南アルプス・千枚小屋が焼失

今朝の新聞を見て驚いた。南アルプス南部では重要な拠点となる千枚小屋が消失したという記事が載っていた。失火原因は未だよくわからないようであるが、山開きの準備のために6月28日に管理人たちが小屋に泊まり、翌日下山。その後30日に再び小屋に戻ったところ全焼していたのを確認して、消防署に届け出たというものだ。前日に管理人たちが泊まっていることから、火の不始末が原因ではないかという気もするが、たしかな事はわからないのでやたらな事はいえない。それにしてもショックなニュースだった。

なぜかといえば、今年の夏山縦走コースは、千枚岳、荒川岳、赤石岳を縦走する南アルプス南部のメインルートを計画していたからだ。当然、最初の山小屋は千枚小屋になるので、なくてはならない小屋が消失したということは、計画変更せざるをえない。再建計画は、これから練る事になるだろうし今シーズンは再建不可能であろう。このあたりの登山を計画している人たちも、計画練り直しになることだろう。

小屋はなくても、テント泊は可能だが長い縦走ルートをテント担いで登るのもつらいので、今回はあきらめて別の山を計画するしかない。来年にはきっと再建されていることを期待する。