ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

ワインガイド「GUIDE DES VINS bettane + desseauve」の日本での新企画

2015-11-30 16:18:16 | ワイン&酒
フランスの権威あるワインガイド「GUIDE DES VINS bettane + desseauve」を発行するベタンヌ・エ・ドゥソーヴ社のCEO Thierry Desseauve氏が今月来日し、都内で記者会見を行ないました。


GUIDE DES VINS bettane + desseauve 2016


Mr. Thierry Desseauve

bettane + desseauve CEO 
1958年 ノルマンディー地方のルーアン出身



このワインガイドは、2人のプロフェッショナル、ティエリー・ドゥソーヴ氏ミシェル・ベタンヌ氏という最強のチームで作られるもので、初年度は1995年でした。2016年版はフランスの5000生産者、6万本を試飲しています。
彼らは地質から詳しいといいます。


約1000ページにわたる充実の内容 フランス語版で24.9ユーロ

彼らはこのワインガイドを作成するだけでなく、2015年からは3カ月ごとにワイン雑誌を発行し、Webマガジン、上記のワインガイドのWeb版なども手掛けています。

また、「一般の人、すべての人にワインを楽しむことを提案したい」ということから、2006年からパリで大試飲会を主催し、最初は消費者対象のもの(BtoC)でしたが、ビジネス向け(BtoB)に拡大しました。

パリで開催するうちに、なぜ他の国でもやらないのか?という声が上がってきたそうで、それに応えて、2009年より香港で、2013年からは上海でも大試飲会を開催しています。
これらの試飲会で紹介されるのは、フランスワインだけではありません。

そして、今回の記者会見で発表されたのが、2016年に東京でこの大試飲会を開催する、ということ。
日程も場所も決まりましたので、紹介します。



bettane + desseauve
Le Grand Tasting in Tokyo


日程:2016年11月18~20日

会場:目黒雅叙園 (東京都目黒区下目黒1-8-1)

主催はベタンヌ・エ・ドゥソーヴ社で、日本側のパートナーがピーロート・ジャパン株式会社に決まりました。


左)ピーロート・ジャパン ローラン・フェーブル社長

東京での大試飲会では、数多くの生産者が来日することになるようです。
こちらもフランスだけではありません。
詳細はこれからですが、フランスの有名シェフも呼ぶ予定ということですので、かなり賑やかなものになりそうですね。

日程は1年近く先になりますが、今から来年のカレンダーにスケジュールを書き込んでおきましょう。





ドゥソーヴ氏にサイン入りのガイドをいただきました
Merci beaucoup!

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お土産に使えるトスカーナのスパイシーな調味料

2015-11-29 15:46:47 | お出かけ&旅行
6月に出かけたイタリアのトスカーナから帰国する際に、フィレンツェ中央市場 -Mercato Centraleで、軽くてお手頃な食材を自宅用に買ってみました。


Spaghettata alla Norcina  100g  (La Corte del Chianti)Italy

しばらく使う余裕がなかったのですが、つい先日思い出し、昼にパスタを作る際に使ってみました。

メーカーのホームページを見ると、カテゴリとしては“Condimenti Speziati”(スパイシーな調味料)となっていました。



裏ラベルを見ると、この調味料の原材料とパスタに使う場合の作り方がイタリア語と英語で書かれています。

入っているのは、トマト、ポルチーニ、チリペッパー、ガーリック、パセリ、白トリュフ香料、ポルチーニ香料、塩
トマトやポルチーニなどは、もちろんドライになっています。

この調味料をオリーブオイルとともにフライパンに入れて5分加熱し(弱火がお勧め)、その後にコップ1杯のお湯を入れ、木のスプーンで5分かきまぜたらOK。茹であがったパスタとからめれば完成です!使う量はお好みで。


キャペツとベーコンとトマトのパスタにからませました

塩はこの調味料に少しだけ入っているので、最後の塩味の調整はお好みで。
塩は茹でる時には使いましたが、仕上げには使いませんでした。でも、味はしっかりついていて、ちょっとピリ辛で、おいしい!
ドライトマトとポルチーニからいい出汁が出ていると思います。これらがちゃんと戻るために、パスタにからめる前にある程度時間をかけた方がいいですね。



他の使い道として、残り物のカレーを温める際に、これをふたつまみくらい加え、弱火でじっくりと温めたら(途中で何度か掻き回します)、カレーがワンランクアップしました。
トマト系の煮込み料理にも確実に使えますし、ドライトマトを外した部分は 鶏の唐揚げの下ごしらえにもいいかも?

この調味料はいくつも種類があり、小さいサイズもありましたので、また、安くて(このサイズで2ユーロくらいだったような?)軽いですし、料理好きな方なら数種類買ってみるのも面白いと思います。賞味期限が長いのも嬉しいポイント。

メーカーも数社あり、メルカトの中の複数の店で扱っていました。
スーパーにもありそうな気がします。
他の地方にも似たようなものがあるかもしれませんね。




乾燥ポルチーニも超軽量食材です。クリアファイルのように薄いので、場所を取りません。これはまだ使えていません。


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シャンパーニュ新ブランド「フォリアージュ」日本上陸

2015-11-28 13:04:46 | ワイン&酒
HERVÉ JESTIN -エルヴェ・ジェスタンと聞いて、シャンパーニュに関係がある人物だとわかる方は、かなりのワイン通です。

1957年生まれのエルヴェ・ジェスタンは、20代よりシャンパーニュ・デュヴァル・ルロワの醸造長を務め上げ、ビオディナミの実践にも詳しい人物です。

2006年にデュヴァル・ルロワを退職後、ジェスタンはワインコンサルタントとして活躍し、現在はシャンパーニュだけではなく、イギリスのスパークリングワインメーカーの醸造長も務めていたりします。
それと並行して、自身のシャンパーニュづくりにも乗り出しました。

2010年、自らがオーナーを務めるメゾン Chateau d'Avizeを コート・デ・ブラン地区のアヴィズに立ち上げました。
シャトー・ド・アヴィズはネゴシアン・マニピュラン(NM)です。

シャンパーニュのブランド名は 「Foliage フォリアージュ」



直訳すると“紅葉”ですが、ブドウの葉が秋になって色づいた様子を表現しています。


この新しいシャンパーニュが、いよいよ日本にやってきました!
発売されるのは以下の2アイテム。


Champagne Foliage Cuvee Extra Brut NV

フォリアージュ キュヴェ エクストラブリュットはメゾンのベーシックなキュヴェで、シャルドネ40%、ピノ・ノワール30%、ピノ・ムニエ30%とバランスよくブレンドしています。

コート・デ・ブランはシャルドネの産地なので、ピノ2種は、ジェスタンがコンサルタントを務めるヴァレ・ド・ラ・マルヌからブドウを買っています。
シャルドネは、メゾン周辺のアヴィズのグラン・クリュ畑のブドウを使用。ブドウはすべてオーガニック。

飲んでみると、こっくりとした厚みがあり、骨格がしっかりしていますが、酸がイキイキとしているのが印象的でした。泡立ちはキメ細かく上品。
味わいは熟成感があり、落ち着いた白ワイン的に感じました。そう、こっくりとしたシャルドネ的。だから、乾杯で軽く飲むのではなく、食事とともに楽しみたいと思いました。
酸がしっかりし、ミネラルがあるので、甲殻類を使ったもので、レモンバターソースなんていうのはいかが?焦がしバターも合いそうな気がしてきました。

このキュヴェは自然酵母で発酵(ステンレスタンクと樽)後、樽でMLFが行われた後、シュル・リーで8カ月熟成させます。瓶詰めしてからは30カ月寝かせ、デゴルジュマンは2013年末。ドサージュは5g/リットル。

ということは、ベースワインは2010年収穫くらいでしょうか?
デゴルジュマンしてからも2年近く経っていますので、かなり熟成した感じが出ていますが、酸に厚みがあり、いい感じのキレもあります。
(輸入元希望小売価格:8,900円)



Champagne Foliage Cuvee Milesime 2004

フォリアージュ キュヴェ ミレジメ2004はシャルドネの比率が60%と高く、ピノ・ノワール30%、ピノ・ムニエ10%をブレンド。
よりこっくりした熟成感が強く出ていて、しっとりしなやか。泡の存在が穏やかなので、こちらの方がより白ワイン的に感じます。

発酵から瓶詰めまではエクストラ・ブリュットと同じ工程ですが、瓶詰め後は2014年まで寝かせられ、2014年始めにデゴルジュマンをしています。ドサージュは7g/リットル、Brutです。

しっとりとして、泡も練れているので、ちょっと重ために感じます。
個人的な好みとしては、酸がイキイキとしたエクストラ・ブリュットが私のお勧め。
ミレジメ2004は、特別な料理を用意した時の、超スペシャルなシチュエーションで。
(輸入元希望小売価格:16,800円)



エルヴェ・ジェスタンは、シャンパーニュはシャンパーニュ地域全体として捉えているため、ひとつの地区、ひとつの品種にこだわっていない、と聞きました。それは生産量を確保するためでもあります。
だから、他の地区の栽培家からブドウを買います。それはもちろん彼が信頼する有機栽培家からです。
自社のシャルドネ畑はビオディナミで、畑は馬で耕しています。


除草剤を撒かないので蝶々が畑にやってきます 蝶はエチケットにも描かれています


Chateau d'Avize は2010年にエルヴェが立ち上げたメゾンですが、醸造所としては1905年からの歴史があるようで、当時のオーナーワインメーカー“Victor- Dravigny”の名前を冠したブランドのシャンパーニュも、ここでつくられています。そちらはオーガニックではなさそうです。



今回、日本に輸入されることになったのは“フォリアージュ”の2アイテムです。
正直、名前が覚えにくいなぁと思ったので、私なりに語呂合わせを考えてみました。

 「とりあえず、フォリアージュ」

ちょっとオヤジギャクが入っていますが、これなら覚えられそうでは?(笑)

とにかく、フォリアーニュは、今後大注目のシャンパーニュなのです。

(輸入元:アズマコーポレーション)

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今日は道の駅の直売所へ

2015-11-27 17:45:29 | お出かけ&旅行
仕事がようやく一段落したので、あるものを求めて、道の駅の直売所へ。

あるものとは、生の落花生で、もう遅いかもしれないと思いながらも、HPに出ていたのを頼りに出かけてみました。
が、やはりもう売っていないそうです。
年にもより、例年は11月上旬くらいまで、その後はたま~に出てくることがあるとか。
来年に賭けます!


直売所で買った「豆大福」で腹ごしらえ 2個入り240円(税込)

これも一応“豆”ですね(笑)

お餅のボリュームガッツリ!粒あんもたっぷり入っていますが、甘さが控えめ。
私としてはもう少し甘くてもいいと思いましたが、世間的にはこれが妥当なのかも。
豆は塩気があり、歯ごたえがしっかりしていました、

どこに出かけたかというと、千葉の手賀沼のほとりにある「道の駅 しょうなん

初めて行きました。


建物の裏手には手賀沼があります

行きは16号が大渋滞で難儀したので、帰りは我孫子方面の6号に出てみたところ、スカッと空いていました。
天気が良くて、本当にいいドライブ日和でした


手賀沼大橋を渡って向こう側が我孫子方面



道の駅 しょうなん
千葉県柏市箕輪新田59-2
http://www.michinoeki-shonan.jp/

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クリュ・ブルジョワ・デュ・メドックはガストロノミーの赤ワイン

2015-11-26 10:00:00 | ワイン&酒
先日、仏ボルドーのクリュ・ブルジョワ・デュ・メドックのプレゼンテーションが、メドック・クリュ・ブルジョワ連盟副会長Olivier Cuvelier氏により都内で開催されました。


"Cru Bourgeois du Medoc" New Logo

クリュ・ブルジョワ・デュ・メドックは、仏ボルドーのメドック地区の赤ワインの公式セレクション認定制度です。
現在の公式セレクション認定制度は2009年から公式に承認されています。

ボルドーのメドック地区には第1級から5級まで61の格付けシャトーがあることで知られていますが、クリュ・ブルジョワ・デュ・メドックは、それとはまた別のセレクションになります。

2012年ヴィンテージは267シャトーがクリュ・ブルジョワ・デュ・メドック公式セレクションで認定されています。

最新のヴィンテージは2013年ですが、今年はパリでの発表が遅かったために海外へのお披露目が間に合わず、今回は昨年9月に発表された2012年ヴィンテージが日本での最新ヴィンテージということで紹介されました。

クリュ・ブルジョワ・デュ・メドックの公式セレクションは、2012年ヴィンテージで5回めになります。
2012年ヴィンテージは、267シャトーの2900万本がクリュブルジョワに認定されました。
2900万本は、メドック総生産量の30%になります。

対象のアペラシオンと267シャトー数の内訳は以下の通り。

ACメドック 111、ACオー・メドック 92、ACリストラック・メドック 14
ACムーリス 15、ACマルゴー 9、ACポイヤック 5、ACサンテステフ 21


※シャトーリストは公式HPで見ることができます
 http://www.crus-bourgeois.com/



クリュ・ブルジョワ・デュ・メドックは赤のみのセレクションです。

というのも、この地域の白ワインは、ACボルドーになってしまうからです。
例えば、あの有名なシャトー・マルゴーの白ワイン“パヴィヨン・ブラン・デュ・シャトー・マルゴー”もACボルドーですからね。



認定ワインにはロゴマーク入りの公式ステッカーが貼られます。



このステッカーが付いているワインは、クリュ・ブルジョワ・デュ・メドック品質、真正性、産地保証がされているワインということです。


ステッカーはボトルネックやバックラベルなどに付いています




ステッカーはビジュアル認証データ管理システムが採用されていますので、スマホなどのスキャン機能でQRコードを読み取り、公式サイトにアクセスしてワインやシャトーの詳細情報を得ることができます。
これは便利!

セレクションの歴史、選考基準などは、昨年詳しく書きましたので、こちら を参考にしてください。


今回は、2012年ヴィンテージ情報、食とのマリアージュ、最新の動きを取り上げます。


オリヴィエ副会長

「2012年のメドック地区は難しい年だった」、とオリヴィエさんは言います。
春が寒く、なかなか暖かくならなかったので、ブドウが実りにくかったのです。しかし、秋が近くなってから気温が上がり、インディアンサマーの様相となり、10月は暑くなりました。
いつもと違う特殊な年で、オリヴィエさんのシャトーは例年より二週間遅い10月11~15日に収穫したそうです。また、メルロはよく育った年だそうです。




さて、いよいよ試飲です。
いつもはワイン単体を試飲するだけにとどまりますが、今回は食と合わせました。


フォアグラのポワレ ポルト酒のソース
Ch. Rollan de By 2012 (Medoc) / Ch. Charmail 2012 (Haut-Medoc)

メルロ主体の丸みあるタイプ(左)も、強くてしっかりしたタイプ(右)もフォアグラに合います。ポイントはポルト酒のソースですね。
オリヴィエさんは、カッチリしたワインの最後の渋みがフォアグラとの相性をダイナミックなものにする。と言っていました。



真鯛のオーブン焼き フランス産キノコのフリカッセ マトロートソース
Ch. Reverdi 2012 (Listrac-Medoc) / Ch. Anthonic 2012 (Moulis)

魚に合わせたのは、海に近いアペラシオンのリストラックとムーリス。
左はキュッと引き締まって男性的、右は肉厚でまろやかで女性的。ソースに赤ワインが入り、こっくりしていたので、私は女性的なタイプがより合うと思いました。

オリヴィエさんに、魚料理と赤ワインを合わせる際のポイントを尋ねると、ソースに赤ワインが入っていると寄り添いやすい、と言います。また、キノコソースは赤ワインを引き立ててくれるとのこと。ワインの温度が上がり、開いてきたことも、相性をよくさせたようです。。
キノコの入ったこの赤ワインソースは本当によく合っていましたので、家庭でも参考になります。



牛フィレ肉のロースト マカロニグラタン 黒胡椒風味
Ch. Haut Breton Larigaudiere 2012 (Margaux) / Ch. Fonbadet 2012 (Pauillac)

まろやかでやさしいマルゴーとペッパリーなポイヤックのカベルネとのペアリングは、好みが分かれるかもしれません。
マルゴーは骨格がしっかりして気品があります。ポイヤックはなめし革の風味がモダンです。
どちらも料理に合いますが、私の好みはマルゴーかな。



フィーヌタルト ショコラオランジェ × Ch. Le Crock 2012 (Saint-Estephe)

オリヴィエさんのシャトーで、エチケットを見ての通り、レオヴィル=ポワフェレの系列。
粘土質土壌から生まれる力強いワインです。
「チョコの苦さがワインに合う。ワインの中にオレンジの香りがある」、とオリヴィエさん。
オレンジの酸とチョコとワインがよく合いました。



料理に合わせると、クリュ・ブルジョワは本当によく合い、ガストロノミーのワインだ再認識しました。

クリュ・ブルジョワ・デュ・メドックのワインといっても、アペラシオンによって、また生産者によっても味わいが多彩なので、こんなふうに色々な組み合わせを楽しんでみると面白いと思います。

日本人は格付けシャトーの上のクラスに目が行きがちですが、食と楽しむなら、クリュ・ブルジョワを選ばない手はありません。
なんたって、プライスがお手頃でコスパがいいですからね。



クリュ・ブルジョワの認定は毎年行われています。
昨年認定されたからといって、今年も認定されるわけではありません。

この認定作業が手間と時間がかかることから、複数年のセレクションにしてはどうか?という意見も出ているそうです。

また、通常とワンランク上の二つのレベルを作るか?という声も出ています。
ワンランク上のスペリオールのレベルは、実はかつて存在していました。

メドック・クリュ・ブルジョワ連盟では、2020年実施(2017年ヴィンテージ)をめざし、消費者にとっても安心感を与えるやり方にして行こう、という方向で調整を行なっていくようです。
今後の行方を見守りましょう。




料理 『Benois』
東京都渋谷区神宮前5-51-8 ラ・ポルト青山10階
http://www.benoit-tokyo.com/

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森 覚さんが世界最優秀ソムリエコンクール日本代表に!

2015-11-25 20:07:29 | ワイン&酒
11月25日、「第15回A.S.I.世界最優秀ソムリエコンクール」の出場権をかけた日本代表選考会が都内で行なわれ、その結果、森 覚(もり さとる)さんが日本代表として2016年4月にアルゼンチンで開催される世界最優秀ソムリエコンクールへの出場資格を手にしました!


「第15回A.S.I.世界最優秀ソムリエコンクール」日本代表 森 覚 さん(コンラッド東京)

「今までと違う方法で、ゴールを決めて逆算しながら準備した。世界大会までは時間がないので、職場では時間のコントロールをしながらやっていこうと思っている。本やネットで情報を集めながら、出題者が何を考えて問題作成するかを考えて準備していこうと思う」と、森さん

実技の際の順番が、佐藤さん、森さんだったので、「佐藤さんの実技が見られなくて残念だった」、と森さんは言っていました。順番はジャンケンで決めたそうです。



第2位の佐藤 陽一 選手

「筆記試験がとても大変だった。実技では自分の中でこんがらかった部分も多かった。これからも文化としての飲食を日本に根付かせていけるようにしたい」と、佐藤さん



11月25日、目黒雅叙園にて代表選考会が行なわれました


なお、先日香港で開催された「第3回A.S.I.アジア・オセアニア最優秀ソムリエコンクール」において、石田 博さんが優勝し、A.S.I.アジア・オセアニア最優秀ソムリエとして、第15回A.S.I.世界最優秀ソムリエコンクールへの出場が決まっていますので、石田さんと森さんの2名が日本人選手として世界の舞台に挑戦することになります。


左)石田 博さん 右)森 覚さん

「15年ぶりのチャレンジだったので、とんでもなく辛かった。2000年以前はネットが発達していなかった時代で、世界のワイン産地も限られてた。今は情報量が多くて大変。世界大会に出るからには、2人で決勝の舞台に立ち、メダルを2つ持って帰りたい」と石田さん

どちらにも頑張っていただいて上位入賞を、いえ、本当に2人で優勝を争ってほしいものです。


森さん、おめでとうございます!

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11/25世界最優秀ソムリエコンクール日本代表選考会

2015-11-25 09:00:00 | ワイン&酒
2016年4月にアルゼンチンで開催される「第15回A.S.I.世界最優秀ソムリエコンクール」への出場権をかけた日本代表選考会が、本日、11月25日に東京で開催されます。

今回の日本代表選考会は過去7回実施した全日本最優秀ソムリエコンクールの歴代優勝者で競われますが、先日までは出場選手が伏せられていました。
ですが、ようやく、出場選手が発表されました。

本日の午後から開催される最終選考会は、どなたでも観覧できます。
申込み不要、無料ですので、都合が付く方は、ぜひお出かけください。

私も後ほど取材に伺い、代表者が決まりましたら、ここで紹介したいと思います。


※結果は → コチラ




世界最優秀ソムリエコンクール日本代表選考会

開催日:2015年11月25日(水)

会 場:目黒雅叙園  宴会場2F「舞扇」
    東京都目黒区下目黒1-8-1  TEL:03-3491-4111(大代表)

時 間:開場:14:00(予定)/ 14:30~16:30  結果発表:17:00
    ※スケジュール変更の場合あり

出場選手:佐藤 陽一 選手/森 覚 選手

観覧定員:先着800名 ※定員を超えた場合は立見となります

参加費:無料   ※申込み不要(当日直接会場にお越しください)

※詳細は コチラ

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【お知らせ】パーティに便利なワイングッズ&三ツ星シェフのプレミアムな料理教室

2015-11-24 10:00:00 | ワイン&酒
私が関わっているお知らせをふたつさせていただきます。




『GoodsPress』 How Toというコーナーで
「これ便利!ワインパーティにあると大活躍のグッズ5選」という記事を書かせていただきました。

ワイン好きの方ならよくご存知のグッズも入っているかもしれませんが、パーティを盛り上げる小ネタ的なものも交えて紹介しています。

パーティの多い季節となりますので、参考にしていただけたら嬉しいです





「これ便利!ワインパーティにあると大活躍のグッズ5選」コチラ (直リンク)

GoodsPress https://www.goodspress.jp/




星付きシェフの料理や、予約の取れない名店の料理人の料理を食べたい!という食いしん坊の夢をマスターカードが叶えるプレミアムな料理教室 “ドリームキッチンクラブ” が、2015年12月から始まります。




記念すべき第一弾として、三ツ星シェフのダニエル・マルタン氏の冬のおもてなしフレンチと、ワインジャーナリスト綿引まゆみがセレクトした厳選ワインを合わせる“スペシャルマリアージュレッスン”が、2015年12月12日(土)に東京・新宿で開催されます。

私のミッションは、マルタン氏の料理に合わせたワインを探すこと。
私の挙げた候補の中から、マルタン氏にOKを出していただき、ようやくワインが決まりました。

当日は、仕上げた料理に合わせてワインをお楽しみいただきます。
ワインは確実においしく、料理も素晴らしいですから、かなりお得な内容だと思います。

私もワインの解説をしますので、よろしくお願いします。

詳細&申し込みは → コチラ


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パリで最高の「ガレット・デ・ロワ」が日本に初登場!

2015-11-23 14:35:34 | 甘いもん
クリスマスでさえ1カ月後なのに、新年の話をするのは早いかもしれませんが、12月は何かとせわしいので、今のうちに紹介しておきます(笑)

1月6日の“公現祭”の日にフランスで食べられる「ガレット・デ・ロワ」を知っていますか?

公現祭は救い主イエス・キリストの顕現、洗礼を祝うキリスト教の記念日で、フランスでは「ガレット・デ・ロワ」というお菓子が食べられます。

日本ではなじみの少ないものでしたが、スイーツブームの影響もあるのでしょう、ここ数年、日本でもガレット・デ・ロワを販売するフランス菓子店が増えてきました。

先日、表参道にオープンした「RITUEL par Christophe Vasseur (リチュエル パー クリストフ・ヴァスール)」青山でも、年始にこのガレット・デ・ロワを販売するそうです。



Galette des Rois RITUEL par Christophe Vasseur
直径16cm 2500円、 直径30cm 6200円  1カット620円 (すべて税込)

RITUELのブーランジェであるクリストフ・ヴァスールさんのパリの店「De Pain et Des Idees」のガレット・デ・ロワは「Best galette in Paris 2014」を受賞しています。

ということは、昨年度の パリで最もおいしいガレット・デ・ロワ



ガレット・デ・ロワは中にアーモンドクリームを入れたシンプルなパイ菓子です。
特別なデコレーションはありませんが、だからこそ、おいしさが最も重要になります。
クリストフさんのガレット・デ・ロワは、ラム酒とグランマニエをほんのりと加えた自家製のアーモンドクリームをパイ生地で包み込んでいます。



クリストフさんのガレット・デ・ロワは見た目も美しい!
生地の装飾はひとつひとつ手仕事で仕上げるそうです。

これが、年明けに日本のRITUELで発売されるのですから、嬉しいですね




ガレット・デ・ロワの中には、フェーヴと呼ばれる陶製の小さな人形を1つ入れて焼くのが伝統で、昔は本当にそらまめ(フェーヴ)を入れていました。
今は、各店でさまざまなフェーヴを用意しています。

2016年の年明けに発売されるRITUELのガレット・デ・ロワには、上の鶏のフェーヴが入ります。
実際に見てみましたが、けっこう大きめサイズでした。

ガレット・デ・ロワは、「王様のガレット(ケーキ)」という意味なので、フェーヴが当たった人が王様になり、この1年は良いことに恵まれるといわれます。

ガレット・デ・ロワは1月6日の公現祭のお菓子ですが、国によっては1月2日~8日にお祝いをします(主日、日曜日の関係から)。



RITUELの小さいサイズ(16cm)なら、4、5人分を切り分けられそうです

ガレット・デ・ロワは1月いっぱい販売する店が多いようですので、新年の集まりなどに用意するのも楽しいかもしれませんね。


RITUEL par Christophe Vasseur

ガレット・デ・ロワ販売期間:2016年1月2日(土)~31日(日)

※確実にほしいなら予約をする方がいいかもしれません

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シエナの伝統菓子「パンフォルテ」食べ比べ

2015-11-22 15:57:59 | 甘いもん
6月にイタリア/トスカーナ州のシエナのワイナリーで見かけて欲しいと思ったお菓子
「PANFORTE -パンフォルテ」
を改めて紹介します。

シエナの街中のお菓子屋さんのショーウインドウにも並んでいたし、これは買いたい!

※前回紹介した記事 → コチラ

とはいえ、シエナ散策の時は買い物できる余裕がなかったので、帰国日にフィレンツェの中央市場 -Mercato Centrale でいくつか買ってきました。



パンフォルテはシエナ伝統菓子で、ドライフルーツ、ナッツ、スパイス、ハチミツなどで作られ、クリスマスの時期によく食べられるそうです。
長期保存ができるので、こうしたお菓子は、昔はよく作られていたのでしょうね。
13世紀頃からあるとか。

今は、クリスマスの時期だけではなく、1年中売られています。
また、シエナだけではなく、フィレンツェなどでも売られています。
私は同じトスカーナ州のフィレンツェの中央市場 -Mercato Centraleで買いましたが、トスカーナの外で買えるかどうかはわかりません。



メルカート内の店で試食し、3種をチョイス。



こちらが買ってきた3種のパンフォルテ (各100g)


Panforte di Siena IGP

EUの規定で認可されたIGP(地理的表示保護)製品です。



白い包みのパンフォルテの中身はこちら



ドライフルーツとアーモンドがぎっしりで、ドライフルーツ好き、ナッツ好きなら、この姿を見ただけで胸が躍りますよね(笑)
ドライフルーツをカチッと固めているので歯ごたえがあります。
スパイスが軽く効いていますが、こちらは比較的マイルドです。



こちらのパンフォルテはスパイスたっぷり!



見ての通りスパイスが粉々していて、食べた時にもスパイスが強いので、好き嫌いが分かれるかもしれません。



こちらの イチジクとクルミのパンフォルテは超オススメ!


スパイスも軽く、ワインのお供にピッタリです





今回購入した100gパックは、自分用はもちろん、ちょっとしたお土産にも便利です。
ひとつ3ユーロしなかったように思います。

大きなパンフォルテを量り売りで買うのも楽しそうでした。

トスカーナに行かれる方は、ぜひパンフォルテを探してみてください。
フィレンツェの街中のお菓子屋でも見つけられます。

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マカロン@サン・テミリオンとボルドーワイン紀行(11/21 NHK BSプレミアム)

2015-11-21 10:06:24 | 甘いもん
先日、11月18日にオープンしたリチュエルの“マカロン・バスク”を紹介しましたが、この素朴なマカロンを見た時に、私はボルドーの“サン=テミリオンのマカロン” をすぐさま思い浮かべました。



こちらが、10年くらい前にサン=テミリオンで買ってきたマカロンです。
カラフルなマカロン・パリジャンとは違い、“マカロン・バスク”の方に似ています。

サン=テミリオンのマカロンは表面が少しゴツゴツしていますが、食べると、ややしっとりした感じでした。



焼く時に敷かれた紙を付けたまま、あまり飾り気のない紙箱で売られていました。

サン=テミリオンのマカロンは地味ですが、食べておいしく、価格もお手頃なので、実を取る人へのお土産にオススメです。



サン=テミリオンの街中ではマカロンを売る店が何軒もありました



フランスでは各地にマカロンがあるようで、調べてみると、
ロレーヌ地方(フランス北東部、アルザス地方の西側)ナンシーのマカロン・ド・ナンシー、ピカルディー地方(フランス北部、ベルギー国境近く)アミアンのマカロン・ダミアン、ポワトゥー地方(フランス中央西部、大西洋に面する地域)モンモリオンのマカロン・ド・モンモリオンetc...

ナンシーのマカロンはサン=テミリオンとよく似た円盤型で、表面がひび割れています。
アミアンのマカロンは棒状にしたものをカットして焼いた、厚みのあるガレット系。
モンモリオンのマカロンは生地を口金で絞って焼きます。

どれも焼きっぱなしで、素朴で飾りっ気がありません。
マカロンの材料は、基本はどれもアーモンド、卵白、砂糖
パリのカラフルなマカロンも同じ材料ですから、なんだか不思議な感じがしますけれど。

そういえば、私が子供の頃にも、コロンと丸い形の“マカロン”と呼ばれる、焼きっぱなしの茶色いお菓子がありました。
ザクザクした食感で、生地にピーナッツが混ぜられているものもありました。
スーパーの袋菓子で売られていた庶民的なお菓子です。これは今も見かけます。

現代は、マカロンといえば、カラフルな“マカロン・パリジャン”が日本では市民権を得ていますが、昔から袋菓子として売られていた焼きっぱなしのそのマカロンこそ、フランスの地方に残るマカロンに倣ったんでしょうか…


サン=テミリオンの街角



さて、ボルドーの話題をもうひとつ。

フランスのボルドーを訪れた女優の堀北真希さんを密着取材したTV番組
「素顔トラベラー堀北真希フランス編~ボルドーワイン紀行~」
11月21日(土)夜に放送されます。

堀北さんが取材に行かれたのは、2015年9月のこと。
ぶどうの収穫やアッサンブラージュ(ブレンド)を体験したり、ボルドーのワインスクールで学んだり、若手生産者との語らいなどが盛り込まれているそうです。





放送日:2015年11月21日(土)19時30分〜21時00分 [NHK BS プレミアム]

タイトル:素顔トラベラー堀北真希フランス編〜ボルドーワイン紀行〜
     女優・堀北真希が、フランス・ボルドーを訪問。
     伝統のワイン作りを体験しながらそこで働く若者達と共に素顔の自分を再発見


※CIVB(ボルドーワイン委員会)が取材協力をしています
 画像はボルドー委員会のプレスリリースより引用しました

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ボジョレー・ヌーヴォー2015を味わう

2015-11-20 09:40:58 | ワイン&酒
みんなの飲んだ感想を聞き、2015年のボジョレー・ヌーヴォーは良さげ?と想像するも、こればっかりは実際に飲んでみないと、なんともいえません。

そこで、解禁イベントでいくつか飲んできました。

結論から言うと、2015年のボジョレーヌーボーは果実味が濃くておいしい!

50年に一度の出来とか、ここ何年で最高とか、そんな文句は置いといて、飲んで本当においしいと感じました。

2015年のボジョレは収量の点では少なかったですが、夏に気温が高い時が続き、質的にはとてもいいブドウが収穫でき、結果、いいワインができました。

実際に飲んでみると、よくわかります。



まず、色が例年よりも濃く、果実味に凝縮感があり、飲みごたえがあります。


ペットボトルでさえおいしい!



ルイ・ジャドのノンフィルターのボジョレー・ヴィラージュ・プリムール2015に至っては、タンニンがしっかり表現され、カッチリとした骨格を感じ、え?これで新酒?と思うほど、すでに完成されたものになっていました。

ワインによっては、ヌーヴォーらしからぬものも多々見られますね。
クラスが高いものは、タンニンがカッチリ引き締まり、キュッと固い印象でしたが、エレガントさがあります。

それ以外のヌーヴォーも、とても親しみやすいのに、クオリティが高い点がいいですね。
引っかかる点や、気になる独特のバナナ的な風味はなく、キレイでナチュラル。果実味が実に自然で、こういう感じって久しぶりかも?



白のマコン・ヴィラージュ・ヌーヴォーは酸がイキイキとしてフレッシュ!



色々飲んだ中で、私のイチオシは、今年日本に初登場した、アルベール・ビショーの“ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー シャトー・ド・ヴァレンヌ 2015”(3400円)

クリュボジョレーのレニエに近い場所のシャトー・ド・ヴァレンヌ地区で収穫されたブドウからつくられています。この地区は通常はヌーヴォーをつくりません。普通のボジョレーワインを生産します。マセラシオン・カルボニック(MC法)もほとんど行なっていません。
飲んでみると、こっくりまろやかで、ふっくらソフト。若くピュアなみずみずしいワインで、繊細なタッチもあり、エレガント。これはおいしい!



他にもいい出合いがありました。
ホント、2015年はいい年です!



2015年は、ロゼもイキイキとして美味しい!
アルベール・ビショーのボジョレー・ヌーヴォー・ロゼ2015は色がとても濃く、赤いベリーのチャーミングなフルーツの味わいが豊かで、酸味も充分あり、とてもいい出来です。これは、ヌーヴォーとして飲んでいいのかしら?
このロゼは、本当にオススメ!ロゼ好きに捧げたいです。



そういえば、価格の安さを競う話は、今年はあまり耳にしないような?



ヌーヴォーの生産者からの仕出し価格は前年より軒並み上がっているようですが、日本での販売価格は前年と同じに抑えている輸入元もあります。飲む側にしては助かります。

昨日も書きましたが、消費者がワインを飲み慣れてきています。
単に安いというだけのものを求めるのではなく、飲んでおいしいワインを納得した上で買い、じっくりと味わう人が増えてきていますので、クオリティが高いけれどちょっとお高いプレミアムなヌーヴォーが、これからひとつの売れ筋になるように思います。

それでは、どうぞよい週末、連休を!


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ボジョレー・ヌーヴォー2015解禁!

2015-11-19 12:00:00 | ワイン&酒
11月第3木曜日はボジョレー・ヌーヴォー解禁日

ということで、 ボジョレー・ヌーヴォー2015 が 11月19日(木)に解禁 されました!

夜中の0時解禁ですから、すでに飲まれた方もいらっしゃるようで、今年はなかなかの飲みごたえあるヌーヴォーのようですね。

1959年からボジョレの新酒を手掛けているメゾン・ジョゼフ・ドルーアンによると、

2015年は、ぶどうの育成から収穫まで最高の状態で進められ、雨が少なかったためにブドウの果皮は厚めになりました。果実の重さはやや軽めで、収穫量は非常に少なかったものの、濃い色合いのワインとなりました。ほのかなスパイスやリコリス、ブラックベリーなどの黒い果実の風味が感じられ、フレッシュで親しみやすく、やわらかなワインとなっています。



2015年のボジョレー・ヌーヴォーは期待できそう!

メゾン・ジョゼフ・ドルーアンは2015年が創業135周年になるので、2015年のボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォーには、135周年を記念した新デザインラベルが貼られます。

このドルーアンのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー2015は、ANA国際線(一部路線)ファーストクラス・ビジネスクラスで振る舞われるそうですよ。


    
左が従来のラベル  右が135周年記念ラベル(2015年)



日本はボジョレー・ヌーヴォーの大得意先。その60%が日本に向けて輸出されるとか。
とはいえ、輸出量はピーク時の約半分近くにまで減少しています。

かつての日本ではワインを飲む機会が多いとはいえず、クリスマスや記念日、そしてボジョレー・ヌーヴォーくらいがせいぜいでした。
ボジョレー・ヌーヴォーは、ワインを楽しむ一大チャンスだったので、普段ワインを飲まない人も、この時とばかりに購入したわけです。

ところが、ワイン消費が増え、世界各国のさまざまなワインが日本市場に入り、また、日本産ワインの活況もあり、ボジョレー・ヌーヴォーでなくともワインを飲む機会が格段に増えました。
そんなことから、消費者の意識の中では、ボジョレー・ヌーヴォーの比重がだんだんと軽くなっていったと思われます。



とはいえ、なんだかんだといいながらも、ワイン好きなら、今年のボジョレー・ヌーヴォーを飲まなきゃいられない!かもしれません(笑)

私もまだ口にしていませんが、今日は夕方から出かけ、いくつかヌーヴォーを飲む予定です。
飲んだものは明日にでも紹介しますね。




数年前の解禁直後、私はパリにいました。
町の小さなビストロで頼んだグラス1杯のボジョレー・ヌーヴォーがとてもおいしかった!
今年のパリが、穏やかに解禁日を迎えられることを祈りたいですね。

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本日オープン!ヴィエノワズリー専門店のマカロン・バスク

2015-11-18 15:53:14 | 甘いもん
本日(11月18日)、表参道にオープンする「RITUEL par Christophe Vasseur (リチュエル パー クリストフ・ヴァスール)」青山について、昨日すでに発表会で撮影してきた画像とともに紹介しましたが、広報より美しい画像をいただきましたので、そちらとともに、ここで買える焼き菓子情報も追加でお知らせします。

食べて衝撃だったのが、こちらのお菓子です。


マカロン・バスク RITUEL par Christophe Vasseur
5個入り640円、 20個入り1990円(税込)


5個入りのボックスを開けるとこんな姿



“マカロン”というと、彩りがカラフルでコロンとした姿だと想像しますが、これはなんとも素朴で、焼きっぱなしのクッキーのようです。


直径5cmほどの薄い円盤型

カサカサしていそうな外観ですが、口にれるとソフトな食感で、超しっとり
味が濃厚で、甘さはかなり強く、驚きました。

最初は、2、3個は軽くいけると思いましたが、これは1個で大満足。
ブラックコーヒーや、何も入れないプレーンな紅茶が合います。

原料は、アーモンドプードル(アーモンドパウダー)と卵白と、砂糖のみ
超シンプルですが、卵は山梨県黒富士農場の放牧卵を使い、アーモンドプードルはスペインのマルコナ産、グラニュー糖は有機のもの、と、手に入る最良のものを使っているのは、さすが、こだわりのクリストフ。



私たちの想像するマカロンは、19世紀後半にパリで生まれたもので、“マカロン・パリジャン”と呼ばれます。

この“マカロン・バスク”は、“マカロン・パリジャン”より300年も前に、スペイン国境のバスク地方のサン・ジャン・ド・リュズという町で焼かれたものだそうです。
当時、ルイ14世とスペイン王女の婚礼のお祝いのために、王室御用達のパティシエによって焼かれたお菓子で、見た目はとても素朴ですが、歴史ある、縁起のいいお菓子なんですね。



手軽な5個入りボックスなら、自宅用か、ちょっとした手土産に。
20個入りなら、人数の集まるパーティーなどにいいですね。

年末のホリデーシーズン限定の焼き菓子だそうですよ。

個包装されていないので、残りは缶に入れて保存するか、早めに食べ切る方が良さそうです。



イートインができる店内




RITUEL par Christophe Vasseur 青山

東京都港区北青山3-6-23 1・2F (表参道駅 B2出口から徒歩約0分)
Tel 03-03-5778-9569  
営業時間 月~金 8:00-19:00 (土日祝 9:00-)

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パリで人気のブーランジェのヴィエノワズリー専門店が表参道にオープン!

2015-11-17 18:53:26 | パン
パリの人気ブーランジェ、クリストフ・ヴァスールさん海外で初展開するヴィエノワズリー専門店のフラグシップショップとなる
「RITUEL par Christophe Vasseur (リチュエル パー クリストフ・ヴァスール」青山が、2015年11月18日にオープンします。


クリストフ・ヴァスールさん

オープン前日の11月17日に青山店で開催された発表会で、クリストフさん直々に紹介してくれました。

リチュエルでは、クリストフさんのパリの店「デュ・パン・エ・デジテ」でも人気のクロワッサンや“エスカルゴ”を中心にしたヴィエノワズリー5種を展開します。

ヴィエノワズリーとは、酵母発酵させたパン生地やペイストリー生地を焼いた菓子パンのこと。クロワッサン生地を想像すると、わかりやすいでしょうか。
フランスでは朝食に食べられることが多いヴィエノワズリーですが、おやつなどにもよく食べられます。

※青山店は、2015年8月にオープンした自由が丘店に続く二号店になります。
 自由が丘店については以前の記事をご覧ください → コチラ




注目は数種類あるエスカルゴで、季節などに応じてフレーバーが変わっていき、パリ店にはない日本限定フレーバーも登場します。

オープン時に登場する日本限定フレーバーは「エスカルゴ カフェ・ノワゼット」


「エスカルゴ カフェ・ノワゼット」 590円(税込)

自家製カスタードクリームから作ったコーヒークリームと、店内でローストして皮をむいたヘーゼルナッツを、クロワッサン生地でエスカルゴ状に巻いて焼いています。
クリストフさんが、冬にピッタリの味ということで、新たに開発したフレーバーです。



これを試食しましたが、ヘーゼルナッツの香ばしさとコーヒーの香りに、クロワッサン生地のバターのリッチで芳醇な香りが混ざり合い、香りだけでうっとり。
口にしても、もちろん、期待を裏切ることはありません。
外側の生地はサクサクで、クリームの巻かれている部分は、しっとり&もっちりしています。

写真では大きさがわかりにくいですが、女性の手のひら全体を覆うくらいの大きなサイズです。
これを1個いただくと、かなりのボリューム。
エスカルゴは数種類ありますので、シェアしながらいただくと、あれこれ食べられていいなと思いました。
もちろん、独り占めしたい方は、取られないようにこっそりと(笑)
これはパリでも食べられません。

カフェ・ノワゼットは冬限定フレーバーで、11月18日から12月17日までは青山店でのみ先行発売されます。
自由が丘店に行かれる方は、しばしお待ちを!




店内は、対面式で購入するシステムです。
テイクアウトはもちろん、店内でイートインもできます
ドリンクは、フルーツジュースを販売。



店内では、作っている工程が見えるようになっているのも楽しかったです。


エスカルゴ以外では、パリの「デュ・パン・エ・デジテ」で秋冬に人気の「ショソン・ア・ラ・ポム・フレッシュ」が、リチュエルでも秋冬限定で販売されることになりました。


「ショソン・ア・ラ・ポム・フレッシュ」 590円(税込)

上の画像は半分にカットしたものですが、断面を見ると、赤い皮付きのフレッシュなリンゴがパイ皮に包まれてます。
このリンゴは、青森県藤崎町の竹嶋祐樹農園の有機リンゴです。
リンゴには砂糖を使わず、皮付きで半割にしたままを包み込んでいます。

これも試食しましたが、リンゴの食感がフレッシュで、砂糖を使っていないのに甘い!
自然の甘さでしょうけれど、リンゴ自体がおいしいんでしょうね。

ショソンは、リンゴの収穫状況によって終了するそうなで、食べたい方はお急ぎください。


なお、リンゴの選び方からもわかるように、クリストフさんの素材へのこだわりは強く、日本各地の有機素材を探しました

彼のコンセプトのひとつは 「可能な限りローカルであること」



クリストフさんは、素材選びに関してはストイックですが、人柄はとてもフレンドリーで、ほんの少しだけ日本語も話します。
店で出会えたら、ぜひ話しかけてみてください。



RITUEL par Christophe Vasseur 青山

東京都港区北青山3-6-23 1・2F (表参道駅 B2出口から徒歩約0分)
Tel 03-03-5778-9569  
営業時間 月~金 8:00-19:00 (土日祝 9:00-)

税込価格:クロワッサン 350円、ショコラティン 390円、エスカルゴ 590円 (プラリン
ショコラ・ピスターシュ、クリームチーズ・フリュイルージュ、カフェ・ノワゼット
〈日本限定〉)、ル・サクリスタン 590円、ニフレット 530円 (5個入り)
ショソン・ア・ラ・ポム・フレッシュ (秋冬限定メニュー) 590円


水色の看板が目印

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