気付きの科学 新世界版

ここで言う 「気づく」という意味は、空(くう)の状態から、在る状態に引き出す意識的行為・・すなわち創造のことです。

生と死を超えて

2021-11-02 07:01:33 | 語り部の章

わたしとは何か?に関すること、

生きていること、死ぬとはどういうことか・・、

私たちは、それら肝心なことを随分と避けて来たのではないだろうか。

 

多くの人は、多分何もそんなことを重要視せず、問題視せず、

ただ目先の人生の流れだけに追従すること、

とりあえず、いかに他者より有利にあることが出来るか、

とりあえず、死ぬまで生きながらえることばかりを考えてきたのだろうか。

 

なぜ今・・今・・生きて在るのか?

実際、死んだらどうなるのか?

それは一体どういうことなのか?

そもそも、その主体として在る・・わたしとは‥何か?

 

何も考えず、調べず、努力もせず、

大勢の走り回る姿を追いかけ回して、

何とか良くなろうとしながら、いつか人生を消費することに、

いつから明け暮れていたのだろうか?

 

そして、今・・・、

自分の・・この「生と死」の意味を理解する必要性に迫られている。

身近なことを片付ける必要性だけ強調しつつ、

時間を先延ばししながら、

出来れば安楽さの中に眠ってしまいたい想いの癖は、

今まで何生も演じてきた人生の焼きまわし、繰り返しに繋がるだろう。

 

きっと誰かが、きっと神様が、

私を・・よりよい人生に送り出してくれるだろうという”外側信仰”は、

それそのものが、被支配、奴隷根性の表明であって、

他者依存を示しているのだ。

 

気付かず知らず、いつか生まれてきて、

大勢の人の流れに沿い、喜怒哀楽取り混ぜで、とりあえず生き永らえ、

結局は死を恐れつつ、生を生き切るまでもなく死んでゆくような、

短い時間空間での単発の肉体人生、

連続した意味深い生の記憶を持たない1回ぽっきりの人生は、

 

リンゴを食べて、1時間後にはそれを忘れてしまうようなものである。

忘れて、また繰り返す・・それってどうよ?・・・

 

偶然に世界に出現し、その自分に関して意味不明なまま死んでゆく、

そんな輪廻・転生の中、あちらこちらのたらい回しのマトリクス人生は、

米つきバッタのように、執拗に繰り返すほど、面白いわけもないのである。

・・・

 

人が今、どこかで、その意味を深く感じながら、

世界がどうこうとは関係なく、

今自分は ”幸せだ” という実感があるならば、

その人は3次元的時空間での生と死の概念を超えている。

 

もちろん、「幸せだ」・・という想念・実感の波動的中身にもよるが、

その・・幸福が・・どうして単発で、すぐに忘れることが出来ようか?

内面から感じる幸福感、至福・・・、

それは至高の実在から・・そこはかとなく伝わってきた波動なのだから。

 

前世もなにも憶えていない、来世がどうかも考えられない、

そんな過酷な世界においては、

毎回毎回忘れることが幸福だと・・いう自己忌避のへ理屈であり、

いわゆる地獄の世界で役にたつ嘘の方便でしかない。

 

しかしながら、すでに時は来ている。

3次元的マトリクス世界が終わり、あるいは次元認識の理解が拡大すれば、

単発の人生、偶然生まれていつか死んでいって、

それで終わりという・・今まで常識とされていた、

1回ポッキリ人生も終わりとなる。

 

例えれば、単発の1コマ漫画だけが漫画ではなく、

連続したコマ送りによる、壮大な魂の記憶物語でつづられるアニメ映画もあるように・・・だ。

 

いままでメジャーなところからは一切情報が無かっただろうが、

実際にはあなたには膨大な、幾多の人生の記憶があるのだ。

そうでなければ、生誕してたった2-3年で意識が自己に気付くはずがない。

 

真我の意識・魂は時間・空間を超えている。

 

生と死は・・一体誰が経験しているのか?

それぞれ・・わたし(真我・意識)・・・自身である。

経験することを知るのは・・誰か?

それぞれ・・わたし(真我・意識)・・である。

 

知るということは・・記憶していると同義である。

しかしながら、それを忘れる・・ということは、

その記憶から意識がそれる・・という意味であって、

つまり、記憶自体がなくなることは無いということだ。

 

それに意識してアクセスしないならば、どうして記憶が再現されよう。

とにかく、誰かが何かを勝手にやってくれる・・ことはない。

だから・・人生は貴重なのだ・・・、

絶対的な主人・主人公は、それぞれ・・真のわたしなのである!

 

 

空(くう)に巻き起こった根源からの波動は、拡大しつつ、

同じく様々な波紋の織り成す世界を創り上げる。

それぞれの波紋の中心は、

等しく・・無限次元を含む空(くう)の中心である。

 

 

本日も拙い記事をご覧いただきまして、誠に有難うございました。