ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

パカレのプロヴァンス白ワイン

2014-08-17 16:02:18 | ワイン&酒
過日、友人たちと持ち寄りワイン会を開いた時に、パカレのプロヴァンスワイン がありました。


Cotes de Provence 2013 Philippe Pacalet (France, Provence)

ブルゴーニュを拠点とする自然派の フィリップ・パカレがつくる コート・ド・プロヴァンスの白ワイン で、ブドウは ロール(=ヴェルメンティーノ)100%

プロヴァンスVar県 のLa Motte(ラ・モット)村の友人の畑のブドウを使っているようです。



ミネラル感がまず感じられました。最初はキリリと冷やしてあったため、アルミニウム的な質感がありましたが、温度が上がってくると、フルーツのふくらみが出てきて、若い白桃のようなニュアンスも感じます。果実味はピュアで、酸がとってもデリケート。かすかな塩味も感じられました。
エレガントで、かつ内なるパワーを秘めているワインです。アルコール度数12.5%。



料理は “ローストポークサラダ添え” がよく合いました

帆立のグリエもあったのですが、今回は白身のポークがバッチリでした
岩塩をつけて食べるような白身の肉がいいですね。塩の焼き鳥にもよく合うと思います。



La Motte村 は、南仏の観光地カンヌとサン・トロペのちょうど中間にあるフレジュスの街(ここも海岸沿いのリゾート地)から北西方向の内陸に20kmほど入ったところにあります。
村の北西部が山がちになっているため、ブドウ畑は南東方向に向いている場所が多いようです。

パカレのこのワインのブドウも南東向きの区画の畑からのもので、土壌は褐色粘土の石灰混じり。
収量は約29ヘクトリットル/ha。天然酵母のみで発酵後、ステンレスタンクで7カ月熟成。
この2013年ヴィンテージが初みたいですね。

ラ・モット村には13のワイナリーとネゴシアン1社があり、オーガニック栽培をしているところがいくつかあるようなので、パカレも、それらのいずれかからブドウを買い付けているのでしょうか。



上はプロヴァンスの違う村のワイナリーで撮った写真ですが、ラ・モット村と同じような標高なので、こんな感じの景色の場所かもしれませんね。

この周辺はオーガニック栽培はけっこう見られ、Correns村などは村全体がオーガニックです。
以前に紹介した、アンジー&ブラピのワイナリー もCorrens村にあります。

(輸入元:テラヴェール)

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バネ指の手術【経過1】

2014-08-16 17:49:12 | バネ指
バネ指の手術 からの経過と、今の状態を報告します。

右手親指の手のひら側の付け根 は3針縫われ、包帯グルグルにされ、水で濡らすことは厳禁、できればあまり手を使わないのが望ましいと言われました。入浴もシャワーのみ

とにかく、縫った個所が開かないよう、ばい菌が入らないよう、かなり気を配って日常生活を送っていました。洗顔も、入浴も薄手のゴム手袋を装着しながらも、あまり力を入れないよう、ほぼ左手だけを動かし、右手は軽く添える程度。

夏という季節柄、手首までキツメに巻かれた包帯の周囲がムレてかゆくなりましたが、必死にガマンです。

手術後3日目に、消毒と包帯交換のために病院へ行き、ここでグルグル巻きの包帯とはサヨナラ できました。ガーゼを当ててテープで留めるか、大き目のパッドの付いた絆創膏を貼るなどして傷口を保護するように言われました。家に傷当て用パッドがあったので、それを医療用テープで留め、外出時には軽く包帯を巻くことにしました。包帯は、パッドをしっかり固定するためと、なにかにぶつけた時のクッション用です。車を運転する時も、包帯を巻いていた方が、ハンドルが安心して握れました。

水を使う時にゴム手袋を使うのは、まだしばらく続きます。
とにかく、抜糸までは、縫い合わせた個所を水に濡らさないよう、なにかにぶつけないよう、これだけは注意していました。

この頃になると、傷口が何かに触れたりするとまだ痛むものの、傷口自体は日々よくなってきているように見えました。
ただ、ペンを握るのが難しく、宅急便の伝票を書くのに苦労したり、手ぬぐいが絞れなかったり、と困ったこともいろいろありました。

抜糸は、手術から10日目。かなり昔に別の手術で抜糸した時の記憶では、少しひきつれて痛かったのですが、今回の抜糸はアッという間で、ひきつれも痛みも感じません。医術の進歩?それとも、切開部分が浅かったから?とにかく、痛くなかったのは良かったです。

切開した個所は、見た感じでは、もうくっついているようでした。
抜糸したことで、縫っていた糸の痕である小さな穴が開きました。
これがふさがるのを待たねばなりませんので、抜糸しても、傷口をカバーする生活はもう少し続きます。よって、水に濡らすのは、2、3日してからにしてください、と医師に言われました。

そこで、バンドエイドタイプの絆創膏のLサイズのものを貼って過ごし、もうしばらくゴム手袋生活を続けることに。

そして、抜糸から3日目、抜糸の痕もふさがっていたので、ようやく水解禁!
手術からちょうど14日目でした。

いきなり水に濡らすのは怖かったので、絆創膏を付けたまま朝の洗顔で水を使いました。絆創膏を外して傷口を確認すると、どうやら問題ないようです。

そして今日、水解禁3日目ですが、切開個所は内側から筋肉が盛り上がってきて、表面の皮が(水でふやけたこともあり)めくれてきている状態です。痕は残ると思いますが、表面はもう間もなく、なめらかな状態になってくるのではないでしょうか。

切開個所は思ったよりも早い回復ぶりですが、現在、指の痛み自体はまだまだ残っています。

手ぬぐいは軽くしか絞れませんし、爪切りのレバーも痛くてダメで、洗濯ばさみは小さいものなら使えるようになってきましたが、大きなものは痛くて広げられません。水道の蛇口をひねるのも、まだ2段階で開け閉めしています。ポットのお湯を出すのにも親指は使えません。

こっちの快復は、まだ時間がかかりそうです。
ずっと後になると思いますが、また改めて報告させていただきますね。

コメント (13)
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桃+クレマン・ド・ブルゴーニュ

2014-08-15 12:58:41 | ワイン&酒
先日書いた “桃” の記事で、スパークリングワインを注いで作る “ベリーニ” を紹介しましたが、
思い出したらまた味わいたくなって、早速、作ってみました。

イタリアのプロセッコかスペインのカバを買いに行ったものの、ちょうどいいものが見付からず、とってもお安くなっていた クレマン・ド・ブルゴーニュを購入。


Cremant de Bourgogne Brut Domaine CHEVROT et Fils (France, Bourgogne)

仏ブルゴーニュ南部、シェイイ・レ・マランジュ村のドメーヌ・シュヴロがつくるクレマン(瓶内二次発酵のスパークリングワイン)です。
日本人女性が嫁いでいることで知られているドメーヌですね。

ほどよいコク、ミネラル感と、心地よい酸味があり、そのまま飲んでも充分おいしい。
泡立ちも元気です。

シャルドネ100%と思っていたら、ピノ・ノワール90%、シャルドネ5%、アリゴテ5%のブレンドでした。ボディのコクはピノ・ノワールから来ているんですね。5%のアリゴテも効いているようです。

まずはワインだけで楽しんでから、デザートの桃を加えました。


山梨県産 “一宮白桃”

この桃、本当においしい~
クレマン・ド・ブルゴーニュに入れるのは、お互いにもったいない気もしましたが、ここは敢えてマリアージュさせてみました。


桃+クレマン・ド・ブルゴーニュ

皮をむいてカットした桃をワイングラスに入れ、クレマンを注ぎ、しばらく置きます。
すると、桃の風味がワインに溶け出し、ワインが桃フレーバーになり、これは美味!
飲んだ後に残った桃にはワインがほどよく浸み込み、これも美味~

思わず、もう1杯作ってしまいました(笑)

桃をスパークリングワインでアレンジした“ベリーニ”を作るのは、最盛期の今だけの贅沢です。

人の集まるこの時期、ぜひお手製のベリーニを振る舞ってみてはいかが?

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赤坂でリースリング三昧のイベント開催

2014-08-14 15:15:54 | ワイン&酒
赤坂に4店舗を展開するレストラン 『あじる亭』グループと、私が執行部として関与している団体 “Riesling Ring” のコラボで、4店舗を巡りながらリースリングワイン40種が楽しめるイベント が9月27日(土)に開催されます。

4店舗はすべて赤坂見附から赤坂の間にあり、徒歩数分で移動できます。

スタンプラリーのように店舗を巡り、各店のシェフご自慢の特別料理を楽しみながら40種のリースリングワインが飲め、かつ会費も手頃 というのは、かなりお得な内容だと思います。

4店舗のうち2店舗は私もお邪魔したことがありますが、お料理がおいしい ので、何度かリピートさせていただきました。
だから、お料理は期待していいと思います



ワイン提供の輸入元の顔ぶれを見ると、ドイツ、フランス、オーストリア、アメリカなど、タイプとしては、スパークリングにはじまり、キリリとした辛口~やや辛口~やや甘口~甘口といった、バラエティに富んだリースリングが出てくるのではないかと予想されます。

土曜の午後、時間は4時間と、たっぷりありますので、たっぷり飲んでください

ただし、各店舗を回りますから、飲み過ぎて倒れないよう、また、周囲に迷惑をかけないよう、充分注意してくださいね。

このイベントは事前チケット購入制です。
チケットを購入する前に、最後に記載した注意点をよくご覧ください。



リースリングリング×赤坂あじる亭グループ共催イベント
『ワインが繋げる、素敵な”輪”』

日時:2014年9月27日(土) 15:00~19:00  

会場:あじる亭グループ 全4店舗  
   ・セレブール           http://www.celebourg.com/celebourg/
   ・赤坂あじる亭本店       http://www.celebourg.com/agiletei/agiletei/
   ・赤坂あじる亭ブランシェ    http://www.celebourg.com/agiletei/branche/
   ・赤坂あじる亭カリフォルニア http://www.celebourg.com/agiletei/california/

会費:5000円   ※前売りチケット制 
   ※ワイン40種類、軽食付き

チケット購入方法:基本的に4店舗での店頭販売のみ
         ※クレジットカード可
         ※すでに全4店舗にてチケット発売中

定員:130名

ワイン輸入元:飯田/ヴィレッジセラーズ/協和興材/日本グランドシャンパーニュ
        ヌーヴェルセレクション/ヘレンベルガーホーフ/三国ワイン/ラフィネ

Facebookhttps://ja-jp.facebook.com/events/416228678515485/


【店舗よりの注意を必ずご一読ください】

・今回のイベントは赤坂の街を歩きながら各会場を巡って頂くイベントです。
  ゴミを公共の場所で捨てたり、近隣の皆様にご迷惑を掛けることは禁止です。
  飲み過ぎの方、マナーを守れない方はご退場をお願いする場合があります。
  イベント中の負傷、体調不良等につきましては責任を負いかねます。
  会場はスタンディング形式です。お荷物はお客様の管理となります。

※御購入後のチケットの払い戻しには対応致しません、御了承下さい。

・このイベントはお酒のイベントです。
 未成年者の飲酒は法律で 禁じられているのでご注意下さい。

・チケット販売は、あじる亭グループが管理させて頂いております。
 何か御不明な点、御質問ございましたら、下記まで御連絡下さい。

  〒107-0052 東京都港区赤坂3-10-4  月世界ビル2階
  TEL 03-3505-2399
  E-mail: aareserve@yahoo.co.jp
  リースリングリングイベント担当:小山

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愛すべきフルーツ「桃」♪

2014-08-13 15:16:24 | おいしい食べもん
の最盛期です。
ふっくら甘くてみずみずしい桃が嫌いな人なんているでしょうか?

さすがにお盆の時期だけあって、桃の価格も今がピーク?
でも、ちょっとお買い得に買えました。


一宮白桃 (山梨県産)

今年2度目の桃です。
大きな箱入りは食べ切れないので、家ではこれくらいの箱でちょうどいい感じ。



皮はつるんと剥けないタイプで、果肉はしっかりしています。
甘くてジューシーで、ああ、シアワセ~

そのままでおいしいですが、スパークリングワインを注いで作る ベリーニ をふと思いつきました。

※以前のトライはコチラ → カクテルグラスバージョン
               → フルートグラスバージョン


でも、今、ベリーニに使えそうなスパークリングワインの手持ちがないかも…
イタリアのプロセッコや、スペインのカバあたりが気軽に使えるのでオススメです。

これから探しに行こうかしら…と、思案中

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福島から長いかぼちゃ!

2014-08-12 16:31:08 | おいしい食べもん
昨日、福島の叔母から野菜がどっさり届き、その中に 長いかぼちゃ がありました


40cmほどのロングサイズ!

こんなに長いかぼちゃを見たのは初めてかもしれません。

調べてみると、“長かぼちゃ”というカテゴリがあるらしく、品種では、宿儺(すくな)かぼちゃ甘龍(かんりゅう)かぼちゃごっちゃん長南瓜弥栄(いやさか)かぼちゃ、といったものがありました。

届いたかぼちゃはどれでしょうね?



長かぼちゃは、丸いかぼちゃよりも 皮が硬くない ようなのです。
丸のかぼちゃを切るのは、力技が必要ですからね(笑)

また、輪切りにしたり、長さを生かしたカットをすることができるので、見た目も楽しいかぼちゃ料理ができそうです。

味はどうでしょう?
食べるのが楽しみです

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バネ指の手術【補足】

2014-08-12 15:07:25 | バネ指
いくつか書き忘れたことを補足します。
(手術についてはじめから読みたい方は 【前編】 からどうぞ)

麻酔は、手術する箇所の近くのみの局所麻酔です。
手術する患部が見えないよう、腕の上あたりに布がかけられ、布の向こう側で医師2名が手術にあたりました。お腹から足にかけては、バスタオルをかけてもらいました。
看護師さんもついていましたが、重篤な手術でないため、どこかのんびりモード。途中でからリラックス系音楽もかけてくれましたけれど、とにかく腕の締め付けが早く終わってほしい!と、そればかりを考えていました。

切開部分は、長さ 1.3cmほどです。
後日、包帯交換のときに見たら、3針縫われていました。

手術後は、すぐに会計して帰宅できました。
手術後に点滴をする病院もあるようですが、私のいきつけのところは何もなし。
自分で手術台を降り、自分の足で歩いて手術室の外へ。本当にあっけないです。

何も問題がなければ、日帰りでアッサリ帰れる手術ですので、会社勤めの方も半休でOKでしょう。

3日間分処方された飲み薬代(抗生剤、鎮痛剤、鎮痛剤による胃壁保護のための胃薬)は、約500円(3割負担、ジェネリック)。
抗生剤は必ず飲み切るように言われました。
鎮痛剤は臨機応変で。私はひとまずこれも飲み切りました。



その後の経過を知りたいというコメントをいただきましたので、また報告させていただきますね。

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(2014.8.16 追加)

 その後の経過をアップしました → コチラ

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バネ指の手術【後編】

2014-08-12 00:05:00 | バネ指
【前編】 より続きます

手術台に横になったら、肘の上の部分になにかチューブのようなものがグルリと巻かれました。その後、手のひらから腕にかけて、ヨードチンキのような色の液がたっぷりと、何度も、墨汁のようにドボドボとかけられます。消毒液ですね。ビショビショなので、ある程度自然に乾燥するまで待ったら、手術個所に麻酔が打たれます。深いところまでグリグリ押し込むように、時間をかけて打たれ、さすがにこれは痛かったです。麻酔を打たれても、指先の感覚はあり、触られる感じはしました。

麻酔の後は、腕に巻いたチューブに圧力がかけられます。血圧の2倍の圧をかけているとのこと。切開した時に、出血するのを防ぐための処置(出血すると手術個所の腱が見えなくなるため)ですが、この締め付けがとても強い!腕の感覚がなくなり、気が遠くなるほど痺れてきます。看護師さんによると、どの患者さんもツライと訴えるのが、この処置だとか。ええ、本当に。手のひらを広げていてください、と医師に言われるも、指が内側に曲がってきてしまいます。とにかく辛い!切開する箇所については、メスで切り開いている感覚はなく、内部をゴリゴリされているのがわかる感じです。切っている箇所よりもなによりも、腕のしびれがツライ!血が流れていない腕の感じが変でした。

手術時間にして30分くらいだったと思います。切った場所(親指の付け根の手のひら側)が縫い合わさせ、ようやく腕のチューブが緩められると、手がお湯に浸かったようにじわ~っと温かくなってきます。血流が戻ってきているのだそうです。すぐに、正座をした時の足のしびれのようなものが手先にやってきます。足ではお馴染みですが、手でのこの感じは初めてなので、違和感ありまくりです。そのうち大丈夫になる、と言われたとおり、数十分で復活。しっかり血流が止められていたおかげで、手術中の出血はなかったそうです。縫った個所は消毒され、ガーゼが当てられ、包帯がぐるぐる巻かれました。

抗生物質と痛み止めの薬が3日間出され、それを飲み切るまではアルコールを控え、車の運転も避けました。手を使う家事などもできるだけしない方がいいと言われました。
お風呂はシャワーのみで、浴槽に入るのはNG。傷口を水に濡らさないよう、100円ショップで買える薄手のゴム手袋を使用。洗顔や洗髪が大変でした。手術3日後に消毒と包帯交換するも、傷口をぶつけないように、ガーゼを当てて、外出時は包帯で抑えていました。
包丁が握れず、手ぬぐいが絞れず、ペンを持って字も書けず、いろいろ難儀しました。

抜糸は術後10日め。痛みはありませんでした。
今ようやくここまで来ましたが、抜糸後2、3日はまだ水に濡らしてはダメとのことなので、もうしばらくゴム手袋生活です。入浴も、まだシャワーのみで済ませるつもりです。



利き手の親指なので、手術後に力を入れられず不便なのは難でしたが、浴槽に入らなくても寒くない夏場だったこと、また、服の枚数が少ないから脱ぎ着が楽だったのは良かったです。仕事にも影響が少ないお盆前後の時期というのも、気分的にラクでした。

手術費用は、術後の薬も含めて7000円少々(3割負担)
事前のさまざまな検査は別途費用がかかっています(2000円前後)

本来の目的は、親指の付け根の痛みを取ることなので、これが解決できたのか?バネ指は再発しないのか?といった点が気になりますが、しばらく様子見、といったところです。

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【補足】→ コチラ

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(2014.8.16 追加)

 その後の経過をアップしました → コチラ

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バネ指の手術【前編】

2014-08-12 00:00:00 | バネ指
昨年の秋から患っていた、右手親指の“バネ指”(動きがカックンカックンして痛みを伴います)の手術をしました。

同じような苦労をされている方(もしかしたら、今後苦労されるかもしれない方)の参考になるかもしれませんので、経過を書き記しておきます。

おそらく手の使い過ぎが原因であろうと予想されるのですが、右手の親指の付け根が痛み始めたのは昨年の秋。次第に指の動きがカクカクするようになりました。車のエンジンキーが回せず、洗濯バサミもつまめないようになったため、整形外科へ。

そこでバネ指(腱鞘炎の症状のひとつ)を診断され、注射でひとまず落ち着くも、数か月後にはまた復活。その時もまた注射で回避するも、次回は絶対手術したい!と思っていました。というのも、バネ指の手術は日帰りで済むと聞いていたからです。

そして、7月下旬の診察時に手術を決め、血液検査、検尿、HIV検査、胸のレントゲン、心電図の検査をクリアし、8月上旬の手術に臨みました。事前検査は、病院によって多少違ってくるかもしれません。また、日帰り手術とはいえ、それでも手術であり、多少のリスクはありますから(感染症、切る時に神経を切ってしまう可能性、出血など)、手術承諾書を提出しました。これには本人である私と、家族のサイン、印鑑が必要でした。

手術当日は、膝丈のボトム、袖がまくれる服で来るよう指示がありました。爪のマニュキュアはNGです。手術中は、爪の色で具合を見るからだそうです。そんなわけで、下は膝下のパンツ、上はTシャツといういでたち。手術着に着替える病院は気にしなくていいと思います。私のところは私服そのままで手術を受けました。黒っぽい色、濃い色の服の方が、汚れるかもしれないという心配をしなくていいと思います。

手術室に入る前に、その日の血圧が測られました。その数値は、いつもよりもかなり高め。緊張はしていないはずでしたけど。

手術室に入ったら、まず手を洗うように指示され、肘のところまで石鹸で、自分で丁寧に丁寧に洗います。ペーパータオルでふき取ったら、自分で手術台に上がり、横になります。この時、手術する方の手の左右を間違えられそうになりました。なので、自分でもしっかり確認するようにしてくださいね。

さて、いよいよ手術です。


 【後編】に続きます

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わたせせいぞう氏らしいワイン

2014-08-11 16:34:45 | ワイン&酒
昨夜BSジャパンのTV番組 「葡萄酒浪漫」(辰巳琢郎さんがナビ役)を見ていたら、以前に紹介したことのあるワインが登場しました。

番組内で、ゲストが12種の各種ワインをブラインドでテイスティングするのですが、
この日のゲスト わたせせいぞう氏が、“わたせせいぞうらしいワイン”として選んだのが、こちらの アゼルバイジャンワイン でした。


SAPERAVI 2010 Sherg-Ulduzu Wines (アゼルバイジャン)
(輸入元:オリエントスター貿易株式会社)

“サペラヴィ” がブドウ品種の名前です。
黒い果皮とピンク色の果肉を持つ、コーカサスブドウ品種です。耐寒品種で、寒い地域でもよく育つ糖度が上がるのが特徴だとか。旧ソ連のワイン生産地でよく植えられたようです。

私は今年3月のFOODEX JAPAN 2014でこのワインを試飲していますが、色はやや淡めの赤で、キレイな酸が若々しい印象の赤ワインでした。辛口に仕立てていますが、他の品種とブレンドし、やや甘口やポートタイプに仕上げたキュヴェもありました。

※以前に紹介した記事は → コチラ



では、「ハートカクテル」で脚光を浴びた わたせせいぞうさんが、自分らしいワインとしてなぜこれを選んだのか?

 ― ミステリアスだったから

そうきましたか。
でも、なるほど、です。



このワインに合わせる料理として、甲州牛のグリル 魚香ソース が紹介されました。

甲州牛を胡麻油とショウガでマリネしてオーブンでグリルし、甘くて辛くて酸っぱいソースをかけた、ちょっと中華っぽい料理です。
ショウガの香りがワインの中にも感じられたそうですよ。

このワインの価格は2300円前後。
一度はチャレンジしてみてもよさそうでしょ?


「葡萄酒浪漫」 (BSジャパン)
  8月10日放送分:http://www.bs-j.co.jp/budoshu/26.html

※料理レシピもサイト内に掲載されています → レシピ

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夏水仙が咲きました

2014-08-10 11:08:11 | 雑記
昨年は花を咲かせてくれなかった 夏水仙 が、今年は咲いてくれました。


夏水仙

ヒガンバナ科の植物なので、シュッと長く伸びた茎の上部に花が咲きます。
淡いピンク色の可憐な姿は、暑さで疲れたこの時期に、ほっとなごませてくれます 

これまでは毎年8月に入るといきなりニョキっと茎が伸びてきて、中旬くらいに花を咲かせてくれていましたが、ここ数年は、咲かない年もあったりと、ちょっと気まぐれ。
株の数も減ってきているような気がします。

それでも、この花が咲くと、庭が華やぎますね



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寿司とロゼワイン

2014-08-09 15:50:31 | ワイン&酒
昼から撮影の仕事があり、無事完了という時に、お寿司 が出てきました。
これは嬉しいサプライズ



昼ですがワイン飲みます?と訊かれ、それはもちろん!

南仏の白ワインと、仏ブルゴーニュのロゼワインの両方を出していただきましたが、
お寿司には、辛口だけれど果実味がチャーミングで酸が軽快なロゼの方がよくマッチ して、おいしくいただけました。


Bourgogne Pinot Noir Rose 2011 David Duband (France, Bourgogne)

そんなわけで、ロゼをもう1杯お代わり(笑)



お盆を迎えるこの週末から来週は、家庭でもお寿司が出てくる機会が多いかもしれません。
ワインを合わせるなら、辛口のスパークリングもいいですが、この手のタイプの辛口ロゼもオススメです。

ロゼワインは他のフードとも合わせやすいので、1本用意しておくとお役立ちです

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コスパ抜群!2000円周辺の優秀イタリアワイン

2014-08-08 10:00:00 | ワイン&酒
7月の試飲会で見つけた、コストパフォーマンスに優れたイタリアワイン を紹介します。


Vigna del Castello Pinot Nero DOC Oltrepo Pavese 2012 (Italy, ロンバルディア)

黒い果皮のピノ・ネロ(=ピノ・ノワール)を白ワイン仕立てにしたブラン・ド・ノワール。
ほんのり軽~い発泡 があります。
シュル・リーによるうまみがあり、黒ブドウならではのコクとあいまって、ほどよく厚みのある飲みごたえが楽しめ、しかも参考上代 2000円(税抜、以下同様)というコスパのよさ。これはもう、見つけたらぜひ確保すべし!



GIRLAN Cuvee Bianco 448 s.l.m. 2013 IGT Dolomiti (Italy, アルト・アディジェ)

イタリア北部アルト・アディジェの組合組織「ギルラン」は、1923年設立、畑の面積は240haという生産者。ともすれば、大量生産の凡庸なワインをつくりがちですが、ここは期待をいい方向に裏切ります。

ピノ・ビアンコ、シャルドネ、ソーヴィニヨン、モスカートの4種のブドウをブレンドした、IGTドロミティの白ワイン。とにかくバランスがよく、素直においしい。酸がキレイなのは北の産地ならでは。これも 2000円(税抜)という、嬉しいプライス。

“448” は 畑の標高だそうで(海抜448m)、s.l.m.は標高に関係する略語(単位?)のようです。調べてみても、これはちょっとわかりませんでした。


GIRLAN Cuvee Rosso 448 s.l.m. 2013 IGT Dolomiti (Italy, アルト・アディジェ)

ラベルは上と見分けがつきませんが、ピノ・ノワールとスキアヴァをブレンドした赤ワイン。
価格も白と同様、2000円(税抜)。
なにかが突出しているというワインではなく、食事に合わせて力を発揮するバランスに優れたタイプ。こういう使い勝手のいいワインを知っていると、なんだか嬉しい



「ギルラン」 は、さまざまなブドウ品種のワインを単体でも仕込んでいますが、その中で、
白では、華やかさのある Sauvignon Blanc DOC "Indra" 2012 (2700円)
赤では、うまみのある Pinot Noir DOC "Patricia" 2011 (3200円)が私のイチオシ





北イタリアのアルト・アディジェからグイーッと南下した、シチリア の生産者 タスカ・ダルメリータサリエ・ド・ラ・トゥール のコスパのよさも気に入りました。


Sallier de la Tour Grillo IGT Sicilia 2012 (Italy, シチリア)

グリッロ は、かつてはマルサラ酒(シリチア特産の甘口の酒精強化ワイン)の原料に使われていた、地場品種の白ブドウです。フレッシュで爽やかなワインになるということですが、しっとりなめらかな口当たりで、均整の取れたスタイルがgood。樽は使っていません。こちらも 2000円(税抜)。



今回は、暑い季節においしく飲めるワインにフォーカスしてみました。

2000円周辺でこれだけ優秀でコスパのいいワインに出合えたら、嬉しいですね

(輸入元:株式会社アルカン)


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100種のワインの試飲会+ワイン1本お土産付き!

2014-08-07 11:42:14 | ワイン&酒
一般消費者、ワイン愛好家が楽しめるワイン試飲イベント のリリースが届きました。

主催は、“ファインワインを世界から”をモットーに、世界の銘醸地の指折りの造り手(生産者)を選りすぐり、ファインワインを輸入している 日本リカー(株)





添付されていたワインリストを見ると、
フランスをはじめ、イタリア、スペイン、ポルトガル、ドイツ、チリ、アメリカ、豪州、ニュージーランドと世界各国にわたり、合計100アイテム!

中でもフランスは、アルザスシャンパーニュ(テタンジェ)からはじまり、ブルゴーニュ(筆頭はルイ・ジャド)、ローヌ(シャプティエが充実)ボルドーが勢揃い。

イタリアも、バローロ、バルバレスコ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノをはじめ、魅力的なワインがずらりと並びます。

フラグシップワインコーナー(チケット引き換え、1人1回のみ)には、
テタンジェのコント・ド・シャンパーニュ、ルイ・ジャドのクロ・ヴージョ、伊トスカーナのルーチェ、オルネライア、チリのドン・メルチョーといった、超ハイスペックワインがありました

参加費は、4000円、食事なしで試飲のみですが、嬉しいことに、ワイン1本のお土産付き
※ローヌの銘醸 M.シャプティエの赤ワイン「クローズ・エルミタージュ2011」

東京だけでなく、名古屋、大阪でも開催されます。
各会場、先着順なので、気になる方は、早めの予約申し込みがオススメです。



日本リカーPresents プレミアム・テイスティング2014

■開催日時・会場
東 京:9月 4日(木)18:30~20:30、「帝国ホテル」 220名

名古屋:9月10日(水)18:30~20:30、「名古屋国際ホテル」 100名

大 阪:9月11日(木)18:30~20:30、「ホテル阪急インターナショナル」 150名

■参加費:4000円 /1人  ※入場パスの予約購入が必要です

■入場パス購入方法:京橋ワイン本店 http://www.kbwine.com/ にて販売
 ※各会場、定員に達し次第、販売終了

 ※直リンクはコチラ → http://www.kbwine.com/category/302.html

☆大阪会場のチケットは コチラ でも取り扱っています

■主催:日本リカー株式会社

※アルコールのイベントのため、20歳以上の方のみ参加できます

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チーズの産地ヴァランセのワイン

2014-08-06 16:53:08 | ワイン&酒
7月に出かけた試飲会で出合った、コスパに優れた個性的なワイン を紹介します。

産地は、フランスのロワール地方トゥーレーヌ地区AOCヴァランセ

チーズ好きの人にとっては、“ヴァランセ”の名は、チーズ として覚えているかもしれません。


Le Clos du Chateau Valencay Rouge 2011 Claude Lafond *Black Label
(France, Loire, AOC Valencay)

ピノ・ノワール、ガメイ、コット(マルベック)が1/3ずつブレンドされた赤ワイン。
口当たりがソフトで、ボディも軽やか。それでいて、うまみにあふれ、なんとも滋味!

これはもう、最初から最後まで、ボトルを抱えながら飲んでいたいと思いました。
今の季節なら、少し冷やしたところから飲み始め、ゆるゆると時間をかけ、じわじわと開いてくるのを楽しみながら飲むのがオススメです。大人数で飲むよりも、少人数で、お代わりをしながら。

つまみに用意するのは、もちろん、同じ産地のチーズの“ヴァランセ”
平たいピラミッド型をした山羊乳のシェーヴルチーズで、外側には黒い木炭の粉がまぶされています。

ヴァランセのチーズはナポレオンと関係が深く、スマートなピラミッド型がエジプト遠征で敗退したナポレオンの逆鱗に触れ、上部をスパーンと切るように命じたという逸話があります。また、ナポレオンの腹心だったタレーラン公がヴァランセ城の城主だったとか。

ワインにまつわる話よりも、チーズに関する話題の方が多いかも(笑)
AOCの取得も、チーズは1998年、ワインは2004年と、チーズの方が先輩です。



Le Clos du Chateau Valencay Blanc 2012 Claude Lafond *Black Label
(France, Loire, AOC Valencay)

同じつくり手の白ワインで、ソーヴィニヨン・ブラン85%+シャルドネ15% のブレンド。
ソーヴィニヨンらしさが楽しめ、タッチはややデリケート。ミネラル感もあります。



クロード・ラフォンの“クロ・デュ・シャトー”の畑は、ヴァランセ城のすぐ前。
土壌は非常に古く、粘土質の上部に砂質泥灰土が重なり、砂利、石、シレックス(火打石)なども含みます。

ヴァランセのワインは、ショップではあまり見かけませんので、飲んだことのある人は多くないかもしれませんが、隠れたいい産地ですので、機会があれば、ぜひ試してみてください。

白ワイン好きの私ですが、今回のヴァランセの白赤に関しては、赤をよりプッシュします

でも、どちらも 輸入元参考価格 1800円 という、嬉しいプライスですから、両方そろえて、ヴァランセのチーズとともに楽しむのもオススメです


※輸入元:ヴィノラム


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