今年の5月にギリシャ取材をした際、現地で買ってきた
ギリシャワインがあるので、イベントスペースを借りて小さなワイン会を開催しました。
用意したワインは、白4本、赤4本、合計8本。
ワインの生産地域は、今回訪問したサントリーニ島、ペロポネソス半島です。
白ワイン
(左より)
Atlantis White 2015 Estate Argyros (Santorini, PGI Cyclades)
※Assyrtiko 90% , Aidani 5%、Athiri 5%
Aidani Organic wine 2014 Hatzidakis (Santorini, PGI Cyclades)
※Aidani100%
Domaine Spiropoulos Mantinia estate Organic Wine 2015 (Peloponnese, PDO Mantineia)
※Moschofilero
Santorini Nykteri 2015 Santo Wines (Santorini, PDO Santorini)
※Assyrtiko
バラの香りが特徴といわれる
モスフォフィエロをまず食前酒的にいただきました。
果皮の色がデラウエアなどのような薄いパープルなので、ワインの色もほんのりピンク。
続いて、オーガニックの
アイダニを。こちらは黄色が濃く、味わいも独特。
華やかで、なめらかで、アロマティック。少しゆるさがあり、ふわ~っとしていました。
白の後半は、サントリーニ島を代表する白品種
アシルティコの飲み比べです。
アトランティスはアイダニとアシルが各5%ブレンドされ、バランスを取っています。
ナイトハーベストを意味する“ニキテリ”は、通常のアシルティコよりも凝縮感を高めていますが、アシルティコならではの酸とミネラルがキリリとあり、さすがです。
赤ワイン
(左より)
Atlantis Red 2014 Estate Argyros (Santorini, PGI Cyclades)
※Mandilaria90%, Mavrotragano10%
Nemea Agiorgitiko 2013 AB Vassilopoulos (Peloponnese, PDO Nemea.)
※Agiorgitiko 100%
Agiorgitiko by GAIA 2014(Peloponnese, PDO Nemea)
※Agiorgitiko 100%
Domaine Spiropoulos Nemea estate Agiorgitiko 2008 (Peloponnese, PDO Nemea)
※Agiorgitiko 100%
まずは、
サントリーニ島の赤をいただきます。
ギリシャで色が最も濃い品種とされるマンディラリアをメインに、深みを与えるマヴロトラガノをブレンドしています。ザックリ感があり、フルーツの甘さを感じます。
赤の3本は、すべて
ネメアのアギオルギティコ。生産者違い、ヴィンテージ違いになります。
AB VassilopoulosはスーパーのPBワインなので、ギリシャの家庭でよく飲まれているかと思いますが、果実の甘みがあり、なめらかで、ゆるさがあります。
GAIA(イエア)は洗練されたスタイルで、バランスよく飲めます。まだ若いですが、しばらくは楽しめるでしょう。
Spiropoulosはオーガニック。この生産者は現地で会いました。
2008年ということで、いい熟成がされ、まったりした旨味があります。
アギオルギティコは、若くてフレッシュなものから、熟成させたものまでおいしく飲めるワインなんですね。
ネメアの生産者の皆さん (右から3人目がDomaine Spiropoulosの方)
ネメアのブドウ畑は標高の高い斜面にあります
なんと、海も見えます!
今回の食事は、ギリシャらしいものを用意しました。
ギリシャのブドウの葉っぱで米を巻いた
ドルマ
メインは
ムサカ
ポテト、ナス、挽肉を重ねています
ギリシャチーズの
フェタはかなり塩が強いです
デザートには
ギリシャヨーグルト
ギリシャのワインは食べ物があるとよりおいしくなる!ということが、改めてよくわかりました。
ざっくりしたワイン会でしたが、
肩ひじ張らずに気軽に食事と楽しめる、というのが、ギリシャワインの最大の魅力かと思います。
ぜひ気軽にギリシャワインを楽しんでみてください。
ワイン会にご参加くださった皆さん、ありがとうございました
[参考]
【トラベル体験記】赤・白・ビオから松ヤニまで?ギリシャで満喫ワイン旅行!
https://www.goodspress.jp/reports/46279/
【トラベル体験記】地中海式食生活と山海の幸を楽しめるギリシャのおいしい旅!
https://www.goodspress.jp/reports/54018/