とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

静岡県知事決まる

2009-07-06 19:14:26 | 政治
昨日は、静岡県知事選挙だった。静岡空港建設問題にからみ、石川前知事の辞職に伴って行われたものだ。この選挙は、近いうちに予想される衆議院議員選挙の前哨戦と位置づけられ、自民党と民主党が総力戦で臨んだ選挙でもあった。

開票結果は、僅差で民主党に加え社民党、国民新党が推薦した静岡文化芸術大前学長の川勝平太氏が自民、公明両党推薦の坂本氏らを破り初当選した。結果的には、与党自民党が、名古屋、さいたま、千葉の政令市長選3連敗に続く主要地方選の敗北で4連敗ということになったわけである。そして、今週末には東京都議選があり、こちらも民主党の優勢が伝えられている。

この結果は、国民が自民党政治に見切りをつけ、民主党に政権をとらせてみたらどうかと考えている人が多いということであろう。ここ数年の、首相の度重なる交代や定額給付金のばらまき、高速道路料金の異常値下げ、社会保険庁のでたらめさ、日本郵政の問題等、首を傾げざる政治が横行している。100年に一度といわれる大不況の中、やはり何か大きな変化がないと、未来に希望を持てない。こんな気持ちで多くの国民がその意思を表した結果だと思った。

ただ、民主党なら絶対大丈夫なのかどうかは、未だ未知数である。もとは同じ体質の自民党から分裂した議員の集まりであり、現代表や元代表の政治資金問題も表面化しており体制が磐石とはいえないようだ。ただ、2大政党が切磋琢磨していい方向に日本の政治問題を解決していく基盤が必要であり、今回の流れは日本にとっていいのではないだろうか。どんな政党でも、長すぎると奢りや強引な手法がまかり通るようになる。二つの政党が、互いにけん制しあいながらよりよい政治に持っていくような日本になって欲しいものだ。