気付きの科学 新世界版

ここで言う 「気づく」という意味は、空(くう)の状態から、在る状態に引き出す意識的行為・・すなわち創造のことです。

悟りの道標(7)アルファとオメガ

2016-06-12 06:42:56 | 人間とは何か
目に見える地上や宇宙のあらゆる全てのものが「原子」で造られているというのは、否定しがたい科学的認識である。

あなたの身体も、細胞、分子、原子、素粒子、クオークで造られていることは誰でも知っている。

細胞の数は50兆前後、分子、原子を数えたら、その途方もない数に意味を失い、

回転・振動運動する、神出鬼没な微細なエネルギー、クオークの数など数えても意味がないほど膨大になる。

肉体を造っているエネルギーも、宇宙の星の数と同じように、まさしく無限に展開しているのだ。

身長1.7m等という有限の容(かたち)の中に、数量など意味をなさない程の無限とも思える数の微細なエネルギーが存在している。

いや、身体そのものは、クオーク等と呼ばれる振動・運動エネルギーの集合体と言って良い。

単なる肉体、体重何kg、身長何cmのそれという認識は、めちゃくちゃ皮相に過ぎるのである。

あなたの目に見える身体は・・振動エネルギー集合体・・なのだ。
・・・
また原子核構造から言って、原子核(陽子・中性子)と電子の間は、その体積比率で言えば相当数に離れており、その間は全くの空(間)で占められている。

概略だが、仮に原子核の大きさが1立法mであれば、更に微小な電子はどこに有るかと言えば、

すぐそばなどではなく、なんと100km先で回っていることになる。

原子核が1立法m、電子の位置が100km先、それが1つの原子構造になるわけで、

その原子の中の、陽子、中性子、電子の占有率は、(100km先)×3乗になる。

つまり、原子核、電子というエネルギーの言わば塊としての占有率は、

10の15乗分の1という途方もないスカスカ空間となるのだ。

だから、身体の物的比率は、0.0000・・(15個並ぶ)・・0001でしかないことになる。

あなたの身体も、ほとんど空っぽなのである。
・・・

だから、「私とは何か?」という問いの1つの解答は、

<わたしは空(くう)だ>と言えるわけだ。


いや正確に言えば、わたしは空(くう)であり、

またそこに存在する微細で複合的なエネルギー集合体である。

また、その複合的なエネルギー体は、多次元構造波動体と言えよう。

肉体があるという事は、波動として更に無限小、あるいは位相の異なる、

様々な波動を含んでいることでを示すわけで、

それはエネルギーの多次元周波数域を蔵していることを示している。

したがって、人間は自分が肉体だ、肉体だというが、

それらを含む多次元振動体・・いわゆる「霊体」であることを意味しているのである。

人は皆・・・魂、霊だというのはそれである。

エネルギーは保存される、エネルギーは不滅だというも科学的認識であり、

人間を構成している、あなたという意識体も、その表層は様々に異なることになるが

「多次元的本質」は、全く保存され、滅することはない。

波動は全体に行き渡るまで、消滅することはない。

そういうことだ。




あなたは、肉体だ、男だ、女だ、年齢は何歳だ、経歴は何々だ・・という自己説明は、

まったくもって、枝葉も枝葉の説明でしかないのである。


本質的なところは、あなたは空(くう)であり、

またそこに在る微細なエネルギー体であるということになる。

これはまるで、宇宙の全てがホログラムだという話にもなるだろう。わーお!


我々の等身大の世界では、様々な物が固い物質で出来ており、あれが重い、これが固い、等と言っているわけだが、

それはエネルギーの同調・反発によっているわけで、宇宙自体がスカスカのホログラム的なものであることに変わりはない。


微細であっても、エネルギー微粒子なるものが激しく回転・振動しているならば、

他を弾き飛ばしてしまうことになるのは、

扇風機に手を突っ込んでけがをしたり、

回転するベーゴマ同士がぶつかり合って激しく反発するのと同じことなのである。


物質の固さは、クオーク、原子、分子のエネルギー振動によって起きているように見えるだけで、

実際の物質自体は、局在化したエネルギー運動体であり、またなんとそれは99,9999・・9%が空(くう)なのだということだ。

そうして、その空(くう)にわずかに在るところの、

運動エネルギー体が、意識と意図なのだ。


意識と意図?・・・それが「初めに言葉ありき・・」であり、

いわゆる神、根源、元のもと、始めと終わり、アルファとオメガ、

その原初に発せられた言葉・波動・・である。

それは存在であり、エネルギーであり、情報であり、

また意識と意図とも言えるのだ。


創造のはじめ、それは、いつ発せられたのだろうか?

何千億年前か?

・・
今だ!・・・常に今しかない!

発せられたのではなく、発している・・のである。

創造のスタートは・・今・・であり終わりも・・今・・!

アルファとオメガは今ここ・・に在る!

現象世界、幻想世界、様々な物が変化するのは、

今、ここに始めと終わりが・・・「在る」・・からである。

あなたは今、生きている・・経験していることは、

あなたは・・・即ち、創造のアルファでありオメガであるということだ。

あなたが、今、在る・・・ことから全てが映しだされている。