『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

「王位」三連覇!!/最年少・最短10期!!

2022-09-07 06:21:30 | 藤井 聡太

ソーちゃんが
「王位戦」第五局を勝ち、
三連覇で「防衛」を果たした。

デヴュー当時は、
完膚なきまで叩かれて
負け続けていた絶対王者の
トヨピーに対して、
4連勝での勝利だった。

トヨピーは
この数年前には、
「長くやるつもりはなかったが、
彼がいるので、十年後の彼と
闘ってみたい・・・」
と語っていた。

それが、
十年後どころか、
コロナ禍に突入した頃、
のきなみ棋戦が中止となり、
その間に、自分の負けた棋戦を
徹底的に見つめ直したソーちゃんは、
更なる進化を遂げ、
「最強」棋士へとメタモルフォーゼした。

それまで、
棋界トップのトヨピーと渡辺名人から
次々とタイトルを奪取し、
あっという間に「五冠」を制覇した。

そして、昨日の勝利で、
またまた「最年少・最短タイトル10期」
という記録を作り上げた。

当人は「記録」には
まったく興味関心を示さず、
常に、目の前の一局に
「盤上没我」を貫くだけ・・・
と謙虚さを失わない。

まさに、
「将棋の求道者」の姿そのものである。

石田九段の言を借りれば、
「将棋に勝つために生まれてきた」
「棋神の申し子」
である。

*

きのうの棋戦でも、
優勢を保ちながらも
AIの候補手にない手を指して
一時、評価値を下げ、
ソータファンをハラハラさせた。

それでも、
すぐさま別構想で
評価値を元にもどし、
ホッとさせる場面があった。

最終盤では、
見事な指しまわしで、
「11手詰め」への場面に
持ち込んで、瞬時にそれを
見切っていった。

さすがのトヨピーも
「詰将棋の天才」の
飛車切りをもって
読み切られたことを悟り、
彼への信用で
肩を落として、早々と投了した。

*

来月からは、
広瀬八段との
「竜王」戦が始まる。

過去、挑戦者決定戦で
負けたこともあり、
その借りを返す
格好のチャンスでもある。

今や「絶対王者」となった
ソーちゃんから
ベスト・オブ・7ゲームスマッチで
4勝するのは、棋界には
一人として見当たらないというのが
実情であろう。

ファンの関心は、
今や、今年度内に
順位戦のトップに立ち、
「名人」戦への挑戦権が
得られるか・・・
というのと、残り二冠の
「王座」「棋王」の
タイトル奪取ができるか・・・
という栄光の「八冠」制覇への
成否である。


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