イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

船底塗装

2018年06月12日 | Weblog
先月やろうと思っていた船底塗装を1ヵ月遅れでおこなった。
和歌浦の漁港で上架してもらうようになってからかなり経費を抑えることができるようになった。そこでその浮いた経費を使って年に2回、上架したいと考えたのだ。5月を過ぎると毎年速度が落ちてくる。抵抗に負けないようにエンジンを回すと燃費が悪くなる。今年のようにチョクリ釣りのポイントが遠くなるとかなり燃料を食ってしまう。例年のポイントならポリタン1本分で2回は行けるのだが、今年は1回の釣行でポリタン1本以上だ。加太へ行くより燃料を食っている。
そして去年から悩まされていた船の振動を治してもらいたいと思っている。

いつもお世話になっているちからさんとの待ち合わせ時刻は午前6時。僕は和歌浦漁港のスロープにバイクを置いて徒歩で港に向かうため少し早めに行動を開始。



一文字の切れ目を越えるころに台風5号は紀伊半島に最接近している。風と波が心配ではあったけれどもうねりはあるものの快調に和歌浦漁港まで移動できた。



さて、船を台車に乗せる段になってしくじりを連発してしまった。台車から飛び出ている鋼管にピッタリ船を添わせてゆっくりスロープを登らせるのだが、何度かトライしてもうまく船を安定させられない。すこし入ってきているうねりで海水が風向きと反対方向に流れているようだ。それを見かねたのか、近くの護岸でタコ釣りをしているおじさん(おじいさん?)が前に乗ってくれることになった。ここではみんな知り合いでお互いに手伝いをするのが当たり前のようになっている感じだ。なんとありがたいことか!二人でやると前と後ろで確実に鋼管を持つことができるだ。
しかしながら、そのおじさん、「おいやんの船、位置決めはここらへんでいいか?」と僕に聞くのだ。おいやん?誰のこと?船の上には二人しか乗っていないのだが、思わず周りを見回した。う~ん、自分よりはるかに年長の人からおいやんと呼ばれてしまうとかなり複雑な気持ちになる・・・。それでもちゃんと船を陸上に導いてくれるのだからありがたい。

心配した雨も降る気配がなく、順調に作業を進める。今日はオー・ド・ヴィ(命の水)も準備して万全の態勢だが天気を見ると曇り空。その心配はないようだ・・。



だからなかなか船底が乾かない。塗装前に船底が乾くのを待っていると、中国人らしいカップルが僕に近づいてくる。蓬莱岩を探しているとのこと。う~ん、どこでそんな情報を仕入れたのか、和歌山市民でも蓬莱岩の存在を知っている人は少ないのではないだろうか。しかし、あまりにもショボいと思ったのか、案内をして見えるところまで連れて行ってあげたのであるが、近づくこともなくレンタカーに乗ってどこかに行ってしまった。僕の職場にも大量に中国人がやってくるが、こんな片田舎までやってくるというのはこのご時世だと思ってしまった。まあ、中国系の人たちはこんな縁起のいい名前には敏感に反応するのだろう。ちなみにこのカップルは香港から来たらしい。



塗り始めてしばらくしてタカシさん登場。早速診てもらうとわずかだがスクリューが歪んでいる。これが原因なんだろうか?わずかに5ミリほどの歪みだ。ただ、現状ではこの歪みしか原因がわからない。シャフトは大丈夫のようだ。さて、外して工場まで持って行って治すか、この場で叩いて治すか。僕はタカシさんを信じてこの場で叩いてもらうことを選んだ。というのは、前回、舵を直してもらった時も最初は1回陸に揚げて梶棒を抜かなければという診断だったのだが、10分後治ったみたいだということになった。今日もタカシさんは独り言のように「ここで直そか・・」と言っていたのを聞き逃さなかった。多分タカシさんはちょっと叩けば治りそうと思ったに違いない。まあ、客を前にして安易な答えは出せないということで取り外して修理という選択肢も提示したのだと見た。だからタカシさんマジックを信じるのだ!!
今日の修理でダメでもまた半年もせずに上架することにになる。その時に本格的な修理をしてもらえばいいのだ。しかし、御年77歳。振り上げている玄翁とハンマーは片付けを手伝ったがかなりの重さだ。よく振り下ろせるものだ。僕はローラーを3分ほどコロコロさせるだけで一服しないと腕が痛くなるというのに・・。



亜鉛の交換もスタンチューブの交換もやらないので午後1時にはすべて終了。

 

体重も久々に69㎏を下回った。



ここまでは前日の書き込み。さて、明日の試運転はいかに・・・。

今日、朝一番に船を引き取りに和歌浦漁港へ。今日もちからさんにお手伝いをいただいての作業だ。
港を出るまでは微速前進。港の出口から恐る恐るスロットを上げてゆく。問題の1800回転から2000回転、まったく問題がない。ほぼ完全に治っている。
やはりあの5ミリほどの狂いが原因であったようだ。さすがにタカシさんだ。ハンマー2本で治してしまった!戦時中、戦艦のスクリューのデザインというのは最高軍事機密であったそうだが、それだけデリケートなものに違いない。まあ、ハンマーで叩くだけで元に戻るという大雑把な部分もあるにはあるが・・・。

2000回転でも快調に海面を滑ってゆく。


動画はこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=rE6ILxU_rjc
ちからさんが撮ってくれたものだが、自分の船が航行しているところを初めて見た。
この状態でなんとか10月半ばまで、せめて9月までもってほしいものだ。



コメント (2)
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