気付きの科学 新世界版

ここで言う 「気づく」という意味は、空(くう)の状態から、在る状態に引き出す意識的行為・・すなわち創造のことです。

次元上昇

2022-12-11 06:32:22 | 意識の科学(実践編)

世界は、人間が観測するまでは存在していない・・

逆に言えば、人が観察するからこそ世界が現れている・・のである。

 

あなたにおいてもこれは真実であって、

あなたが観察・観測・知覚するから、あなたの世界が出現している。

あなたが観察・観測・知覚するまでは・・あなたの世界は存在せず、

あるいは、科学的な表現をすれば、

世界は潜在的で不定形の・・波動のままなのである。

潜在的で不定形の波動で満ちた状態・・これを空(くう)ともいう。

 

つまり、観察する主体、意識的気付きによって、

空(くう)から様々なものが具象化しているということだ。

 

観察によって、不定形の波動が粒子化(物質化)する・・のである。

物質を・・・観るのではなく、

観ることで具象化・物質化するのだ!

これを深く理解しなければならない。

有る物を観る・・のではなく、観ることで存在化するのだ!

日常のすべてがことごとくそれなのである。

 

・・・・

しかしながら、

ちょっとやそっとでは・・なかなか理解できない。

頭でわかっても、すぐに忘れてしまうかもしれない。

 

何しろ、長い間にわたって、

人間は肉体であり、我々の住まう世界認識も、

既に存在している確固たる世界を観ている・・とされていたからだ。

実にまことしやかに・・・。

・・・

しかしながら、真実は、

物質が先にあって、それが観察・観測されるのではなく、

観察によって物質化が行われるという事である。

 

したがって、観察主体・・真のわたし・・は、

物質的・時空的には、つまりこの次元世界には、

どこにも「存在」していないということになる。

あるいはどこでも存在しているとも言えよう。

 

そう、わたしとはまるで・・空(くう)なのである。

特定の何物でもないというのは、空っぽをイメージさせ、

そんなの自分かよ・・という想いによって誤解を受けてきた。

 

しかしながら、心の観察主体・・真我は、この次元世界のどこにも存在していない。

なぜならば、存在とは・・あるいは物質・具象とは、

そして、自分であると誤認識している肉体も含め、

あるいは、それが含まれる時間空間、つまり世界も、

観察された、物質化した・・対象・具象に過ぎないからだ。

 

真の観察者(真のわたし・真我)は、その具象化世界にはいない。

その世界の中の、特定の何かの物、誰かではないのは明らかだ。

これなど混乱するかもしれないが、

「わたしは、この世の中にあって、この世の者ではない」とイエスが言ったとされる言葉の意味も理解できるだろう。

宇宙スピリチュアル系で言うところの、

”イエスは地球人ではなく、宇宙から来た・・”という意味よりも、

さらに深い意味が推し量れるだろう。

・・・

鏡に映った自分の姿は、自分の投影であって決して自分ではない。

同じように、

観る者は、観られる物として投影されるが、

決して投影そのものではない。

映し出された像、物質として知覚された肉体の方を自分だと思い込むことは転倒妄想である。

そう、

今までの、主客転倒した妄想世界を・・今ひっくりかえすのだ!

主は外にはあらず、絶対的に・・内にあり!である。

外の世界を、他者を改革しいじくり回すのは愚の骨頂である。

それは鏡に映った鏡像がゆがんでいるからといって、

鏡をがりがりかきむしる様なものである。

 

 

時間空間という世界を創造、投影する光、根源からの出向者(魂・意識)であるそれぞれのわたしたちは、

どのような境遇にあろうと、

自分という世界の観察主体(魂・意識)を通して、

自分の知覚する世界を創り上げていることを理解することだ。

 

まず、そこに戻ることである。

どんな人が何と言おうとだ。

あなたが創造主の片割れ、神の子であると知ること以外に、

 

どんなこの世的名誉やご褒美、贅沢を期待するのか?

 

これを「真に」理解すると、どうなるか・・・、

主人公は物質世界、外界、あるいは不特定他者でなく、

観察する主体・・意識・わたしへと反転する

 

そう、この物質主体の次元世界から抜け出すのだ!

ここに居ながらにして、この世界から「次元上昇」するのである。

 

抜け出してどうなるのか?・・・・と、そんな心配など無用である。

何がどう逆立ちしようと、なにがどうなろうと、

たとえこの世界が終わりの時を告げようとも・・・、

それぞれ、わたしは・・

その時空間・世界を創造する主体・魂・意識なのである。

 

本日も拙い記事をご覧いただきまして、誠に有難うございました。

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