とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

荒川三山・赤石岳登山 その4

2010-08-19 22:04:20 | 山登り
この日は、椹島に下山するだけである。ほとんどの登山者は朝食を済ますと、そうそうに山小屋を出発して行った。我々は、少しのんびりしていたら、小屋番のお兄ちゃんが大サービスでコーヒーを出してくれた。これも前日話に花が咲いたせいか、ありがたいもてなしだった。小屋前で一緒に写真を撮って、いよいよ下山である。



(展望台から臨む大倉尾根と赤石小屋)


(赤石小屋の看板の文字は、写真家の白簱史朗氏が書いている)

小屋から椹島までは標高差1400mを一気に下る。時間にして約3時間。針葉樹林帯の急な下りが続き展望はほとんどない。この尾根沿いには花も少なく、時々見かけるのは、怪しいほどの色をしたキノコくらいだ。


やがて、鉄階段が見えてきた。先行組が下で手を振っていた。


鉄階段を下りると、登山道が終わる。きつい下りだったが無事下山できてホッとする。


椹島には、さらに5分ほど歩くと到着だ。この辺りには、オレンジ色の珍しい花が咲いている。「フシグロセンノウ」という花で昨年もこの辺りの林道で何度も見かけた。


そして、これが椹島にある「白簱史朗記念館」である。この先が登山の最終地点だ。


椹島で一休みしたのち、車で林道を走り畑薙ダムに向かう。畑薙ダムまでは、途中にいくつか吊橋がある。最初の吊橋の近くを通ると道路脇に大きなザックが置いてあった。人が見えず何でこんな所に置いてあるのかなーと思いながら先に進むと、吊橋が見えてきた。吊橋を見ると、なんと橋の真ん中で男性が気持ち良さそうに寝そべっているではないか。寝返り打って横にずれたら川に真っ逆さまに落下しそうな場所である。勇気があるというのか、危険知らずというか、半ば呆れながらも仲間に写真を撮ってもらった。ブログネタには絶好のシチュエーションだ。


畑薙大橋の吊橋でも、仲間の3人が楽しそうに渡っていた。


1時間ほどで、落石の危険がある林道が終わり、一般車両が通過できる舗装道路となる。そして、赤石温泉白樺荘で入浴して、無事帰る。今回は、新しい山友達が増え楽しい山行であった。