水面に上から落ちた一点のトリガーにより、波紋が全方向に波動として伝搬する。
広がってゆく過程で、自然と波動の輪が拡大してゆくだろう。
同じように、
それぞれの魂・意識は宇宙意識(全体・全方位)に向かって進化してゆく。
これは全く・・自然なことなのだ。
あなたやわたしたちである、個々の魂・意識は
進化、拡大の途上にあると言われるが、
自然・・法則にしたがった当たり前の方向にあるということだ。
個別である・・魂・意識は・・宇宙意識(神・根源)そのものではあるが、
あえてその宇宙意識の中で自らを成長させて、子供が大人になる喜びを味わうがごとく、
再び宇宙意識に・・・成る・融合するような働きをするのだ。
あなたが人の親であれば、愛深き親心は知っているはずである。
ある意味で、・・
この世界が何を言おうと、どうあろうと、
あなたが・・今存在している・・ことは、
宇宙的で普遍的な愛で保障されているのである。
それぞれの魂・意識は宇宙意識(全体・全方位)に向かって進化してゆく。
これは全く・・自然なことなのだ。
それを魂、意識の進化という。
意識的存在・・すべてが進んでいる道・・のことだ。
しかしながらこの地球へ出現したの多くの魂たちは、
この世界の閉鎖性や無知によって、あるいは波動の粗さによってそれを忘れてしまう。
誰でも生まれてからこの世界の色に染まるのである。
そうではなかったか?
わたしは誰?・・ここはどこ?・・でも取りあえず生きなければ・・。
誰も皆、何も見えない無明の中での、手探りの生き方ではなかったか?
しかしながら、今は光が差し、様々なことが見え始めてきただろう。
無明が光明に変化し始めただろうか。
自己自身にはっきりと気づき始めて来ただろうか。
世界や世間や、外の世界、外の人々ではなく・・、
時空間のスクリーンに投影される姿像のほうではなく、
それを観ている・・・意識・魂・・、光源のほう・・
わたしとは何か?・・・問いかけ始めただろうか?
I AM THAT I AM.
わたしは・・わたしである・・ところのものだ。
自らが自らによって定立できる・・自己創造原理・・そのもの。
わたしは・・あれであり、これであり・・、
しかしながら、あれでもない、これでもない・・者である。
魂・意識は・・自らが”何か”に成りきることで、その”何か”を体験をする。
自己を投入して・・人間という肉体を持った意識体として存在することが出来るということだ。
意識を焦点化して、様々な「物語」に自らを意識投入するのだ。
宇宙意識が・・無数の個別の意識に焦点化することで、
・・無数の意識のダイナミックな生命顕現形、生物・人間が存在するのだ。
全ては・・意識である・・あれにもこれにも成っている意識、
すなわち、存在宇宙には、
さまざまな生命のカテゴリーや進化の度合いの違う生命系が存在するのである。
この銀河系の中だけでも、2000憶以上の星がある。星は恒星・惑星・衛星と言われているが、それは個々の壮大な意識の波動集合系であり、その中には様々な時空物語がある。この地球だけ・・という常識?そのものが激しい「無明」を表している。
魂は・・意識を焦点化して、様々な「物語」に自らを投入する。
「物語」とは、無限の宇宙の中の具象化世界ストーリー、
具体的に言えば恒星、惑星という波動の集合世界、またその中の地域・国家・社会のこと、歴史という流れの中にある人間社会でもある。
あなたが今この惑星地球に・・存在している・・のは、
偶然でもなんでもなく、魂・意識(根源から派生した意識)が、
この世界へ自己投入・いわばダイビングしたからである。
宇宙の中の、太陽系の中の・・地球という惑星の中の物語の中へ。
そして、
何かに成りきる体験の数々が・・魂の成長・意識の拡大につながるのである。
次第に拡大し、波動が広く、高く、緻密で微細になることで、
より自由で自在で、自他一体への拡大した領域へと移行してゆく。
様々な体験・経験をしつつ、あらゆる知覚を味わいつつ、
子供から大人へ成長することを自覚し楽しむのが・・
様々な形、生態、生き物、人、神の子、神々たちである。
すべてはひとつの、
大いなる意識・意図の・・無数の表れに他ならない。