ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

伊ヴェネト州のローカル品種スプマンテ

2011-05-31 15:19:39 | ワイン&酒
さて、昨日紹介したスパークリングワインの栓「Zork」は、こちらに使われていました。




DINO Durello Vino Spumante Brut 2008 Cantina di Soave Sac (伊、Veneto)

イタリアはヴェネト州の辛口スプマンテ(スパークリングワイン)です。

Durello(デュッレッロ)(またはDurella)はヴェネトの白ブドウ品種
VeronaとVicenzaの間の丘の斜面で栽培され、主にスパークリングワインの原料となります。

このブドウ名の入ったDOCには 「Lessini Durello」 (白、泡)があります

デュッレロから造られたスパークリングワインは、フルーティーで爽やかで、桃やリンコの風味があり、フィニッシュがクリスピーなものになるということですが、このワインは・・・




淡いペイルグリーンで、泡立ちは穏やか。
白い花を思わせるフラワリーなアロマが上品です。

口に含むと、果実味のアタックはほわっとやさしく、酸もかなりマイルド
酸好きとしては、もっと酸がシャキッとしている方が嬉しく、果実味ももう少ししっかり出ていればメリハリも出るはずなのに、全体的にゆるめなのが残念・・・

ワイン飲みなれていない人、酸が苦手な人には、このゆるい感じが飲みやすくていいのかもしれませんが、キリリとした泡を求める人には物足りないと思います。

アルコール度数は11.5%とライトなので、ランチタイムに軽~くという時やアペリティフに使えそうでしょうか。
ただし、よーく冷やして引き締めましょう

輸入元は、英国のスーパー系の「テスコ・ジャパン」。
アンダー800円で、栓は便利なZork seal採用。


Durelloのスプマンテの生産者の中には素晴らしいワインを造る人もいるようですので、ちょっとアンテナを張って探してみようかな、と思っています。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新スタンダードになるか?発泡ワインの栓

2011-05-30 23:51:37 | ワイン&酒
スパークリングワインを買おうと思って手に取ったら、どうも 栓が特殊 らしいので、確かめるべく思わず買ってきました。



キャプシール部分はごく普通ですが、剥いてみると下の部分がらせん状に巻きついています



キャップの上には「灰色のボタン状のもの」が存在します

まず らせん状の部分を巻き取ってはがし(ちょっと力が必要)、キャップを上に持ち上げると開栓できますが、キャップがなかなか外せない!

最初はかなりの力を使って上に持ち上げて開けましたが、どうやらコツがあるようで、少しひねるように持ち上げると、そこそこの力で開けられました。



はがし取ったらせん状部分+キャップ      キャップの裏側はこんな状態



キャップの灰色の部分を下に押すと     →  灰色の“足”が出てきます


ボトルに栓をする際には、


灰色の部分を押し下げたまま瓶口にかぶせ、黒い外側の部分を下に押すとカチッとはまります

これだと、シャンパンストッパーがなくてもイイ!
(念のために手持ちのシャンパンストッパーを使ってみましたがOKでした)



これは豪州のアデレードで開発された 「Zork」 という栓で、以下の利点があるとのこと。

 ・開けるのが簡単 (コツを掴めばシャンパーニュの栓より確かに簡単)

 ・コルク臭と無縁 (コルクを使わないのでブショネなし)

 ・再び栓ができる (シャンパンストッパー不要)


実際に使ってみたところ、最初の開け方がわからないとあせりますが、慣れると簡単に開けられるようになりますし、開けた栓をそのままストッパーで使えるのが便利だと思いました。
アウトドアにもいいですよね。




「Zork」の使い方説明がバックラベルにちゃんとありました
(小さいイラストなので、最初は見逃してしまいました)

「Zork」は一度体験しておけば、次からはラクに扱えると思います。
これはけっこう使えるんじゃないでしょうか。

豪州、NZ、アメリカなどのワイナリーで使われてきているようですが、消費者の需要が高まれば、そのうちこれが発泡ワインのスタンダードな栓になってくるかも?

なお、発泡タイプでないスティルワイン用のZork栓(当然ソムリエナイフ不要)もあるようです



さて、この栓は他のボトルでも使えるでしょうか?
今度実験してみます


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

これもヒット!「横浜あんぱん物語 こしあん」

2011-05-29 18:00:56 | パン
裏ラベルを見ると、1個で500、600kcalはザラ、という菓子パンがけっこう多くある中、
336kcalというまずまずのカロリーと、手にした時の重さに惹かれて買ってみたところ、
久々に大ヒットな 「あんぱん」 に出会えました



横浜あんぱん物語 こしあん  第一パン  オープン価格

「北海道産小豆を100%使用した風味豊かなこしあんをたっぷりと包み込んだあんぱんです。」

下に横浜港らしきレトロなイラストが描かれているのはいいとして、左上に書かれた 「Koshi An」 の文字に可笑しくなりました(笑)

手のひらに載るほどの、やや小振りなサイズですが、見た目に比べてズシッと重い!

たっぷり詰まった「こしあん」のせいです

しかも、このこしあんの 緻密でしっとりなめらかなこと といったら



これだけあんこが充実しているこしあんのあんぱんは、なかなか見ないのでは?
パンの部分よりあんこの部分の方が体積が大きく、まるであんこの塊を食べているよう(笑)

いつものスーパーで105円で買いました。
これはもうリピート決定です

 *粒あんタイプの「小倉あん」もあるようです


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロゼシャンパーニュとカルトワインの華麗なる夕べ

2011-05-28 17:30:38 | ワイン&酒
私が友人たちと2月に「グットドール西麻布」を訪れた際は、ちょうどワイン持ち込み無料期間だったため、お言葉に甘えて以下の6本のワインを持ち込ませていただきました。

この日のテーマは 「シャンパーニュ ロゼ対決 & 超カルト赤ワイン」



まずは ロゼシャンパーニュ


Cedric Bouchard Roses de Jeanne 2004 Rose de Saignee Creux d'Enfer

2000年、コート・デ・バールのオーブに設立したシャンパーニュメゾン「RDJ」社
このブログでは3度目の登場ですが、ロゼは初 (以前の記事は → コチラ

Creux d'Enfer(クリュー・ダンフェール)が通称の畑名(単一畑)で、0.071ha。
ピノ・ノワール100%からセニエで造られる、年間420本の稀少品。
専門誌での評価が非常に高いシャンパーニュです。



Egly-Ouriet NV Brut Rose Grand Cru

もはやシャンパーニュの定番となった、アンボネイのエグリ・ウーリエ
ピノ・ノワール60%(うち10%は赤ワインのコトー・シャンプノワ)+シャルドネ40%のロゼ。
(比率の数字は70%+30%という記録もあり、おそらくその前後の割合でしょう)

リザーブワインはけっこう古めのものを使っているようです。
このボトルのデゴルジュマンは2008年7月(バックラベルに記載)



Jacques Selosse NV Brut Rose

誰もが憧れるシャンパーニュのひとつが、ジャック・セロス
このロゼのベースはシャルドネで、友人であるエグリ・ウーリエの赤ワイン(コトー・シャンプノワ)を7%ブレンドして造っています。
ドサージュ6g/l、デゴルジュマンは2007年10月3日(バックラベルに記載)、6000本。


すりガラスのボトルがきれいで個性的ですが、デリケートで光に弱いので保管に注意
(箱に入れるor紙を巻く)



この3つのロゼシャンパーニュを贅沢にも並べていただきました

どれも素晴らしかったですが、ジャック・セロスが複雑味&しっとりと落ち着いた旨味があり、これはもう堪らない美味しさでした。
非常に“ワイン的”で、食中酒としてじっくり味わいたい!と思いました。



華麗なる夕べの後半戦は 豪州&米カリフォルニアのカルトワイン の登場です


Rockford 1991 Shiraz Basket Press (豪州、SA バロッサ・ヴァレー)

豪州の名ブティックワイナリーのひとつと言われているのが、ロックフォード
ファーストヴィンテージは1984年。
60~130年超の樹齢のシラーズから、素晴らしいワインが造られます。

バックラベルには「10年は待つべし」と書かれていましたが、これは20年モノ!
なめらかさ、複雑味、甘いタンニン、ゆったり感・・・穏やかでほっとする味わいでした。
オーストラリアのシラーズを熟成させると、こんな素敵な世界が待っているんですね



さて次の2つのワインには共通点がいくつもあります

1)ナパ・ヴァレーのカルトワインを造るセント・ヘレナのワイナリーである
2) 10年以上経過したカベルネ・ソーヴィニヨンのワインである
3)同じ人物が関わっている (David Abreu)
5)パーカーポイント100点獲得



Abreu Madrona Ranch Cabernet Sauvignon 1997 (米、CA Napa Valley)

セント・ヘレナ出身のブドウ栽培家デイビッド・エイブリューは、Grace Family, Viader, Bryant Family Vineyard, Harlan Estate, Spottswoode, Araujo Estate Wines, Screaming Eagle Winery など、錚々たる著名ワイナリーの仕事をしてきましたが、1980年に見つけたマドローナ・ランチから自分の名前でワインをリリースしました。
今や、Abreu もナパのカルトワインのひとつです。



Bryant Family Vineyard Cabernet Sauvignon 1996 (米、CA Napa Valley)

ディビッドが現在ヴィンヤードマネージャーを務めているのがブライアント・ファミリー
ただし、1996年当事はまだヴィンヤードマネージャーにはなっていません(この年に彼が関わっていたかも不明)。が、ひとまず2本ともディビッドつながりです(超豪華!)

もちろん、どちらもパーフェクト
あとは、個人の好みになってくるでしょうね。

私の好みは、全体的に落ち着いた熟成感のあるブライアント・ファミリー。
幾層にも重なった深みのあるアロマと凝縮感のある果実の旨味が素晴らしく、官能的な部分も見え、うっとりしました。

それにしても、なんとも贅沢な飲み比べ
ワインを用意してくださったGさんに感謝です


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5/30でお別れ「グットドール 西麻布」

2011-05-27 12:15:35 | レストラン&店
大震災の前に友人たちと出かけ、食事をし&ワインを飲み、そのうちブログにアップしなくちゃ・・・と思っていた西麻布の名店「グットドール 西麻布」が、2011年5月30日をもって売却され経営が代わる ことになりました。

この知らせが届いたのは、昨日のこと。
え?と、寝耳に水でしたが、あの大震災の影響も大きかったようでした。

 *スタッフブログ参照 → http://douzeane.blog136.fc2.com/



そこで、お別れパーティーが開かれます。

5/27(金)19:30~
      小柿平シェフのコース、ワイン飲み放題、ミニライブ付き
      着席 8000円 (要予約)

5/29(日)17:00~20:00
      3時間ワイン飲み放題、料理なし
      オールスタンディング 4,000円

     *29日はシェフ不在のため、各自で食べ物を持ち寄ってください


また、30日まで ワイン持ち込み代無料 とのことですので、パーティーには行けないけれど、という方は、ぜひ各自の都合に合わせてご予約を。



ちなみに、私が2月にお邪魔した際のお料理を紹介すると・・・・


嬉しいアミューズ(2人分)


大麦を使ったサラダ仕立ての一皿


テリーヌみたいですが「ムサカ」です


メインの肉料理


「ぜひ食べて!」と オーナー超オススメの濃厚チーズケーキ



行きたい!と思った方は、まずはお電話で確認することをオススメします。


グットドール 西麻布

 東京都港区西麻布4-10-7 3F 
 TEL. 03-5467-2648

http://www.goutte-dor.com/nishiazabu/


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

独モーゼルの新世代ワイナリーが面白い!

2011-05-26 23:35:40 | ワイン&酒
リースリングの母国といえばドイツ
ドイツには13のワイン生産地域がありますが、日本で知名度が高く、しかも名実共に代表的な産地といえば、モーゼルとラインガウでしょうか。

ラインガウにはボディのしっかりした辛口のリースリングがあるなぁと思いますが、
モーゼルでは、伝統的な、果実味と酸味のバランスの取れたフルーティーさを感じさせるリースリングワイン、のイメージが健在のように思います。

でも、モーゼルには、「ヘイマン・ルーヴェンシュタイン」(Heymann-Lowenstein)のように、モーゼルのテロワールを表現することを追い求める新しい世代のワイナリーも続々登場しています。

ヘイマン・ルーヴェンシュタインの当主ラインハルト・ルーヴェンシュタイン氏は、そうした新世代ワイナリーのリーダー的存在といいます。
彼には本来予定していた「Riesling Ring Tasting」の開催日(4/5)にセミナーをお願いしていました。

が、未曾有の大震災を受け、試飲会を延期を余儀なくされ、彼の初来日も中止となりました。
うーん、残念!
ですが、延期された5/20の試飲会では彼のリースリング5種が出展されました。



Heymann-Lowenstein Uhlen Blaufusser Lay 2007 (6,800円)
Heymann-Lowenstein Uhlen Laubach 2007 (8,400円)
Heymann-Lowenstein Uhlen Roth Lay 2007 (8,400円)

ウーレンは現在のドイツワイン法ができる以前の最上カテゴリーⅠ(全体の1.5%)に含まれていた区画といわれています。
(そのせいなのか、どれもいいお値段していますね)

ワインガイド誌で非常に高い評価を受けているのが、「Uhlen Laubach 200」7(ウーレン・ラウバッハ)。
「Uhlen Roth Lay」(ウーレン・ロス・ライ)は、Uhlenの中では最も力強いミネラルを感じるキュヴェ。

スレート土壌で育ったリースリングの“天然の酸味と果実味の素晴らしいバランス&リッチな味わい”が特徴ということですが、それを感じることができたでしょうか?



Heymann-Lowenstein Fantasie der Schieferterrassen Sekt NV (3,800円)
Heymann-Lowenstein Schieferterrassen 2008 (3,400円)

発泡ワインのゼクトもあるとは嬉しいですね



ヘイマン・ルーヴェンシュタインのリースリングワインは、モーゼルでありながら、ラインガウの辛口やフランケンワインに近いパワフルな印象を私は受けました。

ラインハルト氏の話が聞けなかったのが、返す返すも残念!
またの機会を楽しみに待つことにしましょう。



(輸入元:ザ ヴァイン)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サラリーマン御用達アイスでパワーチャージ(笑)

2011-05-25 23:20:21 | 甘いもん
(今週は外出が多くてちょっとお疲れなので、ここで癒しのインターバルを

神谷町で打ち合わせをした後、次の予定の前にパワーチャージをすべく、
アイスクリームの製造直売をしている「SOWA」(ソーワ)に立ち寄りました。

以前も紹介しましたが、神谷町近隣のホテルにも卸しているアイスクリームが、ここの店頭で食べられるのです。

でも、シャーベットのシングル130円~と、懐にやさしいアイス屋さん です

アイス、ソフトクリーム、アイスもなか、アイスどら焼き、と、心惹かれるものばかりですが、
今回は、スウィーツパワーで元気回復を願い(笑)、ドーンとボリュームのあるコチラをチョイス。


マンゴーランド  380円  *季節限定  SOWA(東京都港区) 

オーダーすると、カットしたマンゴーをバニラソフトクリームと軽~く混ぜ合わせ、カップにこんもり盛ってくれます。

なめらかでクリーミーなソフトクリーム&たっぷりのフレッシュマンゴーの魅惑のコラボ

早く食べたい!とあせって口に入れると、キーンと冷たい!
でも、口の中でマンゴーとバニラソフトがとろ~んと甘く溶け合います

ボリュームたっぷりなのに、ペロリと軽く食べられてしまうのは、フレッシュなマンゴーと、ソフトクリーム自体のおいしさゆえ。カロリーは気になりますが、満足、満足~

近隣のサラリーマンの人がよく食べているので、男性もお気軽にどうぞ(笑)

お店情報は前回の記事を参照ください


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

こんなドイツのリースリングワインもありました

2011-05-24 23:55:00 | ワイン&酒
5月20日に開催した 「第3回 Riesling Ring Tasting」 では、インポーターなどの各団体のブース出展(30)がありました。
それに加えて、Riesling Ring で紹介してもらえないか?とオファーのあった未輸入のドイツワイン生産者のワインも紹介しました(第一部のみ)。



Saar Mosel Winzersekt (モーゼル)  Georg-Muller-Stiftung (ラインガウ)

それがこの2社で、ワイングラスを出展(東洋佐々木ガラス)していたすぐ横に、リースリング・リングのブースを設けて紹介しました。



Saar Mosel Winzersekt


Riesling Cermant Dichtertraum Zeller Petersborn-Kabertchen 2009
Riesling Brut Cremant Dichtertraum Zeller Petersborn-Kabertchen 2009
Riesling Brut Cremant Dichtertraum Eitelsbacher Marienholz 2007

ザール・モーゼル・ウィンツァーゼクト醸造所は、発泡ワイン(ゼクト)の造り手。

ドイツを代表する文豪ゲーテ(1749-1832)にちなんだスパークリングワイン3種。
“詩人(Dichter)の夢(traum)”という名前が付いています。
エチケット中央に四角く枠で囲まれている絵はゲーテが描いたとか?



Mosel Riesling Sekt Trocken 1989

なんと、12年経過したゼクト
飲んでみると、熟成した感じは出ていますが、思っていたよりも酸に若さがあり、まだまだヘタっていません。複雑味があり、これは美味!
1989年は東西ドイツ統一の年で、これは貴重なヴィンテージですね。
こんなゼクトがまだ生産者の元にあるとは驚きです。どこかで輸入してくれないでしょうか?

いずれも発泡ワインですが、上3つが「Cremant(クレマン)」表記なのに、下の1本だけは「Sekt(ゼクト)」となっています。

ゼクトもクレマンも瓶内二次発酵で造られますが、気圧を比べると(20℃の場合)、
ゼクトは3.5気圧以上、クレマンは2.5~3気圧前後なので、この点が異なるでしょうか。

また、ゼクトのアルコール度数は10%以上ですが、クレマンは11.5%以上(私の記憶では)と規定されています。
それゆえ、エチケット上で SektとCremantの表記を使い分けているようですね。



Georg-Muller-Stiftung


Edition PW Riesling trocken 2009
Hattenheimer Schuetzenhaus Riesling Kabinett feinherb 2009

ラインガウのゲオルグ・ミュラー財団のリースリング5種を紹介しました


Hattenheimer Engelmannsberg Riesling Spasetlese feinherb 2009
Hattenheimer Schuetzenhaus Rielsing Spaetlese trocken 2009
Hattenheimer Wisselbrunnen Riesling Erstes Gewaechs 2009

この3種は単一畑(Engelmannsberg、Schuetzenhaus、Wisselbrunnen)

Spaetlese trocken は、トロッケン(辛口)のシュペトレーゼ、
Spasetlese feinherbは、ファインヘルプのシュペトレーゼ。

「feinherb」 は、以前からある「halbtrocken」 とほぼ同じ、と考えてよいと思います。
生産者により、feinherb を好んで使うようになってきています。
これもひとつのトレンドかも。

Erstes Gewaechs は、ラインガウ1級畑から造られる、基本的には辛口タイプの最高級ワインです。

クラス、タイプ、畑の異なるドイツリースリングを飲み比べるのも興味深いものですね 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白ワインのトレンドに?「第3回Riesling Ring Tasting」

2011-05-23 23:45:32 | ワイン&酒
5月20日(金)、帝国ホテル(東京)にて
リースリングワインだけの試飲会「第3回 Riesling Ring Tasting」 を開催しました。

主催は、国や地域を越えたリースリングの多様な魅力を伝え、リースリングの輪を広げていくことを願うインポーター、各国ワイン振興会、愛好家などの集まりであるRiesling Ring

2008年の設立以来、2009年から毎年春に試飲会を行ってきました。

第3回目となる2011年は会場を帝国ホテルに移し、当初は4月5日を予定していました。
しかし、3・11の大震災を受け、5月20日に延期となりました。

私はRiesling Ring の事務局として、出展30団体の対応や、第二部の申込受付対応をはじめ、当試飲会に関する問合せの対応をしてきましたが、今年は延期になったこともあり、準備段階で非常に苦労の多かった回でした。

第一部は業界関係者向け、第二部は一般消費者向けで、どちらの部も多くの方にご来場いただき、盛会となったことに感謝です。

特に、第二部でワイン愛好家の皆さんが笑顔でリースリングを楽しんでいる姿を見たら、ああ、やっぱり開催して良かった、と本当に思いました



第二部は外国人参加者の姿も多く見られ、本当にたくさんの人で熱気ムンムン

このところ、一般消費者向けのワインの試飲会はどれも人気が高いようですが、我々のRiesling Ring Tastingが人気No.1かも?と自負しています(笑)
というのも、申込受付を開始して1週間も経たないうちに満席となるほど申込が殺到し、締め切り後もキャンセル待ちの申込が後を絶たなかったからです。



白ブドウ品種のひとつであるリースリングは、同じ白ブドウ品種であるシャルドネと比べると知名度が低く、また、ドイツから日本に入ってきた頃の味わいの印象から、“甘い味のワイン”というイメージを引きずっていました。

が、現在のリースリングワインを見てみると、辛口、半辛口、ほのかな甘口、甘口、極甘口と味わいの幅が広く、また、スティルワインだけでなくスパークリングワインもあり、非常に多彩です。
今回の試飲会でも、バラエティ豊かな198種のリースリングワインの出展がありました。

ひとつの品種でこれだけの数のワインを一度に試飲できる機会は、なかなかないのでは?



リースリングワインは、ピュアな果実味と充実した酸のバランスの良さが魅力です。
独特のミネラルの風味もあります。

シャルドネは樽を使うことが多いですが、リースリングには樽を使いません。
ピュアな果実味をそのまま感じることができる のがリースリングのワインです。



現代の食は、素材の持ち味をできるだけ生かした調理法や味付けが好まれ、ライト化の傾向にあります。
こうした嗜好にマッチするのは、樽の風味のするコッテリ系ワインではなく、素肌美人のリースリングだと思いませんか?

単体でももちろん楽しめますが、アペリティフや乾杯にスパークリングワインを開け、前菜にはライトな半辛口やほのかな甘口を、ボディのしっかりした辛口にメインを合わせ、デザートやチーズに甘口や極甘口をと、食事の最初から最後までをリースリングワインだけで通すことも可能です。
こんな贅沢、リースリング好きにはたまりません(笑)



本日、フランス食品振興会のアルザス&ローヌワインの試飲会が都内で開催されたので行ってきましたが、ある出展者の方(5/20の試飲会には出展していない企業)から、
「今日はリースリングをチョイスする人が多く、一番人気です」という話を聞きました。

人気の理由としては「シャルドネと並ぶ高貴品種」だから、とのことでしたが、これからの季節に嬉しい爽やかさや、ライト化した食によく合う、という理由もあるでしょうね。
さらには、先週20日のRiesling Ring Tastingの影響もアリ?(笑)

ということで、今年はリースリングワインがブームになるかもしれませんよ?
(ブームにしたい ですね!)


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久々の大ヒット!ベルギー産発泡性リキュール

2011-05-22 15:14:57 | ワイン&酒

EURO HOPS  330ml

アルコールフリーでもなく(5%vol)、カロリーオフでもないけれど(41kcal/100ml)、
おいしかったのでリピートしてしまいました

しかも、ガッツリ6本パックで(笑)

見た目はビールですが、ベルギー産(1877年創業のメーカーらしい)の発泡性リキュールで、麦芽、大麦、ホップなどを原材料としています。



素晴らしい!と思ったのは、泡の質と持ちのよさ

注いですぐにヘタッとなる泡が多い中、このユーロ・ホップスの泡は相当長い間残っています
しかも、キメ細かくクリーミーで、口当たり最高です

アルコールが5%あるおかげでボディがありますが、シルキーでしっとり落ち着いた辛口の味わいが楽しめました。

これは 好きです!



ということで、早速リピート買いに走り、バラ売りで1本85円、6本パックが478円だったので(安い!)、悩むことなく6本パックお買い上げとなりました(笑)

ちょっとワインでは重たいかな・・・という時に楽しもうと思っています


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

美味しい&ヘルシーなフランスのビスケット「ジェルブレ」

2011-05-21 18:50:57 | おいしい食べもん
5月20日の「Riesling Ring Tasting」(リースリング・リング試飲会)では二社からのサンプル提供があり、ちょっとしたおつまみとしてビスケット(二部のみ)とチーズを楽しんでいただきました。



第二部の受付横にチーズ(左)とビスケット(右)をディスプレイ&配布しました



今回、私が楽しみにしていたのが、こちらのビスケット。


Gerble  ジェルブレ  (大塚製薬)

左)ハチミツ&セサミビスケット (ファイバーシリーズ)
右)レーズン&ヘーゼルナッツビスケット (オブジェクティブサンテシリーズ)


「ジェルブレ」フランスで30年の歴史ある栄養食品のブランド

フランス語で“胚芽”を意味するGerme(ジャーム)と、“小麦”を意味するBle(ブレ)を組み合わせています。
作っているのは「Nutrition & Sante社」(欧州の機能性食品・栄養食品の大手)で、実は大塚グループのひとつ。


ハチミツ&セサミは、食物繊維配合、ブラウンシュガー使用、保存料不使用、着色料不使用、というこだわりのビスケット。
試食したところ、超サクサクの食感で、ほんのりとしたゴマの風味とやさしいハチミツの甘さがちょうどよくマッチして、この味はおいしい!かなり好みです

レーズン&へーゼルナッツは、オーツ麦フレーク、大麦フレークが混ぜ込まれたビタミンE配合の栄養機能食品で、砂糖不使用 です。
レーズンが入っているので砂糖不使用でも甘さがあり、ヘーゼルナッツのコクも加わり、かなりボリューム感がありました。

これらのビスケットは大ぶりで厚みもあるため、1枚のボリュームがけっこうあるのですが、特にこのレーズン&ヘーゼルナッツは食べごたえがあります。

また、水分(ワイン)も欲しくなってくる質感です(笑)

ライトなタイプのリースリングワインなら、「セサミ&ハチミツ」の方が合いそう。
「レーズン&ヘーゼルナッツ」は、塩気のあるナチュラルチーズを載せて、甘口~極甘口のリースリングワインと合わせたい!



この「ジェルブレ」は、他にも「バイタリティーシリーズ」(全粒粉、チョコレートチップ、セサミなど)があり、ファイバーシリーズやオブジェクティブサンテシリーズにも色々なバラエティがあるようで、かなり気になっています(イチイク&ブラン、大豆&オレンジetc...)

今回のサンプルは一箱に4枚入った、タバコ箱ほどのポケットサイズ
一箱のカロリーは、「セサミ&ハチミツ」が179kcal、「レーズン&ヘーゼルナッツ」が264kcalでした。

持ち歩きにも便利なサイズなので、小腹が空いた時の栄養補給や緊急時の非常食にも使えます。
16~24枚と たっぷり入った大きなサイズもあるので、家に常備するならこちらでしょうか。

とにかく、味がよかった のが気に入りました
見かけたら、ぜひ買いたいですね!

ちなみに、6/2(木)に開催される「アペリティフの日」のイベント(六本木ヒルズアリーナ等、全国数ヶ所)でも出展があるようですので、このイベントに行く予定のある方は、ぜひイベント会場で探してみてください。


  買える店の情報も載っている 公式サイト はコチラ → http://www.gerble.jp/




チーズの方はご存知 明治十勝スマートチーズ

ちょっと塩気が強めですが、旨味のあるチーズで、ワインのお供にもオススメ
長期保存ができ、小分けされているので(1箱に12ピース)、家庭用には超便利ですね

「ジェルブレ」のビスケットの上に載せていただく のもいいと思います


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いよいよリースリング・リング試飲会

2011-05-20 13:20:17 | ワイン&酒
本日13:30から日比谷の帝国ホテルでリースリング・リング試飲会が始まります。

業界関係者向けの第一部は198種のリースリングワインが出展します

一部は業界関係者なら自由にお越しいただけますので、ぜひリースリングだらけの試飲会にご来場ください(入場料1000円)

受付でお待ちしています

http://rieslingring.blogspot.com/


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年は庭でカベルネ初収穫なるか?

2011-05-19 22:23:39 | ワイン&酒関係雑記
うちの庭には何本かブドウの樹がありますが、メインは棚を作って日除けとしている(おそらく)デラウエア。

ほかに、今までひと房もならないけれど、実は由緒あるブドウ樹 が1本あります。

1997年の冬の剪定の際に枝をもらってきたのを挿し、根付いたものの、なかなか成長せず、樹自体も小さいままでした。

自然のままに放っておくこと14年。
それが、今日、母から「ブドウが実を付けている」と聞き、庭に見に行ってみると、たしかに3、4房ほどあります。


カベルネ・ソーヴィニヨン  山梨県勝沼町 城の平畑より

あの 「シャトー・メルシャン」の誇る“城の平”(じょうのひら)の畑のカベルネ・ソーヴィニヨンで剪定した枝から、ここまで育ちました

ブドウは接ぎ木をするのが常識で、フィロキセラ(ブドウ根アブラムシ)害を避ける、土地に合う台木を使うことで適応性が向上してよく育つ、というのが主な理由です。

が、これは剪定枝をそのまま挿し木しただけ。
ちょっとした期待もありましたが、数年たってもホームセンターの苗木コーナーのブドウ苗状態だったので、何年も放置していました。

ところが、これまでで初めてのブドウの実の赤ちゃんを発見!
樹自体も大きくなっていて、目を見張る成長ぶりです

順調にいけば、今年初めて自宅の庭のカベルネ・ソーヴィニヨンが収穫できるかも?
もちろんワインは造れませんが、乞うご期待(笑)



久しぶりに庭をよく見てみると、色々な発見がありますね。


カベルネの隣の 「プルーン」 の樹にも実が

これも今年初かも?
すでにドライプルーンくらいの大きさに育っています。



可憐な姿の 柚子」 の花

柑橘は1年おきに不作となります。
昨年は超不作だったので今年は期待しています。


だんだんと庭がにぎやかになってきました


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おいしい&安心の肉の加工品「テリーヌ」

2011-05-18 23:47:24 | おいしい食べもん
生肉食中毒事件以来、食べ物に注意を払う人が増えてきています。
特に、これから梅雨の時期を迎えるようになると食中毒件数はグンと増えてきますので、今まで以上に気をつけねば!と思っている人は多いことでしょう。

そんな中、これなら安心かつ安全、だと思うのが・・・



Terine de Lapin / Arnaud

瓶詰めのテリーヌ、これはうさぎバージョンです。

香辛料などを加えて作られた肉の加工食品である「テリーヌ」は、思ったよりずっと長命な保存食品で、この瓶詰めの賞味期限は「2014年11月」でした。
あと2年半も先とは、驚きですよね?もちろん、開封前に限りますが。



このひと瓶でワインが何杯もイケてしまいます(笑)

ストックしておけばいつでも使える ので、家でワインを楽しむ時のお供はもちろん、アウトドアやホームパーティーに持参しても喜ばれること間違いナシですよ



このテリーヌは、先日、甲府のドイツパン屋「ヴァルト」のライ麦パンがどっさりあった時に開け、パン&テリーヌ&ワインのマリアージュをたっぷり楽しみました。
ワイン飲みには嬉しいおいしさですね

これにてストックがなくなったので、また補給しておかなければ


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5/20はRiesling Ring Tasting

2011-05-17 23:52:37 | ワイン&酒
リースリングだけの試飲会 「第3回 Riesling Ring Tasting」 が5/20(金)に迫ってきています。

午後からの第一部は業界関係者のみ(関係者の方ウエルカム)
夜からの第二部は一般消費者向け(満席)となっています。

今回の試飲会に関する諸注意事項を、下記Riesling Ring blog にアップしましたので、
来場予定者(特に第二部)の方は、ぜひチェックしておいてください。

どうぞよろしくお願いいたします


  http://rieslingring.blogspot.com/


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする