リチャード・コンドン/後藤 安彦 訳 「ワインは死の香り」読了
ギャンブル好きの元英国海軍大佐がギャンブルの負けを返すため起死回生の策として1万8千ケースの高級ワインを盗み出すというのが大まかすぎるがこの物語のあらすじだ。
登場人物は実業家、軍人、犯罪者、みんなスーパーマンよろしくミスをしない。華麗にミッションをこなしてゆく。それがうまくかみ合って物語を盛り上げてゆくのだが、外国の作家というのはこんなストーリーにグルメというスパイスをうまく効かせて面白くまとめることが本当にうまいと思う。
「男が熱中できるのは危険と遊びだけだ。」という言葉をそのまま体現させたような仕上がりになっている。
これを日本人が書くとここまでうまくまとめることができるのだろうか?これはやっぱりワインとフランス料理のなせる業なのか?どうも日本の料理は正座をして食べるイメージが強いから敵と戦っている最中に食べるイメージがわかないし、日本酒と会席料理ではあまりにも躍動感がないのかもしれない。
007しかり、以前に読んだ、「白い国籍のスパイ」しかりハードボイルドでもなく、かといってコメディタッチでもなくてしっかり読み応えのある日本のこんな味のある小説というのがあれば読んでみたいものだ。
ギャンブル好きの元英国海軍大佐がギャンブルの負けを返すため起死回生の策として1万8千ケースの高級ワインを盗み出すというのが大まかすぎるがこの物語のあらすじだ。
登場人物は実業家、軍人、犯罪者、みんなスーパーマンよろしくミスをしない。華麗にミッションをこなしてゆく。それがうまくかみ合って物語を盛り上げてゆくのだが、外国の作家というのはこんなストーリーにグルメというスパイスをうまく効かせて面白くまとめることが本当にうまいと思う。
「男が熱中できるのは危険と遊びだけだ。」という言葉をそのまま体現させたような仕上がりになっている。
これを日本人が書くとここまでうまくまとめることができるのだろうか?これはやっぱりワインとフランス料理のなせる業なのか?どうも日本の料理は正座をして食べるイメージが強いから敵と戦っている最中に食べるイメージがわかないし、日本酒と会席料理ではあまりにも躍動感がないのかもしれない。
007しかり、以前に読んだ、「白い国籍のスパイ」しかりハードボイルドでもなく、かといってコメディタッチでもなくてしっかり読み応えのある日本のこんな味のある小説というのがあれば読んでみたいものだ。
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