ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

「アナと雪の女王2」で男子高校生の集団に遭遇

2019-12-11 18:04:19 | 映画

 

膝の手術後、もし松葉杖生活になったら行けないと思い、先日、気になっていた

「アナと雪の女王2」を映画館で見てきました。

 

 

前の「アナと雪の女王」は、字幕版と吹き替え版の両方を映画館で観ましたので、今回もそのつもりでしたが、時間が合わなかったため、まずは吹き替え版のみ。

 

 

 

入場の際にもらったハガキサイズのプラスチックファイルケースの表面はエルサ

 

さて、裏面は?

 

 


アナかと思いきや、まさかのオラフとスヴェン()


 

このファイルに象徴されるように、今回のヒロインは、完全にエルサ。

パワーが増して、画面も大迫力!

内容的には、小学生以下には難しいかもしれません。

 

私が行った地元のシネコンには、なぜか男子高校生の集団がたくさんいました()

「アナ雪2」は、オトナの男性も楽しめると思いますので、男性も、ぜひ恥ずかしがらずに行ってみてはいかがでしょうか? 

 

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家の庭の自家製干し柿とボージョレ・ヌーヴォー

2019-12-10 22:13:01 | おいしい食べもん

膝の手術を控え、病院での精密検査やらで落ち着かないこの頃。

それでも、ほぼ毎日、軽~く晩酌してます()

 

ちょうど、第一弾で仕込んだ家の庭の自家製干し柿がだんだんと出来上がってきたので、完成品第一号を食べてみました。

 

外観は市販品のようにちゃんとしていませんか?

 

半分にカットしてみると、フレッシュな柿の面影はなく、すっかりドライフルーツです。

少しねっとりしています。

渋柿でしたが、干し柿にすると、甘~い 

しかも、干し柿になると、さまざまな栄養成分がパワーアップされるみたいですよね。

 

家の庭の柿ですから、元手はゼロ 

でも、ここまでになるには、かなりの手間がかかっています。

だから、大事に食べねば、と思っています。


 

この干し柿に合わせたのは、実は ボージョレ・ヌーヴォーです。

正確には、ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォーです。

何本か飲み比べましたが、今年のボージョレ・ヌーヴォーは、ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォーがジューシーでおいしい!

 

つい先週、スーパーで早々とディスカウント価格で売られているヌーヴォーを見て(半額くらいになってました)、ああ、これは買いたいかも、と思ったくらいです。

その時点で、まだ手持ちのヌーヴォーワインが4本ほどあったため、さすがに追加買いはしませんでしたけれど、ちょっと心残り。

 

 

干し柿とボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォーを合わせてみたところ、合う、合う!

出来立ての干し柿はフレッシュ感がありますから、新酒のヌーヴォーワインとよく合ったのだと思います。

 

今年の自家製干し柿は、ほぼ完成に近いのが10個、年明け以降に仕上がりそうなのが20個。

この冬は、手塩にかけた自家製干し柿を色々なものに合わせて楽しみたいと思っています。

 

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フランチャコルタの祖フランコ・ジリアーニ氏の「ベルルッキ Berlucchi」

2019-12-09 18:29:12 | ワイン&酒

今日は、イタリアのスパークリングワイン「フランチャコルタ」の生産者のひとつBERLUCCHI ベルルッキ」を紹介します。

 

 

10月末、イタリアワインの権威あるガイド誌「ガンベロロッソ」のワイン試飲会が東京で開催されました。

1988年に創刊されたガンベロロッソのワインガイド誌は、非常に信頼度が高く、このガイドで最高評価の3グラス(トレビッキエーリ)を獲得することは、イタリアワインの生産者にとって、大きな誇りです。

 

そのガンベロロッソの2019年度版「ベスト・スパークラー・オブ・ザ・イヤー」(ベストスパークリングワイン)に選ばれたのが、「ベルルッキ'61 ナチュール」です。

 

 

それを記念し、ガンベロロッソ編集長マルコ・サベリコ氏と、ベルルッキ副社長パオロ・ジリアーニ氏を迎えた特別ディナーが、東京・南青山の「エトゥルスキ」で開催されました。

 

左)マルコ・サベリコ氏  右)パオロ・ジリアーニ氏

 

フランチャコルタはロンバルディア州のワイン産地で、ミラノの東にあるイゼオ湖畔の南側に総面積約200haに広がっています。

 

この地でのブドウ栽培の歴史は古いですが、瓶内二次発酵で造る「フランチャコルタ」の歴史は若く、その誕生は1961です。

この年、フランコ・ジリアーニ氏が瓶内二次発酵で3000本のスパークリングワインを造ることに成功し、「Pinot di Franciacorta ピノ・ディ・フランチャコルタ」という名を付けました。

このフランコ・ジリアーニ氏が、パオロ・ジリアーニ氏の父です。

 

フランコ氏には3人の子供がいて、パオロ氏は次男で末っ子。

長男のアルトゥーロ氏がCEOで、醸造、生産の責任者を務め、長女のクリスティーナ氏がコミュニケーション部門を、パオロ氏は営業部門の責任者を務めています。

 

パオロ氏に父フランコ氏のことを尋ねると、88歳になり、現在は会長を務めているとのことでした。

 

ベルルッキには、フランチャコルタ誕生の年を名前に付けたキュヴェがあり、スタンダードなのが、「Berlucchi '61 Franciacorta Brut NV」です。

 

 

右)Berlucchi '61 Franciacorta Brut NV

 

シャルドネ90%とピノ・ネロ10%、瓶内二次熟成24カ月。

デリケートなタッチで、しっとりしなやかなスタイルなので、アペリティフにもいいですし、フードとの相性の汎用範囲が広いと思いました。

 

ホタテ貝のインサラータ カブと柚子風味 カブのブレア添え

 

タラと白子のムニエル マントヴァ風

 

和栗のリゾット トリュフ添え

 

 

  

水色のラベルは、Berlucchi '61 Franciacorta Brut SATEN

シャルドネ100%、瓶内二次熟成24カ月。

キメ細かく、繊細で、クリーミー。するする飲めますので、アペリティフにピッタリ。

 

ガンベロロッソ2019年度版の「ベスト・スパークラー・オブ・ザ・イヤー」を獲得した「ベルルッキ'61 ナチュール」は、3つのヴィンテージ(2012/2011/2009で登場しました。

2019年度版のベストに輝いたのは2011年ヴィンテージです。

 

Berlucchi '61 Franciacorta Brut Nature 2012/2011/2009

 シャルドネ80%、ピノ・ネロ20%。自社畑の最高のブドウを使い、瓶内二次発酵5年以上。仕上げのリキュールを添加しないノンドサージュの辛口です。

 

2012はまだ市場にリリースされていません。

若い柑橘の香りがあり、飲んでみると、味わいもまだまだ若い状態で、エレガント。酸がフレッシュで厚みがあるので、将来に期待大です。

 

2011は、白い花、スイーツ、ミントなどの香りが豊かで、素晴らしいブーケです。

口に含むと、泡立ちが非常に繊細で、クリーミーです。味わいの要素のバランスがよく、フィネスを感じられました。

 

2009は、シャルドネ70%、ピノ・ネロ30%。暑かった年でした。

スイーツ、熟したフルーツの香りがあり、熟成感があります。しっとりとしたニュアンスがあり、酸もしっかりあり、ワインとして楽しめるスタイルになっていると思います。

 

京都七谷鴨の炭火焼き ハーブの香りで

 

Berlucchi Palazzo Lana Franciacorta Riserva Extreme 2008

 

パラッツォ・ラーナは、醸造所に隣接する古い館の名前から。

ボルゴナートの2つの自社畑(ひとつはワイナリーの前にある塀に囲まれた歴史ある畑、もうひとつは離れた丘陵地の畑)のピノ・ネロ100%で造られ、瓶内二次熟成は7年以上。

ベルルッキ最高のキュヴェで、年間生産量は8000本。

 

今回の中でもっとも古い2008年ですが、香りがフレッシュで、柑橘やミネラルの風味がエレガント。広がりががあって力強く、まだまだ熟成しそうです。泡はもちろんクリーミー。

このキュヴェも、ワインとして料理に合わせて楽しみたいタイプですね。

 

 

Berlucchi Cuvee Imperiale Franciacorta Max Rose

 1961年に誕生した「ピノ・ディ・フランチャコルタ」の翌年1962年に生まれたのが、イタリア初の瓶内二次発酵方式のロゼワイン「マックス・ロゼ Max Roseです。

現在は、「キュヴェ・インペリアーレ マックス・ロゼ」という名前になっています。

シャルドネ90%、ピノ・ネロ10%、瓶内二次熟成24カ月。

ピノ・ネロを数時間スキンコンタクトしてロゼの色を出しています。

ドサージュはブリュットよりやや甘めのExtra Dry

 

キイチゴのティラミスと

 

ロゼの色が濃く、美しい!

赤いベリー系の風味がチャーミングで、熟したニュアンスもあり、クリーミーでまろやかな泡もあって、心地よくスルスル飲めてしまいます。

フルーツタルト系スイーツとの相性がよいようで、今回のキイチゴのティラミスとは最高のマッチングでした。

 

 

パオロさんの父フランコさんが初めてフランチャコルタを造ったのは1961年ですが、その後、1967年に原産地呼称DOCフランチャコルタとなり、1995年にDOCGフランチャコルタに昇格しました。

フランチャコルタの歴史は、意外と若かったんですね。

 にもかかわらず、イタリアの瓶内二次発酵スパークリングワインの最高峰と言われているのは、大都市ミラノに近いため、都市に住む舌の肥えた消費者の胃袋を掴んだからでしょうか。

また、フランチャコルタの畑の62%がサステーナブルであり、さらに広げようとしている、ということも、現代の消費者の志向に合っているのかもしれません。

 

 

現在、116のワイナリーがフランチャコルタ協会の協会員です。

数多くの生産者がいて、それぞれが個性あるフランチャコルタを造っていますが、ワイン選びに悩んだ時には、フランチャコルタの功績者フランコ・ジリアーニさんを思い出すのも一案です。

 

 

※ベルルッキ輸入元:伊藤忠商事

 

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和食「神楽坂 宙山」のマリアージュワインセットがオトク!

2019-12-08 21:45:45 | レストラン&店

仕事で出かけて おいしかった店シリーズ、第?弾は、和食店です。

場所は東京・神楽坂

神楽坂は、花街の面影があちこちに残る東京の人気スポットのひとつです。

 

神楽坂には、フランス語学校があることからフレンチの店も多いのですが、今回紹介するのは、和食の店「神楽坂 宙山」(ちゅうざん)です。

 

何回かお邪魔しましたが、お味はもちろん、器も盛り付けも美しいので、接待をはじめ、外国からのゲストのおもてなしにも使える店だと思います。

料理長は、「神戸たん熊北店」出身です。

                                                     

今回は、ある年の10月に訪問した時の夜メニューを紹介します。

現在、夜のコースは3つ(10,000円~)あるようですが、私がいただいたコースはたぶんオリジナルと思われます。

和食ですから、季節によっても内容が変わってきます。

 

先付

 

前菜

 

吸物

 

向付

 

焼物

 

御飯 / 止め椀 / 香の物

 

甘味

 

※「焚合」が抜けたかも?

 

 

この店がオススメな点は、コース内容に合わせたワインのマリアージュセットがあることです。

たとえば、50mlのグラスワイン8種のセットが5000円!

6種セットの場合は3000円!

少しずつ色々と飲みたい人にはもってこいの、超オトクなセットです。

 

 

もちろん、ボトルワインあり、日本酒やビールもありますから、好みが色々な人が集まっても大丈夫。

個室が使えますから、接待、お祝いごとにも使えます。

カウンターがありますので、ひとりでも気兼ねなく利用できるかと思います。

 

HPを見ると、お店主催の和食とワインのマリアージュ会なども開催しているようですね。

いずれにしても、覚えておいて損のない和食店です。

 

神楽坂 宙山

東京都新宿区神楽坂6-65 アミシュマン神楽坂2F

https://chuuzann.com/

 

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航空券取得の裏ワザのひとつ!

2019-12-07 22:12:29 | お出かけ&旅行

12月に入り、年末年始は飛行機で各地へ出かける人も多いことでしょう。

余裕をもってかなり前に購入できる場合はいいですが、急な出張などで直前になって航空券を購入しようとすると、SOLD OUTということもあるはずです。

私も経験したことがあり、うわ~、どうしよう…と、打ちひしがれました。

 

たいていは、航空券検索サイトのskyscannerで探すのですが、マイレージを貯めているスカイチームなどで見つかれば、そちらの公式サイトで予約を取りにいきます。

その時も、エールフランスのプロモーション期間だったので、エールフランスの公式サイトが最安値でした。

 

ラッキー!と思って公式サイトを訪問すると、お目当ての便が見つかりました。

もう一度スケジュールを確認し、前泊するならこの便、と組み立てなおして、改めて公式サイトに行くと、まさかの該当なし!

 

同じマイレージのKLMの公式ページからはどうよ?と試すも、結果は同じでした。

 

がーん…

これは行けないってこと?

 

しばし茫然としていましたが、もしかして、旅行会社経由の予約ができるかも?

といっても、利用したことのない、英語対応のみの旅行サイトは不安ですよね。

 

そこで、国内大手旅行会社のサイトで検索してみると、手数料は少しかかりますが、希望の便のチケットが、納得できる価格で見つかりました!

その購入手続きをして、無事にeチケット発券完了となりました。

 

航空会社のサイトでは完売でも、さすが、日本の大手旅行会社は持ってるんですね!

 

この時は、フランス往復で差額は1万円以下でした。

その程度の差額で買うことができたメリットの方が大きかったです。

 

場合によっては、旅行会社の料金の方が安いこともありますから、

旅行会社のサイトは念のためにチェックしておく ことをオススメします。

 

画像は チリ・サンチアゴ空港でのショットです

 

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膝の手術を近々します

2019-12-06 21:00:52 | 雑記

春に痛めたが、10月に撮ったMRI半月板水平断裂していることがわかった話を前に書きました。

 

その後、紹介された大学病院で、診察、検査したところ、やはり手術することになりました。

が、その病院で手術をするとなると、早くて来年3月!

ですが、その医師が通う別の病院なら年内に手術できると提案され、別の病院での手術を決断しました。

 

その病院は他県で、交通の便があまりよくないのですが、さすがに来年春までは待てません。

大学病院なら、家からすぐのバス停から15分なのですが。。。

 

手術の内容によりますが、半月板を縫い合わせる方法だと、術後3週間ほど固定しなければならないそうで、車の運転はまずできません。

この場合、大掃除も厳しそうなので、入院前に頑張ります 

 

そんなわけで、この後、新年過ぎまでは足が不自由な生活になる予定なので、年内と松の内くらいまでは飲み会、食事会には参加できないと思いますので、ご理解のほど、どうぞよろしくお願いします。

 

もちろん、家では、ワインもビールも飲みたいですが、手術後、いつからアルコールOKかが気になってます(笑)

 

 

 

今日は外出して喉が渇いたので、「キリン本搾り ピンクグレープフルーツ」

果汁比率29%。

ジューシーなのにスッキリした果実味がいい感じでした ~ 

 

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自家製の干し柿が出来上がってきました!

2019-12-05 18:42:16 | 雑記

先日、庭の柿の実を干し柿にした話を書きましたが、それが少し出来上がってきました。

仕込んだ日は今年の1117日、18日。

14個ほどです。

うち2個は干しているうちにカビが出てしまい、残念ながら廃棄しました。

 


上の写真は2日前に撮影したものですが、早いものは完成に近いかも?

表面に白い粉を吹いてきているのがわかります。

 


食べている途中で渋くて、捨てるのももったいないと、くし形にカットしてタコ糸で縛って干したものは、サイズが小さいので、完全に出来上がっていました。

柿のドライフルーツ、といった感じです。

 

 

そうそう、最近になってようやく天気も安定してきたので、第2弾の20個を2日前に仕込みました。

これで最後です。

カビを出さず、うまく干し柿になってくれるでしょうか?

 

 

喜多方の叔母から先週送られてきた「会津みしらず柿」

こちらは甘いので、そのまま食べています 

 

 

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伊シチリアの2つのビオワイン生産者を紹介します

2019-12-04 18:46:12 | ワイン&酒

本日は、2018年11月に来日した、イタリアはシチリアの2生産者を紹介します。

どちらも未輸入で、日本での輸入元を求めてやってきました。

Antonello Cassara(アントネッロ・カッサラ社)と、Buceci(ブチェチ社)です。

 

 

 

Antonello Cassara は、シチリア北西部アルカモ(パレルモの西)の生産者で、現当主アントネッロさんの祖父ニッコロさんが1900年代初め頃から着手し、1930年代にワイン造りを始めました。

祖父の代からカンティーナ(醸造所)建設に取り掛かっていましたが、完成したのは2007年、アントネッロさんの代になってからです。

 

その前は、バルク売りのワイン醸造、1960年頃には濃縮果汁も生産する製造センターでしたが、1980年にカッサラ家として経営するワイナリーに転換し、本格的なワインづくりに取り組むことになりました。

そして、2007年にカンティーナが完成

 

現在は、18品種を生産し、70%がイタリア国内、30%を輸出しています。

輸出先は、アメリカ、ブラジル、欧州(ドイツがメイン)、中国など。

 

アントネッロ・カッサラさん

紹介してくれたのは、グリッロ100%の白とシラー100%の赤です。

 

Antonello Cassara  Cassara Grilllo 2017  Sicilia DOC

 

シチリア土着品種のグリッロ100%を使った白ワインで、欧州Bioの認証を取得しています。

グレープフルーツを思わせる心地よいビター感がある辛口で、フレッシュで、クリーンな印象です。

 

Antonello Cassara Cannitu Siraz 2016 Terre Siciliane IGT

 

シラー100%の赤ワインで、こちらもビオの認証を取得しています。

シラーは彼らにとっては長い間つくってきたので、ほぼ土着といっていいほど、とのことでした。

軽やかで、華やかで、スパイシーで、というスタイルでした。

 

 

BUCECIは、パレルモから南に約30kmの距離にある、DOCモンレアーレの生産地域にある生産者です。

この周辺は標高750~1000mと高く、ブチェッチでは、オーガニック栽培でブドウを育てています。

 

来日したフランセスコ・カデオーネさん

ブチェッチからも、白ワインと赤ワインを各1アイテムずつ紹介してくれました。

 

BUCECI Doncarme  Inzoria Chardonnay 2017  Sicilia IGT

 

標高1000mにあるビオの畑のインツォリア40%とシャルドネ60%をブレンドした白ワインです。

シャルドネは他の地域と土壌が違い、この畑は岩地で、ミネラルが感じられるワインになるそうです。

また、感慨をしていないので、凝縮度が高いブドウが得られるとのこと。

 

飲んでみると、香りはとてもいいのですが、味わいに、ミネラル、ヨード、ウニのようなニュアンスがあり、とても個性的な白ワインでした。

 

 

BUCECI Doncarme  Pinot Nero Cabernet Sauvignon 2013 Sicilia IGT

 

こちらも標高750~1000mのビオの畑で、ピノ・ネロ30%、カベルネ・ソーヴィニヨン70%のブレンド。標高が高い場所だからこそ、ピノ・ネロが栽培できるとのこと。

フランスのアリエ産バリックで12カ月熟成させ、力強さとエレガントさを表現させた、といいます。

2013年産なので、熟成感があり、味わいも濃く、余韻が長いので、料理も味がしっかりとしたものが合いそうです。

 

ちなみに、ピノ・ネロを使い、36カ月熟成させたロゼのスプマンテが近々リリース予定だとか。

これは気になりますね~

 

 

 

この2つのシチリアのオーガニックの生産者は、2018年11月時点ではどちらも未輸入でした。

日本の輸入元との良いご縁があることを期待しています。

 

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バローロを畑ごとに仕込む「ジャンニ・ガリアルド」が未輸入とは残念!

2019-12-03 21:59:50 | ワイン&酒

「バルバレスコ」、ときたら、お次は「バローロ」しかありません(笑)

 

ということで、本日は、今年の7月に来日したバローロの生産者を紹介します。

イタリアはピエモンテ州ラ・モッラのワイン生産者

「ポデーリ・ジャンニ・ガリアルド Poderi Gianni Gagliardo」です。

 

 

現当主となったステファノ・ガリアルドさんが来日し、プレゼンテーションを行いました。

 

ステファノさんは身長195㎝という長身!

 

家系としては、1800年代半ばからの栽培農家です。

1960年代はドルチェットが人気を博していて、ドルチェットが重要なワインだったそうです。

え?バローロは?というと、重要すぎて、あまり販売されなかったとのこと。

消費者にとっては、ドルチェットの方が飲みやすく、買いやすいワインだったからでしょう。

 

しかし、フテファノさんの祖父は、バローロの畑の周辺を見ながら、バローロこそ精神的には大切なものと考え、ドルチェットの畑を全部売り払い、当時は人気のなかったバローロの畑を買いました。

「この時の祖父の判断と勇気があったからこそ、今がある」とステファノさん。

なお、現在、バローロの生産者は350もいるそうですよ。

 

ちなみに、フテファノさんの祖母は接ぎ木屋をやっていて、祖父と祖母はブドウ畑で出会った、と言っていました。

祖父の次代が、ステファノさんの父ジャンニ・ガリアルド氏です。

ジャンニ氏は現在87歳になり、今は息子フテファノさんたちの代になりました。

 

 

 

ジャンニ・ガリアルド の自社畑は30haで、バローロ地区の11の村に点在しています。

東がロエロ側、西がランゲ側で、それぞれの土壌やテロワールの特徴があり、真ん中にあるバローロ村は中庸のスタイルになるようです。

 

ジャンニ・ガリアルドでは、6つの畑のブドウをブレンドした伝統的なバローロ「Barolo GG」をはじめ、畑ごとのバローロも造っています。

 

左から)

Barolo GG 2015 / Barolo Castelletto 2015  / Barolo Fossati 2015

 

GGはGianni Gagliardoの頭文字から。

ラ・モッラ、モンテフォルテ、バローロ、セッラルンガの6つの畑のブドウを使い、クラシックなスタイルに仕上げています。

繊細なタッチで、雑味がなく、キレイな果実味があり、ほっとする味でした。

 

カステレットは東のロエロ寄りの東向きの畑で、モンフォルテ・ダルバにあります。

細い谷の間にあり、朝早くから陽が当たりますが、夜が寒く、朝と夜の気温差が大きい畑です。ここのブドウからは、アロマが豊かで、フレッシュ感があり、ローズマリーやミント、タイムなどのハーブのニュアンスが感じられるワインができるそうです。

飲んでみると、キュッと引き締まり、カッチリとしたミネラル感、塩味、石っぽさ、岩といったニュアンスがあり、非常にストイック。まだまだ閉じています。

 

フォッサーティーはバローロ村の畑のブドウを使い、2015年が初ヴィンテージ。

バローロ村の特徴である、調和のとれた味わいになるといいますが、飲んでみると、テクスチャーがなめらかで、ゆったりしたおおらかさがあり、バランスの取れたワインでした。2015年の生産本数は820本。

 

左から)

Barolo Mosconi 2015Barolo Lazzarito Vigna Preve 2015

 

モスコーニも2015年が初ヴィンテージ。

畑はロエロ寄りで最も南のモンフォルテ・ダルバにあり、植樹は1998年、2ha。

56%が石灰、23%が粘土、21%が砂の石灰質粘土砂岩です。

奥深さ、ビロードのようななめらかさが特徴ということですが、飲んでみると、ほわほわとやさしく、とてもまろやかで、飲みやすくておいしい!これは早くから楽しめるのではないでしょうか?2015年の生産本数は556本。

 

ラッツァリートプレーヴェの畑は、ロエロ寄りのセッラルンガ・ダルバにあります。

ここの土壌も、56%が石灰、23%が粘土、21%が砂で、石灰質の泥と砂岩です。

ラッツァリートは全体で29.5haありますが、12社が所有していて、ジャンニ・ガリアルドは0.85haのみ。しかし、ラッツァリートの一番標高の高い畑(390m)で、風通しがよく、陽がよく当たり、エネルギーがたくさん得られる場所だとステファノさんは言います。

よって、ミネラルがしっかりし、塩味も加わり、ボディのしっかりしたエレガントなワインになるとのことですが、飲んでみると、塩味はたしかに感じられ、イキイキとした酸が際立ち、カッチリとした、しかし、今の段階では少しそっけない味わいを感じました。これは先が少し長そうです。

 

次の2本は複数の畑のブレンドです。

 

Barolo Serre 2008 Archivio StoricoBarolo Preve 2005 Archivio Storico

 

セッレはカステレットのブドウ主体で、ラ・モッラ、バローロ、セッラルンガ・ダルバのブドウを加えてバランスを取っています。

すでに11年が過ぎた熟成したバローロは、さすがの風格。

 

プレーヴェはラッツァリートのブドウが主体で、モンフォルテ・ダルバのモスコーニを少量加えてバランスを取っています。

2005年らしく、色が濃く、しっかりとした骨格。これはまだまだ楽しめそう。

 

 

伝統的なバローロは長期熟成のポテンシャルがありますが、飲めるようになるまでに時間がかかるのが常識でした。

 

しかし、ステファノさんは、

「抜栓まで5年も6年もかかるものは造りたくない。

エレガントさん、心地よさも必要。

畑、土地全体のアイディアを大事にするが、人の手が入ってワインになる」と言います。

 

ジャニンニ・ガリアルドのバローロを飲み比べると、早い段階から楽しめるものあり、少し気難しいものあり、と、それぞれの個性が出ているのがいいなと思いました。

 

 

彼らは、バローロだけでなく、ほかのワインも造っています。

 

Nebbiolo d'Alba Superiore "San Ponzio" 2016

 

バローロから4km ほど北のアルバのネビオロで、石灰が少なく、砂が多い土壌になります。

果実味もタンニンもキレイで、濃すぎず、塩味のアクセントが少しあり、若々しくチャーミングな赤ワインでした。すぐにおいしく飲めるスタイルに仕上がっていると思います。

 

Langhe Favorita Fallegro 2016

 

白ワインです。

ファヴォリータはヴェルメンティーノのことで、1700年代にピエモンテに伝わってきたそうです。

ジャンニ・ガリアルドがファヴォリータを造り始めたのは、2016年から45年前で、つまり、この2016年が45回目のヴィンテージになり、ジャンニ・ガリアルドこそがピエモンテにファヴォリータを広めたとのこと。

ちなみに、ピエモンテはかつではフランスのプロヴァンスの一部だったとか。

 

 

ここのファヴォリータは石灰と砂質土壌で育ち、スモーキーさが出てくるとのこと。

飲んでみると、プチプチとしたアタックがあります。なめらかでフルーツの味が濃く、それでいてフレッシュ!

現行ヴィンテージは2018年ということでした。

 

 

 

ジャンニ・ガリアルドといえば、このマスクのロゴが印象的。

これは、紀元前7世紀のギリシャに由来するものだそうです。

 

ボトルにもマスクがエッチングがされています

 

このマスクは見覚えがあります。

しかし、エチケットデザイン変わっていませんか?

ステファノさんに聞くと、エチケットデザインは、2000年から変更したそうで、真ん中に1本線を引いています。

 

 

 

ジャンニ・ガリアルドのワインは、以前は日本に入っていましたが、残念ながら今は日本の輸入元がないとのこと。

そのため、輸入元を求めて、ステファノさんが来日しました。

良い輸入元との良い出合いがあることを期待したいと思います。

 

 

 

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伊バルバレスコで単一畑を所有する生産者はココだけ

2019-12-02 22:24:18 | ワイン&酒

ワイン生産者たちは、新規であれば日本市場での販売を求め、すでに日本に輸出されている場合は友好な関係が続くことを願い、日本にやってきます。

そんな彼らと、1年間でいったい何人とお目にかかるでしょうか?

お会いした生産者は、できる限り紹介したいと思っていますが、なにぶん、次から次へといらっしゃるので、紹介しそびれてしまった方々もたくさんいます。

そこで、そんな生産者をプレイバックして紹介したいと思います。

 

 

まずは、2017年10月に来日したイタリア・ピエモンテ州の生産者です。

 


バルバレスコ「マルケージ・ディ・グレジィ Tenute Cisa Asinari dei Marchesi di Grésy」の現当主アルベルト・ディ・グレジィ氏の息子であるアレッサンドロ・ディ・グレジィさんが来日し、自慢のバルバレスコをはじめ、白ワインも含めたバラエティ豊かなラインナップを紹介してくれました。

 

 

アレッサンドロ・ディ・グレジィさん


マルケージ・ディ・グレジィは、12世紀から続くトリノの貴族を祖先に持つ名家が運営するワイナリーです。

先祖の中には、歴史に名を残す著名な人物もいたそうです。

 

本格的なワイン造りをしようと、アルベルトさんがマルケージ・ディ・グレジィを創立したのは1973年のこと。

それまでは、ブドウは他のワイナリーに売っていました。

 

所有する畑は、バルバレスコ村マルティネンガ、トレイゾ村モンテ・アリバルト、カッシーネ村モンテ・コロンボとラッセッラの4カ所にあり、すべての醸造はマルティネンガの醸造所で行われています。

 

「マルティネンガ」グレジィ家が1797年より単独所有する畑です。

バルバレスコで単独所有されている畑は、唯一グレジィ家のマルティネンガだけです。

 

当然、マルケージ・ディ・グレジィの代表ワインは、「バルバレスコ・マルティネンガ」です。

マルティネンガには3つのクリュがあり、良年にしか造られない「カンプ・グロス」、「ガイウン」が、マルケージ・ディ・グレジィのツートップキュヴェです。

 

右から)

Marchesi di Grésy  Martinenga Barbaresco DOCG 2008

Marchesi di Grésy  Camp Gros Martinenga Barbaresco DOCG 2007

Marchesi di Grésy  Gaiun Martinenga BarbarescoDOCG 2011

 

区画の東側にあるカンプ・グロス(約280m)の方が、区画の西側にあるガイウン(約270m)より標高がやや高く、畑の向きもカンプ・グロスは南西向き、ガイウンは南向き、となっています。

これらの差が、味わいの違いを生み出すことに気付いたアルベルトさんが、カンプ・グロスは1978年から、ガウインは1982年から、良年に限り、単一クリュのバルバレスコを造っています。

 

クリュの場所から考えると、カンプ・クロスの方がタンニン分が多くて厚みがあり、ガイウンの方がのびやかなスタイルになりそうですね。

 

ほかに紹介してくれたのは…

 

右から)

Marchesi di Grésy  Barbera d'Asti DOCG 2014  

Marchesi di Grésy  Martinenga Langhe DOC Nebbiolo 2016

 

バルベーラ・ダスティは、アレッサンドリア県カッシーネ畑のバルベーラを、伝統的な醸造方法で仕込んでいます。

ジューシーな果実味と酸味が魅力な、フードライクな赤ワインです。

 

マルティンガ・ランゲ・ネッビオーロは、マルティンガ畑の若い樹齢の木のブドウや、バルバレスコにならなかったワインです。

とはいえ、銘醸畑マルティンガのネッビオーロを使っていますので、コスパのいいワインといえるでしょう。

 

白ワインもありました。

 

左より)Marchesi di Grésy

Grésy Chardonnay Langhe DOC 2014 / Sauvignon Langhe DOC 2016

 

この地では珍しいソーヴィニヨン・ブランは、バルバレスコ村(1.8ha)とトレイゾ村(0.98ha)の畑からのブドウです。

発酵も熟成もステンレスタンクで、熟成はオリと接触させるシュル・リーです。

 

シャルドネのブドウも、バルバレスコとトレイゾからで、標高230~370m、南向きの畑です。

ステンレスタンクで発酵、フランス・アリエ酸バリック(新樽+2年目樽)、熟成22カ月と、バリックを使っていますが、品よく仕上げています。

 

いずれのワインも2年前に紹介してもらったものなので、ヴィンテージが少し古いですが、今なら現行ヴィンテージは+2年と考えてください。

 

 

イタリアの最高峰ワインは、バローロかバルバレスコか、ブルネッロか?

 

もうずっと言われていることですが、私は、造り手によるのでは、と思います。

また、その時の気分、体調、飲む相手、食べ物、シチュエーション、季節などでも、ワインの印象は変わってくるでしょう。

 

当然のように、バルバレスコの中でも素晴らしい生産者がたくさんいます。

その先は、好みになるかもしれませんが、バルバレスコで単一畑を単独所有しているのはマルケージ・ディ・グレジィだけですので、造り手の個性がより感じられるバルバレスコとして覚えておくと、これからのバルバレスコの飲み比べがより面白いものになるに違いありません。

 

※輸入元:大榮産業

 

 

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ぬるい赤ワインに寒い席

2019-12-01 22:19:55 | ワイン&酒

地元の古い友人たちと、遅れに遅れていた私の誕生日会という目的で集まりました。

お店は、私が以前から行ってみたかったところで、友人が予約を取ってくれていました。

 

ビールが豊富で、ワインリストもかなり豊富だったので、ビールの後にワインをボトルで頼んだところ、ボトルの肩口に触ると温かい赤ワインが来ました。

少しだけグラスに注いでテイスティングすると、案の定、生ぬるくて、このままでは飲めたものではありません。

はて、どうしたものか…

 


お店のスタッフに、冷やせませんか?と訊くと、「赤ワインは常温でお出ししてます」とのこと。

ええ?今だにそんなこと言われるとは思いもしませんでした。

 

常温って何度?

それに、予約客なのに出入口に一番近い端っこの末席で、出入り口のドアが開くたびに外の風が入ってきて、超寒いんですけど…

この席の温度と比べたら、ボトルの温度の方が絶対に高いですよ、ええ…

 

 

それでも、氷の入ったアイスバケツを用意してくれたので、よしとしましょう。

ですが、「ワイングラスの方にも氷を入れましょうか?」の一言は余計だったかも。

 

しばらく冷やして注いだワインを飲んだ友人いわく、「全然ちがう!」

もちろん、冷やした方が断然おいしい、という意味です。

 

 

今や、季節やシチュエーション、ワインの性質などによって、提供温度を変えるのは普通のこと。

真夏に、「常温」の赤ワインを飲むなんてことはありえないですし、白ワインやスパークリングワインだからといって、キンキンに氷で冷やさなければならない、とは限りません。

口に入れて生ぬるいと思ったら、冷やした方がおいしく飲めますし、冷たすぎて味がわからないと思ったら、クーラーから出し、自分がちょうどいいなと思う温度に調整します。

 

 

その店はチェーン店でした。

ワインの提供温度に関しては、全店共通のマニュアルがあるんでしょうかしら?

他の店舗に行く機会があったら、提供温度を確認してみたいです。

 

それにしても、席が寒くて参りました。

飲んだら暖かくなると思っていましたが、結局、最後まで寒かった…

 

あ、料理の方はおいしく、お腹も膨れ、満足しました。

ごちそうさまでした。

 

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