。lives は名詞なのか動詞なのか。名詞なら matter が動詞で？？。歌の文句でよくあります、It doesn't matter what they say とか。誰がどう言おうと構わない、私はあなたが好きよ、と来る奴です。で、生硬な直訳として新聞やＴＶによく出ている、問題だ、重要だ、大切だとなるのですが、このニュアンスが全然わからない。こっちが正しいのでしたが、もう一つは live が動詞で、 matter が名詞（その他）。黒人が問題を生きている？。そうなら Blacks と複数形になって Blacks live matter. じゃろうなぁ、とか届かぬ頭で考える。matter の名詞凡例はこうです、It's a matter of time 、時間の問題だ！という言い回し。黒人の命を蔑ろにするなという意味だろうとは分かるのですが、釈然としないです。黒人の命は問題だ、ではおかしい翻訳ですからね。週刊誌に上手な解説がありました（文春 7.2号 p.103）。そもそも matter は動詞で使う時は上記のように否定文や疑問文で使うのだそうです。重要じゃない、どうでもいい、構わない、の意。だから肯定文で使う時には二重否定のニュアンスなのだと。どうでもいいものじゃない。軽んじるな、蔑ろにするな、粗末に扱うな。こういう訳の方がぴったりくると載ってます。なるほど。ニュアンスってのはこういうことだと知ることでした。デモのプラカードのコピーとしても、それを読む側としてもぴったり来ます。いかがですか。

　そのアメリカ、警察を解体しろ！なんて物騒なこと言うてます。日本人の感覚では、警察解体して治安はどうなるの？却って暴動略奪が起きるんじゃないの？と思いますよね。でも、これもＴＶで誰かが言うてましたが、彼の国の警察組織は多重構造で、また各州で違うそうなのです。国兵がいて州兵がいるように、 polis にも上部下部組織があるんだそうです。黒人への対応があれだけきつい（野蛮、差別抑圧的）ところを直せ正せ！という要求がああいう風な表現になるのだそうです。警察なくせとは言うてないそうです、当然ですが。

　朝ドラ見ておられますか。作曲家の古関裕而の物語です。現在、実在した歌手伊藤久雄ともう一人作詞家とで福島三羽烏と呼ばれ世に出ていく頃の話ですが、ちょい役でおうおうとニヤリとする人が出てます。彼が六甲おろし（だけでなく巨人の応援歌も）を作曲したのは有名な話ですが、そのお礼にやってきたタイガースの法被着た関係者の役でなんと掛布が出てました。歌手がオーディションを受ける場面で、その一人として今度は殿様キングスの宮路オサムがほんのちょい役で唄ってました、派手ななりですぐにわかるあの歌い方です、さすがに女の道ではなかったですが。笑いました。ほんの数秒ですよ。瞬きしてる間に過ぎる時間。でも、出るんですねぇオファーがあれば受けるんです、名を成して懐メロ番組では大きな顔できる人がほんのちょい役です。天下の朝ドラです、わずかな時間の出番でも私のように目敏く見つける人が多いのです、この宣伝効果ですね。このドラマには亡くなった志村けんが山田耕筰役で出てるのも話題の一つです。こういう遊び心も楽しみの一つではあります。

　

広島

広島政界買収汚染、どんどん広がります。知事が「広島がカネまみれ、汚れているとの印象を与えている」と嘆いて見せてます。この人には検察来なかったんでしょうか、これほどの強気も却って不自然ですが。ということは彼は文字通りの清潔潔癖居士であったか、河合さんに相手にされぬ役立たずだったか。ま、どちらであれ。安芸市長には呆れますね。三原市長はよくあるパターンでした、一旦否定してその後認める、辞める。横山ノックがそうでした。こっちは頭丸めて出てきました、ああ？こんな時代遅れの対応も久しぶりに見ましたね。で、尚未だ辞めない。どうせ辞めるようになるんだからさっさとしろ！ですが、あれこれ言い訳してる。呆れますねぇ。安倍さんからと渡されたと言うてたお婆議員もいましたね。ま、河合のオヤジもそう脅すでしょう,そう言われて断るほど度胸のある田舎議員はいませんでしょうし。やれやれ。知事だけでなく皆そう思ってますよ。広島～。

 

呵責

検察が96人掴んでる。俺は金受け取った。地方政治家連中の心中、慮るに余りありますね。黙っていてもやがて晒されて捕まる、収賄罪になれば。今のところ本人が否定してますから、公選法違反（買収）とか贈収賄とかが確定したわけではないですが、とてもこのまま不問に過ぎはしないだろうの推定です。ならば早々に告白するが得策だ・・と千地に乱れて、広島市議のように呵責に負けて涙ながらのカミングアウト、三原市長のような不細工と相成るわけです。もう一人の首長は辞めないと我を張ってるようですが、わからんですなぁこの手の人の危機管理認識が。中国新聞に詳しいですが、朝日にも生々しいです、安倍さんからですと渡されたそうです。こりゃつっ返せないでしょう、もちろん河合のオヤジもそこの呼吸を十分に承知しててまぁ受け取ってくれと渡せば同罪です。ご本尊は買収ではない、党勢拡大目的、陣中見舞いの意味だったと言うてるそうです。こう言うしかないですわな。が、しかし胸が悪いですねぇ。絵に描いた如き弱い者いじめだからですね。ヒエラルキーです。金で縛り付ける（脅迫された）ってのが銘々の正義感を刺激するのです、こんなことして‥情けない・・。でも、受けとったのは確かですからね、悔やんでも悔やみきれない。わけでしょう。相手はそこに付け込んできてるんですから、まんまと、の図です。しかし党が守らなければこうなるんですねぇ、この展開にも感心します。検察のなすがままにする、芋づる式にどんどん挙がる。政治が妨害（介入）せねばこうなるんです。学習モノですし、この世界の非情さでもありましょうか。

代償

もらい事故の代償は高くつきます。広島のあちこちの首長が収賄の廉で辞職していくようです。地方議員は国会議員には頭が上がらないという図式ですね。断れない拒否できない。怒らせるとこっちの選挙で仕返しされる。そういうしがらみがあらばこそ睨みが利くし、そういう世界なのでしょうが、誰もが知ってることではありますが改めて選挙ってのは金なんですねぇと呆れるわけです。ここまで詳細に晒されて、まだご本尊はバッジに恋恋としてます。辞めたところで実刑もので政治家生命は断たれるのですが。選挙民までが汚された、そんな気分でしょうか広島県人さんたち。

　コロナ禍に関連して、政府付きの専門家会議が解散となって分科会に改組するそうです。大臣の発表と時間的に同じくして記者クラブで専門家会議としての記者会見がなされていて、専門家会議が政策決定に向けて前のめりになっていたことを認めてました。そして今後は政策決定には与しない、そこの区別をきちりとするべきだと反省してます。うむ、そういう批判も多くありました。専門家会議に呼ばれてる医者たちが偏ってるとか聞きました（つまり呼ばれてない者からの批判です、上さんとか）。科学的見解と政策とは違う。違いましょうね。でも、急に拗ねたような離れ方は大人げないなぁとも思うことです。いかがですか？

手垢

河合議員の買収事件、次々に挙げられていきます。睨んだ通り女房より旦那のほうがワルだったというわけでした。県議の誰かがもらい事故じゃと嘆いていたそうですが（国会議員には逆らえぬと）贈収賄罪との罪名の通りもらう方ももらう方というわけです。三原市長が中国新聞の一面トップに挙げられてました、本人あろうことか否定しているそうですが。ここでジタバタして何にもならぬでしょうにね。

　シベリアの永久凍土が溶けて、その上に建てられてた火力発電所のタンクが傾いてオイルが流出して、北極海は大汚染だそうです。永久凍土がとける。論理矛盾、字句矛盾ですが、気温が38℃に上がってるとか。そら溶けるわ。異常気象。なんでしょうねぇ。

　朝鮮半島、どうなるんでしょうな。妹にあれだけ罵詈雑言並べさせて、まぁまぁと兄貴が出てくる。ああいう芝居だろうとは皆思ってますけれど。折しもボルトンさんの暴露本が出て、トランプさんだけでなく韓国にも日本にも火の粉が飛んできてます。風船飛ばしてる程度ならまだ見てられますが、文大統領もこの本でけちょんけちょんに書かれてるそうです、黙ってないでしょうと思うのですが黙ってますねぇ。ま、あの二国はいつもああいう押し引きしてますけど。

必衰

今度は解散総選挙を匂わせて牽制してます、安倍さん。死に体ですかもはや。自民党からも反論が出て、一強ではなくなってるのでしょう。自業自得でしょうねぇどう見ても。一つ一つちゃんと説明しておけば、例えば桜を見る会でも「そういう傾向はあった、申し訳ない」とやっておけば、済んだことでしょうに。誰かの所為にし過ぎ。誰もが感じていることです。河合夫婦にも、ガツンとやれない。誰もが脛に傷があるからでしょうな。重なり重なって今です。4選が無理と踏んだらあとは野となれですかね。それじゃぁあんまり、ですが、政治家たちの行動ですわ。で、伝家の宝刀をちらつかせて言うこと聞かす。脅す。安倍さんで勝てましょうかね。いや、自民党は負けないでしょう、野党が野党ですから。でも、誰を担ぐのか。岸田さん？石破さん？河野さんがいいんじゃないですかねぇ、ないでしょうけれど。と、安倍さんでもこうなってくるということです。盛者必衰です。

買収

河合夫婦議員、いよいよ追いつめられていきます。消したとされるパソコンデータの復元とＧＰＳによる行跡の確認だそうです。これですね、中国式のＩＴ管理。便利は管理に繋がります。自分の便利は必ず他人の便利でもあります。こちらにとって都合が悪ければ悪用と評されますが、向こうはその意図でやってるわけですからね。あなたがどこに行って誰と会ったか、誰かに見られてるのです。政府が勧めているコロナ対策だかのアプリケーション、あれもそうですわね。個人情報は守るなんて言うてますけど、いついつどこにいて誰と会ってたかなんてことは最大の個人情報でしょうにね。中国に倣えって。いえ、話はこちらではなくて、彼らのことです。ここまで収賄側（被買収側なんて表記です新聞は）が何人も証言してるのに、ご本尊は金は渡したけれど買収はしてないと言うてるそうです。刑事罰はひとえに故意のあるなしが量刑を決めますから、弁護士ならずとも連中は心得てますわね。そんなつもりはない。こう言い続けるわけです。不正行為はしてない。でも、何度も言いますが、語るに落ちてるわけです、いつもこういう手段で選挙してたと。朝刊には旦那の方は初回の選挙からこうやってばら撒いてたとあります、誰かがバラして復讐の虞がないとみるとみんなが言い出すわけです。落ちた犬は叩かれるだけです。やっぱり最高裁まで行くんでしょうかね。

 

属国

夏至です。暦を見れば月齢は朔。そして何百年に一度の夏至の日の部分日食だそうです。日食月食のその物理的側面には興味がない（実は頭がついて行かないのですが）けれども、理屈が解明されてない時代に市井の人々（高貴な人たちも同じことだったでしょうが）は空を見上げてどう想像を逞しくしてどう解釈していたのかにはとても気をそそられます。皆既日食なんて日にはこの世の終わり感に満ちたんでしょうねぇ。太陽が隠れるんですから。天照大御神の神話は斯くあらんかとか。ここぞとばかりに預言者や占い師まじない師が大ウソを振りまいて恐怖を煽る。また夜空の月を愛でる民族だった日本人には月食も神秘に富んで語られていたのでしょうねぇ。そんな時代にいて、皆の話を聞いていたい気になります。夏至です。毎年思うことですが、昼が長いと言えば７月じゃないの？と。冬からこちら直線的に昼が長くなってきて、今日を頂点にしてまただんだんに短くなる、のではないことは誰でも経験的に知ってます。今から夏休みの間ずっと暑い長い白い昼が続いてふと気づくと夕焼けが赤く変わっている、夏休みが終わるあのせつなさですね。昨今は暑い寒いが極端になってます、日本から春秋がなくなったと嘆く声を聞きます。たしかに気温や降水量とかを見ると移行期間が短い（最近は下手すると10月まで暑いですからね、秋が短いです）のでしょうが、昼夜の長さの側面から見ると昼の長い6,7,8月、短い12,1,2月、移行する間の各３か月と、四季の変化（天体の動き）は万古不易です。ちなみに今年の冬至は12月21日です。

　イージスアショア計画がプロセスの停止から撤回に進むそうです。この手の前例破り（一旦決めたことを政治は変えませんからねぇ意地で。医師偏在の元凶をわかってて正そうとしない政治には私たちは十分懲りてますが）を為すはやはり型破りの大臣です、河野防衛相。関連した記事が毎日新聞に載ってます、藻谷さんのコラムです（時代の風）。何故秋田と山口なのか。日本海に向いてて、北朝鮮からのミサイル発射に対してこの二箇所の設置で日本全体のをカバーできるからなんて説明でしたね。文章にはこうあります、これはつとに言われていることだがと前置いて「秋田は北朝鮮とハワイを結ぶ線上、萩は同じくグアムを結ぶ線上にある。首都圏を防衛するなら能登半島となることは地球儀を見れば一目瞭然だ」と。つまりこの設備はハワイやグアムの米軍を守るために作るものなのだ。で、その為に発射されたミサイルのブースター（発射するための付属品、途中で落ちてくるものです）が周辺住民に人的危害を及ぼすのはいかがなものかという、初動時からの課題点だったのだと。寡聞浅学にして初めて聞きました恥ずかしながら。この決定に至った本当の理由はせっせと作っても武器の方はどんどん先鋭化されていてこんな設備では役に立たなくなっているだろうという推測だったのでしょう、積年のブースター課題に解決がつかない云々は住民の安全を重視するという姿勢にすり替える方便です。が、そこまでまだアメリカ様なのだとうすら寒い思いになることです。Buy America とトランプに脅されて気前よく安倍さんが買い込んだという顛末ですが、所詮日本はアメリカの橋頭堡だということです、戦後レジーム、しかも終戦直後のレジームのままです。がっかり、というより脱力ですか。軍隊持たねばなりません。憲法改正するべきです。自国の防衛を他国に依存するなんては異状です。かの青島幸雄が佐藤栄作を評して財界の男めかけと言いましたが、何ともこれに似た、属国扱いで良しとする卑屈さが胸を塞ぎます。