気付きの科学 新世界版

ここで言う 「気づく」という意味は、空(くう)の状態から、在る状態に引き出す意識的行為・・すなわち創造のことです。

悟りの道標(9) 空(くう)の実感

2016-06-20 05:44:43 | 人間とは何か
空(くう)というものを真に理解すれば、時間・空間というものも幻想だとわかる。

宇宙という広大無辺の時間空間、その無限のその先は見ることが出来ない。

その広大無辺な宇宙の中に、星があり、銀河があり、さらに超銀河があり、さらに超銀河団がある。

実に膨大な量の物質・エネルギーの存在と変化が行われている。

気が遠くなるような大きな、大きな宇宙であるが、

しかしながら、そのほとんどは「空(くう)」である。

我々の身体が、原子で構成されていて、その原子の空間密度は99.99・・99%真空なのであるように、

如何に大きな星であろうが、星の集まりであろうが、星間プラズマやダークマターで満ちていようが、

その間のほとんど全ては・・・空(くう)なのである。



・・・
そしてその空(くう)は、どこでも単に空(くう)であり、場所や時間といった時空要素を超えているのである。

空(くう)は空(くう)で在るとしか言えない、空(くう)。

そう、空(くう)は全ての存在の母体なのである。

存在を存在として在らしめるための、非存在とでも言おうか、

非存在であるがゆえに、全ての存在を、その中に在らしめることが出来る、それ。

どんな性質もなく、どんな属性もなく、どんな時間・空間でもない、それ、


『すべてはひとつ』とは、それである。


誰が、何を考えようが、何を創りだそうが、空(くう)によって、

今現に、・・・あらゆるものが・・ひとつである・・ことがわかるのだ。


そして、あなたもわたしも、また空(くう)であり、

地球も月も、火星も、太陽系も、銀河も、銀河団も、また空(くう)であり、

微小なエネルギーが渦巻き、回転、連動、反発、共振しつつ、

多重の振動帯域で造られる、見える宇宙も見えない宇宙をも創りだしている。

・・・
その壮大な多次元宇宙であっても、

またたった一つの花であっても、

小さな動物であっても、小石であっても、

あなたやわたし達であっても、

99.999・・99が、空(くう)であることに変わりはない。

『すべてはひとつ』とは、それである。


誰が、何を考えようが、何を創りだそうが、空(くう)によって、

今現に、・・・あらゆるものが・・ひとつである・・ことがわかる。

釈迦の言葉と言われる、「山川草木、国土悉皆成仏」

全てはそれ、神、仏、意識、無条件の愛、慈悲、命、わたし・・・


現に実際、あなたも99.99・・・99%の空(くう)と、

そこに生じつつ変化する意識と意図、それ以外の何ものでもない。

意識と意図、想いやこころも全てはひとつの中に生じるもの、

個別や別個ではあり得ない。

わたしの想い、神の想い、あなたの想い、・・それらも別箇、単独ではなく、

全てはひとつの中の・・無数の色彩のようなもの。

毎日、毎瞬、人にある体感、知覚、思考、感情もその顕れである。


それぞれの私個人は別箇のように見えているが、

たったひとつの、無限の空(くう)の中の、意識と意図のその表現型なのである。

もとはひとつ、・・。


空(くう)は消滅も生成もしないがゆえに、

永遠不滅であり、完全であり、充足の極みであり、無限の愛である。

その中の1小部分と言えども、

そこにすべてが含まれてあるという意味は明確だろうか。


人は皆、本来、それである。

あなたもまた、それに気づけるまでに進化してきた雄々しき魂である。




本日も拙い記事をご覧いただきまして、誠に有難うございました。