写真①:「金刀比毘神社」放生会のポスター
=福津市津屋崎天神町で、2011年9月8日午前10時35分撮影
筑紫路で一番早い放生会
あす大名行列、〈津屋崎千軒〉練り歩く
福津市在自の金刀比羅神社秋季大祭
五穀豊穣と豊漁を祈願する福津市津屋崎在自・「金刀比羅(こんぴら)神社」の秋季大祭(津屋崎放生会)=写真①=が9日、開催されます。筑紫路で一番早い放生会(秋祭り)です。
午後3時、〈お下り〉の御神幸行列がご神体を乗せた神輿を引いて金刀比羅神社をスタート。黄金の稲穂が揺れる田んぼ道2キロを練り歩き、天神町の「御旅所」(御仮屋)に同4時到着。御旅所での御神幸大祭の神事のあと、同5時には神社へ戻る〈お上り〉行列が繰り出し、福津市津屋崎3丁目の市まちおこしセンター「津屋崎千軒なごみ」のイベント広場では、今年も氏子たちが扮した福岡藩の大名行列と獅子舞を披露します。「津屋崎千軒なごみ」で、御神幸出発後に郷土料理「ところてん」が先着2百名に振る舞われます。
今年も、津屋崎地域郷づくり推進協議会活性化部会が、氏子たちとの交流を図ろうと、8日から12日までの予定で、「津屋崎千軒なごみ」で「金刀比羅神社今昔展・絵馬展」=写真②=を開幕(入場無料)。江戸時代の幡幕=写真③=や江戸後期に遭難して助かった津屋崎浦の船子が神の御加護に感謝して奉納した「難船図」絵馬など同神社の奉納絵馬の写真が展示されています。
写真②:展示された御神幸行列で使われる毛槍や獅子頭、衣装類
=「津屋崎千軒なごみ」で、8日午前10時55分撮影
江戸末期の安政年間に式場などに張られたという幔幕数点も、展示されています。
写真③:江戸末期の安政年間に張られたという幔幕
=「津屋崎千軒なごみ」で、8日午前10時55分撮影