とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

水中毒に注意

2010-08-21 22:45:27 | 呟き
今年の夏は、異常な暑さで熱中症で亡くなったり倒れたりする人がかなり多いようだ。そこで熱中症を予防するために、水分を充分取ることが盛んに奨励されている。最近のスポーツ界でも水分を取ることの重要性が盛んに叫ばれている。だが、そこには一つの落とし穴があることを忘れてはならない。

それは、水中毒という症状があることだ。熱中症予防の為に水分を取ることは重要なことだが、過剰に取りすぎてしまうと血液中の「ナトリウムイオン」の濃度低下によって次のような症状がでるそうだ。

・軽度の疲労感
・頭痛や嘔吐
・精神症状
・痙攣(けいれん)、昏睡(こんすい)
・呼吸困難

このような症状が出る場合は、水中毒を疑ってみる必要がある。普段から水分を多く取る傾向がある人が疲労を感じていたりするようであれば、水中毒を疑った方がいいかもしれない。水中毒が更に進むと、精神分裂病まで進んでしまうこともあるという。こんな人に水をさらに飲ませることは危険ですらある。

何事も、過剰というのは良くないのである。通常、食事で1日約1㍑の水分をとることができるという。それ以外の飲み水としては1~2㍑をこまめにとることで充分な量とされる。こまめにとは、コップ1杯程度(約150cc)を1~2時間ごとにとるのがいいようだ。スポーツをしたり、屋外で仕事・作業をしたりする場合は、かいた汗に匹敵する水分を加える必要がある。まず屋外に出たらコップ1杯の水分補給をする。喉の渇きに応じて飲めばいいが、たくさん汗をかいたときはナトリウムイオンを補給するため、適度の塩分を補うことが重要である。

まだ暑い日が続くが、水分の取り方にも注意して今年の夏を乗り切っていきたいものだ。