ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

春ボジョレー+夜桜

2012-03-31 18:30:32 | ワイン&酒
色々紹介したので、ボジョレーワイン、飲みたくなってきましたか?(笑)
※ 春こそボジョレー 【前編】【後編】

そんな方にオススメのイベントを紹介します

港区白金台の八芳園日本庭園は で有名で、2月下旬の河津桜に始まり、さまざまな種類の桜が次々と花を咲かせます。
そして、この桜の開花に合わせ、この時期は毎年 夜桜ビュッフェ が開催されます。

注目したいのが、ボジョレーワインが飲み放題 ということ

AOCボジョレーやAOCボジョレー・ヴィラージュのワインはもちろん、クリュ・ボジョレーのワインも登場しますから、思う存分飲んでください(笑)(ただし、クリュ・ボジョレーは数量限定)



夜桜は本当に幻想的で素敵ですが、時間に余裕があれば早めに訪れ、まだ明るいうちに庭園を散策し、まずは花見を最初に楽しむことをオススメします。





お花見 夜桜ビュッフェ

日 程:2012年3月28日(水)~4月12日(木) *土日を除く
    18:30~21:00 (受付18:00~)

費 用:6,500円 / 1名 (税サ込み)

内 容:食べ放題 -フランス食材を使った 特製和洋ビュッフェ
    飲み放題 - 春ボジョレー、ビール、日本酒、焼酎、ソフトドリンク

場 所:八芳園  東京都港区白金台1-1-1

予 約:夜桜ブッフェは“要予約”です
     宴会予約 TEL. 03-3441-7888 (受付時間10:00~19:00)

※桜の開花状況や夜桜ブッフェの詳細は下記HPで確認できます

  http://www.happo-en.com/event/sakura2012/#1


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春こそボジョレー【後編】

2012-03-30 20:00:38 | ワイン&酒
ボジョレーワインにおいて、「ヌーヴォーは3割に過ぎず、7割が新酒として飲まない通常のワインであり、その中には10のクリュ・ボジョレーワインがある」、ということを 【前編】 で紹介しました。

【後編】では、ボジョレーワインをさらに深く掘り下げてみましょう。

ボジョレーの気候はフランスの他のワイン生産地と比べると特殊で、1年のうちに3つの気候の影響を受けます。

大陸性気候の影響を受けて寒く、雪も降り、氷点下10度、15度にまで下がることもありますが、それによって虫が死滅し、ブドウ畑の健康状態がよくなります。

大西洋性気候、つまり海の影響を受け、雨が降り、湿度が高くなります。降雨で地下に溜め込まれた水分は、夏の季節に放出されることになります。

地中海性気候の影響で、暑く乾燥します。日照量が多く、ブドウがよく熟します。

地中海性気候の影響が続き、カラッと晴れた温暖な秋が収穫まで続きます。

ボジョレーでは有機栽培やビオの生産者が多く見られますが、特に秋の気候条件がいいため病虫害が出にくい ということが、それを可能にしているといえます。



さて、ボジョレー地区は南北55km、東西25kmの広さがあり、丘陵地から東端のソーヌ川に近い平地まで標高もさまざまで、丘陵地の傾斜もさまざまです。土壌タイプもエリアによって異なってきます。

北部クリュ・ボジョレーと、それを取り囲むようにAOCボジョレー・ヴィラージュの畑が広がる地域ですが、結晶質土壌である変成岩や花崗岩質が多く見られます。とはいえ、例えば、同じ花崗岩でも、ある地域ではピンク色だったり、また別の地域ではブルーだったりという組成の違いが見られ、こうした違いはクリュの違いにつながってきます。
なお、花崗岩のように、ケイ素質を含む硬い岩盤のある畑では、その下にある水を吸い上げるため、ブドウは根をしっかり下にまで伸ばさねばなりません。こうした水分ストレスは、ブドウの成熟においてよい結果をもたらします。

南部AOCボジョレーワインのエリアです。ソーヌ川の西側は広く堆積性土壌が見られ、沖積土、崩積土、粘土石灰質が入り組みながら広がっています。粘土質は湿気を多く含むのが特徴です。

これを見ると、北部の方が良質のブドウが得られそう、というのがわかります。
最上級ワインであるクリュの畑が北部に集中しているのは納得です。



クリュ・ボジョレーは10のAOCがあり、ワインのタイプで大きく3つに分類されます。
それぞれのタイプ内では、北から南の順で並べて見てみましょう。

しなやかで、若々しく、軽いタイプ
シルーブル:標高が高く、最も冷涼ななため、他より収穫が5~10日遅くなる。
レニエ:最も若いAOCで(1989年昇格)、ボジョレーのクリュのプリンスといわれている。
ブルイイ:標高440mの山の地帯。

中間タイプ
サン・タムール:ボジョレー最北に位置し、行政区分ではブルゴーニュに入る。
フルーリー:畑はピンク色の花崗岩土壌。ボジョレーの女王といわれている。
コート・ド・ブルイイ:丘陵地に畑があり、土壌はブルーの花崗岩。

長期熟成タイプ
ジュリエナ:2000年前から栽培が始まった古い産地。根の張った古い木が残る。
シェナス:ボジョレー最小のAOC。ルイ13世がこよなく愛したワインとして知られている。
ムーラン・ナ・ヴァン:別名“ボジョレーの王”。土壌はマンガン混じりの花崗岩。
モルゴン:6つの区画があり、さまざまなタイプのワインができる。

10もあると、なかなか覚えられませんが、それぞれのタイプの中で気になる名前だけ覚えておくのも手です。
例えば、プリンス(レニエ)、女王(フルーリー)、王(ムーラン・ナ・ヴァン)セット(笑)、
冷涼系なら、シルーブル(最も冷涼)、サン・タムール(最北)、ジュリエナ(タイプ内最北)。


Moulin-a-Vent 2009 Henry Fessy (輸入元:株式会社アルカン)

名前の響きが好きなものをチョイスしても楽しいですね。
サン・タムールは“愛の聖人”と訳され、2割のワインがバレンタインの時期に売れるそうですが、アモールという兵士が逃げ込んできたことがその名の由来だったという、実は色気のない話があったりします。


Fleurie Yvon Metras (輸入元:株式会社ラシーヌ)
花を連想させるフルーリーがローマ時代の将軍の名前だなんて、かなりガッカリ?(笑)


Julienas Jean Marc Monnet (輸入元:カーヴかない屋)
バブル世代には、ジュリエナが懐かしい?

ボジョレー・ヴィラージュを何杯か味わった後、クリュ・ボジョレーに移ると、色調はほとんど変わらないのに、飲むと、酸、アルコール、タンニン、余韻のレベルが格段に上がるのがよくわかります。
質感が緻密で、ボディに安定感があり、味わいに複雑さがあり、フィネスを感じます。
こうなるともう、ボジョレー・ヌーヴォーとは似ても似つかない別物。
ヌーヴォーのように早飲みするのではなく、何年かかけてじっくり開いていくワインです。特に長熟タイプとなると、若いうちは歯が立たず、5年、10年経ってようやく飲み頃になるものもあります。



ヌーヴォーは気取らない料理とともに楽しむことが多いですが、AOCボジョレー、AOCボジョレー・ヴィラージュ、クリュ・ボージョレーと ワインの格が上がるににつれ、料理の格も上げたい ところです。

ボジョレーやヴィラージュワインなら、パテ、リエット、ソーセージ、軽めの豚肉料理など(ボジョレーの南に位置するリヨンは豚肉料理が有名)がピッタリですね。



クリュ・ボジョレーワインになると、タイプによってさまざまなマリアージュが考えられます。
鶏肉(プーレ)、豚のロースや三昧肉を使ったボリュームのある料理、仔牛のロースト、赤身肉の短角牛、牛の塊肉のローストなど、ビストロ料理から、レストランで出されるような洗練された料理まで、限りない組み合わせがあります。

特に長熟タイプは、若いうちはタンニンがパワフルで骨格がガッシリしているものが多いので、料理もそれに負けない力のあるものを合わせるのがオススメです。


Morgon Cote du Py Vieille Vignes 2005 Potel Aviron
(3,150円、輸入元:豊通食料株式会社)

長熟タイプのモルゴンの7年熟成。今だに圧倒的なタンニン量!熟成の旨味、濃密さ、複雑味があります。ブルゴーニュのピノ・ノワール的にも感じるのは、あのニコラ・ポテルが関わっているからでしょう。このワインならレストランの手の込んだ料理に合わせてみたいです。



ボジョレーヌーヴォーの解禁に際し、「○年に一度の優秀年!」といったキャッチフレーズがよく出されていますが、実際はどうなの?と思うことがありませんか?
ヌーヴォーには、その年のワインの出来をチェックするという本来の目的がありますが、その時だけスポット的に取り上げられるイので、時が過ぎると忘れてしまいがち。
そこで、ここ3年間のボジョレーのヴィンテージの特徴を紹介します。

2009年
歴史に残る、神秘的で素晴らしい年。太陽をたくさん浴び、しっかり凝縮。赤よりも黒いフルーツの香りが強く現れている。長期熟成に向く年。

2010年
ボジョレーらしさを堪能できるヴィンテージ。アロマの表現が素晴らしく、クラッシックで、フィネスを感じるスタイル。

2011年
2009年と2010年の良さを合わせたヴィンテージ。色合いは濃く深く、味わいはリッチかつフルーティー。


左から、2011年、2010年、2009年 同じ造り手のボジョレー・ヴィラージュで比較

ヴィンテージの特徴を踏まえて比較試飲すると、なるほど~!
この3年間を見ると、やはり2009年の凝縮度が高く、長期熟成向き。
長期熟成タイプのクリュを、セラーでじっくり寝かせてみたいですね。
若くしなやかなタイプなら、2010年が華やかで豊かなアロマが楽しめそうです。



さて、ここまで読んでくださった皆さん、ボジョレーワインが飲みたくなってきましたか?

次はおいしい【おまけ編】をお届けします


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春こそボジョレー【前編】

2012-03-29 18:48:55 | ワイン&酒
フランスのワイン生産地 ボジョレー は、ボジョレー・ヌーヴォー でよく知られています。

そのため、ボジョレーは新酒で飲むもの、新酒解禁日(11月第3木曜)から初冬にかけて飲むもの、と思っている人が多いのではないでしょうか?

ボジョレーでは、AOCボジョレー、AOCボジョレー・ヴィラージュ、クリュ・ボジョレー と、大きく3つに分類されるワインがつくられています。
ヌーヴォーがつくられるのは、ほぼ前2つですが、ヌーヴォーではないAOCボジョレーやAOCボジョレー・ヴィラージュのワインもしっかりあります。クリュのワインに至っては、ヌーヴォーは稀。

実は、ヌーヴォーワインは生産量全体の約30% で、70%はヌーヴォー以外 です。

ヌーヴォーの解禁日は11月ですが、ヌーヴォーでないワインの解禁日は1月15日。
かつては12月15日でしたが、現在は1月15日となっており、2013年度の収穫からは2月1日になるようで、解禁日がだんだん遅くなってきています。

1月に解禁しても、ボジョレーワインは春のイースターを過ぎてから飲むもの、というのが、現代のフランスの常識になっています。
イースターは年によって日にちが変わりますが、3月後半から4月上旬頃になることが多く、2012年は4月8日です。
つまり、ちょうど今頃が新酒ではないボジョレーワインがおいしくなってくる時期 というわけ。

そんなことから、今週、ボジョレーの試飲会とプロ対象セミナーが開催され、私も出かけてきました。
テーマはもちろん、“新酒以外のボジョレーワイン”



ボジョレー地区は美食の町リヨンから北に30kmほどに位置し、南北に55km、東西に25kmの広さがあります。東の端にソーヌ川が南北に流れ、西側は山があり、ソーヌ川に向かって傾斜する丘陵から平地にブドウ畑が広がります。畑は全体で18,000haあり、年間80万ヘクトリットル、ボトルにして1万600本のワインが生産されています。

ボジョレーのAOCは 12 あります。
AOCボジョレー、AOCボジョレー・ヴィラージュ、クリュ・ボジョレー(AOC数10)を簡単に説明すると…

AOCボジョレー
ボジョレー地区の南半分の広範囲に広がり、畑の面積は最も大きくなります。全生産量の36%をつくり、うち54%がボジョレー・ヌーヴォーになります。

AOCボジョレー・ヴィラージュ
ボジョレー地区の北部、クリュ(下記参照)の地域を取り囲むように畑があり、起伏が多いのが特徴。全生産量の26%をつくり、うち43%がヌーヴォー(ヴィラージュ・ヌーヴォー)になります。

クリュ・ボジョレー (AOC-10)
ボジョレー地区の北部に10のクリュ(Cru)が存在します。
クリュとは、上級ブドウ畑、およびそのワインのことで、限られたエリア内でつくられ、地区全体の生産量の36%を占めます。
10のクリュは、土壌、標高、微気候、傾斜の程度や向きなどが異なりますので、それぞれの特徴を表現するワインができます。各クリュの特徴については、【後編】で紹介します。


左)Moulin-a-Vent 2008  右)Beaujolais Village 2010 Jean Mortet
(2,200円、2,800円、輸入元:カーヴかない屋)
左がクリュ・ボレジョレー(AOCムーラン・ナ・ヴァン)、右がAOCボジョレー・ヴィラージュ。

ボジョレー地区のブドウ品種は “ガメイ”(Gamay)です。
果皮が黒く、果肉が白い品種で、これを単一で仕込み赤ワインをつくりますが、ロゼワインもわずかに見られます(2%)。また、シャルドネが少量植えられているので白ワインもありますが、これもごくわずか(2%)。


左)Beaujolais Rose 2010 中)Beaujolais Blanc 2010 La Petite Maison Haut
右)Beaujolais Blanc 2009 Henry Fessy
(左と中 各2,200円、輸入元:カーヴかない屋)(右 1,785円、輸入元:株式会社アルカン)

桜色したロゼはフランボワーズのアロマが香り立ち、超チャーミング。花見にオススメ。
中の白は、キリリとした酸と果実味のバランスがグッド。酸味好きの方へのイチオシ。
右の白は、やさしいタッチでまろやか。癒し系ですが、クイクイ飲むと危険です(笑)



ボジョレーで生産されるワインの60%がフランス国内で消費され、40%が世界120カ国に輸出されています。
2011年、日本は対前年比10%増となってアメリカを抜き、世界1位のボジョレー輸入国となりました。日本に輸出された量は66,000ヘクトリットル、ボトル換算では900万本になります、驚くことに、そのうち6万リットルがヌーヴォーでの輸入です。

つまり、日本に入ってくるボジョレーワインの90%がヌーヴォー!
ヌーヴォーに偏る現象は日本だけに見られ、元々ヌーヴォーをつくらないのに、日本に輸出するためだけにヌーヴォーをつくる生産者もいるとか。しばしば見る “日本限定ヌーヴォー”はこうして生まれて います。

しかし、ボジョレーで生産される約70%が翌年の春から楽しみたいスタイルのワインです。
クリュのワインとなると、さらに1年、2年と熟成させることでよりおいしくなり、時には5年から15年…という長期熟成を遂げるものもあります。


左)Brouilly La Fantaisie 2002 右)Moulin-a-Vent 1997 Regnar

2002年のブルイイは、ちょうどいい飲み頃になっていました。
ムーラン・ナ・ヴァンは、なんと1997年!15年を経たおいしさがあります。
(3,300円、3,600円、輸入元:ブリストル・ジャポン株式会社)

ヌーヴォーこそボジョレー、と思っている人が多いと思いますが、他のワインと同様、熟成を重ねて変化を見せるボジョレーワインがあることを知らないのは大変もったいないことです。



【後編】 では、熟成を楽しむクリュワイン、近年のヴィンテージ、食とのマリアージュなどを紹介します。


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【訃報】小飼一至さん(社)日本ソムリエ協会名誉会長

2012-03-28 11:45:00 | ワイン&酒
突然の訃報でした。

3月27日、(社)日本ソムリエ協会の名誉会長 小飼一至(こがいかずよし)さんが急逝されました。
享年66歳。

小飼さんは、同協会の会長の他、国際ソムリエ協会の会長を務められた方。
私も協会の機関誌の仕事をしていましたので、よくお目にかかりましたし、会うといつも「機関誌の取材?いつ載るの?」と気さくに声をかけてくださいました。

最後にお目にかかったのは、昨年の秋、プレス向けの小さなセミナーの席でした。
小飼さんはちょうど風邪を引かれていてノドの具合が良くなかったのですが、セミナーの講師を務められました。その内容は大変理解しやすいもので、これはぜひ広く紹介せねば!と思っているうちに季節が流れてしまいました。

亡くなられたことが、まだちょっと信じられないでいます。
訃報を聞いて、というのも悲しいきっかけですが、近いうちにそのセミナーの内容を紹介いたします。

謹んでご冥福をお祈りいたします。


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スペインの忘れ去られたブドウ品種と再会

2012-03-27 18:43:41 | ワイン&酒
昨日、スペインワインのトレンドとして 「忘れられた品種の再発見」がある、と書きました。

例えば、かつて紹介した黒ブドウ “スモイ” もそのひとつ。

スモイは、スペインは カタルーニャの地ブドウ で、消滅しかかっている品種です。しかし、いくつかの生産者が目を付けて復活の兆しがあります。
先日は、スモイ100%のワイン、ブレンドワインを紹介しましたが、生産量が少ないため、かなりいいお値段が付いていました。

ところが、先日お邪魔した試飲会で、スモイブレンドのお手頃ワイン と遭遇しました!


ROCA i MORA Negre  Cellers Unio (DO Tarragona)
(ロッカ・イモッラ・ネグレ セジェ・ウニオ) 輸入元希望小売価格 1,260円

ガルナッチャとテンプラニーリョ各40%に、スモイ20%をブレンド。
手摘みで収穫したブドウは、それぞれマストと皮とともにマセラシオンを12日間、21℃のステンレスタンクで発酵させ、ブレンドしています。
果実味がチャーミングで、口当たりが軽快でソフト。ほどよいボリューム感で、12%というライトなアルコール度数が嬉しい赤ワインです。
スモイブレンドのワインなのに、このお値段はステキ エチケットもセンスいいですね



でも、よりしっかりした飲みごたえのある赤ワインを求めるなら、(スモイは入っていませんが)、同じ造り手(セジェ・ウニオ)のクロス・デル・ビニェル・ネグレ(下記写真中央)、または、カステル・ダジェのテンプラニーリョ(同右)が個人的にはオススメ


Clos del Pinell Negre 2010 Cellers Unio (DO Trrra Alta)は、ガルナッチャ40%+カリニエナ+シラーのブレンドの赤ワイン。MLF後、カリニエナはアメリカンオーク樽で2カ月間熟成させているので、ロッカ・イモッラ・ネグレよりも厚みがあり、タンニンがしっかりしています。バランスが非常によく、幅広い料理に合わせられそうです。輸入元希望小売価格は1,470円。コストパフォーマンス抜群です。

Castell d'Age Tempranillo 2006 は、テンプラニーリョ100%の赤ワイン。フレンチ&アメリカンオークで6カ月熟成させています。産地はカタルーニャ州バルセロナ。カステル・ダジェは20年以上にわたって有機栽培を行なっている造り手です。
果実味、酸味が非常に豊かでコクがあり、旨味が乗って、飲みごたえたっぷり。6年の熟成のおかげもあるでしょう。これだけ満足度が高いのに、希望小売価格は2,205円。



スペインワインの素晴らしい点は、
価格以上の品質のものが容易に見つかる、ということでしょうか


(輸入元:大榮産業株式会社)


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スペインワイン2011年実績~2012年への期待

2012-03-26 11:45:14 | ワイン&酒
スペインワインの2011年度の実績報告、および2012年度のプロモーションなどに関するプレスミーティングが、先日スペイン大使館にで開催され、参加してきました。

スペイン大使館経済商務部の新任商務官アレハンドロ・ニエト氏の説明によると、
2011年はスペインワインにとって非常にいい年だった、といいます。

ワイン生産量においては、フランス、イタリア、スペインは常に3強の牙城を守っています。
スペインワインは輸出も大幅に増えており、量も金額も世界2位となっています。
(輸出量1位はイタリア、輸出金額1位はフランス)

スペインワインの輸出相手国は、1位ドイツ、2位英国、3位米国、4位フランスと、欧米が強いですが、アジアNo.1の中国とそれに次ぐ日本も非常に重要なマーケットとのこと。それにしても、中国は最近どこでも強い!



日本に輸入されているワインの量と金額を見てみると、2011年度は、
スティルワインでは、スペインは量および金額とも4位(1位フランス、2位イタリア、3位チリ)、
スパークリングワインでは2位(1位フランス、3位イタリア)、酒精強化ワインでも2位(1位ポルトガル、3位イタリア)となっています。

酒精強化ワインは、どの国も大きな推移は見られませんが、

スパークリングワインを見ると、2010年にスペインが2位に順位を上げ、イタリアが3位に落ちるという逆転劇がありました。2011年もスペインは2位を守っています。

スペインから日本へのスパークリングワインの輸入量は、2004年の2,748キロリットルから2011年の5,604キロリットルへと倍増しています。
先日書いたように、日本でのスペークリングワインの需要増大 が影響しているといえるでしょう。



スペインのスティルワインの日本への輸入量も、2004年の6,920キロリットルから2011年の15,814キロリットルと、これまた倍増です。
この間の推移を見ると、2008年(8,811キロリットル)から2009年(12,301キロリットル)の伸びが最も大きくなっています。2009年というと、スペインバル人気 の影響がありそうですね。

スティルワインもスパークリングワインも輸入量においては2倍になっていますが(2004~2011年)、金額ベースで見ると倍増までとはいきません(スティル:23億9100万円→37億7,700万円、スパークリング:15億9,100万円→26億9,500万円)。
つまり、価格の低い商品の割合が増えている、ということです。とはいえ、日本円で計算していますから、数年前とでは円高による為替レートの差もあり、年々安いワインが多くなっている、と単純に考えるのは早計でしょう。生産者の努力により質のいいワインが魅力的な価格で提供されている、と捉えるべきかもしれません。



いずれにしても、輸入量の順調な伸びを見てもわかるように、日本市場において
スペインワインの認知度が年々高くなり、消費量も増えている ということは間違いありません。

ニエト商務官は「スペインワインの人気の理由は3つある」といいます。

1)品質の良さ:DOシステムが大きな道しるべとなっている。かつ理解しやすい。

2)多様性:デイリーからハイエンドタイプまで、発泡ワインから酒精強化まで、非常に多彩。

3)スペイン固有品種の魅力:さまざまな品種からバラエティ豊かなワインができる。

固有品種はそれぞれの地域にありますが、固有品種を最新技術でつくる生産者も多くなり、最近では、忘れられた品種の再発見といった新たな傾向も見られ、スペインワインはますます面白くなってきています。

実際、飲んでも飲んでも、知らない新しいものがどんどん出てくるワクワク感は、スペインが一番あるように思います。他の国のファンだった人がスペインに完全に転換した例も見ています。
嵌ったら最後、スペインワインの迷宮から抜け出せないのかもしれません(笑)




スペインワインをもっと知るには → 「スペインワイン&フード商談会」 に行くべし!

2012年度は下記のとおり商談会が開催されますので、今から予定を確保しましょう!
ただし、この商談会はプロ向けですので、一般の方は入場できません。

6月 5日(火) 東京/ホテルニューオータニ東京
6月12日(火) 大阪/ANAクラウンプラザホテル大阪
6月18日(月) 名古屋/ヒルトン名古屋
7月 2日(月) 福岡/ソラリア西鉄ホテル
7月 9日(月) 札幌/京王プラザホテル札幌
11月5日(月) 東京/京王プラザホテル東京

※スペインワインセミナーの同時開催あり (東京・大阪・名古屋のみ)



スペインワイン情報を入手するには → 「スペインワインのホームページ」 にアクセス!

  Wines from Spain http://www.jp.winesfromspain.com/

※スペインワインのホームページは4月にリニューアルされます


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山形の3ワイナリーのメーカーズディナー開催(4/14)

2012-03-25 10:28:23 | ワイン&酒
山形の3ワイナリーのメーカーズディナーの案内が届きました。
4月14日(土)、東京での開催です。

会場は、 「Brasserie & Wine cafe Buzz」(バズ) 丸の内店

”旅するブラッスリー”をコンセプトとする同店では、シェフが全国の生産者を巡って選りすぐった旬の食材をフレンチの技で調理した料理を、ソムリエ厳選の世界のワインとともに楽しめます。
つまり、日本各地の美味しい食材を通じて様々な“旅”が体験できる店 なのです。



この度、同店で4月下旬から実施される 山形食材フェア に先立っての、
山形の3ワイナリーの醸造責任者を招いたメーカーズディナー 開催です。

山形県は、県内を縦断する最上川により、村山・置賜(おきたま)・庄内・最上の4つのエリアに分かれ、言葉、生活習慣、食文化が異なる と言います。



今回のメーカーズディナーでは、各エリアの持つ風土をテーマとし、3ワイナリーが属するエリアの食材とワインのマッチング が行なわれます。

3人の醸造責任者が語るワインの話を聞きながら、各エリアの特徴、文化、食材にも触れ、ワイナリーについてより深く知るまたとない機会です。
20歳以上で、ワインはもちろん、日本各地の食材に興味のある方は、参加してみてはいかが?

3ワイナリーから各3アイテムずつ、発泡ワイン、白、ロゼ、赤、甘口と、合計9種のワインが出るようですから、これは飲みごたえありそうです。また、貴重なタンクサンプルのワインもあるようです。



山形ワイナリー メーカーズディナー

◆日時  2012年4月14日(土)19時~21時30分 (18時30分オープン)

ワインリスト    ※各ワイナリー醸造責任者のプロフィール&ワイナリー紹介は一番下に掲載

 -タケダワイナリー
  ドメイヌ・タケダ ベリーA古木 2009年
  サン・スフル 白・発泡 デラウェア 2011年
  ドメイヌ・タケダ リースリング ヴァンダンジュタルディヴ 2009年

-酒井ワイナリー
  バーダップ シャルドネ 2011年
  バーダップ樽熟成 鳥上坂 名子山 2010年
  鳥上坂 金沢 2010年

-月山ワイン
  ソレイユ・ルバン ロゼ 2010年
  ソレイユ・ルバン ルージュ 2008年
  ソレイユ・ルバン 甲州シュールリー 2011年 (タンクサンプル)

◆料金  お一人様 ¥8,400 (料理・ワイン代・消費税・サービス料金込み)

◆定員  着席形式 25名様
     ※ 先着順、定員になり次第 締切
     ※ 相席となる場合もあります

◆場所  Brasserie & Wine cafe Buzz 丸の内店
      東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング5F



◆申込 「Brasserie & Wine cafe Buzz 丸の内店」 に直接電話にてお申込みください
      Tel. 03-6269-9155
      http://www.bwc-buzz.jp



ワイナリー&醸造責任者紹介


村山エリア】 「タケダワイナリー」 岸平典子氏
タケダワイナリー代表取締役社長 栽培・醸造責任者、山形県若手葡萄酒産地研究会 会長
1966 年5 月 山形県上山市生まれ。1920 年創業の老舗 タケダワイナリーの5 代目。国内では女性初の栽培・醸造責任者 兼 代表取締役社長。1990年から1994年まで渡仏。ボルドー大学醸造研究所ティースティングコースなどを修了後、仏各地のドメーヌで研修。土壌改良に有機農法を取り入れ、できるだけ低農薬で化学肥料を使用しない自然農法栽培、醸造を行なっている。


置賜エリア】 「酒井ワイナリー」 酒井一平氏
酒井ワイナリー 栽培・醸造責任者
1978 年 山形県南陽市生まれ。山形のぶどう発祥の地と言われる南陽市赤湯地区にて最も古い歴史を持つ(東北地方で最も古いワイナリーでもある)、1892 年創業の酒井ワイナリーの5 代目。2004 年東京農業大学 農学研究科 醸造学専攻 前期過程を修了後、同年に酒井ワイナリーに入社。ろ過機を一切使わない、ノンフィルター製法を守り続けている。


庄内エリア】 「月山ワイン」 阿部豊和氏
庄内たがわ農業協同組合 月山ワイン山ぶどう研究所 醸造責任者
1976 年 山形県藤島町(現鶴岡市)生まれ。1999 年に東京農業大学 醸造学科を卒業後、鶴岡にある清酒蔵に3 年勤め、2003 年に月山ワインに入社。月山ワインは1972 年から山ぶどうを使った本格ワインの研究開発を進め、1979 年にワイナリーとしてスタート。山ぶどうの特徴とコクを活かすため、発酵方法や酵母などを研究、高品質ワインを造り出している。

※各氏のプロフィール&画像、および山形県地図はプレスリリースより引用




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いちごクランチバウム

2012-03-24 11:30:30 | 甘いもん
週末なので、肩の力が抜ける甘~い話題をお届けしましょう(笑)


いちごクランチバウム  無印良品 158円

桜の開花を目前に控え、桜色のスウィーツがたくさん出ていますが、桜の花の塩漬けや桜の葉っぱなどの風味を付けたタイプより、イチゴ味のピンク色スウィーツの方が個人的には好みです。

春といったら、やっぱり イチゴ味

無印のお店を覗いたら、ピンク色したイチゴ味のバウムクーヘン があったので、思わず入手!


アイシングをかけた上にクランチがドーン!

生地にイチゴ果汁が練り込まれ、食べると、しっかりイチゴ味がします。適度にしっとりしていて、ほどよい甘さですが、たっぷりかかったクランチ(クッキーのそぼろ状のもの)が甘い!
母と半分ずつ食べましたが、それでもお腹にズーンと来るほどのボリュームで、非常に満足感があります。カロリーを見ると、406kcal(94g)。分けて食べて正解でした(笑)



長さが14cmあるので、4等分くらいにカットし、上に生クリームを少量絞って生のイチゴを飾れば、ちょっとしたイチゴのプチガトーができそうかも?

なんといっても、きれいな ピンク色 らしくって嬉しくなります
これは季節限定のようなので、終了する前にもう一度リピートしたいですね。

無印のバウムはファミリーマートでも手軽に買え(フレーバーは限定されますが)、お値段もお手頃。
バウムクーヘンは日持ちのするお菓子なので、バッグに入れておけば、非常時にもきっと活躍してくれることでしょう



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健康にいい&おいしい“ブルーベリー”【後編】

2012-03-23 10:56:35 | おいしい飲みもん
【前編】 では 北米ハイブッシュブルーベリーの歴史と健康効果 を紹介しました。
今日は 料理への活用方法 を見ていきましょう



2月に行なわれた北米ブルーベリー協会主催の「ブルーベリーレシピコンテスト」で優勝 したのは

チキンとマッシュルームのブルーベリー煮込み (エレディタードかおりさん)

ひと口大に切った鶏もも肉2枚に塩を振り、ローズマリー、ニンニクスライス、オリーブオイルで約10分間マリネした後、熱したフライパンで皮目から焼く。しっかり焼き色を付け、裏面も焼き、石づきを取ったホワイトマッシュルーム8個を加えて両面焼き、色が付いたら北米産ブルーベリー(生)100gを加えてサッと混ぜ、バルサミコ酢50mlを加えて約5分煮込む。

ブルーベリーのやさしい酸味と、脂がほどよく乗った鶏もも肉の相性がよく、バルサミコの旨味が加わり、バランスよくおいしくいただけました。
これに合わせるワインはロゼがオススメ。ややコクのあるスティルタイプもよし、ドライ過ぎないスパークリングロゼもよし。ほどよい果実味と酸味があるものがオススメです。赤ワインが好みなら、軽いタイプのピノ・ノワールが私のオススメです。



こちらも入賞レシピのひとつ

ブルーベリーとさといものニョッキ ブルーチーズかけ (河内杏子さん)

茹でたサトイモ、ブルーベリー、小麦粉を合わせてニョッキを作り、茹でたところにレモン汁と合わせて温めたブルーベリーを散らし、冷凍したブルーチーズをすりおろして上に振りかけます。

ニョッキにブルーベリーを混ぜ込んでいるのがポイントで、ニョッキに色が付き、まるで大きなブルーベリーの粒のように見えます。塩は使わず、ニョッキには砂糖を、上からかけるソースにはメープルシロップを加えているので、甘い味付けです。料理というよりもデザート感覚でいただけます。



この日は、料理王国サロンの仲田シェフによるブルーベリーを使った料理も紹介されました。


左)アルカリイオン水で作るブルーベリーの万能コンポート
ノドゴシをスッキリさせるためにアルカリイオン水を使ってブルーベリーのコンポートを作っておけば、色々なものにかけていただけます。サラッとしたソースです。

右)ブルーベリーソースで味わうヨーロッパポテト
ブルーベリーの万能コンポートをさらに煮詰め、モルトビネガー、グラス・ド・ビアンドを加え、黒胡椒を振ったソースです。より濃厚でスパイシーなブルーベリーソースになり、これもさままざなものにかけて楽しめます。


北米ブルーベリー菓子 コブラー
コブラーは、フルーツの上に生地を乗せて焼いた素朴なお菓子。
たっぷりのブルーベリー(少し煮てある?)の上の生地はしっとり。甘酸っぱいブルーベリーとかぶせた生地がいい具合にマッチしています。甘いもの好きにはたまりません。簡単なお菓子ですが、だからこそ素材の良さが光ります。



ニョッキに混ぜ込むのはいいアイディアだと思いました。
和のスウィーツだったら、白玉に混ぜ込めばツルンとした食感が楽しめそうですし、パンケーキやクレープに混ぜて焼いたりと、ブルーベリーを何かに混ぜる手法 はかなり応用できそうです。

他の受賞者のレシピとしては、ブルーベリーピューレでドレッシングを作る、エスニックサラダの具材とする、ブルーベリーとヨーグルトクリームをビスキュイでサンドする、という例がありました。

ブルーベリーは甘さがあるので、あまり塩気が強かったりスパイシー過ぎる味付けは合わないように思いました。
また、どうしてもソース系に多用してしまうのは否めず、出来上がりの色が皆ブルーベリーカラーになってしまいます。出来上がりにグリーンの葉っぱを飾るなど、別のカラーでアクセントを添えると見た目が引き締まるように思いました。



北米ハイブッシュブルーベリーは、生食、冷凍のほか、乾燥、フリーズドライといった加工品があり、ブルーベリーを使った二次加工品(クッキー、ドリンク、ペットフードetc...)の生産と需要も大きく伸びています。

北米では、ブルーベリーの収穫は4月から始まり、10月頃まで続きます。南東部のフロリダから東海岸を北上し、その後は西に進み、西海岸からまた北上します。 6月、7月、8月頃が収穫のピーク。

生食用は手摘みでていねいに収穫され、冷凍用や加工用は機械収穫が多くなります。
ブルーベリー摘みをしたことがある人はわかると思いますが、1本の木の中の粒が同時に熟すのではなく、順々に熟していきます。よって、生食用は、熟した実だけをより分けて収穫する“手摘み”で行なわれます。

北米ハイブッシュブルーベリーの年間生産量の15%は輸出され、60%が生食用として生産されており、その比率は増えています。
実は 生食用ブルーベリーの最大の輸出先は日本 とのこと!生食用は3週間ほどしかもたないので、スピーディーに処理し、出荷されます。

一方、冷凍ブルーベリーは韓国が最大の輸出国日本、韓国、中国への輸出は上昇しており、生、冷凍のほか、果汁や濃縮果汁の需要も非常に増えています。日本では健康ブームがずっと続いていますし、美容に関心の高い韓国の人々がブルーベリーに注目するのは当然といえるでしょうか。

また、不況下においても需要が伸びています。“不況だからこそしっかり健康維持したい”、という気持ちが私たちの中にあるからなのかもしれません。



ブルーベリーの小さな粒の中には、さまざまな成分が複合的に含まれていますから、丸ごとそのまま食べるのが理想的です。しかし、ブリーベリーはさまざまな形に加工でき、商品展開は年々多様化しています。そのおかげで、私たちは手軽にブルーベリー製品を手にし、食べることができます。

おいしい上に健康や美容にも効果のあるブルーベリー、最高です
これからも積極的に食べていきたいですね 



「ブルーベリーは伝統食だが、現代食でもあり、未来食でもある」
北米ハイブッシュブルーベリー協会のトマス・ペインさんの言葉が印象的でした。



北米ハイブッシュブルーベリー協会  (US Highbush Blueberry Council)
http://www.blueberry.org/jpn/





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健康にいい&おいしい“ブルーベリー”【前編】

2012-03-22 11:09:47 | おいしい食べもん
北米ハイブッシュブルーベリー協会の主催による「ブルーベリーレシピコンテスト」 が2012年2月に行なわれました。

それに伴い、先日料理王国アカデミーサロン(東京都港区)で開催された、優秀賞レシピの発表会&試食会 にお邪魔してきました。

その際に、来日した同協会のトマス・ペイン氏によるブルーベリーのプレゼンテーションがあり、それがとても興味深かったので紹介します。



ブルーベリーはヴァクシニウム属の植物で、全世界に数千種あるといわれます。
日本にも数百種あるそうですから驚きです。
ブルーベリーはカメリア(椿など)とも親戚とかで、意外なつながりに「へえ~」でした。

北米では、ハイブッシュブルーベリーローブッシュベリーの2種類が栽培されています。

ハイブッシュブルーベリー はcultivated (カルティベイティッド、栽培)品種のブルベリーで、背が高い灌木になります。
アメリカの34州とカナダの2州で栽培され、生または冷凍で流通されています。

ローブッシュブルーベリー はワイルドブルーベリーとして知られており、東部のメイン州やカナダの東部地域で生育し、ほとんどが冷凍で流通されます。


北米ハイブッシュブルーベリー 冷凍タイプ

栽培規模が大きく、広く流通しているのは ハイブッシュブルーベリー です。

ハイブッシュブルーベリーはアメリカ原産で、古くから自生していました。
それを商業用に栽培し始めたのは、100年前、ひとりの女性の功労があったからです。

東部のニュージャージー州にクランベリー農場を拓いたエリザベス・ホワイトさんは、家から農場に行く途中にある森にブルーベリーが自生しているのを見つけました。
そこで、このブルーベリーを栽培し、市場に届けられないだろうか?と考え、博士号を持つ役人(カバリー博士)の協力を得、ブルーベリー栽培に本格的に着手し始めました。
それが1912年、今からちょうど100年前のこと。

彼女は、鹿狩りのハンターたちに森でブルーベリーを探すように頼み、大きな粒のベリーを採ってきた人にはお礼の金額を高く支払いました。
そうして できるだけ大きな粒のものを集め品種改良に取り組みました
エリザベスさん、賢い!

また、エリザベスさんは土壌にも着目
多くの農民たちは、肥沃な土地にブルーベリーを植えて失敗しました。
しかし、彼女は、酸性のキツイ土壌、やせてサラサラした砂地、針葉樹の落ち葉が重なっているような土壌こそがブルーベリーに適していることを発見しました。

その結果、1916年には商業的収穫が可能になり、パック詰めされたブルーベリーが全米に出荷されました。



その頃、女性が農場を拓くことは稀なことでした。しかし、エリザベスさんはクランベリー農場だけでなく、ブルーベリー栽培にまで手を広げ、400人の労働者を抱えていたということですから、とんでもないバイタリティの持ち主です。

それから100年が経つ間に 品種改良 も進み、ハイブッシュブルーベリーはアメリカで年間22万6,750トン(2011年度予測)ブルーベリが生産され、栽培面積も生産量も年々増え続けています。
現在では、ブルーベリー農家は2600軒にもなるとか!

ブルーベリーの需要が大きく伸び始めたのは1980年代後半からで、20年間で4倍にもなりました。
今では、生産がなかなか追いつかない状態、とトマスさんは言います。

大人気の理由は、そのおいしさはもちろん、“健康効果” への期待があります。

ブルーベリーは古くからネイティブの人たちの伝統食でした。
実に星の形☆があるので、ブルーベリーは縁起がいい とされ、また、食べると目にいい ことを、彼らは当事から気付いていたようです。


☆の模様が見えます

ブルーベリーに多く含まれる アントシアニン は抗酸化、抗炎効果が高く、ベリー類にたくさん含まれる フラボノイド も抗酸化機能が高く、心臓病、脳梗塞、コレステロール値の低下、視力向上、脳の老化防止、アンチエイジング、運動能力低下防止、決定能力や判断力のスピードアップ、神経細胞の再生を促し、細菌癒着防止、血液サラサラなどの効果があるという研究報告がされています。

そうしたことから、ブルーベリーは さまざまな食品に混ぜ込まれ、ペットフードにまで入れられています。それはペットの健康を考えてのことですが、ペットの医療費は非常に高いので、ブルーベリーで事前にしっかり予防しよう!ということがあるようです(笑)

【後編】では、いよいよブルーベリーを使ったお料理を紹介します




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大学デビューします

2012-03-21 11:26:17 | ワインのお仕事
お彼岸の中日を過ぎましたが、いつもこの頃に満開となる近所の土手の彼岸桜がまだ咲きません。やはりこの冬の寒さで桜の開花は遅れているのでしょうか?

桜の便りはまだですが、先日、私に大学の講座での講演オファーがありました。

講演内容はもちろんワインに関することですが、テーマが面白そうなのでお引き受けしました。
いつ、どこで、というのはまだお知らせできませんが、4月以降、大学前期の授業時間での開催で、単発の講座になります。

まずはお声をかけてくださいました関係者の方々にお礼申し上げます。
身の引き締まる思いですが、せっかくの機会ですので、楽しみながらお話をさせていただきたいと思っています。


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「第4回 酒は未来を救う」に行ってきました

2012-03-20 22:53:24 | ワイン&酒
3月20日、横浜の大さん橋ホールで開催されたチャリティーイベント 「酒は未来を救う」 に参加してきました。

孤児や病気の子供たちの支援金を集めるため、皆で日本のお酒(日本酒、焼酎、泡盛、ワイン)を飲みましょう、というイベントで、今回4回目を迎えます。
※イベント告知の際にアップした記事は → コチラ

北は青森から南は沖縄まで、31の日本酒蔵、15の焼酎および泡盛の生産者、16のワイナリーが集まり、それぞれ自慢の酒を紹介しました。


来場者は約800人!大盛況でした

会場でまず気になったのは東北の酒。福島出身の私の母はいつも福島産のものを贔屓にするので、私も当然福島贔屓(笑)まずは福島の酒を飲まないと!
福島県からは下記2つの日本酒の蔵元が来ていました。


天明  曙酒造合資会社 (福島県河沼郡会津坂下町)

“中取りシリーズ”は初心者でも飲みやすいと思いました。2本の違いは米の品種の違いということです。日本酒もワイン同様、品種によって酒の味が変わってくるものなんですね。


奈良萬  夢心酒造株式会社 (福島県喜多方市)

“おりがらみ”はオリが入ったままの純米生酒。口当たりがやわらかいのがいいですね。
食前酒にオススメとのこと。
オリが絡んでいるから、こうした名前なんですね。ひとつ覚えました


左)デラウエア辛口 2011 塩山洋酒醸造(山梨県甲州市) 
右)惣誉酒造(栃木県芳賀郡市貝町)

今回は普段なかなか飲めない日本酒を中心に試飲してみました。
飲み比べると、自分の好みがわかってくるので、こうした試飲会はいい機会ですね。



会場にはいくつかの種類の募金コーナーがありましたが、私が今回どうしても協力したかったのが、「タイガーマスク募金」

福島の児童養護施設の新一年生のための募金で、ランドセルや文房具などを購入する支援金となります。名前は、“タイガーマスク/伊達直人”を名乗る人物がランドセルを寄付した昨年の社会現象に由来しています。


私も新一年生の子たちにメッセージを書きました/募金した人に「鳳凰美田」配布(先着)

※「鳳凰美田」(ほうおうびでん)大吟醸 特別限定品(270ml)は栃木県小山市の小林酒造の提供

新一年生全員分のランドセルが買えるだけの募金が集まっているといいですね。
(→ランドセル購入できる金額が集まったそうです )(3/21加筆)




海に突き出た桟橋のホールなので、目の前は海!

行きかう船を眺めながら日本の酒を昼から飲む贅沢を、たっぷり堪能しました



横浜大桟橋の周辺は観光スポットがたくさんあり、酔い覚ましに散策するにはピッタリ(笑)
今日は天気が良かったので、本当に気持ちのいい1日でした。

この日の募金総額は100万円を超えるかもしれない、とスタッフから聞きました。
3年前から始まり、ずっと続いている素晴らしい企画なので、これからもぜひ頑張って継続してほしいと思います。私も陰ながら応援を続けさせていただきます。


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日本の未来を考える「社会イノベーター公志園」

2012-03-19 15:41:08 | ビジネス
大学同期の友人に声をかけられ、先週末、
「第二回社会イノベーター公志園全国大会開会式/キックオフ・フォラーム」 に出席しました。

最初に思ったのは、社会イノベーター公志園(こうしえん)って何者?ということ。

“イノベーター”(innovator)は“革新者、新たな方向への指導者”などの意味がありますね。

「社会イノベーター公志園」 は、世界、世界の中の日本、日本の地域社会やコミュニティの現状に対する危機感の中から生まれた、人材育成、教育啓発、社会変革イニシアチブのこと。
*イニシアチブ:物事を率先して行なうこと、主導すること

と言われてもすぐにピンと来なかったのですが、まず第一回の報告を聞いているうちに、これはとても有意義な活動だということがわかってきました。

第一回めの開催開始は2011年1月。日本全国各地から公志園への申込(挑戦)があり、選抜された16名が出場しました。
まるで全国選抜高校野球のようで、それゆえ、「公志園」「甲子園」 と引っ掛けています。



第一回出場者によるプレゼンテーションをいくつか紹介すると、

生まれた環境の違いによる教育格差解決を目指し、格差社会の連鎖を断つ
 松田 悠介さん(Teach for Japan 代表理事)

増え続けるエイズ孤児が1人の人間として扱われるよう、アフリカで支援活動
 門田 瑠衣子さん(エイズ孤児支援NGO・PLAS代表理事)

住民を支える医療拠点を設立、高齢者を孤立させない訪問医療活動などを実施
 武藤 真祐さん(鉄祐会祐ホームクリニック院長)

スポーツを通じカンボジアの地雷源撤去。生まれた国の違いで夢を諦めさせない!
 菅原 聡さん(GLOBE PROJECT 代表理事)

※第一回公志園の様子を収めたDVDは 「TSUTAYA」 にて無料レンタル中



社会イノベーター公志園は、こうしたことにこれから取り組もうとしている人、すでに取り組んでいるけれど事業として持続できない人などを支援、応援するだけでなく、共感し、一緒に行動していこう、という活動です。

つまり、公(おおやけ)の志にあふれ、新しい経済社会の実現に向け奮闘する 「挑戦者」 を応援する社会変革イニシアティブ が、社会イノベーター公志園の柱です。

公志園選抜出場者にはメンター(助言者)的な役割の 「伴走者」 が付きます。この伴奏者との対話を通じてさまざまなプロセスを経験し、4カ月に渡る挑戦を行ないます。

第二回目となる2012年度は、北海道から九州まで16名が選抜されました。
下記URLに16名の詳細が紹介されていますので、ぜひご覧ください。
 → http://koshien-online.jp/2012koshien/

なお、「第二回開会式およびキックオフ・フォーラム」では、10~70代の代表者によるパネルディスカッション「坂の上に雲はあるのか~日本と日本人の志を問う~」、東北の未来を考えるダイアローグ「坂の上に立って~東北から日本の未来派拓けるか~」も行なわれました。

※第二回公志園決勝大会は 宮城県の気仙沼で開催されます(7月21日)
 今回の開会式には気仙沼の副市長も出席し「気仙沼に来て下さい」と呼びかけました。

※第二回公志園DVD制作支援会のメンバーになることができます
 → http://koshien.justgiving.jp/#3c_1


第二回開会式の様子

社会イノベーター公志園では、各界を代表する方々が個人として参加しています。

例えば、実行委員長は武田薬品工業の長谷川閑史(代表取締役社長)さんですし、日本IBM最高顧問の北城恪太郎さん、アイリスオーヤマの大山健太郎(代表取締役社長)さん等、経済界トップの面々、学界からは東北大学大学院経済学科研究科長の大滝精一教授などが関与されています。

しかし、この会の中では肩書きも年齢も関係なく、皆、「○○さん」と呼ばれます。

後援には内閣府、外務省、経済産業省、文科省、経済同友会、日本生年会議所などが、企業では三井物産、リクルート、日立製作所、ミスミグループ本社、サントリーホールディングス、ベネッセコーポーレーションが協力していますから、社会的注目度の高い活動だということがおわかりいただけると思います。

にもかかわらず、私が社会イノベーター公志園の存在を知ったのはつい最近のこと。
今までまったく気付かず、お恥ずかしい限りなのですが、せっかくのいい機会ですので、今後はぜひ注目していきたいと思っています。

自分が共感する挑戦者の応援団に加わる → http://koshien.justgiving.jp/

ある活動を通じて社会に貢献したい!と思っている方は、ぜひ次の第三回を目指してチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

今回、挑戦者にエールを送ることで自分も元気をもらえた、まわりが元気になった、という声をたくさん耳にし、私もパワーをもらいました。
冷たい雨の週末、5時間半の長丁場でしたが、晴れ晴れとした気分で会場を後にしました。

 社会イノベーター公志園   http://koshien-online.jp/


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猫好きなもので(笑)

2012-03-18 23:34:18 | 雑記
パッとしないお天気が続いていますので、ここ最近出会ったを振り返って癒されたいと思います


友人の家で生まれた子
よく動くので、いいシャッターチャンスがなかなかなく、しかも不機嫌そうな顔(笑)


図書館の庭の木の下で爆睡中の野良ちゃん
声をかけてもビクともせず

週末なのに何かと多忙ゆえ、手抜きで失礼しました


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仕事前にアルコールゼロ

2012-03-17 22:58:12 | ワイン&酒
雨の中、午前中から出かけ、昼から某フォーラムに長時間みっちり参加して帰宅。
クタクタに疲れているし、ノドはカラカラ。

なんと!ちょうどいい具合に餃子がある!これは当然ビールでしょう(笑)

といきたいところでしたが、この後、仕事があったので、アルコールゼロをチョイス。


ノンアルコール0.00%   CAINZ

ホームセンター「CAINZ」(カインズ)が直輸入する ノンアルコールビアテイスト飲料 です。
人気のノンアルコールビアテイスト飲料は、今やホームセンターも輸入する時代なんですね。

ドイツ産アロマホップ100% を使っているけれど、原産国は韓国
カロリーは19kcal/100mlで、ゼロではないけれど、まずまずライト。
お値段は80円台だったように記憶しています。



一番麦汁使用 です。
やや甘さを感じ、泡もなめらかでソフトなタッチで、やさしいノドごし。やわらかく、まろやかなタイプで、やや厚みにかけますが、スムースで飲みやすいです。
これは女性に好まれるかもしれません。

ラー油をピリリときかせた餃子とは相性バッチリで、おいしくいただきました

お値段が安いので、数本ストックしておいてもいいかも?と、悩み中です(笑)


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