とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

御座山(おぐらさん:2112m)に登る

2009-06-07 22:49:34 | 山登り
今日は長野県の御座山(おぐらさん:2112m)という山に登ってきた。日本二百名山に認定されている山である。この一帯は「佐久の幽巒」といわれる秘境で、針葉樹林の千古の原生林で覆われている。山名は「神のおいでになる山」ということから、神の鎮座する所を指す御座に由来するといわれる。この山は、シャクナゲが咲き誇る初夏と秋の紅葉のころが最も美しい。位置としては、昔日航ジャンボ機が墜落した御巣鷹山の西隣にある山だ。

今回は、シャクナゲが美しい山と聞いていたので、まさにタイムリーなこの時を選んで出かけたのである。昨日から急激に天気が回復し、早朝からピーカンの天気であった。5,6台しか停められない登山口駐車場にギリギリの駐車スペースを見つけて駐車することができた。急坂を1時間ほど登ると、徐々にシャクナゲの花が咲き出しているのを見かけるようになっていった。あとは、山頂までずっとシャクナゲの花を見ながらの山行となった。




頂上は、南北に細長い岩稜となっており、両側はスパッと切れた谷となっている。岩から足を踏み外せば真っ逆さまに滑落してしまう、恐ろしい岩場だ。山頂からは360°の大展望で山が一杯見えていた。ただ、遠くの山なみには雲がかかっていて、はっきり確認できない山が多かった。早朝の時間帯には雲もかからず、ほとんどの山が見えたそうだが、残念ながら少し遅かったようだ。足元に気をつけて北のはずれまで行くと、山名の標識前で記念写真を撮って、昼食とした。

昼食をしたスペースの前にもシャクナゲや可憐なイワカガミの花が咲いていた。


自分たちは早い時間に頂上に着いたのだが、天気がいいためか、登山者が続々と上がってきて賑やかになってきたので、早めに下山を開始した。下山は元来た道を再び戻った。日が当り、気温が上がってきたせいか、帰り道で見たシャクナゲはさらに開花が進んでいたようだった。あとは、いつもの通り温泉に立ち寄って帰った。今回は、下山途中に滑って左ひざを岩にぶつけてしまった。おかげで、まだ左ひざが痛い。ランニングで痛めたのが右ひざなのだが、これで両膝が危うい状況だ。早く両膝が完全に直ってくれないことには、ランニングが再開できない。うーん!困ったことだ。