写真①:観光客が次々と向かう「銀閣寺」入り口の総門
=京都市左京区銀閣寺町2 で、2011年8月19日午前10時40分撮影
〈京都・町歩きスポット〉 5
:銀閣寺
「銀閣寺」は、臨済宗の禅寺です。「銀閣寺」は俗称で、正しくは「東山滋照寺(ひがしやまじしょうじ)」。室町時代の文明14年(1482年)、室町幕府八代将軍の足利善政公が建立。高校時代の修学旅行以来、何度か訪れていますが、入り口の総門=写真①=前の参道は、観光客が次々と歩いていました。
総門から白砂の敷き詰められた参道に入ると、両脇に見事な大苅込の生垣がそびえています。中門を潜ると、観音菩薩を祀る二層の「観音殿」(銀閣)、その手前に白砂の庭・「銀沙灘(ぎんしゃだん)」がありました=写真②=。
写真②:二層の観音殿(銀閣)の手前に設けられた白砂の庭・「銀沙灘」
=「銀閣寺」 で、8月19日午前10時45分撮影
「銀沙灘」をはさんで「観音殿」の反対側にある善政公の持仏堂・「東求堂(とうぐどう)」=写真③=は、一層の入母屋造り。現存する檜皮葺きの最古の書院造りとして知られ、北面東側の四畳半は「同仁斎」と呼ばれており、草庵茶室の源流、四畳半の間取りの始まりという。
写真③:一層の入母屋造りの「東求堂」
=「銀閣寺」で、8月19日午前10時45分撮影
庭園の一角に、樹齢5百年の「千代の槇」=写真④=が枝を張っています。
写真④:庭園にある樹齢5百年の「千代の槇」
=「銀閣寺」で、8月19日午前11時撮影
境内の園路を上って小高い展望所に立つと、緑に包まれた「銀閣寺」境内が一望できます=写真⑤=
写真⑤:展望所から俯瞰した眺望
=「銀閣寺」で、8月19日午前10時55分撮影
京都市西京区にある臨済宗天竜寺派の寺・西芳寺(通称・苔寺)の庭園を手本に造営されたという庭園=写真⑥=は、緑の芝生のような苔が美しい。
写真⑥:観光客が展望所の下り石段を下りながら観賞できる苔庭
=「銀閣寺」で、8月19日午前10時55分撮影