不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

季節限定「大人のチョコレートラスク」はワインにも合います

2015-01-31 15:40:36 | 甘いもん
今週は外出が多く、原稿締切もあり、ハードな1週間でした。
そんな中、表参道の「リヴァ デリ エトゥルスキ」に出かけた帰り道に、同じく表参道にある大好きなラスクの店 「麦工房」 に立ち寄り、気になっていた季節限定ラスクを購入してきました。


大人のチョコレートラスク ラムレーズン&オレンジピール  麦工房 シベール
4袋入り 600円(税込 648円)

冬になると、チョコレートをコーティングした「チョコラスクル」が発売されますが、
それに加え、この冬は、こんな素敵な2種のチョコレートラスクが登場しました


4袋入り箱はちょっとしたプレゼントにも便利   1枚ずつ袋に入っています



ラムレーズンラスク(手前)は、刻んだレーズンを混ぜ込んだホワイトチョコレートでコーティングされています。
ラム酒が加えられ、華やかに香り、口にしてもラム酒がはっきりとわかります。
トッピングされているのは、2種類のレーズンです。
緑のレーズンの色がアクセントになっていて、いいですね

オレンジピールラスク(奥)は、ビターなクーベルチュールチョコレートに、ブロークンオレンジピールが加えられています。
こちらにはお酒は入っていません。
トッピングされているオレンジの砂糖漬のほろ苦さと爽やかな酸味が、ビターチョコとよくマッチ。



せっかくなので、この2つのラスクを ワインと合わせてみました

以前、ドイツ菓子「グマイナー」のフォルカーさんに聞いたのをヒントに、ホワイトチョコのラムレーズンラスクはソーヴィニヨン・ブランの白ワインに合わせてみました。それも、果実味が豊かで、どちらかというと甘さを感じるものを選びました。
予想通り、果実味がリッチでふくよかなソーヴィニヨン・ブランは、ホワイトチョコのラムレーズンラスクと最高のマッチングを見せてくれました。この組み合わせは私のイチオシです

ビターチョコのオレンジピールラスクは、赤ワインに合わせてみました。
なめらかでまったり感があり穏やかな酸をもつ赤ワインが、チョコ部分もオレンジもよく合いました。
繊細なピノ・ノワールは、オレンジの部分と一緒に口に入れると、オレンジの甘酸っぱさが赤ワインとよく溶け合いますが、チョコだけでは、チョコが少し勝ってしまいます。

これを上記のソーヴィニヨン・ブランに合わせると、オレンジの部分が仲介役となって、これもまた、とてもいい感じのマリアージュとなりました。



どうせなら、このラスクも試してみましょう


ラスクフランス ショコラ (14枚入り) 500円(税込540円) 麦工房 シベール

こちらは麦工房の定番ラスクです。
生地にチョコチップが混ぜ込まれ、上にシュガーがかかっています。



右がショコララスク。
大人のラスク2種は、サイズがやや大きいものを選んでいるのでしょうか?

ショコララスク をワインと合わせると、繊細なピノ・ノワールはNGでした。
まろやかな赤も、リッチな果実味のソーヴィニヨン・ブランも、多少はマッチしますが、ラスク生地がワインの水分を妙に吸い取ってしまうので、これはなかなか難しいかも。

ワインとラスクを合わせるのなら、ラスクフランスの「ガーリック」でしょうか。
あと、季節限定の「つぶつぶ苺」のラスクなら、今回合わせたタイプの白ワインとの相性が良さそうです。

また別のフレーバーを入手しに行きたいと思っています


麦工房 シベール
http://www.ruskfrance.net/shop/

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「リヴァ デリ エトゥルスキ」のベラヴィータグループがこの春オーガニック食材を積極採用へ

2015-01-30 16:27:17 | レストラン&店
イタリアのBio食肉加工メーカー「ペドラッツォーリ社」のプレゼンテーション 後、同社の製品の試食がありましたが、ここまでは想定内です。


ペドラッツォーリ社 オーガニックアッフェッタートミスト ニョッコフリット添え

かなりボリュームのある盛り合わせですが、ぺろっと食べられてしまったのは、変な添加物もなく、肉のうまみを生かした、自然な味わいのものだったからでしょうか。

※それぞれのハム類の説明は、昨日の記事をご覧ください → コチラ



これらを堪能した後に、イタリアのオーガニック食材を使った“料理”が出されました。
しかも、ビオのワインのサービスも!

ペドラッツォーリ社のBioハム&ソーセージ類を輸入する 「株式会社ビオロジコ」(本社/千葉県印旛郡)は、他にもさまざまな食材を扱っています。
今回は、同社が扱う食材を使った料理が、コース仕立てで登場しました。

株式会社ビオロジコのコンセプトは、“Qualita Bio” (クアリタ・ビオ)。
「安全な食材は“美味しさ”の基本」 です。

この席で、ビオロジコ社を関連会社に持つ「株式会社ベラヴィータ」(本社/東京都港区)が、同社が展開するレストラングループで、この春からオーガニックを中心とした食材を使っていく ことを発表しました。


左)株式会社ベラヴィータ 代表取締役 中村雅彦氏  
右)ヴィットリオ・コッキ氏 「エノテカ・リストランテ リヴァ デリ エトゥルスキ」グランシェフ

トースカーナ州フィレンツェ出身のヴィットリオ氏は、昔から身体にいい食材にこだわっていました。
1996年にビットリオ氏とともにリヴァ デリ エトゥルスキを立ち上げた中村氏は、約20年の間にヴィットリオ氏と“食材”のことでぶつかることが多かったと言います。

ふたりは 「ほどよく調理された最高の素材で、かつ安全なものこそが、最高のごちそう」という考え方、つまり、前述した“Qualita Bio”のコンセプトに辿り着き、この春から、リヴァ デリ エトゥルスキをはじめ、グループレストランでもオーガニック素材をどんどん取り入れていくことになったそうです。

ただし、すべての食材がオーガニック認証を取得しているものではありません。
有機認証が得られていなくとも、品質重視で選んでいる食材もあります。



ペドラッツォーリ社のBio生ハム/オーガニック小麦粉/オーガニックホールトマト


オーガニックエキストラバージンオイル(2社)/オーガニックワイン


[日本]有機野菜・特別栽培野菜(山口県)/韶果園の無農薬レモン(広島県)/健康卵(富山県)

イタリアだけでなく、野菜、果物、卵など、新鮮さを重視するものは、日本の生産者を選んでいます。
日本の食材の豊かさを再認識させられますね。



これら“Qualita Bio”をコンセプトに選んだ素材を使い、ヴィットリオ氏が作った料理を、「リヴァ デリ エトゥルスキ」にていただきました。

【パスタ】

オーガニックヒヨコマメの粉を使ったキオッチョレ 薄切りズッキーニとバッカラのコンフィと共に

ヒヨコマメを練り込んだ手打ちショートパスタは、とてもやさしい味。豆の風味もします。
ズッキーニは山口県のロハス農園のものです。

【肉料理】

パンチェッタのキャセロール煮込みとローストポーク
サフラン入りじゃがいものピュレと菜の花のソテー


パンチェッタもペドラッツォーリ社産です。トロトロに煮込まれていました。
ローストポークの豚もオーガニック飼育のもので、火の通し加減、塩加減が絶妙で、ジューシー!
このポークは本当に素晴らしかった



ローストポークに添えたのは、「モスタルダ」 というジャム状のフルーツ加工品です。
オレンジ、チェリー、イチジクの3つのフレーバーを試しました。
ジャムと違うのは、ただ甘いだけではなく、生姜や香辛料が入り、ピリリと辛いのです。
ローストポークには、オレンジが好評でした。個人的にはチェリーもお気に入り。


モスタルダのメーカーの担当者もイタリアから来日。
10年前からオーガニック製品に取り組んでいます。
モスタルダは、チーズ、サラミ、肉などに合わせて食べるといい、とのこと。

【デザート】

広島産無農薬レモンを使ったレモンクリームケーキ

広島の農園“韶果園”(しょうかえん)さんの無農薬レモンが使われています。
夏になると、400gにもなる宝韶寿(ほうしょうじゅ)レモンが登場するそうです。
※展示レモンも通常の大きさの無農薬レモンですが、ジャムは宝韶寿レモンを使っているそうです。

イタリアンメレンゲの中に、レモンチップが入っています。
上に飾られているレモンは、シロップ漬けしたスライスをオーブンでローストしたということですが、パリンとした食感と爽やかな甘酸っぱさがとてもよく、大変美味でした。




サロモーニ社オーガニックコーヒー


サバディ社オーガニックチョコレート ORGANIC MODICA CHOCOLATE(シチリア)

エクアドル産のカカオ豆を使用して作られるサバディのチョコは、世界22カ国に輸出されているそうで、セレブたちにもファンが多いとか。
先日、俳優のジョージ・クルーニーが、自分の結婚式の引き出物でサバディのチョコを配ったということですから、彼のファンなら飛びつきたくなるのでは?(笑)

食べてみると、少しザクザクした食感があり、口の中でなめらかに溶けます。
カカオ分の高いチョコですが、食べなれない人でも食べやすいと思います。
これは、バレンタインの友チョコなどにもオススメ



ヴェネト州トレヴィーゾの「ピッツォラート社」のオーガニックワイン も紹介されました。


PIZZOLATO PROSECCO 2014

珍しいスクリューキャップのプロセッコはノンフィルターで、SO2無添加。
ほわほわとやさしい口当たりで、どこか和テイスト的。塩味のスープの鍋料理などに合わせたくなりました。また、アルコール11%とライトなので、昼から飲むにもオススメ。ランチでピッツアのお供にしたくなりました。


PIZZOLATO Chardonnay 2013

白ワインのシャルドネにはSO2が若干使用されています。こちらはコルク栓です。
骨格がハッキリし、バランスの取れたシャルドネなので、幅広い料理に合わせられそうです。
今回はパスタに合わせましたが、ローストポークにも試してみたところ、バッチリ合いました。


PIZZOLATO Cabernet Sauvingon 2014

こちらも、SO2無添加で、栓はスクリューキャップ。
若々しくて軽やかなカベルネは、とてもやさしい味わいです。
アルコールも12%とライトなので、料理に合わせて気軽に飲めそうです。





シャルドネとカベルネのボトルの下を見ると、ORGANIC , BIOLOGICO という文字のエッチングが!
ボトル自体に書かれているのは初めて見ました。




ピッツォラート社のワインはすべて「ヴィーガン認証」を取得しています。
ヴィーガンは、動物由来の材料をまったく使わないこと、また、ワインの製造過程でも動物由来のもの(例:動物の糞の肥料など)を一切使わないことを条件とする認証です。



「リヴァ デリ エトゥルスキ」のヴィットリオシェフの料理、デザートを残すことなくすべて食べ(もちろん、前菜のペドラッツォーリ社のオーガニックアッフェッタートミストも完食)、ワインもいただいたのに、全然もたれなくてビックリ!

ランチタイムに前菜、パスタ、肉料理、デザート、チョコレートと、かなりガッツリな食事内容だったのに、これだけ食べてもスッキリしているのは、シェフの腕もあるとは思いますが、食材の質、力が大きいのだと思いました。

おいしくて安全、安心で、満足感があるのにもたれない食事、は食べる側にとって最高です

「安全な食材は美味しさの基本」をモットーとし、ビオやクオリティにこだわる食材をどんどん取り入れていくことにした ベラヴィータグループのレストラン は、この春、かなり要チェックです。


ベラヴィータ
(リヴァ デリ エトゥルスキ、ナプレ、サルヴァトーレetc...)
http://www.bellavita.co.jp/

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イタリア「Pedrazzoli」のBioサラミ&ハム&ソーセージ体験

2015-01-29 15:28:57 | おいしい食べもん
イタリアのオーガニック食材 のプレゼンテーションにご案内いただき、参加してきました。

プレゼンテーションを行なったのは、イタリア北部ロンバルディア州マントヴァにある生ハム&ソーセージメーカー 「Salumificio Pedrazzoli」 (サルミフィーチョ・ペドラッツォーリ)



1951年創業の家族経営企業で、現在は、4代目となるエリーザ・ペドラッツォーリさんが、イトコたちとともに運営の中心となっています。


エリーザ・ペドラッツォーリさん (海外担当)

エリーザさんは家業が好きではなく、大学も違う分野に進んだのですが、オーガニックに興味を持つようになったことがきっかけとなり、オーガニックハムの生産をできないか?と、家業に加わりました。

そして、1996年から、ペドラッツォーリ社でオーガニックハムの生産を開始します。

ペドラッツォーリ社は、イタリアで初めてオーガニックハム、サラミを製造したメーカーとなりました。

今でこそ、オーガニックは広く知られるようになってきていますが、ペドラッツォーリがオーガニックを始めた頃のイタリアでは、オーガニックというと、“ベジタリアン”のイメージがあったため、“オーガニックの食肉”は、消費者がなかなか受け入れてくれなかった、という苦難があったそうです。



ペドラッツォーリでは、豚を育てる養豚から、解体、加工まで、一貫して行ないます。</stron
養豚から一貫して手掛ける食肉加工メーカーは、ペドラッツォーリが唯一だとか。

ペドラッツォーリでは、人間や豚などをはじめとした生命体の尊重と保護、また、これら生命体が暮らす自然環境を保護していくオーガニック農業が大事であると考えています。

そのため、<strong>豚に食べさせる餌も、オーガニックで栽培した農作物
(トウモロコシ、大麦、小麦、ソラマメ、ふすま等々)を与え、遺伝子組み換えではないものを選んでいます。

「豚の飼育者は、オーガニック農業の従事者でもある」と、エリーザさんは言います。


豚は160-180㎏になる“ランドレース種”

ペドラッツォーリの豚は、通常は6カ月のところを9カ月かけて育てられてます。
豚たちは狭い小屋に押し込まれることなく、広い放牧地を自由に駆け回り、そこに生えている植物を自由に食べ、夜は麦わらの寝床でぐっすり眠ります。
のびのびとしたストレスのない自然環境なので、生まれた子豚の生存率も高いそうです。
病気の際にも薬は使わず、自然療法のみで治していきます。

餌用の農地も放牧地もオーガニックです。
購入した土地を5年かけて改良し、オーガニック認証を取得しています。

現在、ペドラッツォーリでは、イタリア農林省公認ボローニャオーガニック商品管理協会からオーガニック企業としての認証を受け、EUのオーガニック認証も取得しています。
また、太陽熱による給湯システム、太陽光発電など、持続可能な自然環境保護への姿勢が評価され、エリーザさんは、環境事業ンいおける若手実業家賞を、2010年に受賞しています。

「地球環境への取り組みは、自然や動植物だけでなく、人間の健康にもいい」とエリーザさん。
ペドラッツォーリ社をオーガニックに転換させた彼女の強い信念を感じました。





現在、ペドラッツォーリ社では、ハムやサラミをはじめ、38のビオ製品を “Primavera” (プリマヴェーラ)というブランド名で展開 しています。

その中から、5つの製品を試食させていただきました。


ペドラッツォーリ社 オーガニックアッフェッタートミスト ニョッコフリット添え
左上から時計回りに)
サラミ、コット、モルタデッラ、サンダニエレ生ハム、パルマ生ハム
※ニョッコフリットは小さな揚げパンです

“サラミ”(SALAME FINOCCHIONA BIO)は、ほどよい弾力があり、うまみ濃厚!

“コット”(COTTINO BIO)はハムを軽くボイルしたもので、やさしい塩気とやわらかい肉質が気に入りました。塩気がとてもマイルドなので、食べやすかったです。イタリアでは、よくサンドイッチ(パニーニなど)の具材として挟むとか。

“モルタデッラ”(Mortadella Bologna Bio IGP)は、エミリア・ロマーニャ州のボローニャで伝統的な、蒸したソーセージ。これもやさしいマイルドな味でした。今回は薄~くスライスされていましたが、もう少し分厚く切り、ガテン系の男性たちがガッツリかじりつくように食べるようなイメージもイタリアではあるようです。

生ハムは、“サン・ダニエーレ産プロシュット”(PROSCIUTTO SAN DANIELE BIO)“パルマ産プロシュット”(PROSCIUTTO DI PARMA BIO)の2種。
違いは産地で、製造工程にも違いがあります。よって、味わいにも違いが表れます。
プレスをかけて水分を抜くサン・ダニエーレの方がフレッシュ感が少なく、塩気がマイルドだといわれますが、どちらが好きか?は、人によって好みが分かれそうですね。 

どれもやさしい味わいで、繊細なうまみが口の中にじわんと広がり、余韻がとてもキレイです。



これら“Primavera”ブランドの製品は日本にも輸入されています。
その関係から、試食はこれらハム、ソーセージ類にとどまらず、この後に驚愕の事態が起きるのですが、その詳細はまた明日
to be continued...

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サヴォワの地場ブドウ品種「Gringet」のビオディナミワイン

2015-01-28 18:04:00 | ワイン&酒
このところのワイントレンドのひとつに、その土地の地場ブドウ品種でつくられたワイン があります。

カベルネやシャルドネといった国際品種ではなく、そこにしかないブドウのワインに心惹かれる人も多くなってきています。

例えば、フランス なら サヴォワもそのひとつ。
サヴォワは、スイス国境に近い山麓の地方です。

サヴォワには、ジャケール、ルーセットなどの地場ブドウがありますが、グランジェ-Gringet というブドウ品種に、昨日出かけた自然派の試飲会で初めて出合いました。


左)Les Alpes Gringet 2012  右)Les Perles du Mont Blanc Brut NV
Domaine Belluard (Savoie, France)

標高450mのアルプスの高地、サヴォワのエーズ-Ayseにドメーヌを構えるDomaine Belluard べリュアール がつくるワインで、どちらもグランジェ100%
「レ・ペルル・デュ・モン・ブラン」は白のスパークリング、「レ・ザルプ」は白のスティルワインです。

グランジェはサヴォア全体で22haしか栽培されていない地場ブドウ品種で、ローマ人がフランスにブドウを持ち込む前からこの地にすでに植えられていたという伝統品種。

調べてみると、サヴォアの隣のジュラでは“サヴァニャン”と呼ばれています。
このサヴァニャンが、サヴォワのエーズ地区では“グランジェ”となります。
サヴァニャンでしたか!

でも、最近のDNA研究によると、サヴァニャンともファミリーが違うとか?
長い間のうちに、ジュラのサヴァニャンとは違った遺伝子構造を持つようになってきたのかもしれませんね。

ジュラのサヴァニャンは、ジュラ独特の黄ワイン「ヴァン・ジョーヌ」をつくるブドウ品種として知られています。

サヴォワとジュラは、地場品種が多いワイン生産地です。
山間部~高地という、周囲からアクセスしにくい土地柄ゆえでしょうか、独自のブドウ品種が伝統的に引き継がれてきたのでしょう。

他には、サヴォワの白では、ジャケール、ルーセット(アルテス)、モレット、モンドゥーズ・ブランシュといった地場品種などもあります。
これらも非常にミステリアスで、ワイン好きには気になる存在では?



さて、グランジェの味わいは?というと、ジュラのヴァン・ジョーヌとはまったく違いました。



アルプス山塊の石灰の石や、氷河期の粘土質石灰層土壌で育ったブドウでつくられた泡「レ・ペルル~」は、ミネラル感があり、旨味たっぷり。きめ細かいやさしい泡、ふっくら滋味な味わいが非常に気に入りました。

アルプス山塊の石灰の石や氷河期の黄色泥炭土壌で育ったブドウでつくられた「レ・ザルプ」は、野生酵母で発酵させています。
キリリとドライで、ストイックさを感じ、スパークリングとはまったく違う印象でした。しかし、抜栓したてのボトルだからというのもあったようで、開いた状態だと、もっとおおらかなワインなのだと、輸入元の話でした。

ですが、昨日飲んでおいしかったので、私のイチオシはスパークリング


エチケットもセンスよくてキュート

ミネラル感と滋味な味わいのバランスが気に入りました。
これなら一人でまったり飲みしたいほど
お値段も、スパークリングの方が安くなっています(4200円。スティルは5300円)

スティルワインの方は、1本をじっくり時間をかけながら、2、3人くらいで飲んでみたいですね。

どちらも、アルコールは12.5%。



最後にドメーヌ情報を。

べリュアール は1947年に現当主の父が果樹園をブドウに植え替えて拓いたドメーヌで、1988年からは息子のドミニクが受け継いでいます。

現在の所有畑は10haで、グランジェが95%、アルテスが3%、モンドゥーズが2%。
ほぼグランジェですね。

父から継いで従来、化学肥料を使うブドウ栽培を行なっていましたが、ブドウ樹の成長が思わしくないと感じていたドミニクは、ケミカルなものを使わないビオディナミに転換する決心をします。

現在、すでにベリュアールではビオディナミです。



価格を見ると、デイリーに飲めるものではありませんが、このワインの価値をわかってくれる人と分かち合って飲みたいと思えるワインだと思います。

私のイチオシのスパークリングなら、ありきたりなシャンパーニュに飽きた友人たちを驚かせるのにも使えます(笑)

でも、決してグイグイ飲むのではなく、できるだけ繊細な扱い方をしてあげると、ワインもいい表情を見せてくれると思います。

(輸入元:株式会社ラヴニール)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チョコとワインのマリアージュ実践

2015-01-27 19:15:27 | 甘いもん
本業はワインなのに、このところはスイーツジャーナリストのような記事ばかりが続きます(笑)

今日は ワインとチョコレートのマリアージュ のお話をしましょう。


サロンデュショコラに登場した エクアドルの「PACARI」の紹介記事の中で、生産者がワインに提案したいというチョコレート がありました。


クスコのピンクソルトを混ぜ込んだチョコレート (PACARI)

このチョコレートの小さいサンプルをいただいてきたので、自宅でワインと合わせてみました。



ちょうど仕事用で開けたジンファンデル(アメリカ)とピノ・ノワール(フランス) の2種の赤ワインがあったので、これらに合わせてみました。

予想通り、スパイシーで果肉感があり、ビターチョコのニュアンスのあるジンファンデルの方が、繊細なピノ・ノワールよりもマッチしました。

ワインはドライ過ぎないタイプ の方がいいですね。
赤ワインなら、力強い甘さのあるバニュルス(フランス)や、濃厚な甘口シェリー(スペイン)などの方が合わせやすいと思います。

このマリアージュで大事な要素は“塩”だと思います。
塩がカカオの甘み、風味を引き立てていると感じました。




チョコレート効果 カカオ72% & 86% (明治)

次に、同じ赤ワイン2種で、買っておいたこちらのチョコともマリアージュを試してみたところ、カカオ含有量が高いほど、ワインとの馴染み方は離れていきました。


左が72%、右が86%  国産チョコレートでここまでの出来は素晴らしい

パカリのチョコレートにはピンクソルトの粒が混ぜ込まれているので、チョコレートそのものはビターでありますが、塩がチョコとワインを繋いでくれた ように思います。

ということは、カカオ含有量の高いビターチョコに塩を加えれば良さそうとか?
今夜、早速試してみます

甘酸っぱいベリー系のジャムを仲介役にしても、赤ワインとのいいマリアージュが期待できそうな気がします。これもトライしてみたいですね。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ムースショコラとマンゴーの極上デザート@サロン・デュ・ショコラ

2015-01-26 16:44:09 | 甘いもん
さて、サロン・デュ・ショコラ(東京)最終日の1月25日に会場のメインステージで行なわれた、
「オテル・デュ・キャップ エデン・ロック」シェフパティシエ、リリアン・ボンヌフォワ さんによるプレゼンテーションを紹介します。



※「オテル・デュ・キャップ エデン・ロック」については 昨日のリポート を参照ください



エスプーマ仕立てのムースショコラ クレミュー・キャラメルとフレッシュマンゴー添え

賽の目にカットしたフレッシュマンゴーの上にマンゴーピュレをかけ、さらにその上にチョコレートムースを絞り出したデザートです。
リリアンさんは、家庭でも簡単に作ることができる、と言います。





【手順】
1)チョコレートムースを作って冷蔵庫で冷やしておく
2)マンゴピューレを作って冷蔵庫で冷やしておく
3)フレッシュマンゴーをカットする
4)フレッシュマンゴー、マンゴピューレ、チョコレートムースの順に重ねる


1)チョコレートムースの作成

1)3種類のクーベルチュールチョコレートを用意する



ジバララクテ(カカオ40%) 500g
マンジャリ(カカオ64%のブラックチョコ) 100g
タナリバラクテ(カカオ33%のミルクチョコ) 200g

「複数のチョコを混ぜることで、自分が思い描く一番いいハーモニーが作れる」とリリアンさん。

2)牛乳1リットルを温め、沸騰させ、チョコレートのボウルに注ぐ。



牛乳は2回ほどに分けて加え、チョコレートをしっかり溶かして乳化させる(水分と脂肪分をつなぐ)ことがポイント。
温めた牛乳の熱で自然にチョコが溶けるが、ハンドミキサーを使うとしっかり混ざります。

3)よく溶かして粗熱をとったムース生地は冷蔵庫で12時間以上冷やしておきます。




2)マンゴーピューレの作成

1)マンゴーは皮をむいて賽の目にカットしたものを1リットル分用意します。



このとき、必ずよく熟したマンゴーを使うのがポイントです。

2)マンゴーの果肉1リットルを加熱し、潰しながらピューレ状にします。



この時、沸騰させる必要はありません。

3)卵黄300g、全卵375g、グラニュー糖120g、バター375g、板ゼラチン10枚を用意します。



卵を白っぽくなるまで新しいボウルで混ぜ、砂糖を加えます。
板ゼラチンは冷たい水でふやかしておきます。
バターはまだ使いません。

4)温めたマンゴーピューレの鍋を火にかけ、3)をかきまぜながら混ぜ込んでいきます。
鍋底が焦げ付かないよう、よくかきまぜながら加熱し、沸騰させていきます。
沸騰したら10秒くらい待ちます。



5)ピューレが熱いうちに、ふやかしておいた板ゼラチンを加え、溶かします。

6)ピューレをこし器で濾し、なめらかにします。



7)ピューレが35~40℃に冷めてきたら、バターを加えます。



この時、バターは室温に戻しておくだけにしてください。
溶かしバターにしてしまうと、バターのクリーミーさが出てこないからです。
このマンゴークリームも冷蔵庫でよく冷やしておきます。




3)フレッシュマンゴーのカット

1)完熟マンゴーを賽の目にカットします



2)冷蔵庫で冷やしておいたマンゴークリームを少しボウルに入れ、カットしたフレッシュマンゴーをクリームにからめます。



3)バニラビーンズの種をペティナイフでこそぎ取り、マンゴーに加えます。



ゴムベラでよく混ぜて、しばらく置いておくと、ピューレとバニラビーンズとフレッシュマンゴーがよくなじんで、よりおいしさがアップします。


4)盛り付け

1)フレッシュマンゴーをカップの底に入れます。



2)冷蔵庫で冷やしておいたマンゴークリームを絞り袋に入れ、フレッシュマンゴーの上に絞り出していきます。



3)冷蔵庫で一晩寝かしておいたチョコレートムースをサイフォンの中に注ぎます。



サイフォンは、液体状のものをムース状に絞り出すための器具です。

4)チョコレートムースは、提供する直前に一番上に絞り出します。





完成!





試食すると、ムースが超クリーミー!
フレッシュマンゴーの酸味が爽やかで、チョコレートともよくマッチしています。
間にマンゴークリームを挟んでいるのが功を奏していますね。

なお、今回の分量は家庭では多いので、適宜加減をしてください。



今回はマンゴーを使いましたが、パッションフルーツをブレンドしたり(比率を好みで変えてOK)、出来上がりのトッピングに、軽くローストしかココナッツや、ココナッツ味のサブレを砕いたものを載せたりすると、バリエーションが楽しめるとのことでした。

ムースを絞り出すサイフォンは、通常の家庭では持っていないと思うので、これはひと工夫が必要ですが、基本は理解できました。
私は、家でこうした手をかけたデザートを作る機会はほとんどないですが、いつか作って、驚かせたいと思います(笑)



今回のチョコレートデザートは、ホテルで提供しているものではなく、サロン・デュ・ショコラのイベントのために考えたオリジナルだそうです。

ホテルではどんなデザートを出しているのか尋ねたところ、パートフィロという薄いパイシートのようなものとレモンやオレンジなどの柑橘を重ねたデザートが人気だとか。
柑橘類はホテルのある地元南仏の産物です。

「デザートの原材料にはできる限り地元のものを使うようにしている」と、リリアンさん。

また、イタリアも地理的に近いので、イタリアの農産物も使うようです。

ホテルでは、ソムリエと相談し、このデザートにこのワイン、といった組み合わせの提案メニューも用意しているとか。
それは嬉しいですね!

じゃあ、このチョコレートムースとマンゴーのデザートには何がいいかしら?と尋ねると、
スペインのアンダルシア地方のペドロ・ヒメネスの甘口シェリーを勧められました。
デザートがふわっとしているので、合わせるワインはキャラクターの濃いものがいいのでは?と、リリアンさん。
仏ロワール地方のコトー・ド・レイヨンの甘口ワインもお勧めだそうです。

いつか私がこのデザートを作る日が来たら、これらのワインを用意することにしましょう




余談ですが、リリアンさんがデモンストレーション中、パティシェ仲間なのでしょうか、段ボールで作った応援メッセージが掲げられ、会場を沸かせました。
仲間に愛されているんですね、リリアンさん


東京の後は、1月28日からの京都のサロン・デュ・ショコラに移動するそうです。

その後のスケジュールはわかりませんが、一部のチョコレートを購入するだけなら、伊勢丹のWEBサイト(2月3日まで)や、新宿店地下1階の売り場(1月27日~2月14日)、「スウィーツコレクションイベント」(新宿本館7階催事場、2月4日~16日)でも手に入ります。
気になる方は、伊勢丹のHPなどでご確認ください。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

セレブ御用達「オテル・デュ・キャップ エデン・ロック」のショコラ

2015-01-25 18:15:01 | 甘いもん
南仏コート・ダジュールで1870年創業の名門 「HOTEL DU CAP -EDEN-ROC オテル・デュ・キャップ エデン・ロック」 シェフパティシエ、リリアン・ボンヌフォワさんのプレゼンテーションを“サロン・デュ・ショコラ”(東京・新宿)最終日のステージで拝見後、彼に独占インタビューさせていただきました。

伊勢丹のサロン・デュ・ショコラには5年連続の出店となるそうで、リリアンさんも5回目の登場です。
まずは今回出店していたチョコレートの紹介からしましょう。




浮き輪をモチーフにしたデザイン が目を惹きました。
左)フィンガーショコラデ     右)アソート・ブエ(浮き輪)

なぜ浮き輪?と不思議に思ったら、ここは、1914年にコート・ダジュールで初めて海際に“海水プール”が造られたホテルだそうです。
よって、ホテルのロゴマークに浮き輪が使われています。浮き輪は大事なシンボルなんですね。



2014年はちょうど100周年 だったことから、100周年と記されています。


こちらも「100周年記念タブレット」 -1920年代を物語るような色彩の絵画が描かれています




さらに、今回のサロン・デュ・ショコラの新作として、浮き輪型の2つのタブレットが登場しました。
左)ブラックチョコレート+ヘーゼルナッツペースト 右)柔らかいキャラメルとバニラベース


さまざまなチョコが詰まった「ショコラアソート」も各種ありました




私が気になったのは、シャンパンのコルクとキャップ(ミュズレ)を模したチョコレート
ホテル内にある“シャンパーニュ・ラウンジ”で出しているチョコレートだそうですよ。
だから、チョコレートの名も「シャンパーニュ・ラウンジ」
チョコレートにもシャンパーニュが使われています。

このラウンジについてリリアンさんに尋ねたところ、夕方5時から夜中の1時まで開いているラウンジバーで、シャンパーニュはもちろん、遅い時間(22時以降)になると、コニャックやシガーも出します。
夕陽を眺めながらここでシャンパーニュ飲むと、最高だそうです!



夜といえば、「アフター9」、「アフター10」、「アフターミッドナイト」という名前のチョコがあったので、名前の由来を尋ねてみました。


左より)「アフター9」、「アフター10」、「アフターミッドナイト」

どれも夜9時以降のチョコレートだそうで、「アフター9」は食後の口の中をさっぱりさせるためにミントを使っており、「アフター10」は、22時以降にさらに街に繰り出して遊びたい人のためのエネルギー補給的なアーモンドプラリネで、イチジクとアプリコットが使われています。

「アフターミッドナイト」は、ちょっとセクシーな意味らしく、ショウガ、サボテンのジュを使った、夜中に頑張るためのチョコレートだとか(笑)

そもそも、チョコレートには媚薬的な意味もありましたね



ここで、ホテルのこと、リリアンさん自身のことをもう少し詳しく訊いてみました。

コートダジュールのアンティーブに1870年に創業した 「オテル・デュ・キャップ エデン・ロック」は、映画祭で有名なカンヌに近いロケーションにあるリゾートホテルです。

ホテルは1870年に建てられた本館(オテル・デュ・キャップ)と、1914年に海側に建てられた別館的なパヴィリオン(エデン・ロック)の2カ所に分かれています。

ホテルには、マレーネ・デートリッヒ、ブリジット・バルドー、アラン・ドロン、カーク・ダグラスといった往年の銀幕スターをはじめ、映画祭で訪れるハリウッド俳優や女優たち、世界の要人やVIP、また、かつてはピカソやシャガールなどの芸術家たちも滞在しました。
ピカソの陶芸美術館もこの近くにあるそうですよ。

2週間、3週間、1カ月と長期滞在するリピーターが多く、ガストロノミーな料理ばかりでなく、そうした長期滞在者のワガママに応えて、メニューにないようなリゾットやボロネーゼのパスタといったものも提供しているとか。
たしかに、毎日ごちそうが続くとつらく、日本人ならお茶漬けが食べたくなりますものね。
実際、ある日本人常連客は炊飯器を持参し、スタッフに米の炊き方を教えて、毎朝おにぎりを作ってもらったとか(笑)

「大都市にある大きなホテルとは、ホテルとお客様との関係が違う」とリリアンさん。


ビデオでホテルや周辺の写真を見ると、海を目の前にした、本当に美しいところです。
※下にホテルのHPのURLを貼り付けたので、ぜひご覧ください

自然も豊かで、季節ごとにさまざまな風景が楽しめます。
中には冬の雪の写真もあり、驚きました!
避寒地だと思っていましたが、雪も降るんですね。
最近は、冬の寒さを避ける客よりも、夏のリゾート客の方が多いそうです。



リリアン・ボンヌフォワさん はそんなホテルで25歳からパティシエを務め、今年で20年となります。
彼は、美食の町として有名なロアンヌ出身で、ロアンヌの「トロワグロ」、フランス領カリブでジャック・カーニャ氏(GUANAHANI)の師事を経て、南仏コート・ダジュールのアンティーブにあるこのホテルのパティシェとなりました。

リリアンさんは、「海が好きだから、ここは気に入っている」、と言います。
奥様もロアンヌ出身ですが、子供たちはアンティーブで生まれ、育ちました。
20年も同じところにいるとは、よほどこの地を気に入っているんですね。



今回のサロン・デュ・ショコラで、リリアンさんはメインステージでチョコレートを使ったデザートのデモンストレーションを披露してくれました。
家庭でも作れるということで、詳しいレシピや造り方を紹介しながらのデモンストレーションでしたので、それもリポートしたいと思います。


エスプーマ仕立てのムースショコラ クレミュー・キャラメルとフレッシュマンゴー添え

が、長くなってきましたので、明日また改めて紹介させていただきます。
乞うご期待!

 →コチラ で紹介



そうそう、リリアンさんのチョコレートが買えるのは、新宿では今日までのサロン・デュ・ショコラでのみです。
フランスでは、このホテルまで行かないと購入できません。
しかも、ホテル内にはショップがなく、レセプションのスタッフに「チョコレート買えますか?」と尋ねて、初めて出してもらえるとか。
このイベント限定のものはホテルでも手に入りませんので、買い逃しのないように!

もし、買いはぐった方は、「28日からは京都に行く」とリリアンさんは言っていましたので、京都で入手してください。
※その後の他の開催地(大阪、福岡、名古屋、仙台、札幌)ではあるんでしょうか?
http://www.salon-du-chocolat.jp/about#tab-access


HOTEL DU CAP -EDEN-ROC
http://www.hotel-du-cap-eden-roc.com/fr/accueil/

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サロン・デュ・ショコラ25日まで

2015-01-24 18:11:17 | 甘いもん
昨日、少しだけサロン・デュ・ショコラの会場を覗いてきました が、今まで伊勢丹の催事場で開催していたイベントと比べると、通路が広くて動きやすい天井が高くて圧迫感がなく広々としながらもみっちり詰まっている雰囲気がありました。


会場の中央には 生産者のプレゼンテーションステージ がありました
※予約制、有料(スケジュールは公式HP参照)



人気ブースは行列を作っていましたが、係員がいるので、さばききれているようでした。
でも、すでに中日で売り切れが出ていたところもありましたし、最終日(1月25日)はどうなることやら…


会場入り口のチョコのドレスのディスプレイが目を惹きました


各ブースにシェフの姿を多く発見し、求められるままに写真撮影やサインに応じていましたので、お目当てのシェフがいる方は、狙ってみてはいかが?



私ももう一度、明日の最終日に参戦します!



サロン・デュ・ショコラ
2015年1月21日(水)~25日(日)
http://www.salon-du-chocolat.jp/


そうそう、会場の新宿NSビルの北側の入り口に、ぴちょんくんのカワイイ車がいますよ~



思わず笑顔になりました。
この子たちは必見です



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エクアドルのオーガニックチョコ「パカリ」@サロン・デュ・ショコラ

2015-01-23 17:49:55 | 甘いもん
現在、新宿で開催されている サロン・デュ・ショコラに初出店している、エクアドルのプレミアムオーガニックチョコレートブランド 「PACARI」(パカリ)の創設者によるセミナーに参加してきました。

パカリエクアドル初のハイクオリティーチョコレートブランドで、世界で唯一インターナショナルチョコレートアワーズ3年連続金賞受賞するなど、非常に注目されています。



創設者のサンティアゴ・ペラルダ氏(エクアドル出身、43歳)は、The Fine Chocolate Industry Association(FCIA)によって、南米人として初めて“最も優れたチョコレートメーカー”(2013年)に選ばれています。

パカリの日本上陸は公式には初ですが、2年前に都内で行われた比較テイスティング会 に参加したご縁がありましたので、今回の生産者来日をとても楽しみにしていました。



パカリの創設は2002年。サンチアゴさんが妻のカーラさんと一緒に立ち上げました。
「PACARI」はエクアドル現地の古いケチャ語で、“夜明け”“自然”を意味するとか。

エクアドルはチョコレートの原料であるカカオの世界的生産地で、世界のカカオの70%がエクアドル産だそうです。
創設当時、付加価値の高いエクアドル産のオーガニックカカオのほとんどがヨーロッパの大企業に流出していた現状と、カカオ生産者には二束三文の代金しか渡されないことに疑問を感じていたサンチアゴさんは、自分たちでカカオを作ろうと思いました。
しまし、カカオからどのようにしてチョコレートを作っていけばよいのか、その頃のエクアドルにはチョコレート作りのノウハウがなかったのです。
つまり、カカオ栽培には200年の歴史があり、カカオはエクアドルの主力産業であったにもかかわらず、カカオ豆を輸出するだけだったんですね。
そこからサンチアゴさんたちの苦労が始まりました。



サンチアゴさんは、3500のカカオ農家と契約し、直接かかわりながら、すべてオーガニックなやり方でカカオを育て、収穫したカカオ豆を発酵させ、チョコレートを作っていきます。

パカリでは、女性が働きやすいよう、収穫用の袋の軽量化をはかったり、カカオ豆の乾燥施設をつくるなど、チョコレート産業の近代化に努め、高品質のカカオ豆を市場価格よりも高く仕入れることで、栽培農家の生活向上にも貢献してきました。

また、パカリは世界で唯一バイオダイナミクス農法でカカオ作りに取り組んでいる企業で、2012年にはデメターのバイオダイナミクス認証を取得しています。
環境に配慮したカカオ栽培を農家とともに実践し、オーガニック農業の学校をつくるなど、農家とともに自然を第一に考える姿勢に共感させられます。



パカリのコンセプトは、「Tree to Bar」

パッケージに「RAW」という言葉がありますが、直訳では「生の」ですが、「できるだけ手を加えない、成分を壊さない」で作ったチョコレートです。
カカオ豆を加熱する際にも、48度以下の温度を保つとか、加工の手順をできるだけ少なくし、カカオ本来の成分、栄養分、生命力などを最大限に取り入れるようにしています。
そうして作られるのが Raw Chocolateで、パカリはローチョコレートのリーダーでもあります。


まず味わってほしいのが、カカオ豆の栽培地によるフレーバーの違いを楽しめるバーです。

北部の雨の多い地域のパナマ近くのカカオで作られた「エスメラルダ(60%」と、日照の多い砂漠のカカオで作られた「マナビ(65%)」では、香りからまず違います。


ペルーの白いカカオ豆を使った「ピウラ」は、シトラス、クレーム・ブリュレetc...の香りが複雑



現地のゴールデンベリー、野性の高原ベリー、チリのスパイスなど、南米ならではのフレーバーも。

各タプレットは50g 920円(税別)~と、比較的お手頃なので、あれこれ食べ比べると楽しいですね。

クスコのピンクソルト入りのチョコはワインにも合うとのことなので、これは試してみようと思います。



パカリのチョコレートは、サロン・デュ・ショコラの期間中に会場で購入できます。
※全フレーバーは販売されていません
(輸入元:株式会社ニッシンイクス /本社:山口県下松市)



サロン・デュ・ショコラ
2015年1月21日(水)~25日(日)
http://www.salon-du-chocolat.jp/



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リースリングの新年会

2015-01-22 16:34:40 | ワイン&酒
昨日は、新年恒例となっている、リースリングリングの新年会が、神楽坂のアグネスホテルで開催されました。

リースリングリングでは、会員企業への前年度の活動報告、新年度の活動計画報告を新年会で行なっています。

今年の試飲会は、2015年4月20日(月)に椿山荘での開催を予定しています。
午後は業界関係者対象の部、夜は一般愛好家対象の部となります。
詳細は追々ご案内していきますので、今年度もどうぞよろしくお願いいたします。

新年会では、会員企業様にお持ち寄りいただいたリースリングワインをいただきました。



すべて写真に収められなかったのが残念!

料理もいろいろありましたが、残念ながらこれしか記録できていません。


広島産牡蠣と京都産花菜、信長葱のマリネ


ラクレットチーズ

贅沢な夕べでした



本年もよろしくお願いいたします。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

デイリーに嬉しいスペイン赤ワイン

2015-01-21 14:32:37 | ワイン&酒
白ワイン好きな私も、自宅でパテなんかと合わせて赤ワインが飲みたくなることもあるわけです。

そんな時に活躍してくれるのが、カジュアルなプライスでお役立ちのスペインの赤

例えば、昨年のクリスマスイブにはこちらをチョイス。


CAMPOS De LUZ Garnacha Old Vine 2012(DO CARINENA, Spain)

古木のガルナッチャの赤ワインということが購入のポイント。
1000円以下だったから、それほど期待はしていなかったけれど。



今の季節は、飲みはじめの温度が低くて味がわかりにくいですが、だんだん室温になじんでくると、家での晩酌には充分な仕事ぶりをしてくれました。
栓はスクリューキャップ。
輸入元は、最近いろいろ気になるワインが多い日本酒類販売株式会社。



こちらも12月の家での晩酌でチョイスしたスペインの赤。


RAMON ROQUETA Tempranillo Cabernet Sauvignon Reserva 2008(DO CATALUNYA, Spain)

このワイナリーのワインは以前にもいくつか試したことがあります。
リピートした理由は、ヴィンテージが少し古かったことと、やはりお値段。
これもアンダー1000円でした。



以前飲んだ赤ワインは、たしか別の品種だったと記憶しています。
その時は、ちょっと軽いと思ったので、今回も軽くて結構、と予想していましたが、想像をいい方向に裏切られるほどよい熟成感があり、この飲みごたえなら充分でした。
※輸入元:株式会社オーレジャパン



たまに目に付いたカジュアルプライスのワインを買ってみることがよくありますが、スペインの赤はこれまで最もハズレが少ないかもしれません。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1/21-25 サロン・デュ・ショコラ開催@新宿NSビル

2015-01-20 16:15:42 | 甘いもん
この季節の恒例行事となった、パリ発、チョコレートの祭典 「サロン・デュ・ショコラ」 が今年も開催されます。

「サロン・デュ・ショコラ」は今年で13回目となります。
これまで新宿伊勢丹で開催されてきましたが、今年は新宿NSビルに会場を移し、よりパリ会場の臨場感を感じられる雰囲気になるとか。

集結するチョコレートは、世界17ヵ国約100ブランド

ここでしかお目にかかれないものもありそうですね。

私も足を運びたいと思っています



サロン・デュ・ショコラ
2015年1月21(水)~25(日)午前10時~午後8時
新宿NSビル地階イベントホール
東京都新宿区西新宿2丁目4番1号

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

悪性の風邪をコレで乗り切りました

2015-01-19 12:02:33 | 美容&健康
インフルエンザ検査は陰性で、ただの風邪と診断されたものの、今までに経験したことのない悪寒、熱、咳の症状に難儀した先週 でした。

ようやく昨日で処方された薬を飲み終わり、熱も下がり、ほぼ9割方快復してきました。

世の中はインフルエンザ最盛期らしく、ちょうど父が入院している病院の面会受付も、昨日は今までにない厳しさでした。インフルエンザの流行がひどいので、その病院も1月16日から厳戒態勢に入ったとか。

そんな先週、TV番組で、医者の実践している風邪対策&対処方法 が紹介されていました。

その中のひとつに、スポーツドリングを温めて飲む、というのがありました。
私も風邪を引くと、水分補給にスポーツドリンクをお湯で割って飲んでいました。
冷たいまま飲むのは寒くなってイヤだったからですが、身体を中から温めるホットスポーツドリンクは、ちゃんと理にかなっているんですね。



また、緑茶でうがいをする、というのもありました。



しかも、うがいをしたお茶はそのままゴクンと飲んでOKということ。
飲み込むのを前提にうがいをすると、喉の奥まで届くようにうがいができるからだそうで。

緑茶でうがいをするのは知っていましたが、試してみたことがありませんでした。
でも、実践してみたところ、うがい後にノドの引っかかりが取れ、ゴホゴホの咳も落ち着く!
緑茶のカテキン(ポリフェノール)効果、素晴らしいです

もちろん、家で安静にしていた、というのも良かったと思いますが、緑茶うがい は手軽にできますので、ノドのイガイガや、しつこい咳に悩んでいる方は、ぜひ試してみることをオススメします

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カーブドッチマルシェの天然酵母パン@新潟

2015-01-18 11:25:18 | パン
新潟のカーブドッチワイナリーの敷地内にある2軒のレストラン(「ガーデンレストラン」 「薪小屋」 )を紹介してきましたが、レストランで出されるパンは、敷地内にある 「カーブドッチマルシェ」 で購入することができます。

昨年11月の取材では、撮影に忙殺されていた私の代わりに、スタッフの方がマルシェでパンをいくつか買っておいてくださいました。


天然酵母パン  カーブドッチマルシェ

レーズンから起こした自家製レーズン酵母を中心に、季節によってさまざまな自家製天然酵母を使ったパンを焼き上げています。
ドイツ製の石窯で焼き上げる石窯パンもあるようです。


クルミ入り、クルミ&ゴマ入りなど、混ぜ込む素材でバラエティ豊かなパンたち

いただいたパンは家に持ち帰り、ゆっくりといただきました。
私が一番気に入ったのは、何も入っていないシンプルなパンです。
生地そのものの味がおいしかった上、むっちりとした食感も気に入りました。



マルシェでは、これら天然酵母パンのほか、チーズ、自家製ハム&ソーセージ、自家製惣菜なども販売していますので、お土産に購入するのはもちろん、待ちきれない人は、店内のイートイン でいただくのもいいですね。

ワイン好きならずとも、おいしいもの好きはぜひ立ち寄りたいスポットです



カーブドッチマルシェ
新潟県新潟市西蒲区角田浜1661
http://www.docci.com/marche/

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カーブドッチのレストラン「薪小屋」@新潟

2015-01-17 10:05:00 | レストラン&店
ガーデンレストラン・カーブドッチ に引き続き、新潟のカーブドッチ・ワイナリーの敷地内にあるもう1軒のレストラン 「薪小屋」(まきごや)を紹介します。


名前の通り、店内で薪が燃えていました

「ガーデンレストラン」がクラシカルで優雅な雰囲気だったのに対し、「薪小屋」はザックリ武骨な、それでいてあたたかみのある雰囲気の中で食事がいただけます。



なんといっても面白いのが、ここの建物で、新潟の古民家とドイツの建築を融合させており、天井が非常に高く、見事な梁に目を奪われます。


梁の上になぜか猫!(残念ながら置物)



また、店内には地ビールの醸造室があり、出来立ての地ビールをいただくことができます。


私がいただいたのは “ブラウン”(アンバーエール)(400円、税抜)

口当たりがやわらかく、コクもあって、おいしい!
撮影ですっかり乾いたノドを地ビールが潤してくれました。



地ビールは3何種類あり、お土産にできる瓶入りが店頭販売されています



ここを利用したのはランチタイムでした。
ランチは、パスタ、ソーセージ、越後もちぶたなどの料理があり、いずれにも、前菜盛り合わせ、天然酵母パン、デザート、コーヒーが付いてきます。

料理はイタリアンがベースです。
本場ドイツで製法を学び越後もちぶた100%の自家製ソーセージも名物で、これも捨てがたかったのですが、新潟県内で飼育されたという“越後もちぶた”の肉をそのまま味わえるグリルをチョイスしてみました。
※自家製ソーセージ、ハムは店頭で販売していますので、お土産にするのも手です。


前菜盛り合わせ

シャルキュトリ好きに嬉しい一皿


越後もちぶたのグリル

大きなお肉がドーン!
前菜もボリュームがありましたし、メインもガッツリパワフルなので、女性にはヘビーなのでは?と思い、シェフに聞いてみたところ、店の主要客である女性(やや年齢層高め)も、残さずしっかり召し上がって帰られるとか。


デザート






敷地内には日帰り温泉スパトリートメントもあり、腹ごなしもできます。
ここで休日をゆったり過ごすのって、ホント、贅沢ですね

カーブドッチまでは車が便利ですが、送迎バスも出してもらえるようです。
※詳しくは → コチラ を参照ください



薪小屋
新潟県新潟市西蒲区角田浜1645
http://www.docci.com/maki/
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする