フランスのシャンパーニュ地方で4世代にわたってひとつのファミリーで経営するシャンパーニュメゾン「TAITTINGER」(テタンジェ)がつくる特別なキュヴェの最新ヴィンテージが、2020年10月27日、日本限定パッケージで発売されました。
その特別キュヴェとは、
「テタンジェ コント・ド・シャンパーニュ・ブラン・ド・ブラン 2008」です。
Champagne TAITTINGER
Comte de Champagne Blanc de Blancs 2008
「コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン」は、コート・デ・ブラン地区のグラン・クリュのシャルドネを用い、最高品質のブドウが収穫された年にのみつくられる特別なキュヴェで、シャンパーニュ・テタンジェのシンボル的な存在です。
1952年に初めてつくられた「コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン」には、いくつかの伝説的な偉大なヴィンテージがあり、2008年も偉大なヴィンテージのひとつといわれています。
この素晴らしいヴィンテージを特別なパッケージで発売するのに際し、発売日にプレス向け発表会が都内で行なわれました。
そのときに飾られていたのが、こちらの伝説のヴィンテージのボトルで、貴重な1952年のファーストヴィンテージボトルもありました
Comte de Champagne Blanc de Blancs 1952 (初ヴィンテージ)
コント・ド・シャンパーニュの特徴は、ミネラルに富むコート・デ・ブランのグラン・クリュ畑のブドウのみを使っていることです。
どの畑でどのようなブドウが房をつけ、いつ収穫したらいいのか、長年のノウハウによりしっかりわかっています。
テタンジェ社の名誉会長ピエール・テタンジェ氏(上の画像で3人の左端)は、
コント・ド・シャンパーニュは、テロワールの素晴らしさはもちろんですが、
「我慢強さ」と「静けさ」が生み出している、と仰っているそうです。
「我慢強さ」とは、約10年にも及ぶ熟成期間です。
2008年ヴィンテージは、リリースまでに12年かかっています。
「静けさ」の秘密は、ガロロマン時代に掘られた白亜の地下セラーにあります。
1年を通じて、温度と湿度が保たれた静かなセラーで、シャンパーニュはじっくりと目覚めの時を待ちます。
そうやって大事に大事に寝かされてきた2008年ヴィンテージは世界中で発売されますが、日本では、越前和紙の特別なパッケージセットが数量限定で発売されます。
テタンジェ コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン 2008
リミテッド・エディション ボックス入り (750ml)
販売数量:2008セット限定 参考小売価格:35,000円(税抜)
(輸入元:サッポロビール)
4層に漉き重ねた越前和紙で白いカートンボックスを包んでいます
このパッケージは、和紙インテリアアートの企画、制作、加工までを手掛ける堀木エリ子さんによるものです。
和紙の原料になる木の繊維から、ゴミのひと粒ひと粒を手で拾い上げてきれいにし、浄化した白い紙で贈り物をつつみ、大切な人に差し上げるという日本のおもてなしの心が、和紙にはこもっているそうです。
「大切な人にこのシャンパンを差し上げて、大切な時間を過ごしてほしい」と堀木さん。
左)堀木エリ子さん 右)サッポロビール社長 高島英也さん
発表会の後、「コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン2008」を試飲しました。
色は、イエローがやや濃いめのゴールド。
香りはたくさんあり、花、オレンジ、黄色いフルーツ、ブリオッシュなど。
泡はキメ細かく、とてもやわらかです。どちらかというと泡はおとなしく、しっとりして、個人的には好みです。
味わいは、香ばしさ、まろやかさ、複雑さ、ゆたかさ、のびやかさを感じ、華やかなのに淑やかで優美。
これぞ貴婦人、といったシャンパーニュです。
泡立ちがやさしく、しっとりしているので、ワイン的に食事と楽しむのもいいですが、これだけをゆるゆる飲みながら、大切な人との時間をまったり過ごす、というのをやってみたいです(笑)
2008年ヴィンテージなので、限定2008セット。
2008年が記念年(結婚記念日など)の方の贈り物にしてもいいですね。
気になる方は、お早めに~
[参考]
偉大なる伝説の2002年ヴィンテージ → コチラ