ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

オーストリアワイン@FOODEX

2008-04-30 22:19:30 | ワイン&酒
ずいぶんと時間がたってしまいましたが、
3月に幕張で開催された「FOODEX JAPAN 2008」で出会ったオーストリアのワインをいくつか紹介したいと思います。


気品あふれるオーストリアのワインは1年を通じて楽しめるものが多いですが、個人的には春から初夏にかけてがひときわその輝きを増す時期のように思います。

特に、オーストリアならではの「グリューナーフェルトリナー」種からつくられる白ワインは、透明感があって清々しく、それでいてスパイシーなものになりますが、それぞれの地方、土地によってその味わいを変え、ひとくちにはいえない複雑さが魅力となっています。

とはいえ、そんなに身構えず、下で紹介するワインのように、ポップで楽しく気軽に楽しめるタイプもあり、グリューナーの幅の広さを感じます。




(左)GRUVE 2007 Weingut Jurtschitsch Sonnhof
「グリューヴェ」はグリューナーフェルトリナーの愛称。
16世紀から続く伝統あるソーンホフワイナリーですが、毎年ラベルを変えてこんな楽しいワインをつくっています。
価格も手頃なので、グリューナーの入門ワインとしてもオススメ。

(中)TBA NV KRACHER (187ml)
クラッハーが初めてつくった1/4サイズのノンヴィンテージのトロッケンベーレンアウスレーゼ。
ウエルッシュリースリング、シャルドネ、トラミナーのブレンドの極甘口
大きなボトルは手を出しにくい甘口ワインでも、このサイズ&価格(2,000円ちょっと)なら嬉しいですね。

(右)Riesling Vom Urgestein 1998 Alte Reben Weingut Jurtschitsch Sonnhof
左のワインと同じソーンホフのリースリングで、ヴィンテージは1998年。
Alte Reben は古木の意味。
10年モノの素晴らしいリースリングですが、こんなワインが今も楽しめることに驚き&感動しました




(左)Roter Veltliner Berg Eisenhut 2006 Bioweingut Sollner
ゾルナーはクレムスの北東、ドナウ川の北に位置するWagram(ヴァグラム)にあるワイナリーで、「Bioweingut」ということからもわかるように、有機栽培でぶどうをつくっています。
このワインはローターフェルトリナー(Roter=赤い)というぶどうからつくられている「白ワイン」で、グリューナー(「緑」という意味)フェルトリナーとの遺伝子的な関係は明らかにされていません。

(中)Zierfandler Ausbruch 2006 Weinbau Pferschy
ここプフェルシー醸造所も有機栽培でぶどうづくりを行っています。
ウィーンの南西に位置するテルメンレギオン(ニーダーエスターライヒ州)に位置し、ホイリゲ(ワイン居酒屋)も併設されているようです。
「Zierfandler」(ツィアファンドラー)がぶどう品種。
これは甘口ワインで、きれいに凝縮した甘さにうっとり~

(左)Rotgipfler Romerberg 2006 Weinbau Pferschy
「Rotgipfler」(ロートギプフラー)がぶどう品種。上のツィアファンドラーとともに、ここテルメンレギオンでよく見られますが、ちょっと気品に欠けるとのこと。
私は、フレッシュで心地良く飲めるわ~と思いました。



上の3本は既に輸入されています。
下3本は、「近いうちに輸入したい」という輸入業者がありました。

以前はあまり姿をみなかったオーストリアワインですが、このところはショップでもだいぶ見かけるようになってきました。

価格的にも手を出しやすいものがけっこうありますし、ビオ系のワイナリーも多く、すーっと自然に入ってくるクリーンな味わいのものが多いように感じます。


今の時期、ショップの店頭で悩んだら、オーストリアワイン(特に白)を思い出してみてはいかがでしょうか?

コメント (2)
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5/5 ワイン講座

2008-04-29 21:23:35 | ワインのお仕事
最初に、昨日のセミナー報告を簡単に。

足立区・北千住駅前の丸井の5Fの「インザルーム北千住店」にて、

GWにプチWine Party を開こう♪ という内容でセミナーを開催しました。

少人数でじっくりというセミナーになりましたが、生徒さんたちがとても熱心で感心しました。
とはいえ、マニアックな熱心さではなく、それぞれの生活の中で自分なりのワインの飲み方をすでに見つけて楽しんでいるような方ばかりで、活発な質問もあり、私もとても楽しませていただきました。ありがとうございました



次回 5月5日も「インザルーム北千住店」での開催です。
素敵なインテリアに囲まれた中でのセミナーで、普段なかなかこうしたところに足を運ぶゆとりがない私にとって、オアシスのような空間です 

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初夏に楽しみたい癒し系ワイン

  5月5日 (月)16:00~17:00 インザルーム北千住店

  *定員10名で、参加費は1人 2000円


詳細はコチラ → http://www.intheroom.jp/community/school/schedule_etc.html


 *丸井北千住店の店内イベント案内パンフレットにも載っています


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オレンジサンドバウム@無印

2008-04-29 15:27:44 | 甘いもん


オレンジサンドバウム (158円) 無印良品

またまた無印のバウムシリーズ。
相変わらず好きです、バウムクーヘン

これは 1個93g、392kcal と、無印の他のバウムよりもカロリー控えめ。
しかも、バウムの基本のリング状




うたい文句は、
「生地にオレンジジャムをサンドし、ソフトに焼き上げました。さっぱりした甘さが特長です」

マイルドでなめらかなオレンジ風味のジャム(マーマレードとは違う感じです)が控えめにサンドされ、全体としていいバランスに仕上がっています。

バウムはシンプルなものが好きな私にとって、このオレンジサンドは充分合格で、先日の「レモンバウム」といい、柑橘フレーバーはバウムととても相性が良いように思います。



ドリンクは、コーヒーよりも紅茶、緑茶がオススメです。



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マイセン余話

2008-04-28 21:40:02 | お出かけ&旅行
ここしばらく、ドイツのマイセンの話が続きましたが、マイセンを旅行する際に役に立ちそうな情報をいくつか紹介し、いったんインターバルを置きたいと思います。




まず、ザクセンの中心都市ドレスデン(ノイシュタット駅)からマイセンまでは、電車で約40分、というのは昨日紹介した通りです。

ドレスデンの旧市街からでも1時間ほどですので、充分日帰りが可能です。

実際、朝の9時頃にドレスデンを出発し、10時前にマイセン駅に到着。
午前中にまずワイナリー訪問1軒。



お昼はクリスマスマーケットソーセージ&ホットワイン(グリューワイン)で軽いランチをとった後、徒歩でマイセンの大聖堂へ。

クリスマスマーケットの開かれているマルクト広場の一角にあるツーリスト・インフォメーションでパンフレットをもらい(日本語版も用意されています)、タクシーを拾って2軒目のワイナリーへ。



ワイナリー訪問後は「磁器美術館」に行き、しばし見学&充電。



その後、徒歩で(10分少々)マルクト広場に戻り、
レストラン「ヴィンセンツ・リヒター」のディナーへ。



ディナーを楽しんだ後は、マイセン駅(徒歩でも15分ほど)に戻り、電車でドレスデンのホテルに帰りました。
それでも余裕の22時台


ということからわかるように、マイセンの町はとても小さく、1日あればぐるりと回れてしまうほどコンパクトですが、ティールームのあるケーキ屋さん(18時で閉店)にも行きたかったし、できれば町の中に1泊、さらにシュロス・プロシュヴィッツのワイナリーにも1泊してみたかったなぁ・・・と思っています。




エルベ川沿いにサイクリングロードもありますし、時間に余裕のある方は、ここマイセンに泊まり、ゆったり過ごしてみてはいかがでしょうか?

私もいつかはまたここに戻ってゆっくり休みたい 
そう思えたマイセンの町でした。


こんな看板のレストランもあり、かなり興味惹かれました

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ドレスデンからマイセンへの電車旅

2008-04-27 15:01:22 | お出かけ&旅行
ドレスデンからマイセンへの移動には「Sバーン」と呼ばれる近距離電車を使いました。所要時間は約40分。近いです。


今回、マイセン行きの電車には何度も乗りましたが、ドレスデン・ノイシュタット駅では10番線から出ることが多く、その10番線というのが、駅の建物から渡り廊下的な通路を辿っていくこちらの吹きっさらしホーム



一応、屋根のついた小さな待合コーナー(透明の壁で囲まれ、ベンチが数個あり)はありますが、高いところにあるので、かなり寒いです。




10番ホームからノイシュタット駅を見ると、はるか向こうに駅舎が・・・・




時間によっては駅舎の中のホームから出発する電車もあり
駅舎内のホームだと、こんなふうにちゃんと行き先が表示されるので便利。




電車の中の電光掲示板にも行き先が表示され、次の停車駅名もここに出るので、旅行者には非常に助かります。
この電車は、マイセン磁器美術館の最寄駅である「Meissen Triebischtal」行きだということがわかります。

車内放送(テープによるもの)も頻繁にありました(ドイツ語でしたが)。




私が降りたのは、そのひとつ手前の「Meissen」駅。
電車は2階建てのものも多く、特別な切符がなくても2階席に座れます。

電車のボディに「自転車」の絵が描かれてる車両は、自転車を載せてもOKということを表しています。




上の写真のような広いスペースがあり、実際に自転車を積み込んで乗ってくる人もけっこういて、自転車は通勤や通学の手段としてかなり利用されているようです。



新しい電車の内部はピカピカ


2階席に上がる階段




座席は、大人用の横に小さな子供用のものが付いているタイプもありました。
ちょっと座席が高くなっていて、小さい子でも窓から外が見えるようにという親切設計ですが、混雑時に大人が座りたいときは、カラダを縮こませないとダメかも(笑)。


見ての通り、かなり新しくてキレイな車両の電車が多く、ちゃんとトイレもついています。
ドイツの駅の公衆トイレもお金を払わないと使えませんが、電車内にあるので、急を要しない場合は、電車に乗ってから済ませることをオススメします




ドイツの電車を調べるのに、こちらのHPを利用しました。
DBは日本でいう「JR」的なものです。

DBホームページ

 http://www.bahn.de/international/view/en/index.shtml


乗る電車の出発時間や料金を調べたいとき

 http://reiseauskunft.bahn.de/bin/query.exe/en


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マイセン聖母教会

2008-04-26 15:07:08 | お出かけ&旅行
“ザクセンのゆりかご”といわれるドイツのマイセン
その中心部マルクト広場に建つ教会を紹介します。



奥の高い塔のある建物が教会です


フラウエンキルヒェ(Frauenkirche)、日本語では「聖母教会」と訳されますが、
レストラン・ヴィンセンツ・リヒターのアネットさんが「私たちの教会なの」と言っていたように、マイセンの人々に非常に愛されている存在です。



マルクト広場のクリスマスマーケットを見守る聖母教会


以前紹介したマイセンの大聖堂(2008/3/24)と比べると穏やかさがあり、誰をも受け入れてくれるやさしさを感じます。
開館時間であれば誰でも入場料無料で入れ、塔にも登れます。




この塔には、マイセンの磁器でつくられた18個のカリヨン(鐘)があり、1日に6回音楽を奏でます。




安定感のある教会の建物。
この右隣にレストラン「ヴィンセンツ・リヒター」があります。


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【再】GWのワイン講座

2008-04-26 01:18:13 | ワイン&酒
以前ご案内した、「ワイン講座」をもう一度ご案内します 


GWにプチWine Partyを開こう♪ 

  4月28日(月)16:00~17:00 インザルーム北千住店


 *開催が決定していますので、人数に合わせてワインを選定中です。
  もう、メインのワインは決まっていますので、
  それを飲みながらパーティー向けのオススメワインを紹介します。
  食べ物も欲しいところ・・・(気持ち、ちょこっと用意しようと思います)



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5月のGWの後半はこちらの内容で開催します。

初夏に楽しみたい癒し系ワイン

  5月5日 (月)16:00~17:00 インザルーム北千住店

 *こちらも、出したいワインがたくさんあります。
  人数が集まれば、あれもこれも出したいですね~


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各回とも定員10名で、参加費は1人 2000円

ワイン通の方向けのマニアックな講座ではなく、これから飲んでみたいかなぁ・・・と思っている方向けの、やさしい内容のレッスンです。



詳細はコチラへどうぞ~

http://www.intheroom.jp/community/school/index.html

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ドイツの「クワルク」チーズ

2008-04-25 09:30:32 | おいしい食べもん
一昨日のリヒターのレストランのデザートの中で出てきた 「クワルク」 (Quark) のことを少々説明しましょう。

「クワルク」ドイツでは非常にポピュラーなフレッシュチーズの一種。

脱脂乳に酸(乳酸スターター)を加え、チーズを固めるときに加えるレンネットをごく微量添加して凝固させてつくります。

昔はミルクに酸を加えたものを綿袋に入れ、暖かい温度で一晩置き、固まった凝乳(英語では「カード」といいます)をカットして加圧して分離させていましたが、現代では、カードとホエー(加圧した時に出てくる水分、乳清のこと)にフレッシュクリームを加えて脂肪分を調整します。
その後、遠心分離機でホエーを飛ばし、裏ごししてなめらかに仕上げられます。

脂肪分は、10%以下(ローファット)、20%以上(ハーフファット)、40%以上(フルファット)と調整され、そのまま食べるほか、さまざまな料理に使われます。
加熱しても分離しないのが特徴だとか。




滞在していたドレスデンのホテルの朝食で食べたクワルク(右下)。
シリアルとフルーツを添え、ベリーソースをかけてみました。
酸味はあまり感じず、とってもクリーミーでした




小麦後を溶いた生地にクワルクを混ぜ、レーズンを加えてフライパンで焼いたもの。
こんなふうによく料理に使われるようで、チーズケーキ、スフレ、プリン、ドレッシングやディップ、ソースなど、実に多様です。


ドイツ人のクワルクの年間消費量は9kg といいますから、本当によく食べることがわかりますね

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マイセン磁器美術館を訪ねて

2008-04-24 17:53:17 | お出かけ&旅行
実は密かに「コーヒー&ティーアドバイザー」の資格も持っている私(笑)
器にはもちろん大いに興味はありますし、世界屈指の磁器の里マイセンに行くからには、ぜひ本物のマイセンを見なければ!です


日本や中国が早い時期から「磁器」の製造に成功していたのに対し、ヨーロッパでは、薄手で真っ白く、爪で弾くとチンと音のする磁器をなかなかつくることができませんでした。

そのため、日本や中国から入ってくる磁器はとても貴重で、ザクセンのアウグスト強王(以前、ドレスデンに立つ彼の像を紹介しましたね)はそれらのコレクションに勤しみ、ついには専用の宮殿まで建ててしまったほどの入れ込み振りでした。

そして、自分でもつくりたい!と、化学者のベドガーや絵付師のフンガーらを軟禁しながら、1710年にマイセン窯で白磁づくりを成功させたのです。


つまり、ヨーロッパで初めての磁器はマイセンで誕生し、しばらくはその秘法が外部に漏れないようにされていましたが、マイセンから抜け出た職人が他国に抱えられるようになったりして徐々に磁器の製造技術がヨーロッパに広まっていった、というわけです。




さて、長い前置きはこれくらいにして・・・
この日、夜のディナーの時間までにはだいぶ時間があったので、ヴィンセンツ・リヒターのアネットさんにワイナリーから「磁器美術館」まで車で送ってもらいました(約10分)。




ここの正式名称は
「Staatliche Porzellan-Manufaktur Meissen GmbH」(国立マイセン磁器製作所)で、陶磁器博物館、展示ホール、見学用工房、レストラン、カフェ、ショップなどが入っています。

レストランは午前11時から、カフェは朝9時から営業していて、博物館の入場料を払わなくても利用できます。


レストランのメニュー。セットメニューは24ユーロ。


入場料は、工房の見学を含むかどうかで違ってきます。
私は展示物の見学のみにしましたが(たしか8ユーロだったような?)、工房見学のコースを選ぶと、職人さんが作業しているところを説明付きで見ることができます(各国語が用意されているようです)。

また、自分で絵付けをしたりするセミナーなどもあるので、時間に余裕がある人は体験してみるのも面白いのではないでしょうか。

展示物は実にたくさんあり、ひとつひとつ眺める度に、ほ~とため息が出てしまいます。器だけでなく置物や人形などもあり(小さいものから大物まで)、かなり楽しめる内容になっています。

ホント、この美術館はマイセンの必見スポットのひとつです



この写真は、昨年のドイツ統一記念日の駐日ドイツ大使館でのショット。
職人の方が絵付けを披露してくれました




ショップでは、う~ん、やっぱりいいお値段!という本物のマイセンが多種多様ありましたが、お得な「B級品コーナー」もあり、ちょっと難点があるものが少し安く売られていました。B級品といっても、よーく見ても違いがよくわかりませんでしたが・・・
上の品物は、1枚がだいたい150~250ユーロくらいでした。600とか700、800ユーロなんていうものもたくさんありました。



美術館の前のバス停
ここからレストラン「ヴィンセンツ・リヒター」までは徒歩で約10分ほど



美術館の前の立派な建物(住まい?)


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レストラン「ヴィンセンツ・リヒター」@マイセン

2008-04-23 18:30:47 | レストラン&店
ドイツはザクセンのワイナリー、ヴィンセンツ・リヒターの所有する
レストラン「ヴィンセンツ・リヒター」 (Vincenz Richter)で食べたものを詳しく紹介しましょう。



オススメメニューセット(33ユーロ)もありましたが、今回はア・ラ・カルトで。




まずは 白ワインを使ったブイヨン を。
これは塩味が濃く、白ワインの酸味もしっかりと感じ、全体的にかなり強い味のブイヨンでした。
中に浮いているのは、フレッシュチーズのお団子。
とにかく、スープの味付けが独特なので、好き嫌いが分かれるとことでしょうか。




メインは 「ウサギ」の煮込み をチョイス。
写真では大きさがわからないと思いますが、かなり大きな一皿で、これが目の前に置かれたときはびっくり
しかし、このウサギさんはかなり匂いとクセが強く、残念なことに私の口には合いませんでした。
付け合せのジャガイモと酸味のきいたムラサキキャベツでちょっとずつ味を中和しながらなんとか食べましたが、これが地方独特の味のひとつなんですね・・・




最後の デザート は、本当にほっとひといき~
リースリングワインとクワルクチーズ(ドイツでは有名なチーズ)を使ったシャーベットがチョコレートのカップに入り、フルーツと添えられていました。この一皿は本当にオススメです





ワインリストはヴィンセンツ・リヒターのものだけでなく、他の国のものもありましたが(しかもけっこうお手頃)、なにぶん私1人だったので、今回はグラスワインをいただきました。



最初にロゼを、次に赤ワインのシュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)を。
冷たく冷えていたロゼはおいしくいただけましたが、赤がちょっと状態が良くなく、ワイナリーでテイスティングしたカベルネ・ドルサが良かっただけに、これはちょっと残念でした。


でも、食事中は、スタッフのアネットさん(「ワイン村」に写真をアップしましたが)がよく声をかけてくれましたし、すらりとした若いマネージャー氏もとても親切にしてくれたので、楽しく過ごすことができました。






このレストランについて少し紹介すると、元々の建物は1523年に建てられましたが、30年戦争(1618~1648)で部分的に消失し、その後に修復されてからは、マイセンの織物職人組合の会館として使われていました。

家族経営でレストランを始めたのが1873年。
当時は社会主義に抵抗した形でのレストラン経営だったようです。

1988年に4代目がレストランの建物の大改修を行い、東西ドイツの通貨統一の日(1990年7月1日)に営業を再開し、現在に至っています。

伝統的な木組みの外観がとてもきれいですが(これは1988年の大改修のおかげでしょう)、中に入り、ダイニングの奥の奥まで案内されると、「おお~」」という骨董品類などが出迎えてくれます。


ここは、ダイニングの奥、化粧室などがある、室内だけど中庭風の場所。
雰囲気いいですよね~



お仕置き部屋ではなりません(笑)
昔の古いものが色々ありました。



12月だったので、ドアにはこんな飾りが。



中庭風の場所の一角で、ボックス席になっています。
このまわりにも席がたくさんありましたが、イベント用ぽいです。


メインダイニングは、古き良き時代を思わせる暖かみのある部屋で、常連さんと思しきグループがたくさん来ていました。
静かに気取って食事をする雰囲気の店ではないので、マイセンで食事をする機会があれば、この店をチョイスしてみるのもいいかと思います。


 (ドイツ・マイセンのレストラン)

「Restaurant Vincenz Richter」  (火~日曜営業)
  An der Frauenkirche 12
 01662 Meissen

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ザクセンワイン「ヴィンセンツ・リヒター」訪問記

2008-04-22 11:23:40 | ワインのお仕事


(社)日本ソムリエ協会のweb 「ワイン村」 に
ドイツのザクセンのワイナリー ヴィンセンツ・リヒター (Vincenz Richter)をアップしました。

今回も写真が満載ですので、画像を眺めるだけでも楽しめると思います。

このワイナリーもマイセンにあるので、このブログでもまたマイセン情報を追々アップしていきたいと思います。


 

「キャッチ The 生産者」 第45回

*残念ながら、「ワイン村」は2008年12月末でクローズしましたが、
改めて当ブログ内にアップしています。



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レモンバウム@無印

2008-04-21 15:04:47 | 甘いもん


レモンバウム (158円) 無印良品

今日のおやつは、無印のバウム第2弾、レモンバウム 



1個114g、496kcalで、黒バウムよりちょっとカロリー高めなので、これも1人で食べるには危険なおやつといえます 

生地にレモンペーストが練り込んであり、アイシングがかかっています。

これはプレーンに近いスタイルだし、レモン風味も爽やかなので、昨日の黒バウムよりも今日のレモンバウムの方が断然好み 



「年輪」もちゃんとあります


レモンバウムは季節限定なので、買うなら売り場にある今のうちです。


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黒ごま竹炭入り黒バウム@無印

2008-04-20 22:41:51 | 甘いもん


黒ごま 竹炭入り 黒バウム (189円) 無印良品


バウムクーヘン好きとしては、押さえておきたいといわれているバウムで、
1個約100g、カロリーは427kcal(けっこう高めです)

黒いのは、1個につき約ティースプーン1杯分入っているという「竹炭」のせいですが、食べると「黒ごま」の味わいが濃厚です。

ゴマ好きとしてはウエルカムだし、竹炭も健康に良いとされているし、
しかも色は人気の「黒製品」


ですが、生粋のバウム好きとしては、プレーンな味の方が好みなので、黒ごま抜きにして竹炭のみで着色(といっていいでしょうか)したものを食べてみたいかなぁ・・・



ちゃんと輪っか状にはがれますが、
バウムならではの「年輪」が見えないのもちょっと淋しいところ 


ちなみに、これを食べると、着色はしないものの、口の中がかなり悲惨な状態になりますのでご注意を

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ホンモノの猫の手

2008-04-19 21:46:52 | 雑記
今週も相変わらず猫の手を借りたい状態でしたが、ようやく先が見えてきました。

そこで、4月のはじめに公園で出会った「にゃんこ」(野良)のゆる~い写真でも見て、ちょっと脱力しようかなと・・・




とても人懐っこい子でした

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春限定のLOOKチョコ

2008-04-18 23:54:41 | 甘いもん
普段はあまり買わない 不二家のルックチョコですが、
限定フレーバーが出ていると、やっぱり気になります(笑)

以前も(2007/1/17)限定品を買ってます


今回は、

期間限定 幸せ満開♪ 4つの春色

という この春の限定品 です 




ハッピー スプリング ア・ラ・モード(不二家)

左から、サクラ、アプリコット、ピーチ、イチゴミルク のフレーバー 


サクラはほのかな感じでしたが、他はしっかりとそれぞれの個性がしっかりと表現されていました。

パッケージも春らしいし、フレーバーの選択も春っぽいし、これはけっこう良かったです。



「これはいい!」と思ったのが、

チョコにプリントされている「L○◎K」の文字


以前は、見た目はすべて同じでした。

つまり、このチョコは仕切りがないので、いくつか食べた後でしまっておくと、チョコが動いて、どれがどのフレーバーだかわからなくなってしまったのです。

フレーバーごとに違う文字がプリントされていれば、間違えなくて済むので、これは便利です。(最初から付いていてほしかったですけど・・・


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