とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

村上春樹「1Q84」バカ売れとか

2009-06-11 19:06:51 | 読書
ノーベル文学賞の候補にも挙がったという噂のある村上春樹の最新作「1Q84」が発売から12日目でミリオンセラーを達成したという。読書離れが進んでいる最近としては空前の大ヒットのようである。また、作中で取り上げられた音楽のCDや過去の著作も売れ始めており、「1Q84」(いちきゅうはちよん)ブームは過熱する一方らしい。そんなことで、立ち読みしてみようかなと思い本屋に寄ってみた。ベストセラーの展示台には本の紹介の札が立っていたが、1冊も積まれてなかった。全てあっと言う間に売り切れていたらしい。

昔、SF小説を読み漁っていた頃、ジョージ・オーウェルの近未来小説「1984年」(早川書房)を読んだことがあった。あまり内容はよく覚えていないが、独裁体制下のソ連を連想させる全体主義国家によって分割統治された近未来世界の恐怖を描いていた話である。村上春樹の「1Q84」と関係があるかはよくわからないが、何故か「1984年」も売れ出しているという。日本人って、何かブームに乗りやすく流行ってると聞くと誰もが同じ事をしてしまう国民性があるようだ。新型インフルエンザがマスコミを賑わしていた時は、マスクが品薄になるほどみんな買いあさったのに、少し報道が沈静化したら、マスクしてる人はほとんど見かけなくなった。熱しやすく醒めやすい国民なんだなー、日本人は。

ところで、肝心の「1Q84」の内容だが、発売まで徹底的に明かされなかったようである。先入観を持って読んでほしくないという村上春樹氏の意思があったそうである。だから、内容をあえて知りたくもないし、知っていたとしても書くことは差し控えよう。噂では、なかなか面白いという話を聞いている。ただ、2冊で3780円という本を今すぐ買うのは躊躇する。ほとぼりが醒めてから図書館で借りて読めればいいかな。ただ、図書館で簡単に借りれるようになるのは数年先のことだろうが…。