とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2009佐久間・水窪スーパーマラニック

2009-06-21 21:43:29 | マラソン
昨年参加して楽しかったので、今年もすぐに参加表明していた「しんしんさん」主催の「第4回佐久間・水窪スーパーマラニック」に参加してきた。参加したとはいえ、ランナーではなく今回もスタッフとしての参加になった。先週17キロ走ったが、膝痛が完治には至っておらず今回も無理しないことに決め、みんなの顔を見るために会場に向かった。

コースは広大な浜松市の北にある北遠地域の佐久間町、水窪町を走る60数キロの道のりである。JR飯田線中部天竜駅をスタートして、北遠地域の最高峰の竜頭山(1352m)まで駆け上がり、山住神社から標高約1000m近くを水窪に下り、切開、横吹地域を経由して中部天竜駅に戻るけっこうハードな行程だ。

参加者は20数名。顔なじみのランナーも多く、スタッフとして参加することを気兼ねなく告げることができた。ただ、みんな絶好調の雰囲気で、ますます遅れをとってしまったなという感じがして、悔しい気分もあったがこれも仕方がない。今回はエイド担当の人が決まっていたので、カメラマンとしてみんなの勇姿を撮ることに決めた。中部天竜駅前でまず集合写真を撮る。

スタートは7時。いよいよ出発である。梅雨空のさなかで、空は雨模様である。幸い小雨で、カッパを着るほどでもなく全員元気に出発した。


その後を追って、まず8キロ先の竜頭山登山口に向かった。ここまでは平坦な舗装道路であったが、登山口から先は、本格的な登山道である。1時間ほどで続々とランナーが登山口にやってきた。まだまだ元気な様子である。

エイドで喉を潤してもらうと、次々に登山道に入っていった。登山口の標高は130mほどで頂上まではあと1200mもの高さを稼がなければならない。きれいに植林された杉林の間にある登山道は、巻き道は少なくほとんど直登である。車ではその後を付いていけないので、大回りして天竜スーパー林道から、竜頭山頂上近くの休憩所まで向かった。車でも1時間近くはかかる道のりである。

標高1000m以上ある天竜スーパー林道を走り竜頭山山頂近くまで行き、歩いて山頂に向かった。展望台に着いたが、周囲の山並みは今年もまったく見えなかった。

幸い先頭は来ておらず、山頂でランナーたちを待つことにした。未だかなり時間があるかと思っていたが、5分ほどで先頭ランナーが走ってきた。ほぼ1時間半ほどで登ってきたようだ。登山として登ると2時間半から3時間かかるコースであるが、すばらしい健脚である。山頂看板前で写真を一人一人とって、最後のランナーを撮り終えてから車を置いた場所に戻った。駐車場所でも何人かがエイドで休んでいた。

その後、スーパー林道上でも走っている様子をカメラに収めた。霧の中を走っている様子もなかなかいいものである。



山住神社のシカのモニュメントの前で集合写真を撮ると、後は水窪まで標高1000mほどを一気に下る。

途中には日本一美味しい水『山住峠の湧き水』があり、ペットボトルに詰めて行く人たちが後を絶たない。

その先には『布滝』という絹糸のような優雅な細い滝がかなり高い崖の上から流下している。

そんな景色を見ながらランナーたちは山を下ってきた。

水窪の町を抜け、しばらくすると「しんしんさん」が昔住んでいたという集落に向かう道に入る。ここが判りにくいので、ランナーの写真撮影と道案内を兼ねて全員が通過するまで待つことにした。道は細い山道を右に曲がるのだが、気付かず真っ直ぐ行ってしまいそうな場所だ。

この辺りは渓流もきれいな場所である。

さて、先頭が通過してから最終ランナーが通過するまで1時間半ほどかかった。ここからゴールまでは23キロほどだが、早いランナーだとこれから車で走ってもゴール時間に間に合わないかもしれなかった。急いで行こうと思ったが、山道なのでスピードもあまり出せない。ゴール地点に着いたときには、既に数人のランナーが到着していた。既に着替え終わった人もいたが、ゴール写真だけは撮っておこうと思い、全員の写真を撮らせてもらった。最終ランナーがゴールしたのは17時6分。参加者全員、無事に帰ってきた。後半、雨が止み晴れ間も少し見えたりして、蒸し暑く過酷な気象条件になったようだが、ゴールした時のみんなの顔がとてもいい顔だった。撮った写真を整理していたが、どれもこれも素敵な笑顔である。今回も自分の足で走ることができなかったが、走っている人たちの笑顔をたくさん見られたことはよかった。つぎは自分の笑顔の写真をたくさん撮ってもらいたいものである。