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イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

下津沖釣行

2008年04月29日 | Weblog
場所:下津ピアーランド沖→水軒沖
条件:小潮 7:58干潮
釣果:カワハギ 3匹 キス 8匹(かなり小さい)

今日はいい天気だ。波がないので下津まで遠征した。
キスの天ぷらを食べたい!!
時期は少し早いかもしれないが何とかなるだろうと思って出撃したが水は冷たくまったくアタリがない。
最初の一投でアタリがないとかなりつらい。しかし、船が流されて釣り公園の漁礁近くに入ったのか、カワハギが釣れた。それも一荷で。型はまあまあ、刺身サイズだ。しかし、これはまぐれで結局ここでは小さいキスが2匹だけであった。
このままぐずぐずしていてもらちがあかないと思い、番所の鼻の下へ行ってみた。ここは水深がかなり浅いからどうかと思ったがほかにめぼしいところはなくエサを処分するつもりで釣りを始めた。
やっぱりアタリはなかったが、8時を過ぎたくらいから少しアタリが出だした。やっぱり喰いが悪いのかアタるけど掛らない。それでも少しづつ数を稼いだが8匹どまり。11時半を回るとまったくアタリがなくなってしまった。

まだ、2週間は早いようだ。

「わが釣魚伝」読了

2008年04月29日 | Weblog
福田蘭童「わが釣魚伝」読了
このブログを読んでくれている人でこの人の名前を知っているひとはどのくらいいるだろうか。
この人は昭和の戦前から戦後にかけて活躍した音楽家であり、文筆家であるのだが、「笛吹き童子」の作曲者というと「あ、そう。」と思ってくれる人もいるだろうか。
開高健のエッセイには魚釣りの大家でコン○ームを魚釣りに初めて使った人ということで紹介されている。

この本は、そんな作家の釣りの履歴や交友録が書かれている。
本人が釣り三昧と書いているように海、山、いたるところでの魚釣り、珍道中、戦争の最中での魚釣り、海外旅行が珍しかった時代の外国での魚つりなどなど・・。
海外で本格的に魚釣りをした人は開高健が最初ではないかと思っていたらこの人のほうがはるかに昔に実践していたのだ。アマゾンへも行っていたらしいからすごい。

交遊録もすごい人々が出ていて、社会の教科書の現代史にの章に出てきそうな人がどんどん出てくる。島崎藤村、北原白秋、竹久夢二、室生犀星、西園寺公一・・。

まったくもってものすごい人である。僕も生活のほとんどは魚釣りを中心に廻っていると思っているが足元にもおよばない。

いまではほとんどの人がこの人のことを知らないと思うが、魚釣りを愛好している人々にはかつてこんな人がいたということを覚えていてほしいと思うのである。