イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

「釣り三昧」読了

2017年09月18日 | 2017読書
三木武夫 「釣り三昧」読了

三木武夫という著者なので、てっきり元首相かと思っていた。というか、もともと、関西の釣り団体の会長に三木武夫という人がいたということを知っていて、大体、こんな団体の会長というのは国会議員が多いのでそ人は元首相の三木武夫だと思っていた。しかし、全くの別人で、元首相は徳島出身、著者は兵庫県出身だ。

関西出身のひとだけあって、僕のなじみの場所、番所の鼻、双子島、紀ノ川、水軒一文字などの釣り場も出てくる。水軒貯木場のテトラとはどこのことだったのだろうかと遠い記憶をたどったりしても見ることができた。
多分、著者の謙遜であろうが、釣果はかなり寂しいものだ。しかし、エッセイというのはこのくらいしみじみしているほうがいいのではないかと思うのは僕だけだろうか。
僕はテレビの釣り番組でバカ笑いをしながら釣りをしている人には共感が持てない。かっこうをつけているわけではないが、魚釣りというのは命を奪う遊びだ。そうだから少なくとも命を奪う相手には敬意を表したい。それを楽しみににしてしまっている自分を少しは恥じなければならないと思う。
だからこのエッセイはほどよい心地よさを感じさせてくれた。

今日は台風一過。船の無事を確認して定点観測場所に行ってみた。

 

すでに沖には釣りをしていると思しき船が一艘。



防波堤にもあまりやる気のなさそうな釣り人の仕掛けがポツンと。



みんな魚釣りが好きなんだ。僕も大好きだ。




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