ジャパンビアソムリエ協会が主催する、オーストリアビール試飲会 を取材してきました。
オーストリアビールのことはまったく不案内だった私も、初代ビアソムリエ世界チャンピオンの カール・シフナー氏のセミナー を聴いたり、食とのマッチングのプレゼンテーション や、オーストリア菓子とビールのマッチングイベント の参加などを経て、自分の好みの傾向がわかってきました。
それに伴い、オーストリアビールのカテゴリも、ザックリとですが、少しずつわかるようになってきました。
例えば、“オーストリア菓子とのマッチング”の時にも登場した、こちら。
エッゲンベルガー・ウアボック23 Eggenberger Urbock 23
(シュロス・エッゲンベルク醸造所) ペール・ダブルボック(ドッペルボック)
泡立ちがおとなしく、なめらかで艶やかな口当たりで、アルコール度数は9.6%と高く、麦汁濃度23と濃厚な味わいです。コクがあってしっかりした味わいなので、これは食後にチーズでもつまみながら飲みたいタイプ ですね。
日本のビールと比べると、上等な輸入ビールは価格が高いものが多くなります。
日本のメーカーなら、プレミアムモルツやエビスでさえ200円台前半(350ml)で楽しめますからね。
加えて、日本では、ビールは、ノドが乾いた時は食事の最初にクイーッと飲まれることが多いですが、ウアボック23のような上等で濃厚なビールは、残念ながらそういうシチュエーションに似合いません。
右端の「シュレーグル修道院ビール ヴィンテージ2013」(シュタルクビア)は、上質な酸味があり、ワインのように味わえるビールですし、その左側の「サミクラウス・クラシック シュロス・エッゲンベルク醸造所」(バーレーワイン)はコーヒーリキュールのような風味と甘さがあり、アルコール14%!
さらにその左の2本のボックビールもアルコールが高く(11.5%、7.3%)、濃厚でリキュール的。
※真ん中の3本は “オーストリア菓子とのマッチング” に登場しました
もちろん、日本での飲み方に向くタイプもありますが、価格で競合するとなかなか難しいかもしれず、それならば、上で紹介したような、日本的でないビール の方が、私たちにとっても使い勝手がいいように思えてきました。
従来のように、「とりあえず」 飲むのではなく、「食後に」 チーズやデザートとともに楽しむ ことも視野に入れると、ビールと食の楽しみ方が広がっていくかもしれません。
ちなみに、「エッゲンベルガー・ウアボック23」は400円前後、「サミクラウス・クラシック」は600~700円前後、ボックビールの価格はわかりませんでしたが、ワインやリキュールと考えれば、まずまず納得で、試してみてもよさそうに思えるでしょうか?
ジャパンビアソムリエ協会
ホームページ http://www.beersom.com/
Facebook https://www.facebook.com/beersomjp/timeline
オーストリアビールのことはまったく不案内だった私も、初代ビアソムリエ世界チャンピオンの カール・シフナー氏のセミナー を聴いたり、食とのマッチングのプレゼンテーション や、オーストリア菓子とビールのマッチングイベント の参加などを経て、自分の好みの傾向がわかってきました。
それに伴い、オーストリアビールのカテゴリも、ザックリとですが、少しずつわかるようになってきました。
例えば、“オーストリア菓子とのマッチング”の時にも登場した、こちら。
エッゲンベルガー・ウアボック23 Eggenberger Urbock 23
(シュロス・エッゲンベルク醸造所) ペール・ダブルボック(ドッペルボック)
泡立ちがおとなしく、なめらかで艶やかな口当たりで、アルコール度数は9.6%と高く、麦汁濃度23と濃厚な味わいです。コクがあってしっかりした味わいなので、これは食後にチーズでもつまみながら飲みたいタイプ ですね。
日本のビールと比べると、上等な輸入ビールは価格が高いものが多くなります。
日本のメーカーなら、プレミアムモルツやエビスでさえ200円台前半(350ml)で楽しめますからね。
加えて、日本では、ビールは、ノドが乾いた時は食事の最初にクイーッと飲まれることが多いですが、ウアボック23のような上等で濃厚なビールは、残念ながらそういうシチュエーションに似合いません。
右端の「シュレーグル修道院ビール ヴィンテージ2013」(シュタルクビア)は、上質な酸味があり、ワインのように味わえるビールですし、その左側の「サミクラウス・クラシック シュロス・エッゲンベルク醸造所」(バーレーワイン)はコーヒーリキュールのような風味と甘さがあり、アルコール14%!
さらにその左の2本のボックビールもアルコールが高く(11.5%、7.3%)、濃厚でリキュール的。
※真ん中の3本は “オーストリア菓子とのマッチング” に登場しました
もちろん、日本での飲み方に向くタイプもありますが、価格で競合するとなかなか難しいかもしれず、それならば、上で紹介したような、日本的でないビール の方が、私たちにとっても使い勝手がいいように思えてきました。
従来のように、「とりあえず」 飲むのではなく、「食後に」 チーズやデザートとともに楽しむ ことも視野に入れると、ビールと食の楽しみ方が広がっていくかもしれません。
ちなみに、「エッゲンベルガー・ウアボック23」は400円前後、「サミクラウス・クラシック」は600~700円前後、ボックビールの価格はわかりませんでしたが、ワインやリキュールと考えれば、まずまず納得で、試してみてもよさそうに思えるでしょうか?
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