とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

塩見岳1日目

2009-07-21 19:31:31 | 山登り
17日の夜に浜松を出発して、国道257,153,152号を経由して登山口近くの大鹿村「塩の里」の駐車場に夜中に着いた。車内泊する場合は、トイレが近くにないと困るので、当初は高速道路のパーキングエリアを考えていた。しかし、登山口にはあまりにも遠いので大鹿村に問い合わせたところ、道の駅同様の施設が登山口近くにあるという情報を得て「塩の里」という施設の駐車場に決めたのだった。駐車場は結構広く、トイレも24時間利用ができて助かった。

5時に起床し、身支度を整え5キロほど先にある塩川登山口に向かった。本来なら、さらに2キロほど先にある塩川小屋まで車が入れるのだが、土砂崩れのため通行止めとなっており駐車場から先は歩くしかない。20数台ほど入れる駐車場は9割方満車となっておりギリギリセーフで車を止めることができた。

前日から雨模様となっていたので、雨具やザックカバー、スパッツ等雨対策をして出発せざるを得なかったので、準備が手間取りスタートは6時50分くらいになってしまった。

30分程歩くと塩川小屋があり、ここからが本当の登山口となる。入口で登山届けを提出して塩川の流れに沿った登山道を進んだ。岩がゴロゴロした河原を何度も渡り山腹の登山道に入る。前日からの雨で沢の水量が増し、1箇所通常のルートでは進めない箇所があったが数m迂回して先に進んだ。帰りも無事に沢を渡れるか少し心配だった。

この日は、塩川登山口(1330m)から三伏峠(2585m)までの標高差約1255mを登る行程である。尾根取付からは深い樹林帯の急登に苦しめながら進んだ。南アルプスらしい鬱蒼とした樹林の向こうの景色は、真っ白でまったくよく見えない。雨でカメラを出すのも億劫になり、途中で写真を撮ったのは、たまたま見つけたギンリョウソウだけだった。

傾斜が緩くなったところで鳥倉登山口からの登山口に合流する。現在鳥倉登山口は通行止めとなっており、塩川からしか入山できないのだ。ただ、8月からは開通するようであり、距離が短い鳥倉登山口が開通すると塩川から入山する人は激減するらしい。

合流地点から一頑張りするとこの日の宿泊場所である三伏峠小屋に着いた。

三伏峠小屋のある三伏峠は日本一高い峠である。周辺は樹林帯に囲まれ展望はない。

小屋の前には、最近できた水洗式のトイレもあり有料(200円)で使用できる。ただし、宿泊者は無料である。

小屋に着いたのは我々のパーティが一番だったらしく、2階のきれいな部屋に案内された。早いパーティほどいい場所にありつけるのはどこの山小屋も同じようだ。

天気が良ければ、1時間ほどで登れる烏帽子岳にも行きたかったのだが、雨では行く気も失せて、山小屋の中で夕食の時間までのんびり過ごした。消灯は午後7時半ぴったりで真っ暗となり、翌日の天気の回復を案じながら眠りについた。